ボクシングバンテージおすすめ10選｜伸縮・非伸縮どっちがいい？インナーグローブも

最近のボクシングジムではキッズクラスや女性クラスを設けている所もあり、幅広い方がボクシングを楽しむ時代になりました。ボクシングをするにあたって用意したいものの中の1つが、バンテージです。

ボクシングバンテージの使用により拳や手首の保護ができ、ケガの防止にもつながります。練習やエクササイズでも使用するのが一般的です。しかし、仕様や価格に幅があるため、何を選んだらいいか迷ってしまいます。

この記事では、ボクシングバンテージの伸縮式・非伸縮式の違いをはじめ、種類や選び方、おすすめのボクシングバンテージ10選をご紹介します。また、洗濯などの手入れ方法についても解説するので、ボクシングバンテージについて知りたい方はぜひ参考にしてください。

ボクシングバンテージは、拳や指に巻く包帯のような布です。必ず使用しなくてはいけないものではありませんが、着用が義務付けられている試合もあります。一般的には練習時、試合時共に着用するもので、グローブの下にバンテージを巻くと、手首や拳が保護されケガ予防になります。

バンテージの種類は主に練習用と試合用の2つです。試合用は生地が薄めで長いものが多いのが特徴です。長さ9ｍ程の物もあり、初心者が自身で巻くのは難しいといえます。まずは、練習用のバンテージを購入しましょう。

ボクシングバンテージはさまざまな物が出回っていますが、価格相場はおおむね以下の通りです。

• 通常のバンテージ…数百円から2,000円弱
• グローブタイプ…1,800円から3,000円弱

バンテージは汗などで汚れやすいアイテムです。複数所持するとこまめな洗濯ができるので、常に清潔を保てます。価格を参考にして、可能であれば洗い替えを準備しましょう。

伸縮性のあるものは拳に馴染みやすく、巻きやすいタイプのバンテージです。締まり具合も調整しやすいので、初心者にもおすすめ。バンテージが緩みづらく外れづらいのも特長で、多数のモデルが販売されています。

しかし、拳を保護する力は非伸縮性の物に比べると弱いのがデメリット。バンテージの下に別途ゲルパッドなどを入れて保護する方もいます。本格的にボクシングをする方より、練習やエクササイズ目的の方が使用するのにおすすめの仕様です。

非伸縮性バンテージの伸縮性との違いは、拳をきっちりと固められる点です。試合で用いられるのは非伸縮性のバンテージが多く、本格的にボクシングをしている方やパンチ力が強い方におすすめの仕様です。伸縮性のあるタイプよりも耐久性があり長く使えるので、コスパの良さもメリットの一つ。

デメリットとしては固いために巻きづらく、拳へのフィット感は伸縮性のあるものに比べ劣る点があります。実際の試合ではトレーナーが巻くケースもあり、巻き方にコツが必要です。初心者の方やエクササイズなど、趣味でボクシングを楽しむ方は別の仕様をおすすめします。

最近ではインナーグローブとも呼ばれるグローブタイプの簡易バンテージも販売されています。はめて手首を固定するだけなので、簡単に拳や手首の保護ができます。バンテージを巻く時間を短縮できるのもポイントです。

しかしながら、耐久性や手首を固定する力は一般のバンテージの方が優れています。製品によってはナックル部分にクッション材が入ったものもあり、衝撃を吸収できます。初心者やフィットネスでの使用におすすめです。

長さは男性で4ｍ程が目安です。女性は3.5m程度、子供は2.5m程度を目安にしましょう。プロ選手では9ｍ程のバンテージを使用している方もいますが、出回っているものの大半が2.5ｍから5ｍ程のバンテージです。

短すぎるとバンテージの十分な力が発揮できない恐れがあり、あまり長いと邪魔になります。拳の大きさにもよるため、一度拳の長さを計測してみるのもおすすめです。自身に適切な長さのバンテージを選定すると、安全に使用できます。

吸湿性に優れており、消臭効果もあります。ボクシングバンテージでは薄手で伸縮するタイプの物に用いられるケースが多いのも特徴。快適に着用したい方におすすめの素材です。

レーヨン製のボクシングバンテージは洗濯時にヨレてしまいやすいため、干す際にヨレやシワにならないようにしましょう。洗濯後にはきちんと巻いておくと後で使用しやすいです。

伸縮性・非伸縮性のボクシングバンテージの中では最もポピュラーな素材です。汗の吸収がいいのが特長。耐久性にも優れており、生地感のしっかりとした丈夫なモデルが販売されています。

拳をしっかりと固定できるため、ケガのリスクを軽減できます。汗をよく吸ってくれるため、使用後は毎回洗濯をして清潔を保持しましょう。

バンテージでは伸縮性のある生地に使用されており、フィット感がある素材です。吸水性が低いため、汗で濡れたり洗濯をしたりする際に乾きやすいのが特徴です。

毛玉がつきやすいデメリットがありますが、しわになりづらく耐久性にも優れています。綿と混合素材の製品も販売されており、ボクシングバンテージにも適した優秀な素材です。

バンテージは肌に直接触れるため、使用後のバンテージは毎回洗って清潔に保ちたいですよね。丸洗いが可能なバンテージも多いので、購入時にチェックするのをおすすめします。

洗濯の際は、グローブタイプも包帯タイプも洗濯用ネットに入れてください。これによりバンテージを長持ちさせられます。正しく選択して、快適にバンテージを使用しましょう。

練習用のバンテージはマジックテープ付きかつ自力で巻ける長さで、洗濯して使用できます。一方、試合用のバンテージは9mもの長さがありマジックテープもついていないので、トレーナーに巻いてもらわなければなりません。再利用もできませんので、繰り返し使用したい場合は練習用を選びましょう。

1937年創業の老舗メーカーで、ボクシング製品のほか、武道用品・トレーニング器具の製造販売を行っている企業です。バンテージのラインナップも練習用から試合用まで豊富に揃えています。

JBC（日本ボクシングコミッション）の公認ブランドとして高品質な製品を多数販売しており、口コミも良好。信頼できるブランドです。

RDXはイギリスのマンチェスターに本社を構えています。ボクシングなど格闘技全般の用具やフィットネス用具の総合ブランドとして世界中に多くのファンを持ちます。

製品はパキスタンの自社工場で製造しており、高品質でありながら低価格を実現している点が魅力です。バンテージはデザインもおしゃれです。amazonや楽天といったECサイトにも公式ショップが存在しているので、気になる方はぜひチェックしてください。

Stanはパーソナルトレーナーが立ち上げた国内スポーツブランドで、主にトレーニング用品を扱っています。フィットネストレーナー独自の視点から品質の高い商品を開発しています。

ボクシングバンテージはグローブタイプの物が大変人気です。日本最大の格闘技イベントRIZIN（ライジン）に協賛し、衣装提供なども実施。デザイン性に優れた製品も多数あります。

有名スポーツウェアブランドのadidas（アディダス）も、バンテージを扱っています。アディダスのバンテージは黒以外にも赤や青、ピンクなどカラーバリエーションが豊富です。

スポーツウェアのブランドなのでバンテージに合わせたトレーニングウェアを選べ、おしゃれを楽しみたい方におすすめです。

バンテージの巻き方はさまざま方法があるため、まずはジムのトレーナーやインストラクターなどに指示を仰ぎましょう。慣れるまでは多少練習する必要があります。ボクシングバンテージを巻くコツをご紹介します。

• 丸めた状態から巻く…伸びたままだと巻きづらい。
• 適度な強さで巻く…きつすぎるとうっ血する。緩すぎると手首を固定できず、バンテージの効果が発揮できない。
• 巻く途中で拳を握る…バンテージと拳をしっかりと馴染ませる。

始めのうちは時間がかかってしまいますが、慣れれば短時間で巻けるようになります。最近では動画サイトでもバンテージの巻き方を解説しているので、気になる方はチェックしてください。

洗濯時にはネットの使用が必須です。そのまま洗うと他の洗濯物に絡まってしまいます。また、色付きのバンテージは一度手洗いをしてから洗濯機に入れましょう。色落ちするものが多いようです。

また、製品によってはよれやすくなっているため、干す際にはある程度シワを伸ばしておくと、乾いた際に巻きやすくなります。バンテージローラーを使用すると簡単に巻けます。傷んでしまうため、乾燥機の使用はNGです。バンテージは汚れやすいため、使ったら毎回洗濯するようにしましょう。

バンテージと包帯はどう違うのか、疑問に思う方も多いはず。ここでは、バンテージと包帯の違いについて解説します。

バンテージは通気性や吸収性が高いため、肉離れや捻挫などの怪我をした関節に巻いて使います。素材は綿で伸縮性が高く、洗濯すれば何度でも使用できるのが特徴です。

一方包帯は、怪我をした時などにガーゼを固定するのに使用するものです。強く巻きつけることで止血などもでき、基本的には使い捨てです。

ボクシングバンテージの代わりに軍手を使用している方もいます。軍手はコストパフォーマンスがいいため、実際に一部のジムでも使用されています。一見拳の保護に有効そうですが、あまりおすすめできません。

まず、軍手だと手首の保護ができないため、捻挫をする危険性があります。クッション材もなく厚く巻けないため、ナックル部分も痛いです。そのため、どうしてもケガのリスクが高くなります。ケガの防止のためにはきちんとボクシングバンテージを着用しましょう。

キックボクシングは楽しんでストレス発散ができる点から、女性からも人気が高いスポーツです。キックボクシングで使うバンテージは、基本のボクシング用のものと同じで大丈夫です。自分のパンチ力に合わせて、使いやすいものを選びましょう。

ボクシングバンテージにはさまざまな種類がありますが、自身の使用用途に合わせて選ぶのが1番です。初心者の方は試合用ではなく、まずは練習用を選びましょう。自身に合ったバンテージを選んで、ボクシングを楽しんでくださいね。