【2024】ナイキのランニングシューズおすすめ15選｜初心者向けや新作も！

アメリカ生まれのスポーツ用品ブランド「NIKE（ナイキ）」は、世界的にも有名です。中でもランニングシューズは、初心者からプロのアスリートまで広い層から強く支持されており愛用している方も多いですよね。

ナイキのランニングシューズは、どのモデルも最新技術によって機能面が充実しており、デザイン性にも優れています。目的やランニングのレベルに応じて選択できる幅が広く、メンズ・レディースともに使用しやすいデザイン・カラーが豊富である点も人気の理由です。

この記事では、ナイキランニングシューズの選び方・シリーズごとの特徴・おすすめのモデル15選・あなたに合った1足を選ぶためのヒントを解説します。さらに、長距離向けの厚底シューズなど、2022年最新作もご紹介しますので、ランニングを始めたい方やナイキのランニングシューズに興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

今では見慣れた厚底のランニングシューズですが、昔は底が薄いものが主流でした。軽量なため速く走れると信じられてきたからです。そんな時代に、ナイキが発売した厚底ランニングシューズは革命的でした。

軽量性はキープしたままに、推進力を高められる特殊構造の厚底ソールを採用し、より速く走れるランニングシューズを生み出したのです。以降、厚底ランニングシューズを使うプロランナーが急増しました。まさに、ナイキは厚底ブームの火付け役となりました。

最近では厚底のランニングシューズも多く見かけますが、薄底のシューズにもメリットがあります。以下の記事でそれぞれのメリット・デメリットを解説しますので、よりご自身に合うほうを選んでください。

以下、厚底ランニングシューズを使用する主なメリット・デメリットを挙げました。クッション性の高い厚底ソールのサポートにより、無駄な力を使わず、楽に速く走れるのが一番のメリットです。ただし、前に進む力が強いため、使いこなすにはある程度の "体幹" が求められます。

【メリット】

• 推進力が得られる
• 歩幅が大きくなり速度が上がる
• 優れたクッション性が衝撃から足を守ってくれる
• 反発力とクッション性により余計な力を入れずに走れる

【デメリット】

• ソールが厚いため着地時に足がぶれやすい
• 使いこなすための筋力がある程度必要

次に薄底ランニングシューズのメリット・デメリットを解説します。走行中の衝撃吸収などを考えると厚底の方がいいように思えますが、薄い分軽量で着地の感覚が足に伝わりやすいのでその日の調子を掴みやすいメリットがあります。

【メリット】

• ソールが厚底より薄いため軽量
• 着地の感覚が足に伝わりやすく地面をとらえている感覚が味わえる
• 重心が安定しやすく走行中のブレが起きにくい
• その日の調子のコンディションの判断がしやすい

【デメリット】

• 厚底より衝撃吸収力がないため、足・膝へ負担がかかる
• 地面の反発力が強い

エアマックスは、衝撃吸収性に優れたソールが特徴です。ナイキが開発したクッションの中でも、最大の空気含有量をもつ「マックス エアー クッショニング」がソールに採用されています。それにより、着地時の衝撃をしっかり吸収するので、足への負担も軽減される点が最大のメリットです。

他のシリーズと比較するとやや重量がありますが、その分ランニング初心者でも安定した走りを実現できます。初めて使用する方には、軽いジョギングなど短距離からの使用がおすすめです。

フリーは軽量でやわらかいソールが特徴です。足にしっかりフィットしますが圧迫感はなく、まるで裸足のような感覚で走れます。足先の解放感も快適です。

足を強化する目的で作られたシューズなので、クッション性やサポート力が最小限に抑えられており、あえて足への負荷がかかるよう設計されています。そのため、初心者ランナーよりもしっかりと脚力を鍛えて正しい走りを手に入れたい、中級以上のランナーにおすすめです。

ズームには反発力の高いソールが採用されており、効率よくスピードを出せます。バネのように伸びのいい蹴り心地は、スタートダッシュやラストスパートで瞬間的に速度を上げたい場面でも効果的です。

また、衝撃吸収性・耐久性・軽量性にも優れたバランスのよさで、足の筋肉や関節への負担を軽減できるところも優れたポイントです。ズームシリーズは機能ごとに特化させたモデルの種類も多く、初心者～上級者までレベルに応じて幅広く選べます。

ルナには、やわらかな感触と高い反発力を持ったLunarlon（ルナロン）といったクッショニングが採用されています。高い弾力性があるソールで、着地時に足の衝撃をしっかり受け止めながらも、高い反発性により推進力を求められるところが魅力です。足への負担を軽減しながら、ランニングを長く続けたい方におすすめです。

リアクトとは「クッション性」・「反発性」・「軽量性」・「耐久性」4つの要素を持ち合わせた素材を指します。履き心地と機能性のいいとこ取りを実現した、バランスのよさが魅力です。

多くの機能を持ち合わせたシリーズですが、もともとはバスケットシューズとして開発されており、特にクッション性・反発力においては他シリーズと格段に違います。瞬発力に長け、弾むように軽やかな走りが可能です。プロランナーにも愛用者が多いシリーズです。

ナイキのランニングシューズは全般的に、足幅がやや細めに設計されている傾向があります。試着したときに、締めつけ感がない程度の余裕があるサイズを選ぶようにしましょう。つま先がシューズの先に当たらないくらいである点も基準になります。

足の長さは誰しも、左右差がある場合がほとんどです。そのため、採寸の際は必ず両足を計測しましょう。

基本的には足の長さが長い方に合わせてサイズを選びますが、左右の差が大きく、片足が遊ぶようなら調整が必要です。その場合は、店舗スタッフに調整できるかサイズ変更すべきか確認してください。

先述したようにナイキのランニングシューズは基本的に細めです。親指と小指の付け根部分がシューズに圧迫されていないか・シューズを履いて上から見た時に靴が変形していないかを確認してください。どちらかの場合は、サイズが小さすぎる可能性があります。

足幅が広い方は「ワイド」もしくは「エクストラワイド」の表記があるモデルをチェックしましょう。足幅にゆとりのある設計になっています。

足は時間帯やその日の運動量・むくみの影響などでサイズが変わります。人は重力により次第に足に血流がたまっていきむくんでいくため、試着はある程度むくみが起きている午後～夕方が適しています。またシューズを試着するときは、できる限りランニング時の状態に近づけるのもポイントです。

そのため実際にランニングする時間帯に試着するのもおすすめします。加えてランニング時に着用しているソックスと同じものを履いて試着するようにしましょう。また試着時には実際の使用シーンを想定して動くのも大切です。フィット感や履き心地をしっかり確認してください。

先ほどご紹介したように、シリーズによってソールの特徴が異なります。目的に応じて、求める機能を満たしてくれるシリーズを選びましょう。初心者の方には足に優しい負担軽減モデル、中級以上の方はクッション性と重量のバランスに注目して選ぶのがおすすめです。

フライニットと呼ばれる特殊な生地が採用されているモデルは、足にぴったりとフィットして靴下を履いているような体感が得られます。また、フライワイヤーとは高精度強化ナイロン繊維をアッパーの表面に張り巡らせて、シューズ自体の強度を高める構造です。

素足のような心地いい履き心地と、しっかりとした安定感が感じられるシューズをお求めでしたら「フライニット×フライワイヤー」のモデルがおすすめです。

フライメッシュとは、「メッシュ素材」と「縫い目のない生地」の2層でできたアッパー素材です。軽くて通気性が抜群なので、足のムレが気になる夏のランニングや長距離ランでも快適に走れます。

従来のメッシュタイプのシューズは、安定感に欠ける点が課題でしたが「フライメッシュ×フライワイヤー」の組み合わせで設計し、シューズの強度・安定感ともに向上しました。軽さと通気性を保ちながら、安定感のある走りを手に入れたい方はチェックしてください。

撥水加工が施されたアッパーなら、雨天のランニングも安心です。商品名に「シールド」といった表記があるものが、撥水加工ありの記しになっています。

ナイキのランニングシューズは撥水タイプであっても、通気性を欠いていないのが魅力です。年間を通してランニングをする方は、撥水加工タイプのシューズで雨の日も快適に走り抜けましょう。

走る距離によって求められる機能性は異なります。10km未満ほどの短距離ラン・軽いジョギング程度であれば、負荷を軽減してくれる適度なクッション性と、履き心地のバランスがいいものがおすすめです。いかに自然に走れるかに注目してください。

対して、10km以上の長距離ラン・マラソンなどの競技向けには、安定感がありサポート力に長けたモデルがおすすめです。長時間シューズを酷使するため、耐久性にも注目してください。

最近ランニングをはじめた初心者の方には、クッション性の高いモデルがおすすめです。足やひざへの負担を軽減してくれるのはもちろん、ケガの予防にも効果が期待できます。

足の疲労を軽減してくれる上質なクッションで、楽しく走れるモデルとして「ジョイライド」や「エア ズーム ボメロ 15」などが初心者には人気です。筋力が十分について走るのに慣れてきた頃には、次のモデルチェンジも検討してみましょう。

フルマラソンを4時間以内に走り切るのを目標にした「SUB4」の中級ランナーの方には、軽量で耐久性に優れたモデルがおすすめです。ある程度のスピード感と持久力が求められるので、選ぶランニングユーズは長時間の使用に耐えられるものでなくてはいけません。

また、適度に反発力があるモデルの方が楽に走れます。ミッドソールにナイキ独自開発の『リアクト』が採用されている「エア ズーム ペガサス37」や「ズーム ライバル フライ」などは、耐久性・軽量性・反発力に優れており人気です。

フルマラソンを3時間以内で完走を目指す「SUB3」の上級者には、性能のバランスが大切になってきます。特にスピード効率に直結する、軽量性とクッション性は重要です。また、走っている最中にストレスにならない足馴染みのよさにも着目しましょう。

通気性に優れたメッシュ素材と、反発性・クッション性のバランスがいい「ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 2」は上級者に人気です。その他のモデルについても、ナイキの公式サイトでレベルに合わせたランニングシューズのチャートが公開されているので、ぜひご覧ください。

ナイキには、配色や模様をカスタマイズできる「NIKE By You」といったサービスがあります。市販のモデルの中に欲しいデザインがない場合や、自分だけのオリジナルシューズを作りたい方におすすめです。

カスタマイズできるモデルには制限がありますが、ベースカラーから各パーツの配色まで、細かく指定できるのが魅力です。唯一無二のデザインに、日々のランニングや競技でも気分が上がます。

ナイキは駅伝ランナーからインスパイアされた、「EKIDEN PACK」コレクションを発売しています。毎年テーマによりデザイン・カラーに特徴があり、新作である2022-2023カラーはグリーンを基調に、レッド・ブラックのアクセントが特徴です。このデザインは前に進んで引かない性質から日本では「勝ち虫」とされているトンボからイメージしています。

ラインナップは「エアズームアルファクライネクスト%2」「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト% 2」「ナイキ ズームフライ 5」「ナイキ エア ズーム ペガサス 39」「ナイキ エア ズーム ライバル フライ 3」の長距離に適した厚底タイプなど5種類で、12月初旬に発売予定です。

ランニングシューズを新調する際の、重要な注意点をお伝えします。一度しっかり足のサイズを測っていたとしても、足のサイズは年齢やランニングの頻度などさまざまな要因で変化するものです。そのため、購入する度に再度計測する必要があります。

なお、サイズ感など選ぶのに悩んだら、ぜひ販売スタッフの方に相談してみてください。多くのナイキ店舗には、ランニングシューズに詳しい専門スタッフが常駐しています。

ランニングシューズは、使用したあとに簡単なメンテナンスをするだけで格段に長持ちします。まずは、外側についた目立つ汚れを落としてください。シューズ用ブラシやクロスを使うと簡単です。

保管する際には、靴ひもを緩めて風通しのいい状態にしましょう。その状態のまま日陰に置いておくのがポイントです。「たったこれだけ？」と驚かれるかもしれませんが、毎回このメンテナンスをするだけでランニングシューズを長く快適に使用できるので、ぜひお試しください。

ランニングシューズ選びは、ニーズとのマッチングが要です。まずは、自分のレベル・必要な機能性など、あなたが求める理想のランニングシューズ像を整理しましょう。幅広いニーズに対応できるナイキの豊富なラインナップなら、きっと自分に合った1足が見つりますよ。ぜひこの機会に、いろいろなシリーズを検討してみてください。