ガラスコーティング剤の人気おすすめ12選！ワックスとの違いは？

愛車を新品のようにツヤツヤに保ちたいなら、撥水効果のあるコーティング剤は欠かせません。コーティング剤の素材には油脂、ポリマーなど複数の種類がありますが、撥水効果の高さで人気なのは「ガラスコーティング剤」と呼ばれるガラスを使用したタイプです。

ガラスコーティング剤と一口に言っても、プロが使用するようなものから初心者でも気軽に挑戦できるスプレータイプまでさまざまな製品が発売されており、選ぶのはなかなか困難です。そこで今回はガラスコーティング剤を選ぶポイントや人気おすすめ商品12選をご紹介します。

DIYで塗りたい人へのアドバイス、業者に任せる際の選び方のコツなども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

車にツヤを出すグッズと言えば、コーティング剤よりもカーワックスを先に思い浮かべる方も多いのでは。しかし、ワックスとコーティング剤では成分や耐久性が異なります。ツヤをより長く保ちたい方にはコーティング剤がおすすめです。

ワックスは蝋を表面に塗り広げる事で水を弾くアイテム。一方、コーティング剤は表面の上にもう一層新しい層を作るため車の塗装面が保護され、ツヤも長く持続します。最近ではワックスよりもコーティング剤が主流になっているとも言われます。中でもガラスコーティング剤が最も人気のタイプとなっています。

コーティング剤にはガラスのほかにポリマー系、セラミック系などがあります。それらと比べた時のガラスコーティング剤のメリットは、耐久性や費用の面で最もバランスが取れているところです。

ポリマー系は安く施行時間も短いのが長所ですが、持続性は低めです。また、熱に弱く炎天下に向きません。セラミック系はガラスより耐久性が高くなりますが、その分費用も高くなります。業者に依頼するとさらに費用はかさみます。

ガラスコーティングはガラス成分が主体。塗装の上からガラスの膜を形成することで、愛車を汚れや傷から守り、ツヤを保ちます。ガラス系コーティングより価格が高めになりますが、その分、ツヤの持続性は優秀。約3～5年は効果が続くとされています。

少々お値段が張っても高い効果を長く持続したい方や、お手入れの回数を減らしたい方におすすめです。一方、酸性に弱いので洗車する時は洗剤の成分を確認しましょう。

ガラス系コーティングは、ポリマー樹脂のコーティング剤にガラスが配合されているタイプです。市販のものは、ガラス系コーティングが多くなっています。

平均的な効果の持続期間は約6ヵ月。ポリマー系よりは持ちがいいですが、純粋なガラスコーティングよりは短くなります。一方、個人でも簡単に施工できるスプレータイプの商品が多く発売されています。価格もガラスコーティングより安いので、自宅で手軽に施工したい方におすすめです。

プロも使用する業務用タイプのガラスコーティング剤は、液剤がビンに入っている製品が一般的。液剤を専用のスポンジやクロスにつけて、車のボディに塗り広げる作業の後、既定の時間をおいてから液剤を拭き取ります。

拭き取りが遅れると硬化が進み過ぎてしまいます。ムラが出ないようにするには、手際の良さとコツが必要ですので、一部分ずつ慎重に進めていきましょう。じっくり作業したい方や、本格的なツヤを長く保持したい方におすすめです。

なるべく気軽に塗布したいという方には、スプレータイプのガラスコーティング剤がおすすめです。ムラになりにくく、初心者でも簡単に挑戦できるのが魅力。濡れた車体に使用できる種類もあり、洗車後の作業時間を短縮することも可能です。

一方、スプレーの場合はポリマー入りの「ガラス系コーティング」が主流。そのため耐久性は低くなりますが、繰り返し使用することで徐々にコーティングの膜は厚くなっていくとされています。

「撥水系」は、水や汚れを水玉状に弾くタイプです。「親水系」よりもツヤや撥水力に優れています。ぽろぽろと転がるように落ちていくので、見た目にも爽快感があります。特に、視界を良好に保つ必要のあるフロントガラスに使用するなら、撥水タイプが最適です。

一方で、水玉の形のまま跡がつきやすいという点も。黒など濃い色の車体だと跡が目立ってしまうので、白などの淡い色の車に使うことをおすすめします。

「親水系」は、水が線や膜の状態でまとまって滑り落ちていくタイプです。「滑水系」や「疎水系」と表示されている場合もあります。ツヤや撥水力は「撥水系」より劣りますが、水玉の跡が付きにくいので、目立ちやすい黒などの濃い色の車体には親水系がおすすめです。

また、まとまって水を弾いてくれる親水系は、水引きがいいのも魅力。洗車した後の拭き取り作業がとても楽になります。洗車作業を短縮したい方にも人気のタイプです。

製品によっては、専用のクロス、スポンジなどが必要になることも。付属品として製品に付いてくるタイプもありますが、別売りの場合もありますので、チェックしておきましょう。

手元にあるクロスなどで代用できるケースもありますが、特に塗布にコツがいる業務用ではグッズで仕上がりが変わってきます。

ガラスコーティングは、一度施工したら終わりというものではなく、定期的に洗車するなどのお手入れが必要です。汚れを長らく放置すると、汚れが固まって洗車しても取れなくなってしまいます。また、ガラスコーティングはだいたい3～5年で効果がなくなるため、再メンテナンスが必要です。

洗車せずに放置したままだと、コーティングの被膜が劣化して、コーディングの効果が低下したりコーティングの寿命が短くなるなどのデメリットがあります。そのため、定期的な洗車やメンテナンスを面倒に感じる人は、コーディングをしない方がいい場合もあります。

自分で施工する際には、下準備にもこだわるとガラスコーティング剤の効き目をさらにアップさせることができます。まず、古いワックスや汚れを除去した後で、コーティング作業をしていきましょう。水垢を落とす効果や脱脂効果のあるカーシャンプーを使って、念入りに洗車することが重要です。

さらに、走行中に車体に蓄積していく鉄粉を落とすことも大事。そのままコーティングすると傷みの原因になるので、鉄粉クリーナーを使って除去しましょう。最近では、コーティング前の下準備専用のクリーナーも販売されてるので、そちらもおすすめです。

「ガラスコーティング後にワックスを上塗りしていいの？」というのが、よく聞かれる疑問です。ガラスコーティングの後にワックスを塗れば、さらにツヤが出るのでは……と思う方もいるかもしれませんが、その効果はありません。

むしろ、ガラスコーティング剤の効果を持続させるには、上から余計なものを塗らないことが推奨されています。長くツヤを保つためには、ワックスの上塗りよりもこまめな洗車を行ったほうが効果的なのです。

ガラスコーティングをした後は、どれくらいの頻度でお手入れしたらいいのでしょうか。ガラスコーティング剤は汚れや水を弾くので、洗車の手間が短縮されるのも魅力のひとつ。水洗いだけでも十分に汚れが落ちていくので、ピカピカのまま保ちたいなら、月に一度は洗車を行いましょう。

また、ガラスコーティング施工後も最低で年に1度はメンテナンスが必要とされています。水弾きの低下・光沢の低下が見られたら、次のコーティングを考えましょう。洗車で汚れ落ちが悪くなったと感じたら、それもコーティング剤の効果が薄れてきているサインです。

絶対に失敗したくないという方には、業者におまかせするという選択肢も。ガラスコーティングを請け負ってくれるガソリンスタンドやカー用品店に依頼しましょう。技術力の高いコーティング専門店も存在します。

価格はDIYより高くなりますが仕上がりは期待できます。施工実績やアフターサービスを確認して業者を選定し、連絡しましょう。

以上、今回は車用のガラスコーティング剤のおすすめ12選をご紹介しました。人気の製品をピックアップしましたが、気になる製品は見つかりましたでしょうか。DIY派の方もプロにお任せ派の方も、長く光沢を維持できるガラスコーティング剤のメリットを生かして、ツヤツヤの愛車でのドライブを安全にお楽しみください。