ライフジャケットおすすめ18選｜子供用や桜マーク付き・人気ブランド・メーカーも紹介

SUP・磯釣り・シュノーケリングなど水辺でのレジャーはとても楽しいですが、一方で大きな危険が伴います。安全に水遊びをするためには子供はもちろん、大人もライフジャケットが必須アイテムです。昨今、ライフジャケットはダイワやシマノをはじめ多くのメーカーから販売されています。

種類もフローティング式や膨張式があり、ラインナップもとても豊富です。そういった中で、自分に合う最適な商品がわからない・どのブランドが安心なのか・安全基準への適合に合格した桜マークを選ばないといけないのかと悩んでいる方も多いです。

この記事では、ライフジャケットの種類や選び方について詳しく解説します。また、すべての小型船舶に使えるタイプAを含むおすすめの商品18選もタイプ別に紹介するので、ぜひ参考にしてください。安全にしっかりと配慮しながらレジャーを楽しみましょう。

アウトドアブームにより、川の近くでのキャンプや釣りを楽しむ人が増えています。子供との川遊びやちょっとした堤防釣りでは、海に潜らないためライフジャケットを着用するほどでもないと思いがちです。しかし、海だけではなく川でも水流により流されてしまう可能性は十分にあります。

ライフジャケットを着用すると、水の流れや波に巻き込まれてしまった時の生存率が倍以上にあがります。また、小型船舶乗船時には安全基準を満たしたライフジャケットの着用が2018年から義務づけられました。

ライフジャケットは体が沈むのを防ぐだけでなく、呼吸困難になりにくくなる・体温低下を防ぐなどさまざまなメリットがあるので、安全に水辺でのアウトドアを楽しむのに必須のアイテムです。

フローティング式はベーシックな昔から使われているタイプで、発泡素材が内蔵されているのが一番の特徴です。そのため、万が一水に落ちてもすぐに浮く「浮力」がはじめからしっかりと確保されています。

後ほど紹介する膨張式とは異なり誤作動の心配や難しい操作もないので、成人用としてはもちろん子供用にも非常におすすめの種類です。安心して水遊びを堪能できます。

自動膨張式はライフジャケット内にボンベが付属しており、水を感知すると自動で膨張する仕組みになっています。メリットは自動で膨らむ安心感と、膨張時以外はコンパクトなので動きの邪魔にならない点です。

デメリットとしては、膨張時に中が空洞状態になるので外からの衝撃で割れやすい点が挙げられます。また、商品によってはちょっとした雨などで誤作動してしまう可能性があるので、誤作動しにくい商品かも口コミでチェックしましょう。

手動膨張式は、非常時に自分で紐を引っ張り膨張させるタイプを指します。メリットは、自動膨張に比べるとメンテナンス費がかからない点と誤作動がない点です。ガスボンベ自体は1本1000円程度ですが、頻繁にライフジャケットを利用する人はメンテナンス費もあわせて検討しましょう。

また、デメリットとしては手が動かせない時やパニック時に作動できないリスクがある点が挙げられます。とっさの危険が比較的少ない静かな水辺での使用に最適です。

ベストタイプは、基本的にはフローティング式が採用されているのが特徴です。難しい操作もなく浮力がはじめから確保されているので、特に子供用におすすめのタイプです。

肩掛けタイプのライフジャケットは、ベストタイプと同様に安定性が高く人気が高いです。いざとなった時に接触面が大きいので、安定して水に浮かべるのが特徴として挙げられます。

腰巻きタイプのライフジャケットは、船釣りをされる方におすすめです。他タイプと比べて動作の邪魔にならず、初めての方でも気軽に装着できます。体力だったり泳ぎに自信がある方におすすめのタイプです。

ポーチタイプのライフジャケットは、複数人でフィッシングをするときや波の穏やかな場所での使用におすすめのタイプです。水に落ちた時には自分でバランスを取る必要があります。

安全性を重視するのであれば、型式承認品（桜マーク）がおすすめです。桜マークとは、国土交通省が定めたライフジャケットの安全基準を満たしている商品についた合格の印で、2018年からは小型船舶に乗船する際、桜マークがついたライフジャケットの着用が義務化されています。

また、ライフジャケットにはタイプ表示があり「タイプA」から「タイプG」までの7種類があります。たとえば、タイプAすべての小型船舶に使えます。乗船する船だったり使用目的によって適合したタイプを着用する必要があり、適合していないと処罰の対象になる恐れがあるので必ずチェックしましょう。

布地でできているナイロン製は、団体やレンタル品としてもよく採用されている素材です。フィッシングを楽しむ方におすすめの素材ですが、次に紹介するネオプレン製に比べると着心地やフィット感は劣ります。一方で、以下のようにメリットもたくさんあるので参考にしてください。

【ナイロン製のメリット】

• 薄型でコンパクト
• 軽量
• 撥水効果が高い
• 水につかっても重さが変わらない
• 乾きやすい
• 比較的安価
• デザインやカラー展開が豊富

ネオプレン製は、ウェットスーツによく使用されている素材です。ナイロン製と比較すると高価で重量がある素材ですが、高性能で非常に人気があります。ウェイクボードや水上バイクなど比較的アクティブなマリンスポーツの際に、使用したいと思っている方におすすめの素材です。

【ネオプレン製のメリット】

• クッション性が高い
• 肌触りがいい
• 伸縮性が高い
• フィット感がある
• 安全性に優れている

ライフジャケットは安全性が一番重要なポイントなので、カラーや耐荷重もしっかりとチェックしておきましょう。特に子供のライフジャケットを選ぶときには、どこにいるのか一瞬でわかるようなカラフルなカラーやデザインの商品がおすすめです。

また、いつでも助けを呼べるようにホイッスルが内蔵されているとより安心感があります。商品によって耐荷重やウエストサイズが異なるので、購入前に必ず確認しておきましょう。

フィッシング時のライフジャケットとして使用するのであれば、ポケット数も確認しておきましょう。主にフローティング式タイプの商品ですが、ポケット数が多ければ多いほど収納力があり使い勝手がいいのでおすすめです。中でもペットボトルホルダーがついているタイプであれば、気軽に水分補給ができます。

カヌー・カヤック・ボート用にライフジャケットを検討しているのであれば、腕の可動域をチェックしておきましょう。特にカヤックフィッシングをする際には、パドルを漕ぐので邪魔にならないデザインを選ぶのがおすすめです。

腕周りの可動域が広いと、ライフジャケットが邪魔になるストレスを軽減できます。首掛け式のタイプであれば、通気性もよく腕をより自由に動かせるのでおすすめです。

ホイッスル付きのタイプは、落水時に自分の存在を他人に知らせることができます。ホイッスルは音が高く、広範囲に音が届きます。近くに誰も救助可能な人がいない時、ホイッスルを吹けば遠くにいる人に自分の居場所が伝わり、助けてもらえるかもしれません。

おすすめのメーカー1社目は、東京都東久留米市にある釣り用具販売会社であるダイワです。全国に数か所直営店を構えています。また「釣りバカ日誌」で釣具を提供している点でも有名なメーカーです。ライフジャケットは、ベストタイプ腰巻タイプなどラインナップが非常に豊富な点が魅力として挙げられます。

おすすめのメーカー2社目は、大阪府堺市発のアウトドアメーカーであるシマノです。自転車と釣具をメインとして製造していますが、ライフジャケットも多く取り扱っています。

シマノの最大の特徴は、浮力材とベストが一体化しているフローティングベストタイプの種類が多い点です。フローティングベストタイプを探している方は、ぜひ検討してください。

おすすめのメーカー3社目はエバーグリーンです。エバーグリーンの最大の特徴としては、安心の日本製で高性能な点があげられます。エバーグリーンの製造する多くの商品は、国土交通省の基準をしっかりと満たしているので小型船舶やジェットスキーでも使用可能です。

おすすめのメーカー4社目は、高階救命器具株式会社の人気ブランドであるブルーストームです。このメーカーの商品はすべて国土交通省型式承認品・日本小型船舶検査機構鑑定適合品なのがメリットです。膨張式と浮力体式のどちらもあり種類が豊富なので、自分に最適な商品を見つけられます。

おすすめのメーカー5社目は、テントや寝袋などアウトドア用品で知らない人はいない有名なモンベルです。モンベルはライフジャケットの分野でも人気が高く、男女兼用で使えるものや子供専用の商品など多数販売しています。デザイン性にも優れているので、おしゃれを意識して選びたい方におすすめです。

ライフジャケットは入水時にズレないように、からだにピッタリとフィットさせて装着しましょう。しっかり身体にフィットさせると、ライフジャケットが正しく作動します。ぶかぶかの状態だと脱げてしまったり、ライフジャケットだけが浮いて顔が沈んだりするリスクがあります。

股ひもがあるタイプであれば、忘れずに装着して脱げてしまうリスクを防ぎましょう。商品や種類によって取り付け方は異なるので、取扱説明書はしっかり読んでください。正しい着用への心掛けが大切です。

膨張したライフジャケットは、使用後エア抜きが必要です。ここでは基本的なエア抜きの方法について紹介します。チューブ先端のキャップを裏返して、逆さまの凸の部分を補助送気口管の先端に押し当て（差し込み）ましょう。

そうすると、空気が一気に抜けていきます。商品によってエア抜き方法は多少異なるので、こちらも取扱説明書をしっかりと確認した上で行ってください。

ライフジャケットのボンベですが、手動膨張・自動膨張ともに交換が必要です。ガスボンベの対応年数は3年程度になので、未使用でも新品でも3年を交換の目安にしてください。ボンベの型番は複数あるため、必ずそのライフジャケットに対応した商品を取り替えましょう。

【ガスボンベの交換手順】

1. 使用済み炭酸ガスボンベを反時計回りに回し取り外す
2. パーツ外れ・破損を確認する
3. 水滴がないか確認する
4. 新しいボンベを取り付けて完了

ライフジャケットは、定期的にメンテナンスが必要です。長期間使用すると、水・泥・潮などが付着して汚れが気になってきます。感知装置を取り外せるものであれば取り外して、ボンベも避けながら丁寧に洗いましょう。

洗濯機対応のものであれば、ネットに入れて洗濯をおすすめします。メンテナンスをしっかりすると、長く使用できるので必ず行いましょう。

水辺で安全に遊ぶために欠かせないライフジャケットですが、その他にもあれば安心なアイテムがあります。特に、岩場や水辺では足元も滑らないようにする対策が大切です。

そのために、素足をしっかりと保護してすべり止めの役割をしてくれるマリンシューズをぜひ活用しましょう。以下におすすめの商品を1つご紹介します。

ここまで、ライフジャケットの選び方やおすすめ商品についてご紹介しました。お気に入りの商品はみつかりましたか？ライフジャケットは、種類・年齢・利用シーンによって最適な商品は異なります。自分にとって最適なライフジャケットをみつけて、水辺で安全に遊びましょう。