子供用自転車のおすすめ14選｜おしゃれな男の子・女の子向けや人気メーカーも

交通手段の1つとして自転車が再注目されています。中でもスポーツバイクは人気を博しており、子供用自転車でもスポーティーなデザインが主流になってきました。子供用自転車はキッズ自転車やジュニア自転車とも呼ばれ、今では子供用自転車はおしゃれと実用性を兼ねたアイテムになっています。

とはいえ、子供用自転車を選ぶ際のポイントはデザインだけではありません。サイズ・機能のほか、幼児用・子供用のどちらを選ぶかも判断する必要があります。うまくポイントをつかめなければ、せっかく自転車店に足を運んでも決めきれない場合も珍しくないのです。

そこで本記事では、キッズ・子供用自転車を購入するのに役立つ情報をまとめます。商品の選び方・おすすめブランドや人気メーカー・男の子・女の子向け自転車・おすすめ商品など、盛りだくさんの情報をご紹介するのでぜひ最後までご覧ください。

子供用自転車は、主に下記の2タイプに分けられます。

• 幼児用自転車：3～5歳向け
• 子供自転車：5～8歳向け

幼児用自転車は補助輪が付いているものが多いです。バランスを取って運転するだけの運動神経が発達していない段階では、補助輪付きが適しています。

5～8歳向けの子供自転車は、おおよそ幼稚園年長～小学校低学年までを想定したタイプです。子供自転車にも補助輪が付いている場合はしばしばありますので、着脱できるか・自宅で手軽に外せるかを確認するようにしましょう。

サイズ選びは身長・年齢を基準に行いましょう。一般的には身長を優先する方が望ましいですが、身体の成長を考慮すると年齢の要素も必要です。サドルの高さによる調節で対応できなくなった場合は、上のサイズに買い替えるようにしましょう。

自転車乗車時のポジショニングは、両足のつま先が地面に着く状態を目安にします。子供用自転車の場合も同様で、たとえば片足だけが地面に着くようだとバランスを崩しやすいため危険です。

なお子供用自転車は基本的に、サドルを一番低い位置に設定して販売されています。初期状態で両足のつま先が着かない場合は別の車体を探すようにしましょう。

子供用自転車は幼児用自転車・子供自転車に分かれると先述しました。これを踏まえて特に悩ましいのが、5～6歳の幼稚園年長～小学校入学くらいのタイミングで自転車を購入する場合です。

「初めての自転車なので幼児用から慣れていくべき」といった考え方がある一方、「最初から子供自転車の乗り方を覚えた方が効率的・経済的」といった考え方もあります。明確な答えはありませんが、1つのポイントとしてお子さんの運動神経・身長・今後の成長などを考慮し、総合的に判断するのが大切です。

スポーツバイクの人気を受け、子供用自転車でもスポーツ仕様のデザインがトレンドになっています。本格志向のロードバイクはごくわずかで、マウンテンバイク（MTB）・クロスバイクが主流です。

MTBは太いブロックタイヤが特徴で、砂利道・坂道に対応しやすいのが強み。クロスバイクは軽量でおしゃれなものが多いほか、20インチ以上だと変速ギア付きのものも珍しくありません。

シティサイクルは街乗りに適したスタンダードなスタイルの自転車です。スポーツタイプと比べて楽な姿勢で運転できるほか、またぎやすいフレーム形状が多く男女ともに対応します。

子供用のシティサイクルはかわいいデザインのものが多いです。デザインだけでなく、カラー・アクセサリーもコーディネートすると高い満足を得られます。

モノトーンカラーなど落ち着いた色はおしゃれで素敵ですが、安全面を重視するのであれば明るいカラーがおすすめです。明るくカラフルな色の自転車は、車や歩行者などの目に付きやすいので交通事故のリスクを減らせます。

夕方暗くなってきたときにも、明るいカラーの自転車は暗めのカラーに比べて目立ちやすくなっています。デザイン性だけではなく、安全性も考慮して好みのカラーを選ぶといいですね。

軽い自転車は車体の重みに振り回されるケースが少ないため操作性が良く、取り回しやすいメリットがあります。そのため自転車に乗り始めたばかりの初心者や、女の子におすすめです。

デメリットとしては耐久性が低いため、衝撃に弱い点が挙げられます。たとえば、転倒時に傷や凹みが付きやすく、乱暴に扱うと壊れやすいです。

重量の大きい自転車は、高耐久で長く使うのにおすすめです。スチールフレームに代表される頑丈で強度の高い素材を扱っているため、傷や衝撃に強く長持ちします。反面、十分な力がないと車体に振り回されてしまい、取り回すのに苦労しがちです。

そのため、重い自転車は女の子よりも男の子におすすめ。部活動・習い事など、自転車での移動が多い場合に適しています。

ブリヂストンをはじめとする日本メーカーの子供用自転車は、品質の高さに定評があります。高品質を支える根拠の1つとして、BAA・SG・JISといった安全基準に関する規格が挙げられます。中でも自転車の車体に付けられる有名なものがBAAマークです。

BAAとは、自転車協会が定めた安全項目をクリアした自転車に付与される証です。製品の安全基準であるSGや、日本工業規格のJISも品質の目安として役立ちますので、参考にしてください。

反射鏡は文字通り、受け取った光を反射するパーツです。日中は特に目立った効果はありませんが、夜道を走る際に活躍するものです。たとえば、自動車のライトを反射するため、道路を走る際にも十分な距離を取ってすれ違えます。

近くに街灯があれば、その光を反射して自分の所在をアピールできる効果もあります。学習塾・習い事などで帰りが遅くなる場合は、ぜひホイールやハンドルに反射鏡を装備しましょう。

ブレーキは盲点になりがちなポイントの1つです。ブレーキ性能はメーカー・モデルによるだけでなく、整備時の調整も作用するため個体差があります。特に大事なポイントは、ブレーキパッドを不足なく握れるかどうかです。

ブレーキパッドが固すぎたり、握力が足りなかったりすると適正な制動力が働きません。店頭で自転車を試乗する際には、ブレーキパッドの感触も確認するようにしましょう。

子供用自転車はシンプルな設計のものが多く、標準で鍵が付いていない場合がしばしばあります。家の周りで練習するだけなら保護者が付いていれば安心ですが、自分で運転して出かけるようになった場合には鍵が必要です。

鍵を後付けできるか、またどんなタイプを取り付けられるかについても確認しておきましょう。
仮に後付けできない場合は、ワイヤー錠のように増設作業なしで使えるタイプの鍵がおすすめです。

アシストバーとは子供用自転車の後部に取り付けるバーを指し、手押し棒とも呼ばれます。安定して運転できない場合に、保護者が子供の後ろからサポートするのに便利です。

たとえば、足けり・三輪車から自転車に移行したばかりの場合や、はじめから補助輪なしで自転車にチャレンジしたい場合におすすめ。自力で運転できるようになったら取り外せるものだと経済的です。

子供用自転車には補助輪が付いているタイプがあります。補助輪はサイドホイールとも呼ばれており、後輪のそばに取り付けると三輪車と同様のスタイルで扱えるのが特徴です。

元々補助輪の着脱は専門店に依頼するのが一般的でしたが、最近は自宅で手軽に付け外しできるタイプが増えています。補助輪付きの子供用自転車を購入する場合は、着脱の仕組みについてもチェックするようにしましょう。

スタンド付き自転車は、自転車を停めたいときに簡単に駐輪できるので便利です。スタンドには1本の片足タイプと両立する両足タイプがあります。

両足タイプは安定感があるものの重さがあり、自転車を持ち上げてからスタンドを立てなければならないため子供の力では難しい場合があります。そのため、子供の力でも簡単に立てられる片足スタンドがおすすめです。

泥や泥水のうえを走行してしまうと、汚れが飛び散ってしまいますが泥除けを装着していれば泥が跳ねるを防いでくれます。洋服が汚れにくくなるのはメリットです。

チェーンカバーがついているものも同様で、オイルによる汚れ防止にもなりますし、巻き込みによる怪我の防止にも繋がります。活発な子供がいても汚れ対策をしていれば安心です。

日本が世界に誇るメーカー、ブリヂストンの自転車は子供用モデルでも高品質で妥協がありません。シティサイクルベースで初心者向けのハイディキッズのほか、トレンドのキッズスポーツサイクルではクロスファイヤー・シュラインとヒット作が目白押しです。

子供用自転車には泥除けが付いていない場合がしばしばありますが、ブリヂストンの場合は泥除け付きがスタンダード。敷居の低さも魅力の1つです。

ルイガノはカナダのスポーツ用品メーカーです。ルイガノの自転車はヨーロッパ車のデザインに大きく影響を受けており、都会的で洗練されたスタイルにより多くのファンを魅了しています。

子供用自転車のラインナップも全体的に大人っぽく、おしゃれ好きな子供におすすめ。男の子はもちろん、上品なスタイルと鮮やかなカラーのJシリーズは女の子にもぴったりです。

イノベーションファクトリーは自転車専門店あさひのブランドです。別売りの豊富なパーツを組み合わせて自分だけのスタイルをプロデュースできます。カゴ・泥除け・ワイヤー錠に至るまで豊富なカラーバリエーションが揃っており、好みのカスタム自転車を手に入れられるのが特徴です。

イノベーションファクトリー キッズは、同じコンセプトで子供用自転車をカスタムできる人気シリーズ。通常のパーツに加えて、手押し棒・ワイヤー錠・デコレーションキットなども選べます。

JEEPは大手メーカー、GSジャパンが展開する人気ブランドです。ブランドのルーツは1941年に誕生した初代ジープクルーザー、WILLYS MBに由来します。自転車もクルーザー同様、タフでワイルドな造りと走行性が魅力。砂利道・坂道など、多くのユーザーが避けがちな経路にも対応できる強みがあります。

ヨツバサイクルは2016年に誕生したキッズバイクの専門ブランドです。ブランドコンセプトは早くからスポーツバイクに親しみ、自転車とスポーツバイクの楽しさを知ってもらうこと。扱いやすいハンドル操作性、軽量なボディ設計は初心者にぴったりです。

またミニベロの専門店、TOY-BIKEとの限定コラボモデルが人気。にんじんをモチーフにしたユニークなデザインで好評です。

実店舗では子供用自転車の実物をチェックできる利点があります。単に外観を見られるだけでなく、多くの場合は試乗させてもらえるため乗り心地・使用感を掴むのにぴったりです。

また専門のスタッフがいるため、質問・相談しやすいのもメリットの1つ。子供の成長を踏まえて中長期的な視点で話ができるほか、修理ほかのアフターサービスを受けるためにリピートで利用しやすいです。一方、定価販売がほとんどで値引きを受けるのは難しいです。

Amazon・楽天といった通販サイトを利用する場合、数回のクリックと電子決済で手軽に購入できるメリットがあります。また自宅までの配達が前提となるため、マイカー不所持だったり自転車店が近くになかったりの場合に便利です。

注意点としては実店舗のように試乗サービスを受けられないため、事前のイメージと実物の印象がマッチしないといったリスクが伴います。また、BAA・SG・JISといった基準をクリアしていない商品も流通しているため要注意です。

子供用の自転車は買い替え時期に悩む方も多いですよね。ここでは、自転車を買い替えるときの判断基準を紹介します。以下のポイントをチェックして、買い替えのタイミングを検討してみてください。

• 地面に足を付けると膝が曲がる
• 運転中にハンドルが膝にあたる
• ブレーキがききにくい
• タイヤがひび割れたり裂けたりしている

子供用とはいえ、公道を走れば一般用自転車と同じです。万一の事故や転倒に備えてヘルメットを用意しましょう。また、タイヤの空気は少しずつ抜けていきます。快適に乗り続けるためには空気入れも必要です。おすすめ商品を1点ずつご紹介しますので、参考にしてください。

子供用自転車は、今やかわいいだけのアイテムではありません。おしゃれで洗練されたデザインが多いほか、機能面も充実したものが多くなっています。ぜひおしゃれな子供用自転車を見つけて、安全に活用してください。