高座椅子おすすめ15選｜ニトリやカインズで買える？リクライニングタイプも

チェアタイプよりも低座面で、かつ座椅子・ローソファよりも座面の高い椅子をお探しの方には高座椅子がおすすめです。高座椅子は脚付き・低座面で床に直置きせずに済み、しかもチェアタイプに近い機能を持った優れものです。

たとえばリクライニング機能・ヘッドレスト・フットレストといったオプションのほか、座面高を変えられるタイプもあり使い勝手抜群。肘掛け・回転機能の付いたタイプなら着座姿勢からの立ち上がりが容易で、高齢者にも優しいです。

以上を踏まえ、本記事では高座椅子の特徴・商品の選び方・おすすめメーカー・おすすめ商品15選をご紹介します。盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

高座椅子とは、座面を床から離して設計した座椅子を指します。床に直接置く座椅子とは異なり脚が付いているのが特徴です。読み方は「たかざいす」で、「こうざいす」と読むのは誤りです。高座（こうざ）と混同しやすいため注意しましょう。

設計上の特徴としては高座椅子の座面高は25～40cm程度のものが一般的で、洋式のチェアタイプよりも低座面高です。製品によっては座面高を調節できるほか、折りたたみに対応したものもあります。

全体的に落ち着いたデザインのものが多く、和室に合わせやすいため高齢者におすすめ。ローテーブルに合わせやすいのも魅力の1つです。

10～50代の若年・中年層には、リクライニング機能付きの高座椅子がおすすめです。勉強・仕事などのオンタイムには背もたれを立て、テレビ視聴・ゲーム・音楽鑑賞といったオフタイムにはリクライニングさせるといったように状況に合わせて使い分けられる利点があります。

60代以上の高齢者には肘掛け付きの高座椅子が適しています。高齢者にとって、着座時の姿勢から立ち上がる動作は少なからず負担を強いられるもの。両腕を利用して肘掛けに体重をかけることで上体が支えられ、腰にかかる負担を軽減できます。リクライニング時の体勢から起き上がる際にも、肘掛けがあればスムーズです。

ハイバックは背もたれを高く設計し、肩甲骨の上までサポートするタイプです。背中を広くカバーできてゆったり座れるため、大柄な方におすすめ。長時間の作業でも疲れにくいほか、リクライニング機能を有効に活かせるメリットがあります。

また、ハイバックの椅子は高級感があり、デザイン・インテリアの面でも見栄えが良くおしゃれです。

ミドルバックはローバック・ハイバックの中間に位置づけられるタイプです。主にローテーブルを前提としたパソコン・勉強などの作業に適しています。また、ローバックよりも背もたれが高い分、リクライニング時のリラックス効果も得られるのが特徴です。

座面の厚みがあるモデルが多いため、ローテーブルを利用する場合はバランスに注意する必要があります。ローテーブルの目安としては、座面の高さより30～35cm程度高いものがおすすめです

ローバックは背もたれを低く設計したタイプです。高さを抑えることで全体のサイズがコンパクトに収まるため、設置の際に場所を取りません。また、ハイバック・ミドルバックと比べて価格はリーズナブルです。

ローバックは肘掛け・リクライニング機能を搭載したものが少ない一方、ローデスクと組み合わせて使いやすいメリットがあります。テレワークの作業環境がローデスクの方にはぴったりです。

リクライニング機能は飛行機・新幹線のシートに備わった後傾機能と同じ仕組みで、背もたれを後傾させることにより背中や腰の負担を和らげる機能です。特にハイバック座椅子の背もたれと相性抜群で、休憩・仮眠時には高いリラックス効果を得られます。

高座椅子の場合は4～14段階のように、細かい角度調節に対応した製品が主流。なおリクライニング操作のタイプは、着座したまま操作できるレバー式がおすすめです。

ハイタイプは座面の位置を高めに設計した座椅子のことです。着座時の腰の位置が高く、立ち上がりやすく座りやすいため、足腰が不安な方や高齢者の方に適しています。また傾向として背もたれが高いものが多く、リクライニング機能を活かすのにぴったりです。

デメリットとしては、設計が大がかりになる分サイズもかさばるため、設置スペースには十分な余裕が要求されます。また、ロータイプと比べて価格も高額です。

ロータイプは座面を低く設計した座椅子のことです。座面と床が近くハイタイプよりもコンパクトなため、あぐらを組んで座る場合や圧迫感を抑えたい場合に適しています。またローテーブルと相性がいいため、テレワークの際に座布団を敷いて作業していたような方におすすめです。

また傾向としてハイタイプよりも価格が安いため、入門用にぴったり。敷居の低さが魅力のタイプです。

ポケットコイルは円柱状のコイル1つ1つを不織布の小さな袋に入れ、クッション内に敷き詰めたものです。コイルは独立して動き、それぞれ体を点で支えることから効率的な体圧分散効果を得られます。

耐久性にも優れており、へたりにくいのもメリット。長時間の着座でお尻が痛くなってしまう方や、耐久性の高い回転座椅子を探している方におすすめです。

高反発・低反発ウレタンを投入したクッションは、長時間の着座に適しています。高反発ウレタンは反発力が高く沈み込みにくいため、お尻を動かしたり姿勢を変えたりしやすいです。

低反発ウレタンは体が柔らかく沈むため、優しく包まれているようなフィット感が欲しい方におすすめ。デメリットとしては通気性が低く、蒸れやすい点が挙げられます。

ヒップポケットとは座面のお尻部分に作られたくぼみのことです。一般的に着座が長引くとお尻がだんだん前にズレていき、姿勢が崩れて腰にかかる負担も大きくなりがちです。

ヒップポケットがあればお尻を支えやすく、正しい姿勢をキープして腰にかかる負担を和らげるのに役立ちます。長時間着座する場合や腰痛の悩みがある方には、ヒップポケットが付いた回転座椅子がおすすめです。

ファブリックは耐久性が高く経年劣化に強いため、長期利用に適しています。通気性もメッシュ素材には及ばないものの、レザーと比べれば良好です。また、価格も安いためランニングコストに優れています。

デメリットとしては他の素材と比べて汚れが目立つほか、静電気をまといやすいためホコリも付きやすく、こまめな手入れが必要です。

レザーの魅力は所有欲を刺激する高級感と満足感です。実用性・インテリア性を兼ね備え、おしゃれで贅沢な気分を味わえるため日々のモチベーションにつながります。また、撥水性が高いので汚れが付いても落としやすく、手入れしやすいのも利点です。

デメリットとしては温度の影響を受けやすいほか、通気性が悪く蒸れやすい点が挙げられます。また、安価なPUレザーは経年劣化しやすい点にも要注意です。

360°回転機能は、本体の底部に取り付けた回転盤を利用して本体を全方位に向けられる機能です。軽く体をひねったり、つま先で反動をつけたりするだけで体の向きを変えられるため、高齢者や腰痛に悩む方に適しています。

また、立ち座り楽で細かく動くことが多い方にもおすすめ。さらに、歩き始めるまでの動線を減らせるので、狭めの部屋で使う場合にもぴったりです。

肘掛けは肘置き・アームレストとも呼ばれるパーツで、着座時に肘や腕を置くことで腕・肩の負担を和らげます。特に高さ・向きなどを調節できる3D可動タイプは汎用性が高くおすすめです。

3次元可動タイプの肘掛けはゲーミングタイプの製品に搭載されている場合が多いため、気になる方はチェックしてください。

ランバーサポートとは背もたれの腰部分に取り付ける小ぶりなクッション・緩衝材のことです。背もたれに体を預けても、腰には少なからぬ負担がかかるもの。そこでランバーサポートがあれば、負担を和らげて猫背・腰痛の防止にも役立ちます。

チェアタイプと比べると初めから備え付けられた製品は少ないため、必要に応じて高座椅子のサイズに適合するランバーサポートを見つけて取り付けるようにしましょう。

フットレストは脚の負担をサポートするパーツもしくは機能です。高座椅子の場合はレスト用のクッションを取り付ける方式と、脚部に専用のリクライニング機能を搭載する方式の2種類に分かれます。

フットレストがあれば足を伸ばせるため、リクライニング時のリラックス効果を高めるのに効果的。休憩・仮眠時の利用にぴったりです。

「お値段以上」のキャッチコピーで人気のニトリはおしゃれでコスパのいい座椅子をラインナップしています。おしゃれなデザインの製品では、背中・首・脚といった複数の部位でリクライニングできる「グランデ」がおすすめ。自社販売製品のため、店頭で直接チェックできるのも大きなメリットです。

スウェーデン発の人気家具専門店、IKEAでは洗練されたおしゃれなデザインの椅子をラインナップしています。北欧ブランドならではのシンプルで美しい造形は女性にぴったりです。

欧州文化圏のブランドなので床置きタイプの座椅子はありませんが、日本の高座椅子に相当するチェア「ポエング」が有名。バラエティー番組でも紹介された人気アイテムです。

山善の高座椅子は高齢者に優しい製品設計が特徴です。特に木製肘掛け付きの高座椅子は厚さ・幅を抑えたスリムな曲木を採用しており、つかみやすいのがポイント。肘掛けの裏まで指を増させるため握り込みやすく、スムーズな立ち上がりを促します。リーズナブルな価格設定も魅力の1つです。

アイリスオーヤマの座椅子は北欧調のウッドアームチェアシリーズが人気です。ロータイプ・ハイタイプどちらもカバーしているだけでなく、リクライニング機能や肘掛けの有無・張り材のタイプなど、条件に応じて希望に合った製品を選べます。

自社で製造・販売しているため、価格もリーズナブル。製品によってはS・M・Lサイズを展開しているものもあります。

チェア・座椅子類といえばメーカー製に目がいきがちですが、ホームセンターの高座椅子にも要注目です。特にコメリ・カインズといった優良店では有名メーカー製にも劣らない品質の製品をラインナップしています。

コメリでは「極厚ポケットコイル座面の高座椅子」、カインズでは「立ち座りが楽なレバー式高座椅子」などが人気です。合わせてチェックすることをおすすめします。

長時間座っても疲れない高座椅子を選ぶには、下記7つのポイントをカバーした製品を探すと効果的です。参考にお役立てください。

• 床に両足のかかとが自然に着く座面高
• 背もたれのタイプはハイバック
• クッションは高反発・低反発ウレタン素材
• ヒップポケットが付いている
• 肘掛け付き
• レバー式のリクライニング機能を搭載
• ランバーサポート付き

高座椅子選びに迷ったときには、無印良品のソファもおすすめです。シンプルなデザインが多いので、ほかのインテリアと合わせやすいのが特徴です。

また、AO SOFAやMINI MILLER ARM CHAIRなどの、イデーとのコラボ商品も人気です。デザイン性が高く、インテリアの主役になるアイテムを探している方に適しています。

シックなデザインの高座椅子は落ち着いたインテリアにマッチします。また高齢者に優しい高椅子は、若年層にとっても負担が少なく使いやすいです。ぜひリクライニング機能付きの高座椅子を購入し、自宅でゆったり寛いでください。