ラダーの人気おすすめ11選｜ラダートレーニングに！100均の材料を使った手作りも

部活動用の器具・トレーニングジムのマシンといった大がかりな設備のない環境で自主トレするなら、ラダートレーニングの導入をおすすめします。3～7mといったわずかなスペースがあれば手軽にトレーニングできる上に、設営・分解・収納も簡単。軽いため持ち運びも楽々です。

YouTubeなどでは、プロのアスリートがトレーニング用ラダーを使った自主トレの動画を公開中。トレーニング用ラダーは自主トレ用の器具として有用だと知られるようになってきました。

そこで本記事では、トレーニング用ラダーの選び方・おすすめ商品10選をご紹介します。盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。さらに、100均アイテムを使った手作りラダーの作り方もお教えします。

トレーニング用ラダーは、主に自主トレの用途で役立つアイテムです。具体的には地面もしくは床に簡易的なハシゴ状の仕切りを設置し、仕切りに合わせてステップ・ジャンプといった動作を行います。瞬発力を高めるトレーニングに効果的で、陸上競技・サッカー・バスケットボールなどのプレーヤーにおすすめです。

効果がないと思う方がいる一方、ラダートレーニングは最小限のスペースがあれば利用できるのもメリットの1つです。さらに「足が速くなる」よく言われるトレーニングで、部活動用の設備・器具やトレーニングジムにある専用のマシンを頼らず、低予算で手軽にトレーニングしたい場合にぴったりです。

トレーニング用ラダーの標準的な全長は5mです。次いで多いのが3m・6～7mで、9m以上の製品も存在するものの、あまり市販されていません。サッカー・バスケットボールのようにドリブルや頻繁な方向転換が要求されるスポーツであれば、5～7m程度のものがおすすめです。

陸上競技の場合はある程度の距離を確保するのが望ましいため、たとえば連結可能な7mラダーを2点つなげるといった要領で対応しましょう。

トレーニング用ラダーの横幅はプレートの横幅によって決まります。横幅のおおよその目安は下表の通りです。

なお身長・体格による個人差や、靴のサイズによっても最適な横幅は流動します。窮屈になり過ぎないように注意しましょう。製品によってはプレートの横幅を調整できるタイプもあるため、必要に応じてご検討ください。

トレーニング用ラダーのプレートは、トレーニング時の足さばきを確認する役割を担います。ただしプレートにある程度の厚さがないと、足に感触が伝わりづらいため十分な効果が得られません。

プレートの厚さはおおよそ4mm程度を目安にするのがおすすめ。ちなみにプレートが厚すぎる場合は踏んだ時に違和感があったり、収納しづらかったりといったデメリットが生じます。

トレーニング用ラダーの中にはサイズ調整に対応できるタイプがあります。サイズ調整できるタイプの場合、身長・体格といった個人差による問題を解消しやすいためおすすめです。たとえば子どもの成長過程に合わせて長さや幅を変えられるため、長い期間繰り返し使えます。

プレートのタイプはトレーニング用ラダーの用途・使い方を左右します。そのためプレートの形状・組み合わせ方をチェックし、製品がどのようなトレーニング方法に適しているのかを把握しましょう。

帯を横一直線に配置したタイプは、トレーニング用としてスタンダードなハシゴ型です。六角形・八角形のタイプは組み合わせによって形状を変えられるため、ゲームのようなトレーニング以外の用途にもおすすめです。

トレーニング用ラダーの中には固定・連結可能なタイプがあります。固定機能を利用すれば複雑な形状を作れるほか、長めのラダーを連結させてサークル状の区域にするのも可能です。

また、同じ製品を複数点購入して連結できるタイプもあります。気に入った製品のサイズアップを図りたい場合には大変便利です。

多くのトレーニング用ラダーは、プレート部分を重ねて折りたためるものが一般的です。連結タイプや六角形のような形状のタイプは最小単位に分解した後、重ねてまとめる要領で保管します。

トレーニング環境が流動したり、都度撤収が必要だったりする場合は持ち運びしやすいタイプを選びましょう。収納袋や結束バンド付きの製品なら、持ち運びも簡単です。

トレーニング用ラダーは設営しやすく収納しやすいかどうかが大切です。特に、ファミリーで小さい子どもにトレーニング用ラダーを使わせる場合は、扱いやすさが大きなウエイトを占めます。

具体的には保管時にコンパクトに収まるだけではなく、取り出してすぐに使えるタイプがおすすめ。さらに片付けが面倒でなければ、子どもがリピートで使用する可能性も高まります。

トレーニング用ラダーは高耐久で傷の付きにくいものがおすすめです。基本的にはどの製品でもある程度の耐久性が備わっていますが、それでもプレートの素材・厚さなどによって差が生じます。製品の仕様情報をよくチェックしましょう。

また傷が付きにくかったり、目立たなかったりといった要素もポイントの1つ。せっかく丈夫なラダーでも、傷や汚れの酷いものはモチベーションの低下を招いてしまいます。

トレーニング用ラダーを長く使用するためには、手入れのしやすさも大事です。おすすめは水洗いに対応しているタイプで、水道ホースを利用すれば全体をまとめて洗えます。

特に、土汚れを一気に落とせるのは大変効率的です。また耐水性のあるものは雨にも強いため、雨天時に練習する必要がある場合にも活躍します。

トレーニング用ラダーを初めて利用する方には、マニュアルや付属品が充実した製品がおすすめです。マニュアル付きの場合はラダーの設営・分解方法だけでなく、製品を使った代表的なトレーニング方法も記載されている場合があります。

また、マーカーコーン付きのタイプならトレーニングのほか、子ども向けのゲームにも役立つためおすすめです。あるいは、ミニハードルがセットになっているものもあり、もも上げなどの高さが必要なトレーニングに役立ちます。

ダイソーなど100均ショップで販売されている商品をいくつか組み合わせて、簡易的なトレーニング用ラダーを手作り可能です。作り方は次のとおりです。

1. A4サイズのジッパーファイルまたはカバンテープをカットしてプレートにする
2. プレートの端に2cmほどの切り込みを入れる
3. 手芸用のPPバンドを切り込みに通す

他にも、

• グランドテープを5m×2本・50cm×8本に切り、長いテープに短い方を35cm間隔で固定する
• マスキングテープを床に貼ってラダーの形にする

といった方法があります。

注意点としては準備・加工作業に手間がかかるほか、正規のトレーニング用ラダー製品と比べると耐久性・強度において不安が伴います。メリットの方が大きいと思われる場合は参考にしてみてください。

ラダートレーニングは神経や筋肉の反射・バランス感覚を鍛えて速く正確に動くためのトレーニングです。その効果をより高めるには、次のようなポイントを意識してみましょう。

• 足だけでなく腕など身体全体の動きも確認する
• 慣れないうちはゆっくり正確に動く
• リラックスしてリズミカルに動く
• 短時間で集中して行う

トレーニング用ラダーはわずかなスペースで自主トレに利用できる優れものです。しかも低予算で導入できるため、中学・高校生にもおすすめです。手軽で使いやすいトレーニング用ラダーをぜひご活用ください。