ナースシューズのおすすめ11選｜どこで買える？普通のスニーカーとの違いは？

「仕事のときは絶対に『ナースシューズ』でなくてはだめなの？」と思う看護師さんもいらっしゃるかもしれません。確かに、病院によっても規定はそれぞれです。白い靴なら問題ないといった理由で、普通のスニーカーを履いている方もいます。

しかし、看護師は基本的に院内を動き回る仕事であり、現場では思わぬケガや事故の心配がつきものです。もちろん業務内容にもよりますが、やはり看護師の方には現場に必要な機能を考慮して作られている、疲れない「ナースシューズ」がおすすめです。

本記事ではナースシューズの種類や選ぶ際のポイント、おすすめのナースシューズ11選をおしゃれなモデルもあわせて紹介します。また、口コミやABCマートで買えるかどうかも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ナースシューズとは看護師のために設計された靴です。普通のスニーカーと比べて走る・踏ん張るといった動作には不向きであるものの、ローヒールで長時間履いても足が疲れないよう工夫されており、衛生面・静音性にも配慮されています。

業務中はナースシューズを履きっぱなしの方もいれば、施設の構造や仕事内容の関係で頻繁に脱ぎ履きしなければならない方もいますよね。ナースシューズを選ぶときは、履き心地の良さとともに、業務内容を考慮するのがおすすめです。

ナースシューズには、主に5つのタイプがあります。まずは、それぞれどんな現場に向いているのか、特性を見ていきましょう。なお、施設によってはシューズタイプを指定される場合もあります。その際は、もちろん指定のタイプを選んでください。

スニーカータイプは普通のスニーカーと同様に、動きやすさを重視して作られているナースシューズです。しっかり足を覆ってフィットするため、疲れにくいのが特徴です。丈夫で長持ちしやすいのも利点と言えます。

ただし、形状によっては脱ぎ履きに手間がかかる場合があるため、靴を脱いでケアする場面が多い場合は注意が必要です。

スリッポンタイプはすぽんと足をつっこむ、あるいはスリッパのようにつっかけるだけですぐ履けるタイプです。また、スニーカーと同様に動きやすい・軽量でラクなものが多い・脱ぎ履きに手を使わず衛生的とメリットが多数あります。

ただし、施設によってはかかとがないタイプの靴を禁止している場合があります。ルールを確認して選んでください。

サンダルタイプはこれまで最もポピュラーだったナースシューズです。その分クッション性、耐久性などの面で良く考えられた商品が多いのが特徴です。

よくみられるのはオープントゥのタイプです。足を守る観点ではやや心許ないと言わざるを得ませんが、通気性と快適性ではトップクラスです。

パンプスタイプは、一般のパンプスより安定性などに配慮して作られていながら、見た目は繊細で華奢なものが多いのが特徴です。

移動が多い職場の場合、このタイプはあまり向いていないです。一方、相談やマネジメント中心の方の場合は、きちんと感が出るパンプスタイプのナースシューズはおすすめしたいアイテムです。

スニーカーのように履いたり、スリッポンのように履いたりできるのが2wayタイプのナースシューズです。しっかり足をホールドしたい時には、シューズのかかとを立てて履き、かかとを踏めばスリッポンのように履けます。

シーンによって履き方が変えられるため便利です。部署内の移動が多い、場所によって履き方を変えたい方におすすめです。

ナースシューズを選ぶときは、ナースシューズとしての特徴や機能はもちろん、一般的な靴選びの際に確認するポイントをしっかり押さえておきましょう。店舗購入でも通販でも、必ず試し履きをして、次の点をチェックしてみてください。

靴を履いてみたとき足の横幅に対して靴の幅が合っているか、甲周りの余裕が適切かどうかを確認しましょう。

きつい靴を履き続けると、足の痛みや変形、それに続く体調不良の原因になります。一方で、ゆるすぎても安定せず、靴擦れやバランスの崩れをまねきます。程よくフィットするのがベターな靴です。

靴を履いたときのつま先には、10mm程度の余裕があるのが理想です。靴の先端の内部が足の指に触れていたら、ややきつ過ぎるかもしれません。

大丈夫なようでもどこかの指だけ圧迫されていたりすると、長時間履いたときに辛くなる可能性があります。足の指を動かしてみて、全部の指が支障なく動かせるかどうかをチェックしてください。

ナースシューズはフラットシューズかローヒールのものがほとんどです。しかし、わずかでもつま先よりかかとが高い靴の場合、土踏まずの弯曲と靴の土踏まず位置の盛り上がりが合っていないと、疲れやすくなります。

かかとのカーブも大切です。かかとに対して靴のカーブが緩すぎると脱げやすくなり、きつすぎると靴後部の履き口が足に食い込む場合があります。違和感がないか確認しましょう。

靴を履いたとき、履き口に外側のくるぶしが当たっていないか確認しましょう。試し履きのときはあまり気にならないかもしれませんが、くるぶしは靴擦れが起こりやすい場所です。履き口が当たってしまうものは避けたほうが無難です。

看護師の仕事は幅広く、立ったり歩いたりする機会も他の仕事より多くなっています。長時間の勤務でも疲れず、足のむくみに強いナースシューズが欲しいと思う方も多いですよね。

まずは、すでに挙げている、ワイズ・つま先の余裕・土踏まずとかかととくるぶしのフィット感を確認して、オールクリアできるものを選ぶのが大切です。

さらに、もう1つ重要なのは靴の軽さです。ほんの何グラムの差でも負荷が減るため、歩み出しが軽くなります。ただし、単純に軽いだけだと逆に疲れる場合もあるので、靴底の厚さや強度も重視しましょう。

勤務中ほぼずっとナースシューズを履いている方にとって、ムレは不快なものです。脱ぎ履きを繰り返すような方の場合は、ニオイが発生していないかが気になりますよね。

ナースシューズには、サンダルタイプのようにもともと通気性のいいものもありますし、構造や素材を工夫した商品も多いです。靴選びの際は、通気性をしっかりチェックしましょう。

針や刃物の落下、血液や分泌物など感染性があるものへの危険は、医療の現場ではつきものです。病院や現場の状況によってはオープントゥのナースシューズを避けて、足先をカバーするものを選んでください。実際に、職場からナースシューズのタイプを指定されるケースもあります。

また、ナースシューズそのものの耐久性もチェックポイントです。たくさん動き回る足元を支える靴ですから、なるべく長く使えるものを選びたいところです。

ナースシューズの規定が白以外認められている場合は、カラーから選ぶ方法もありです。白のメリットは清潔感や安心感があり、制服が白なら統一感のあるコーデができる点です。しかし、汚れが目立ちやすい点がデメリットになります。

白以外がOKであっても病院や施設で働くなら、カラフル過ぎるものは避けた方が無難です。制服が紺や緑と相性がいいのは黒のナースシューズで、汚れが目立ちにくくコーデが締まります。

たとえば、専用靴への履き替えが必要なエリアに頻繁に出入りするといった靴の脱ぎ履きが多い方は、着脱に手間がからない靴を選びたいものです。

また、相談受付や各種調整業務など事務作業を中心とする方もいらっしゃいます。そのような場合は、パンプスタイプなど「きちんと感」重視で選ぶのが大切です。

ニューバランスといえば、かわいらしいフォルムのスニーカーが有名ですよね。実はニューバランスにも、ナースシューズがあります。着脱しやすいスリッポンタイプのスニーカーで、履く人を選ばないシンプルなデザインが魅力です。ブランドロゴ「N」がアクセントになった、歩きやすいナースシューズです。

スポーツシューズを数多く取り扱っているアシックスは、履きやすく機能性の高いナースシューズを販売しています。普通のスニーカーのようなスタイリッシュなデザインで、女性だけでなく男性にも人気があるシューズです。ユニセックスのサイズ展開なので、男女問わず幅広い方が着用できます。

ピュアウォーカーではオープントゥのナースシューズを扱っています。定番の白だけでなく、黒いナースシューズもあるので、汚れの目立ちにくい靴を探している方にもぴったりです。衝撃を吸収する疲れにくい構造で、制菌・防臭加工がされているため清潔に使えます。

ミドリ安全はマスクや軍手、安全靴などを取り扱っているメーカーです。ナースシューズはスリッポンタイプやマジックタイプ、ひも靴タイプなど種類豊富です。クッション性に優れた疲れにくいものや、靴底から静電気を逃がす機能があるものなど、仕事場で使いやすいシューズが揃っています。

ナースシューズは店舗でも通販でも購入できます。店舗の場合は、どこでもナースシューズを取り扱っているとは限りません。そのため、どちらかといえば専用の通販サイトのほうが購入しやすいものの、それぞれ一長一短があります。

ナースシューズを店舗で購入するメリットは、なんといってもその場で試し履きできる点に尽きます。通販ではその靴が足に合うかどうか、届いてみないとわかりません。

とはいえ、店舗ではサンダルタイプ以外のナースシューズの取り扱いがほとんどありません。一方で通販は、豊富な種類や機能のナースシューズの中から自分に合うものを選べます。合わない場合の返品・交換に手間や日数がかかるのがデメリットですが、返品・交換の手続きそのものは簡単なサイトが多数です。

ナースシューズの取り扱いがあり、なおかつ全国的に展開している販売店をピックアップしました。お近くに店舗があれば、欲しいときにすぐナースシューズを入手できるかもしれません。

「ドン・キホーテ」は、食品、日用品、家電などからユニークなパーティーグッズまで、幅広い商品を販売する総合ディスカウントストアです。

ナースシューズについては、オーソドックスなオープントゥタイプのサンダルが販売されています。軽くて歩きやすく、抗菌・防臭機能つきで快適なため、看護師の方だけでなくオフィスワーカーの方にも好評です。

 「ABCマート」は、主に靴の商品企画・製造・販売を手がけ、全国に1000店舗を展開している企業です。

シンプルなナースサンダルのほか、看護師と同様に立ち仕事でケアにあたるエステティシャンの意見を取り入れた、デザイン性の高いミュールやサンダルを取り扱っています。

靴販売の大手である株式会社チヨダの店舗ブランドのひとつ、「東京靴流通センター」には、「バイオフィッターナース」と呼ばれるナースシューズのシリーズがあります。

サンダルタイプのナースシューズが中心ですが、つっかけて履くタイプのスリッポンもあります。近隣の店舗で取り扱いがあれば、見比べて選んでみてください。

ナースシューズが購入できる通販サイトは多数あります。大手ECサイトではもちろん、医療・介護用衣料やグッズなどを専門に扱う通販サイトでは、ほぼ確実にナースシューズを取り扱っています。

「ナースリー」は白衣やスクラブをはじめ、聴診器やマスク、ナースウォッチなど、看護師が使用する各種グッズに特化した通販サイトです。

購入できるナースシューズはサンダルを除いて250種類以上と、とにかく豊富です。タイプも機能もさまざまなシューズから、自身の仕事や好みにぴったり合うものを選べます。

「アンファミエ」も「ナースリー」と同様の看護師グッズ専門サイトです。もちろんナースシューズの種類も多数で、中には「ガーリー系シューズ」とカテゴライズされたかわいいデザインのものもみられます。機能性に優れる上におしゃれ心も満たす商品を選べるのは嬉しいポイントです。

大都市を中心に実店舗の出店もあります。近隣に店舗があれば、実際に足を運んで商品を試すのがおすすめです。

1993年創業のワーキンググッズ通販専門会社、大阪通販が運営するのが「ナースコム」です。スニーカーやスリッポンを中心とした多数のラインナップからナースシューズを選べます。

創業以来、返品はお客様の権利といった考えのもとに「返品無期限保証」を貫いているサイトでもあります。靴のサイズや履き心地に不安があっても、安心して注文できます。

ナースシューズは仕事中何時間も履き続けるパートナーのような存在です。快適に仕事をするため、また健康のためには、足に合ったシューズを選ぶのがとても重要です。ぜひこの記事を参考にして、お気に入りの一足を見つけてください。