バドミントンシューズおすすめ16選｜レディース・初心者・中級者向けも紹介

バドミントンは、子どもから高齢者まで気軽に楽しめるレクリエーションとして親しまれてきました。近年は日本人選手の活躍で注目度が上がり、競技人口が増えています。

バドミントンは、相手が打ったシャトルに追いつき、いいポジションから打ち返すためにフットワークが重要です。バドミントン特有の激しい動きを支え怪我を防ぐには、専用のバドミントンシューズを用意するのがおすすめです。

バドミントンシューズには、他のシューズにはない特徴があります。ここでは、俊敏なフットワークを可能にするバドミントンシューズの選び方・おすすめの商品16選を紹介します。中学生の初心者・中級者や中高生の部活動など用のシューズをお探しの方、ほかのシューズで代用できるか気になる方も、ぜひ参考にしてください。

バドミントンシューズの特徴のひとつは軽さです。シューズが重いと、俊敏なフットワークを踏めなくなってしまいます。一般的なランニングシューズは片足で約180g～400gと幅広くあり、同じラケット競技のテニスは300g以上が多く、中には350gを超えるものもあります。

一方、ほとんどのバドミントンシューズは300g前後で作られています。メーカーは軽量化を目指して技術を開発しており、バドミントン用具で有名なヨネックスは、メーカー史上最軽量の250gを実現しました。

バドミントンは、シャトルが少しの風でも流されやすくプレーに影響するため、体育館を閉め切って行う競技です。また、攻守の入れ替わりや動きも激しいスポーツで、プレー中は足元も含めて全身から汗が止まりません。

そこで重要なのが、バドミントンシューズの通気性です。アッパー部と呼ばれる足の甲の部分の素材がメッシュで作られているものが多く、熱気のこもりや汗によるストレスも軽減され、快適にプレーができます。

グリップは、タイヤが路面をとらえる力を表現する場合が多いですが、スポーツシューズにおいても重要です。グリップ力が低い、つまり摩擦が生じにくいシューズは滑りやすくなります。

グリップ力が低いと、シャトルに反応した際の動き出しや、着地して踏ん張ったときに滑って無駄な力が入り、怪我につながる恐れもあります。そこで多くのバドミントンシューズのソールは、高いグリップ力を意識して作られています。

普通の運動靴でも、バドミントンシューズの代用ができないわけではありません。しかし、グリップ力などは、専用シューズに比べるとどうしても劣ってしまいます。強いこだわりのシューズがある場合や、購入の予算が付かない場合以外は、バドミントン専用に作られたシューズを購入するのをおすすめします。

一般的なスポーツシューズは履き口の高さがローカット・ミッドカット・ハイカットの3種類に分かれますが、バドミントンシューズはミッドカットとローカットの2種類です。それぞれの特徴を知り、自分に合ったタイプを選びましょう。

ミッドカットタイプは、くるぶしが隠れる程度まで履き口が長く作られています。そのため、足首がしっかりと包まれて安定感を感じられます。捻挫をしやすい方や初心者の方におすすめです。

しかし、ローカットタイプよりも重量が増えるため、重さを感じたり関節が動きにくくなったりしてしまう場合もあります。試し履きをしてみて、動きにくいものは避けましょう。また、着脱にもやや時間がかかります。

ローカットタイプはミッドカットタイプよりも、軽いものが多いのが特徴です。また履き口が短く足首がむき出しになり、関節の動きがより自由になります。プレー経験があり、俊敏な動きを求める方におすすめです。

しかし、ミッドカットタイプよりも安定感を得にくく怪我のリスクが高くなる場合があるため、足首周りの準備体操を念入りに行いましょう。シューズの面積が少なく、脱げやすい場合もあります。自分の足の形に合ったものを選ぶのもポイントです。

カットタイプが決まったら、素材にも注目してみましょう。バドミントンシューズに使われている素材は、主に2種類あります。それぞれのメリットとデメリットを知り、自分の求める使用感に合ったものを選んでください。

メッシュ素材とは、表面に小さい穴が複数開いている生地で、通気性が良く軽いのが特徴です。バドミントンは室内で窓を閉め切って行うため、夏場は特に暑くなります。

通気性のいいメッシュ素材のシューズを選ぶと、足元の熱気のこもりや汗が軽減され、快適なプレーにつながります。また、軽くて動きやすいメリットもあります。しかし、メッシュ素材は耐久性が低く、シューズの形も崩れやすいデメリットがあります。

人工皮革とは、ナイロンやポリエステルを用いて、皮革に似せて作った人工の素材です。メッシュ素材よりも形が崩れにくく耐久性が高いため、長持ちします。また、激しいフットワークにも耐えられる安定感があり、足元に不安がある初心者の方におすすめです。

しかし、メッシュ素材よりも通気性が悪いため、夏場や汗をかきやすい方などには不向きです。通気性を重視したい方は、メッシュ素材を選びましょう。

サイズ選びのポイントは2つあります。1つ目は縦幅です。通常、自分の靴のサイズは把握している方が多いものの、専門店の機械で測ると思っていたサイズとは違う場合もあります。

2つ目は横幅です。単位はEで表し、バドミントンシューズの多くは3Eです。サイズが合っていないと動きにくく、劣化も早めてしまいます。また、同じサイズでも商品により差があるため、試し履きをして足に合ったバドミントンシューズを選びましょう。

シューズを選ぶ際には、なるべくクッション性の高いものを選びましょう。バドミントンはジャンプやステップが多く、足に多大な負担がかかるからです。ゲル素材を内蔵しているものや、ソールの厚いものなど、衝撃を吸収するのに適しているものを選ぶのがポイントです。

バドミントンシューズ選びに迷ったら、日本バドミントン協会審査合格品から選ぶのもおすすめです。公益財団法人日本バドミントン協会では年に一度、用具器具の品質向上と保持を目的として審査を行っています。

シューズ部門は耐久性や通気性などで審査されますが、大会によっては合格品でないと出場できない場合もあるため確認が必要です。合格品は協会やメーカーのホームページでチェックできます。

ヨネックスは、1946年に漁業用の木製浮きの製造会社として創業されました。その後、1957年からバドミントンラケットの製造に転換し、スポーツ用品メーカーとしてスタートしました。

現在はバドミントン以外にも、テニス・ゴルフ・スノーボードなどさまざまなスポーツ用品を製造しています。コーポレートロゴのブルーとグリーンの色合いが印象的です。

「よりいいスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する。」の経営理念のもと、数多くの大会に協力してきたミズノは1906年に創業されました。

スポーツ用具の生産を1911年から始め、現在は20種目以上の競技用具を製造しています。他のメーカーがほとんど使わない天然皮革のバドミントンシューズも注目されています。

スポーツ用品の中でもシューズに強みを持つアシックスは、1949年に創業されました。「アシックススポーツ工学研究所」では運動動作に着目・分析し、独自に開発した素材や構造設計技術を用いた商品を生み出し続けています。バドミントンシューズにもその研究成果が採用されており、プレーをサポートしてくれます。

バドミントン専門店はバドミントンに特化しているため、スタッフの知識が豊富で正確なアドバイスを受けられます。

バドミントン経験者のスタッフも多く、悩みや課題を共有できます。ガットの張り替え技術も高く、行きつけの店を見つけておくのがおすすめですが、店舗が少ない地域もあるのが難点です。

スポーツ量販店は店舗数が多く、探すのには苦労しません。季節の変わり目などに大規模なセールも行われるため、欲しい商品がある際にはチェックしてみるのがおすすめです。

しかし、バドミントンの専門家がいない場合もあるため、初心者には不向きです。商品数も少なく、お取り寄せになってしまう場合もあります。

圧倒的な品揃えを誇るのは、やはりインターネットです。24時間どこからでも注文でき、商品や値段の比較も簡単です。メーカーのサイトには細かい性能が記載されており、プレーのヒントにもなるかもしれません。

試し履きができないデメリットもありますが、サイトによっては試着サービスがあるので探してみてください。

バドミントンは基本的に体育館で行うため、雨や泥で汚れるのはありません。しかし、使っているうちにどうしても表面に汚れがついてしまう場合があります。

そんなときは、やわらかい布を水で濡らし、よく絞ってさっと拭きましょう。表面の汚れに対してはこの方法で対処できますが、水に弱いため、直接水をかけるのは避けてください。

シューズの内側の臭いや汚れが気になった場合は、シューシャンプーで洗いましょう。埃などの汚れを簡単に落としたら、靴紐は取り外して、水の中でシューシャンプーを使って優しくかつ素早く洗います。

しっかりすすいだ後は、形を整えて風通しのいい日陰で乾燥させます。水で劣化してしまうため、あくまでもスペシャルケアとして行ってください。

バドミントンシューズをシューシャプーで洗ったりして水に濡れてしまった場合、正しい乾かし方をしてください。シューズの劣化や変形につながる恐れがあるため、直射日光・ドライヤー・乾燥機・ヒーターなどの使用は絶対に避けましょう。

日陰干しをしながら乾いた布や紙を中に詰めると、水分を吸収し形を整える効果もあるのでおすすめです。

汚れを落とすのだけがメンテナンスではありません。バドミントンシューズにとって、いい環境での保管が長持ちのコツです。

バドミントンシューズのソールはゴム製が多く、高温多湿で劣化します。そのため、使用後のシューズを車の中やシューズケースなどに入れたままにするのは避けましょう。日陰干しをしてから、高温多湿を避けた場所での保管がおすすめです。

バドミントンシューズと一緒に、インソールにも注目してみましょう。自分に合うシューズがなかなか見つからない方・足の形に特徴がある方・靴擦れに悩んでいる方などは、インソールで解決できる場合があります。

逆に、自分に合っていないインソールのままプレーを続けてしまうと、足に無駄な負担がかかっている可能性もあります。メーカー各社がさまざまな商品を開発しているため、自分の求める機能があるインソールを探してみてください。

バドミントンシューズも、次々と新作が登場しています。メーカーによっては、最新作の情報やウェブカタログが公式サイトなどで閲覧できます。店頭に行かなくても、ネットでシューズに関する詳細が分かるようになっているので、ぜひ一度チェックしてみてください。

ここまでバドミントンシューズの選び方やおすすめの商品などを紹介しました。メーカーや製品によって細かい違いがありますので、記事を参考にして自分の足に馴染むバドミントンシューズでプレーを楽しんでください。