腹筋器具おすすめ15選｜本当に効果のあるトレーニング器具は？【腹筋を鍛える器具】

油断しているとはじめに脂肪が目立ちはじめるのは、覆っている骨がないお腹です。気を抜けばすぐに出てきてしまうお腹ですが、リモートワークや運動不足の影響でお腹の脂肪が気になり出した方には、女性にも気軽に扱える腹筋器具の活用がおすすめです。

自宅で気軽に使える腹筋器具なら、ジムに通う手間もコストもかからず、毎日コツコツ筋トレしていれば、全身のサイズダウンにもつながります。腹筋を鍛える器具は多種多様にあるため、自分のレベルや使用頻度に合わせて選ぶのがおすすめです。

腹筋に効く道具によるピンポイントな刺激により、引き締まったシックスパックも目指せますので、ぴったりのアイテム探しがカギとなります。今回は、数ある腹筋器具の中でも本当に効果のある、特におすすめのトレーニング器具やグッズ、選び方のポイントを紹介します。

ボールタイプは、身体の内側にあるインナーマッスルを引き締めやすいのが特徴です。不安定で微妙な動きを繰り返すして、普段は使わないような細やかな筋肉にまで及びます。

座るだけの手軽さもメリットで、DVD鑑賞やリモートワークの椅子として活用するのにもぴったりです。インナーマッスルを無理なく引き締めたい方や、ダイエットしたい女性におすすめです。

ボールタイプは空気を入れるだけで使用でき、不要なときには空気を抜いて収納できます。収納場所が少ない方、出張先に持ち運んでトレーニングしたい方にもおすすめです。

チューブタイプの腹筋器具は、手や脚などにひっかけて使用します。リハビリなどにも活用される器具で、力が弱い方や年配の方にもトレーニングしやすいタイプです。伸縮性の高いゴム素材で作られており、引っ張る力を利用して腹筋を鍛えます。

さまざまな強度が選べるので、初めて購入する際には口コミなどを参考にするのがおすすめです。腹筋以外にも腕や太腿など、複数箇所のトレーニングや全身をシェイプアップしたい方にも適しています。

ある程度自力で腹筋運動ができる方におすすめなのはマットタイプです。ヨガマットなどよりも厚く弾力性があり、クッションほどのサイズで場所を占有しないのもメリット。片手で簡単に持てるほど軽量で、部屋や場所を移動しながらのトレーニングにも適しています。

ストレートに上げる腹筋運動からクロスクランチなど、鍛えたいターゲットに合わせたトレーニングを行いやすいタイプ。背骨や腰をやわらかくサポートするので、フローリングの上での腹筋におすすめです。

EMSとは「Electrical Muscle Stimulation」の略で、電気により腹筋を刺激する仕組みです。自分では何もしなくても、「ながら筋トレ」で腹筋を電動で強制的に動かします。筋肉を鍛えて基礎代謝量を増やしてエネルギー消費量を増やし、体質から太りにくいように変化を導いていく効果があります。

しかし、その性質上脂肪が多い方は、それが壁になり電気を通さず筋肉に届かないため、脂肪が少ない方向けです。

種類としては、胸から下腹までのすべての腹筋に及ぶものや、ウエストのくびれなどアプローチしたい部分ごとに分かれた小さなタイプもあります。ジェルパットの交換が必要なものはランニングコストがかかりますが、貼り付けるだけで楽して腹筋運動したい方にはおすすめです。

家事や仕事など、作業しながら使用しやすいのはベルトタイプです。筋肉を刺激する仕組みは先に紹介したEMSタイプと同様。しかし、ベルトタイプは動作でズレたりはがれて落ちる心配がないのが魅力です。

腹部に巻いてマジックテープなどで固定します。そのためジェルシートが不要で、ベタつきを気にせず使用可能です。購入価格はEMSタイプと変わりないものの、ランニングコストがかからないのがメリットです。

腹筋をバキバキに割りたい本格派には、高度な筋トレもできるベンチ系がおすすめです。フィットネスジムではお馴染みですが、自宅に置いてトレーニングする方が増えています。自分の筋力や目標によって負荷を調整しやすいのが特徴です。

ベンチ部分がストレートなものと分割されているタイプがありますが、初心者には分割タイプの方が使いやすいです。クローゼットなどに収納できるタイプや、腹筋以外のトレーニングができるアイテムもあります。

マシンタイプは、初心者でもより効率よく腹筋を引き締められるのが魅力。筋力が弱い方でも、座って倒れるだけで腹筋に刺激が入りやすいよう設計されています。メーカーごとにさまざまな付加機能を搭載しており、背筋も鍛えられるものなどトレーニングの幅が広いのもポイントです。

一方でマシンタイプにはある程度の面積を占有するといったデメリットがあります。しかし、コンパクトさや収納性などデザインに多様性があるので、自分がトレーニングする場所や収納場所に合わせて選びましょう。

リーズナブルに購入できて、高い負荷で腹筋を鍛えられるのはローラータイプです。安いものでは1,000円足らずのアイテムもあります。一度に腹筋や腕・背中をはじめ全身の筋肉を同時に鍛えられる最強グッズです。

車輪にハンドルが付いたバランスの取りにくいデザインのため、初心者には扱いが難しいのがデメリットとも言えます。使用時、フローリングではタイヤからの音が響くため、騒音が気になる方はマットを敷いて使用してください。ローラータイプは、全身をバランスよく鍛えて逆三角形のボディを目指す方におすすめです。

一人での腹筋運動に不安がある方には、足押さえタイプがおすすめです。一人でも簡単にトレーニングに取り組めます。足が固定されるため、腹筋のフォームがきれいになって余分な筋力を使わずに済むため、ピンポイントで腹筋を狙って鍛えやすいところも利点です。

足押さえタイプの中にはベッドに固定して使える商品や、腹筋以外のトレーニングに対応した商品もあります。また、このタイプの器具はコンパクトなものが多いため、一人暮らしの方や置き場所を大きく取れない方にも向いています。

ここからは、腹筋器具を「ダイエット」「トレーニング」の2つの目的に合わせて選ぶ方法を紹介します。タイプで選べなかった方は、スタイルアップとビルドアップのどちらを目指すかを想像すると選びやすいです。

「ウエストにくびれが欲しい」「ぽっこりお腹を引っ込めたい」など、ダイエットを目的にしている方には楽に使える腹筋器具がおすすめです。ボールタイプやEMS・ベルトなどを選べば、リラックスタイムもトレーニングできます。また、チューブタイプなら小さく丸めてデスクやキッチンの引き出しにも収納できるので、毎日のすきま時間をトレーニングタイムに変えられます。

彫刻のように盛り上がった腹筋を目指す方には、負荷が高い本格的な腹筋器具が適しています。ベンチやマシンを選ぶとジム並みのトレーニングが可能。他の部位の筋肉をターゲットにもできて一石二鳥です。マシンを設置するスペースがない方にはローラータイプがおすすめ。使い方次第でベンチ同様の効果が期待できます。

腹筋器具を購入する際には、設置のためのスペースを確保する必要があります。特にマシンタイプやベンチタイプにはタタミ1畳程度の広さが必要です。トレーニングのたびに出し入れするとしても、すぐに展開できるスペースがなければ面倒になる場合もあります。

また、ローラーやチューブタイプを使用する際にも身長と同等のスペースを確保しておくのがおすすめです。

「美しいシックスパック」などと表現されるのは、腹部中央に位置する腹直筋です。まるで板チョコのように割れた腹直筋を目指す方も多いですが、実は腹直筋自体の形が身体の表面に見えているだけとも言えるものです。鍛えて脂肪を落とせば、誰もが憧れのシックスパックになれます。

腹直筋を鍛えるには「ローラータイプ」がおすすめです。腹直筋は胸から下腹部まで上下に長く位置しているので、前後運動ができるローラータイプだと効率よくトレーニングできます。

腹斜筋は、脇腹に沿って斜めに位置する長い筋肉です。外腹斜筋とインナーマッスルである内腹斜筋との2つで構成されています。内外2つの腹斜筋が連動して、身体をひねる動作や腹部を丸める動作を担っているものです。鍛えるには内側と外側、両方にねじり刺激を加えるのがポイントです。

今すぐ腹斜筋にくびれを作りたい方には、手軽に使える「マットタイプ」をおすすめします。身体を上げるときに腹部をグッと締めながら、右肘を左膝に、左肘を右膝にと交互に行いましょう。

腹横筋は、腹斜筋よりもさらに深い位置にあるインナーマッスルです。腹式呼吸をするときに動く筋肉で、ぽっこりお腹を凹ませる「天然のコルセット」とも言われています。腹横筋はビルドアップできる筋肉ではないものの、刺激により代謝がアップするので全身のサイズダウンにも効果があります。

腹横筋を刺激するには「EMSタイプ」や「ベルトタイプ」がおすすめです。装着するだけで電気刺激が深層まで刺激してくれるので気軽に続けられるはずです。長く深い腹式呼吸を心がけるとより効果があります。

「腹筋器具を毎日使っているのに効果が出ない」方が多いようです。それは、腹筋器具がダメなわけではなく、効果のある使い方をしていないから。本当に効果のある腹筋器具にするための使い方のポイントは「呼吸」「フォーム」「意識」の3つです。順に見ていきましょう。

トレーニング時のフォームは、肩を下げて背中を伸ばして行います。腹筋の最中に呼吸を止めてはいけません。身体を起こすときに息を吐き、下ろすときに息を吸います。自然な呼吸を続けるよう意識してください。

フォームが崩れると腹筋への刺激が減り、別の筋肉を酷使し、腰を傷める危険性もあります。ターゲットとする部位に意識を向けると脳と筋肉の連動性が高まり、腹筋器具の効果が見えやすくなります。効果的に腰を痛めないで腹筋を鍛えるためにも、しっかり意識してトレーニングしましょう。

自宅トレーニングをする際は無理をしないのが大切です。腹筋は腰を痛めやすいのでどのような腹筋器具を使用している場合でも、体に合わないと感じたり、何か異変があれば速やかに使用を中止してください。また、妊娠中の人は腹筋器具を使ってはいけません。医師の診察を受けている人は、事前に医師と相談する必要があります。

腹筋器具に限らず、近年は家庭用の運動機器による怪我や事故が増加傾向にあります。自分にあった器具を使用する点はもちろん、運動前後にはストレッチを行い、体調が万全でない日はトレーニングを休むなど、腰を痛めない無理のない自宅トレーニングしてください。

おすすめの腹筋器具をタイプ別に紹介しました。まずは毎日トレーニングを継続しやすいタイプの選択から始めましょう。シェイプアップや本格的なジムレベルまで、選び方のポイントを参考にしながら、本当に効果のある腹筋器具を見つけてください。