子供乗せ自転車おすすめ12選｜子供乗せ電動自転車や安い電動なしも！

小さなお子さん連れでも機動力を確保するために重要な「子供乗せ自転車」。車を所持していない場合や使えない時、またちょっとした近所へのお出かけや幼稚園・保育園の送迎と、生活の中でなくてはならない人も多いですよね。

そんな子供乗せ自転車を探していると、「電動」「非電動」の2種類があり、価格差も大きいためどちらがいいか悩んでしまいます。また、お子さんを乗せるため、大人のみの場合とはまた違った「安全面の問題」もしっかりと考えなければなりません。

そこで、今回は子供乗せ自転車の選び方とおすすめの機種12選を紹介します。ぜひ参考にしてください。

子供乗せ自転車には、電動タイプと非電動タイプがあります。しかし、どのような違いがあるか、初めてではわからないですよね。そこで、ここでは子供乗せ自転車の「電動タイプ」「非電動タイプ」の違いをじっくり比較します。

子供乗せ自転車を選ぶ際、予算があるのなら「電動タイプの子供乗せ自転車」をおすすめします。子供乗せ自転車は、荷重が大人＋子供と通常の自転車に比べて重く、漕ぎ出してスピードに乗るまでが大変です。電気のアシストがあれば、その苦労を感じず楽々漕ぎ進んでいけますよ。

価格は最安でも10万円〜と一見高額なものの、子供乗せ自転車は購入したらほぼ毎日使用する方が多いです。1歳〜6歳までの5年間車代わりに使用すると思えば、決して高い買い物ではありません。

予算をかけたくない場合は、非電動タイプの子供乗せ自転車がおすすめです。電動なしの子供乗せ自転車は、電動タイプの子供乗せ自転車のように電気のアシストがないものの、その分価格が安いのが魅力で、電動タイプの半額程度(5万円)で手に入ります。

ただし、電動アシストがないということは、漕ぎ出してスピードに乗るまで上手くバランスを取らねばならず、上手く乗りこなすにはある程度慣れが必要になります。

子供乗せ自転車はとても便利ですが、子供を乗せられるのは1歳からという決まりがあります。1歳未満のお子様は、まだ首や腰がすわっていない不安定な体の場合が多く、そのような状態で自転車に乗せると最悪の場合、大きな事故につながってしまいます。そのため、子供乗せ自転車に子供を乗せる際は1歳からという決まりを守りましょう。

従来は自転車に3人乗り(親+子供2人)をすることは法律上禁止されていました。しかし、2009年の道路交通法改正により、安全基準を満たしている自転車のみ可能となりました。安全基準を満たしている自転車は「幼児2人同乗基準適合車」と呼ばれ、自転車のフレーム部分に「BAAマーク」あるいは「幼児2人同乗基準適合車」のマークが付いています。

その上で子供を二人同時に乗せるならフロントシートに余裕が必要です。リアシートは大きめの作りでゆとりがあるものが多いですが、フロントシートは小さくゆとりがないものが多いです。フロントシートが小さいと4歳と5歳の発育のいい兄弟の場合、フロントシートに乗せられなくなってしまいます。

そのため、二人同時にお子様を乗せることを考えている方はフロントシートに余裕がある子供乗せ自転車を選びましょう。

子供乗せ自転車をどこで購入すればいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。できるだけ安い子供乗せ自転車が欲しい方や大手自転車ショップで子供乗せ自転車を購入したいと考えている方などさまざまだと思います。

そこで、ここでは自転車をどこで購入すればいいか紹介します。

大手自転車ショップではさまざまなブランドの子供乗せ自転車を扱っています。全国に店舗があるサイクルベースあさひやイオンバイクといった大手自転車ショップなら、店員さんに質問をすれば、自分に合っている子供乗せ自転車を紹介してくれます。

サイクルベースあさひは全国に500店舗以上あり、アフターフォローや商品の信頼度がとても優れています。また、インターネットでの購入をすることも可能です。

イオンバイクは全国のイオンなどで展開している店舗なので、イオンモールに買い物に行く際に寄れるのが便利なところ。特に子供乗せ自転車が必要になる時期は、子連れで外出するのも一苦労なので、お家から近い場所を選ぶのも一つの手ですよ。

また、少しでも価格を押さえたい場合アウトレットや中古品を狙うのもおすすめ。ネット通販で大手メーカーの型落ち品や在庫処分などをしているタイミングがあります。そのタイミングを狙うことで料金を安く抑えられます。

また、中古品も狙い目です。電動タイプの子供乗せ自転車はバッテリー(寿命5年程度)交換で長く乗れるものが多く、予算を抑えられます。状態のいいものが見つかったら、バッテリーが手に入るかも合わせてチェックしてください。

失敗しない子供乗せ自転車の1つ目の選び方は、子供乗せ自転車をチャイルドシートの位置で決める方法です。チャイルドシートはフロントとリアの2種類の位置に設置できるので詳しく解説していきます。

子供乗せ自転車のフロントのチャイルドシートの対象の目安は1~4歳未満の身長100cm以下、体重15kg以下です。また、フロントのチャイルドシートには、ハンドルと一体型のチャイルドシートとハンドルに吊り下げるタイプのチャイルドシートがあります。

ハンドルと一体型のチャイルドシートは、自転車の走行中の安定感が良く、ペダルを漕いだときにチャイルドシートが膝に当たらないことが魅力的です。そのため、ハンドルと一体型のチャイルドシートは、快適性を重視する方におすすめです。

ハンドルに吊り下げるタイプのチャイルドシートは、お持ちの子供乗せ自転車にフロントのチャイルドシートを後付けしたい場合におすすめです。しかし、ハンドルに吊り下げるタイプのチャイルドシートは慣れるまで自転車の走行が難しいので注意が必要です。

子供乗せ自転車のリアのチャイルドシートの対象の目安は年齢1~6歳未満の身長115cm以下、体重22kg以下です。このようにリアの後付けチャイルドシートは、対象の目安が幅広いのでお子様を幼稚園や保育園を卒園するまで送迎することができるため、長期的に子供乗せ自転車を利用したい方におすすめです。

また、フロントのチャイルドシートのようにペダルを漕ぐ際に膝が当たったり、ハンドル操作が難しくなることがないのもリアのチャイルドシートの特徴です。

子供乗せ自転車は、安全性をクリアした商品でなければなりません。チェック方法としては、自転車のフレームに「BAAマーク」、「SGマーク」、「JISマーク」があるか確認しましょう。このマークは自転車の製造時に張られるマークで、安全性が高いことを表しています。

また、お子様を同時に二人以上乗せる場合は「BAAマーク」あるいは「幼児2人同乗基準適合車」のマークが付いているか確認しましょう。マークがなければお子様を同時に二人以上は乗せられないので注意が必要です。

子供乗せ自転車の車輪のサイズは、いわゆる「ママチャリ」に比べて小さく設定されており、主流は20インチ~24インチと小さめです。漕ぐ回数は増えるものの、小さい車輪のほうが自転車の重心が低くなり走行中に安定します。

また、足が長く背が高い男性だと乗りにくくて疲れるのでは？と思えますが、実際はお子さんを抱っこして乗せ下ろししやすい高さのため、パパさんでもこのサイズを使用している場合が多いです。もっとも、どうしても乗りにくい場合は26インチもありますが、より安全面に気をつけねばなりません。

電動タイプの子供乗せ自転車の場合、バッテリーの連続使用時間や充電時間もチェックしましょう。機種によってバッテリーの連続使用時間や充電時間が異なるため、購入後後悔しないためにもバッテリーのスペックをしっかりと確認してから購入しましょう。

バッテリーの連続使用時間が短かったり、充電時間が長い子供乗せ自転車はあまりおすすめできません。

子供乗せ自転車は、子供を抱きかかえて乗せたり降ろしたりをすることが多いです。その際にスタンドが安定していないと自転車が倒れてしまい、重大な事故につながる可能性もあります。そのため、子供乗せ自転車は安全性の高いしっかりとしたスタンドの自転車を選ぶようにしましょう。

子供乗せ自転車には基本的にはハンドルロック機能が付いていますが、メーカーによってハンドルロックの仕方が変わっています。たとえば、パナソニックとヤマハの子供乗せ自転車はスタンドを立てるとハンドルロックがかかり、ブリヂストンの子供乗せ自転車は手元のレバーでハンドルロックをかけます。

このように、メーカーによってハンドルロックのかけ方はさまざまなので自分に合ったメーカーの子供乗せ自転車を選びましょう。

シートを選ぶ際にはヘッドレスト付きのものを選ぶことをおすすめします。ヘッドレスト付きのシートなら、自転車が段差などで揺れた際にお子様の頭への衝撃を抑えて守ってくれます。子供乗せ自転車を選ぶ際にはヘッドレスト付きのシートを選ぶことで、お子様への安全性が高くなります。

子供乗せ自転車で毎日お子様を幼稚園や保育園などに送迎するので、ほかのママさんやパパさんの目に入ります。そのため、自分が気に入るデザインを選んだ方が、子供乗せ自転車への満足度が上がります。

パナソニックはGyutto（ギュット）シリーズで電動タイプの子供乗せ自転車を展開しています。エントリーモデルでも、メーカー販売希望価格は159,800円と高額なものの、自転車から降りてスタンドを固定すると同時にハンドルも固定される「スタピタ2S」や、エコナビつきの液晶といった機能が満載です。

また、一番強くアシストする「パワーモード」でも走行可能距離が50kmは確保されているところも魅力的。電動自転車といえばパナソニック、という人もいるほどの大人気で、使いやすいモデルをお探しの方におすすめです。

ヤマハの電動自転車はPASシリーズで展開され、アシストが強力なことで有名です。またバイクメーカーらしく全体的に剛健な作りにレトロな色合いの塗装で、デザインも人気があります。充電時間は4時間程度と短く、こちらも強モードで52~53km程度走行距離が確保されています。

また、フロントにお子さんを乗せる場合は、足まで包み込む「まゆがた」の座椅子も魅力。前に載せるとお子さんの足がふらふらしそうで怖い…という人におすすめです。

ブリヂストンはタイヤメーカーらしく自転車も元々多くのラインナップを発売しており、子供乗せ自転車も人気があります。フレームの形がクロスバイクを連想させるようなおしゃれでスポーティな形をしており、高級感があります。

また、ブリヂストンといえば女性でも跨ぎやすい「U型フレーム」。背の低い女性の場合、どうしても自転車を跨ぐ時に足が引っかかりがちですが、ブリヂストンはフレームの形が配慮されており乗りやすいですよ。

子供乗せ自転車はとても便利な機能が付いていて安全性が高く作られていますが、子供乗せ自転車の事故が多発していることを消費者庁も注意喚起しています。特に子供乗せ自転車を止めてママさんと話している際に目を離したときに子供乗せ自転車が倒れお子様がけがをしてしまったり、シートベルトの締め忘れによる事故などがさまざまです。

また、フロントのチャイルドシートの事故はリアのチャイルドシート事故よりも6倍多いので、子供乗せ自転車を利用しているときは絶対にお子様から目を離さないようにしましょう。

今回はおすすめの子供乗せ自転車を紹介しました。電動タイプや非電動タイプ、メーカーなどによってデザインや特徴などが違うので自分に合った子供乗せ自転車を選んで毎日のお子様の送迎を安全に楽しく行ってみてください。