アディダス（adidas）のランニングシューズおすすめ13選｜デュラモの違いは？

誰もが知るスポーツ用品ブランド「adidas(アディダス)」が生み出すランニングシューズは、世界的にも人気です。初心者からプロのアスリートまで、必要な要素をカバーできるハイレベルな機能性と普段使いできるおしゃれなデザインは、性別を問わず広く愛用されています。

しかし、シリーズ展開も多くメンズ・レディースではサイズも異なるため、何を基準に選べばいいか分からないとお悩みの方も多いはずです。この記事では、シリーズごとの特徴を解説するほか、アディダスランニングシューズの選び方やおすすめの商品を紹介します。

デュラモの違いや、初心者でも使いやすい商品も取り上げていますので、ぜひ最後までご覧ください。

アディダスの創業者は、ドイツ出身のアドルフ・ダスラー。もともと靴職人だったダスラーが、母の経営するランドリー店の片隅で靴の製造業をはじめたのがブランド誕生のきっかけでした。アディダスの名前は、アドルフ・ダスラーの愛称だった『アディ』と姓名のダスラーを繋げたものです。

どちらも世界的に有名なブランドである「アディダス」と「プーマ」ですが、実はそれぞれの創設者は兄弟。プーマの創業者はアドルフの兄、ルドルフです。もともと、2人は一緒にシューズブランドを経営していた歴史もあります。2人とも自分の地元でブランドを立ち上げたため、2社は生涯強いライバル関係にありました。

アディダスのランニングシューズと言えば、独自に開発したクッショニングテクノロジー『BOOST』が有名です。従来にはなかった新しいミッドソールの素材で、やわらかいのに沈み込まず衝撃吸収しつつ、着地の力を反発力に変換し推進力を高めています。

一般的なランニングシューズよりも着地した瞬間に足が前に押し出されるような感覚があり、加速感が強いのが特徴です。

「ADIZERO ADIOS PRO」シリーズは、「フルマラソンを2.5時間で完走する」を目指したSUB2.5の上級者ランナー向きです。5本骨状カーボンとカーボンファイバー・ヒールプレートの組み合わせにより理想のクッション性が実現されています。

また、スムーズで弾むような重心移動ができ、「極限までパフォーマンスを引き出す」を実現しました。

「ADIZERO PRO」はプロのアスリートとコラボレーションして開発された、SUB3以上のハイスピードを求める人に向けたシリーズです。着地が安定する軽量のミッドソールとバネのような反発力が魅力。

CARBITEXカーボンプレートにより蹴りだしが強化されたミッドソールが大きな推進力を生み、スピードある走りをサポートします。

「TAKUMI SEN」は限界まで無駄をなくして、200g以下の超軽量を実現したモデルです。グリップ力に優れたアウトソールが採用され、滑りやすい環境でも安定した走りが可能。

『BOOST』と高反発素材の『Lightstrike』を組み合わせたミッドソールにより推進力も強化されています。ハーフマラソンやロードレースなど、環境が変化しやすいシーンでの使用におすすめです。

新感覚のフィット感がなんとも心地いい「ADIZERO JAPAN」。フィット性・サポート力・反発力に長けた高機能シューズで、SUB4以上の中級ランナーからの使用を想定しています。

摩耗しやすい箇所にはレース用自転車にも使用されるアウトソールが採用されており、グリップ性も最高です。滑りを軽減できる分、全エネルギーを推進力に変換できます。

マラソンレースのために開発された「ADIZERO BOSTON」は、トレーニング用のモデルとしても人気です。メッシュアッパーは通気性が良く、エネルギーを持続できる低密度高反発ミッドソールを搭載しており、長時間のランニングでも快適に走り続けられます。

スピードアップのために作られた「ADIZERO RC」は耐久性が高く、軽量性にも優れたモデルです。しっかりとしたフィット感で足ズレを防ぎ、安定した走行が可能。

ソールには独自のラバー素材『アディウェア』が採用されており、ソールの寿命と機能が長持ちするのが魅力です。扱いやすいので初心者ランナーでも安心して使用できます。

「SL20」は通気性・クッション性・軽量性をバランスよく共存させており、履き心地のよさから毎日のトレーニングにもおすすめです。しっかりしたフィット感のあるアッパーと、足裏の動きに連動する軟らかいソールにより、安定感をもって走りやすく初心者ランナーにも扱いやすいモデルとなっています。

デザインを重視したい方はぜひ「ULTRABOOS」に注目してみてください。街着のスタイルにも違和感なく溶け込むファッション性の高いデザインが豊富です。

もちろんランニングシューズとしての機能も充実しています。競技場からアスファルトや歩道など、さまざまな路面に対応できるソールで街でのランニングにも最適です。

航空宇宙工学にインスピレーションを得て開発された「SOLARBOOST」。スペースシャトルのように細部までこだわりぬいたパーツだけで構成されており、質の高いサポート力が長く持続するのが特徴です。ぴったりとしたフィット感に反して、動きやすさもしっかりと担保されています。

本格的なランニングを目指すなら「ADIZERO」シリーズがおすすめです。上級者向きの高精度なサポート力が頼もしいモデルが豊富です。

上級者向けのモデルが多いのですが、SUB5～2まで、目標タイムに合わせてモデルを選択できます。無理をし過ぎず今のレベルに合ったものから取り入れてみると、効率よく走りを上達させられます。

路面の凹凸に合わせて適切な動きをアシストしてくれる「PUREBOOST」シリーズは、路面のコンディションが変わりやすい街中でのランニングにおすすめです。安定性にも優れ効率的な走りができるほか、アキレス腱の動きをサポートする設計により、ケガの防止も期待できます。

初めてフルマラソンに挑戦するランナーにおすすめしたいのが「SOLAR」シリーズ。何重にも層を重ねた構造のアッパーが足をや優しくもブレないように包み込み、長時間のランニングでも疲れにくいようサポートしてくれます。

そのため、フルマラソンでも最後まで質の高いパフォーマンスを持続できるのが特徴です。

アディダスのランニングシューズが気になるけど、使う機会が少ないのでコスパ重視で選びたい方には、安くて手軽に購入できる「DURAMO（デュラモ）」がおすすめです。安くてもアディダス独自テクノロジーを採用しているので、トレーニングからタウンユースまで幅広く活躍します。

また、アディダスのブランドアイコンである3本線は、安くても安っぽさを感じさせないのも魅力です。メンズ・レディースとカラーバリエーションが豊富に揃うので、お気に入りのデザインを選べます。

ニット素材をベースとしたデザインが特徴の「ULTRABOOST」シリーズは、カラーや柄の展開が豊富です。都会的なファッションにもマッチする、おしゃれなデザインがランナー以外にも人気があります。

商業施設やレストランなどに行っても違和感のない見た目で、ランニングでの使用はもちろん、疲れにくい高性能なシューズとして街歩きでも活躍すること間違いなしです。

アディダス独自のクッショニング素材である「BOOST」は含有率が高いほど強い反発力とクッション性が得られます。バネクッションによる推進力を高めたい場合は、含有率の高いモデルがおすすめです。

反対にBOOSTの含有率が低いと、弾み方が抑えられるので安定した走りが得られます。どちらにするかは、ランニングスタイルや好みによって選んで問題ありません。

アディダスのランニングシューズには、タイヤメイカーの「コンチネンタル」が開発したグリップ性の高いラバーが採用されています。強力なグリップ力により地面を掴んだ走りができ、より速いタイムを目指したい方におすすめです。

実際に、このラバーが使用されたシューズを使った多くのプロランナーたちが自己記録を更新しています。

アディダスが独自に開発した「プライムニットアッパー」は一般的なニット素材よりもフィット感に優れており、長時間の着用でも型崩れしにくい素材です。あらゆる足の形状や動きに合わせて自在に形を変え、しっかりと足を包み込んでくれます。もたつきのないスッキリとした見た目も人気です。

長年アスリートたちをサポートし続けてきたアディダスが開発した足形「マイクロフィット」により、心地いい着用感が得られます。幅広・甲高がベースの足形で、多くの日本人の足にマッチしやすい形状です。また、かかとのホールド感も良く、無駄な隙間やぐらつきを防いでケガの防止にも役立ちます。

トルションシステムとは、足の安定性を高めるために開発されたシステムです。もともとULTRABOOSTに搭載されていたシステムですが、今では多くのシリーズに展開されています。走行中のバランスをコントロールしやすく、スムーズな重心移動と安定感のある走りを体感できます。

また、アキレス腱の動きも解放されているので、ケガのリスクを軽減できる点もメリットです。

下記リンク先の『アディダス公式サイト』には、ランニングの目的やレベルに合ったモデルが把握しやすいシューズチャートが公開されています。マラソンの目標タイムが「SUB」で表記されており、ある程度のレベルを把握するのに便利です。

たとえば、SUB3であればフルマラソンを3時間以内で完走するのを目標にしています。

アディダスの商品は、店頭でもオンラインでも足囲のサイズが表記されていないのが難点です。はじめてアディダスのランニングシューズを購入する場合は、店頭にて試着しましょう。アディダスの基準では2Eが一般的なサイズとされており、最もモデル展開も多いです。

試着した際に足を上から見下ろして、親指・小指の付け根部分が変形していないか確認し、飛び出しているようならサイズアップを検討してください。

足幅のサイズはE～4Eまでの展開があります。足幅が細みの方や、歩いたときに足の横ブレが気になる場合はEサイズが適当である可能性が高いです。

反対に足幅が広い方は、3~4Eを試してみましょう。外反母趾など足のトラブルで圧迫感が気になる方にも幅広サイズがおすすめです。また、冬場など厚手のソックスを履く方は、ソックスの厚みも考慮したサイズを選択してください。

アディダスのランニングシューズの大きな魅力のひとつは、デザインの豊富さにあります。カラーや柄が選択できることはもちろん、スッキリした形のデザインなら街歩き用にしても違和感がありません。

ランニングウェアや普段のファッションに合わせて、気分のあがる一足をチョイスしましょう。

なめらかな走りと足を前に運ぶ推進力に優れていると話題の「厚底ランニングシューズ」。トップアスリート向けのモデルだけでなく、一般のランナー向けモデルも登場しています。

アディダスの厚底ランニングシューズは、用途やレベルに合わせて最適なフォームを選べるのもポイントです。

アディダスの新作ランニングシューズも要チェック。新作は、人気ブランドのステラマッカートニーとコラボしたおしゃれでかわいいものや、スタイリッシュなデザインのものなど、機能性だけでなくデザイン性にも優れています。走りやすさだけでなく、おしゃれも楽しめるなんて最高ですよね。

さらに、地球環境に配慮し、リサイクル素材を使用しています。サステナブルな新作ランニングシューズをぜひ手に取ってみてください。

足は時間帯やその日の運動量によっても、むくみの影響などで足のサイズが変わります。シューズを試着するときは、「できる限りランニングする時の状態に近づける」のがポイントです。

ベストな時間帯は、実際にランニングする時間です。加えて、ランニング時に着用しているソックスと同じものを履いて試着するようにしましょう。また、試着時には実際の使用シーンを想定して動き・フィット感・履き心地もしっかり確認してください。

毎日のシューズメンテナンスは、表面の汚れを落として、風通しのいい日陰で保管しておけば問題ありません。しかし汚れがひどい場合は、以下の手順で洗浄するようにしましょう。見た目だけでなく、通気性などの機能回復も見込めます。

1. 靴紐を外す
2. ぬるま湯に洗濯用洗剤を入れてシューズ浸け置きする(15~30分ほど)
3. ブラシで汚れを落とす
4. すすぎいだ後、洗濯機で脱水する(3分程度)
5. 日陰に干す

アディダスのランニングシューズは、ニーズに適したモデルを選べば走りの快適さが格段に変わります。まずはご自身のランニングスタイルを見直し、豊富なラインナップからぜひお気に入りの1足を見つけてください。デザイン展開も多いので、ウェアとのマッチングを考えて選ぶと気分も上がりますよ！