サボテンおすすめ15選｜種類は？初心者でも育てやすいサボテン【屋外・室内】

おうち時間が増えたため、植物を育てたいと考えている方も多いです。しかし、植物は定期的な水やりが必要で、お世話に手間がかかります。こまめにお世話ができる自信がない方におすすめなのがサボテンです。

サボテンの水やりは1ヶ月に数回です。手間がかからないため、初心者の方でも簡単に育てられます。ミニサボテンはインテリアとしてもおしゃれで、品種によっては花も楽しめます。しかし、サボテンにはとてもたくさんの種類があり、どの種類を選べばいいか悩んでいる方も多いです。

本記事では、サボテンの選び方のポイントを見ていきます。室内向けや屋外向けなどサボテンの種類を知ると選びやすいです。また、おすすめのサボテン15選をご紹介し、初心者が育てやすいサボテンもピックアップしています。「サボテンはどこで買う？」といった疑問にも答えていますのでぜひ参考にしてください。

サボテンにはたくさん魅力があります。主なものをご紹介します。

• 比較的育てやすい

サボテンは乾燥・少雨の場所に生息しているため、水やりは月に1・2回で十分です。世話に手間がかからず、植物を育てた経験がない方でも比較的簡単に育てられます。

• 種類が豊富でインテリアとしても楽しめる

サボテンは種類が豊富です。着色されているサボテンもあり、お部屋のインテリアに合った見た目の種類を選べます。

• 手ごろな価格で手に入る

サボテンは一部の希少種を除けば、どれも手ごろな価格で購入できます。品種やサイズによっては100均でも購入できます。

【小型種の代表的なサボテン】

• 明日香姫
• 緋牡丹
• 月影丸
• マミラリア

小型種は、手のひらに乗るくらいのサイズで机の上や棚など狭い場所に置きやすく、見た目もかわいいです。小型種は寄せ植えで販売されているものもあります。さまざまなサボテンを楽しめるため、どの種類にするか決められない方におすすめです。

小型種の中には白いトゲがかわいい明日香姫・緋牡丹のように茎が赤や黄色など華やかなサボテンがラインナップしています。室内で育てるのに向いており、水やりなど手間がかからず動かしやすいため、紫外線に当てる時間も調整しやすいです。邪魔にならないので一人暮らしの方やプレゼントにも向いています。

【中型種の代表的なサボテン】

• バニーカクタス
• 墨烏帽子
• 金晃丸
• 福禄竜神木

中型種は、広いスペースを使える方に最適です。サボテンらしい迫力のある見た目と存在感があります。中型種はさまざまな形の種類があるので好みのものが見つかります。中型種以上のサボテンになると、紫外線の当て方で形が大きく変わるため、きれいに育てる難易度は高くなりますが、大きくなり過ぎないので室内でも安心です。

平べったい茎でうちわのように見える白桃扇・金色のトゲが魅力の柱型の金晃丸などインテリアのアクセントにぴったりです。個性のあるものが多いので部屋にマッチしたサボテンを選んでください。

【大型種の代表的なサボテン】

• 金シャチ
• 柱サボテン
• 竜神木
• 墨烏帽子
• 彩雲閣・大雲閣(正確にはサボテンではない)

大型種は、屋外や室内の床に置いても育てられます。中には、人間よりも大きく成長する種もあるので、迫力のある見た目を楽しめます。インテリアにするなら存在感のある大型のサボテンがおすすめです。大型種は、成長した箇所を切って小さいサイズで育てるのも可能です。

大きく育てたいなら、人の身長よりも高くなり存在感が抜群な柱サボテンと呼ばれる品種がおすすめです。柱サボテンは縦に伸びるものばかりでなく、地を這うように伸びるものもあります。高くなると室内では天井の高さを考慮しなければなりませんし、地を這うタイプなら庭で育てるなど成長を見越した設置場所を選んでください。

サボテンの扱いに慣れていない方は、トゲが柔らかいサボテンやトゲのないサボテンを選びましょう。手で持っても痛くないため、植え替えやお世話のときも安心です。

特に、子どもや高齢者がいる家庭では、トゲでケガをする可能性もあります。安全のためにケガのリスクがないサボテンがおすすめです。

【トゲが硬い代表的なサボテン】

• 金シャチ
• 金松玉
• 春雷

サボテンらしい見た目を楽しみたい方は、トゲが硬いサボテンがおすすめです。刺々しい見た目は迫力があります。

ただし、扱いに慣れていないとケガをする可能性があるため要注意です。特に、小さな子どもやペットがいるご家庭にはおすすめできません。また、トゲが硬いサボテンは玄関のような来客が通る場所に置くのは避けましょう。

【花が咲く代表的なサボテン】

• 象牙丸
• 白星
• 金烏帽子
• 金晃丸
• 明日香姫

花を咲かせるサボテンなら見た目の変化も楽しめます。花といっても咲き方はさまざまで、大きい花が咲くサボテンや小さい花がたくさん咲くサボテンなどがあります。

また、花が咲くといっても、10年以上かけて大きく育てないと花が咲かないサボテンや、短期間しか花が咲かないサボテンもあるので要注意です。花が見たいならあらかじめ調べておく必要があります。

水やりの頻度は品種によって違います。特に、サボテンの扱いに慣れていない方や、旅行・出張に行く機会が多い方は、水やりの頻度が少ないサボテンを選びましょう。サボテンは水をあげすぎると腐る可能性があるため、ほかの植物のように自動で水をやる道具を使えません。

また、寒さに弱い種が多いのも要注意です。寒さに弱い種は春～秋は外で飼育できますが、冬は室内で育てる必要があります。

サボテンを育てるなら、珍しいサボテンの品種に挑戦するのがおすすめです。珍しいサボテンとは希少価値が高いサボテンです。そのため、高級品種とされ値段も高く、また珍しい品種のサボテンはワシントン条約で輸入制限されているため、手に入れにくいのが現実です。

また、育てたり、増やしたりするのが難しい品種もあります。お店が仕入れてもなかなか育たない・成長スピードが遅いなどの理由で流通量が少なくなる場合もあります。では、高級品種や希少価値の高いサボテンはどのように手に入れればいいのでしょうか。

まずは、ヤフオクなど個人売買のサイトで見つける方法です。根気よく探せば希少種が見つかる可能性があります。他には植物の専門店です。珍しい品種が置いてあるケースもあるため、日頃からチェックしておくのがおすすめです。

【メリット・デメリット】

• 安く購入できる
• 小さく飾りやすいが、大きく育つ種類もある
• 取り扱いのあるサボテンの種類が限られている

サボテンを安く購入したい方は、100均がおすすめです。小さなサボテンが多いためどこにでも飾りやすく、ワンルームにも置けます。中には、大きく育つサボテンもあるので、しっかり育てると迫力のある見た目を楽しめます。

【メリット・デメリット】

• 取り扱っている種類が多い
• 飼育方法の説明書が付属していることも多い
• 管理が行き届いている

希少な種類を育てたいなら、専門通販サイトがおすすめです。幅広い種類を取り扱っているため、自分の好みに合うサボテンを見つけられます。また、飼育方法の説明書が付属していたり、質の高い土に植えられた状態で届いたりと、お家に迎えた後の世話のサポートも充実しています。

【サボテンに合う土の特徴】

• 粒が細かい
• 粒の大きさが均等
• 長く育てたいならインテリア用の土は避ける

サボテンを育てるなら、サボテン・多肉植物用の土を使うのがおすすめです。自分で砂や赤玉土を配合する方法は品種に合った土を作れますが、サボテン・土の特徴を把握する必要があるので上級者向けです。初心者の方はサボテン・多肉植物用の土を使いましょう。

サボテンは適度に紫外線に当ててあげるのが大切です。紫外線が当たりすぎても、不足してもうままく育ちません。

• 直射日光に当てすぎると葉焼けする

外に出して直接日光を当て続けると葉焼けが起きます。葉焼けとは、植物の日焼けです。細胞が死ぬため、最悪の場合枯れる場合もあります。

• 紫外線が不足すると徒長が発生する

徒長とは、サボテンが無駄に伸びる状態です。天井付近まで伸びたケースもあり、いびつな形に成長するため見た目も悪くなります。

サボテンは暖かい場所に生息しているため、寒さに弱い種類が多いです。長く育てたいなら、気温に注意しましょう。

• 冬は室内で育てる

氷点下を数日下回るような環境では枯れる可能性が高いです。気温が5℃を下回るようなら部屋に入れてあげましょう。

• 温度変化が緩やかになるように注意

サボテンは寒さに弱いですが、適度な寒さを感じさせるのも重要です。暖房の風が直接当たるような場所で育てるのは避けましょう。

サボテンに水をやる時間は季節に合わせて変えるのが重要です。以下の表を参考に、適切な水やりを意識しましょう。

サボテンを大きく育てたいなら、成長に合わせて大きな鉢に植え替えてあげましょう。植え替えにおすすめの時期は成長期の春と秋です。具体的な手順をご紹介します。

【必要な道具】

• グローブ・・・トゲから手を保護する
• ハサミ・・・熱湯で消毒しておく

【植え替え手順】

1. 植え替え前の数日間は水やりをせず、しっかり土を乾かす
2. 土が乾いたらサボテンを取り出す
3. 根詰まりしている場合は、細い根をハサミでカットする
4. 新しい鉢に植える

一般家庭で育てられるサボテンの平均的な寿命は10〜20年程度と言われていますが、品種によっては200年を超えるものもあります。他の植物と比較すると寿命が長いですが、さらに寿命を延ばすコツがあります。サボテンには休眠期があり、サボテンは眠っている状態になります。その間は成長しないため、休眠期には水を与えなくて大丈夫です。

また、栄養がたっぷり入った土に植え、サボテンにとって適した環境にするのがおすすめです。成長し、鉢が小さくなったら一回り大きな鉢に植え替えると根腐れが防げます。サボテンの寿命を延ばすにはサボテンが伸び伸びと育つ、いい環境を整えるのがポイントです。

水やり頻度が少ないサボテンですが、植え替えたり紫外線に当てたりする必要があります。お世話をするのが難しそうと感じる方は、フェイクグリーンもおすすめです。

フェイクグリーンは生き物ではなく、人工的に作られた観葉植物なのでお世話が不要です。また、大きさが変わらないため置き場所にも困りません。

サボテンは水やりの頻度が少なく、植物をあまり育てた経験がない方でも安心して育てられます。形・大きさ・種類もさまざまで、お部屋のインテリアや雰囲気に合わせて選べます。本記事を参考に自分の部屋に合ったサボテンを選んで、気分をリフレッシュしましょう。