【2024】おすすめのエアブラシ22選｜ガンプラ・プラモデル・ルアー塗装に！

エアブラシは塗料を霧状にして塗装ができるアイテムです。ガンプラ・プラモデル・ルアーなどの細かな塗装や繊細なイラストを描くのにも適してます。均等に塗料を吹き付けるので、苦手な方でもキレイに塗装しやすいのがエアブラシの魅力です。口径の大きなエアブラシなら、自動車やバイクの塗装などにもおすすめです。

塗装に使うイメージが多いエアブラシですが、最近はネイルアートやメイクに使われる機会も多くなっています。さまざまなハンドピースのものがあり、細吹き型や充電式など豊富な種類があります。メーカーもタミヤ・GSIクレオス・エアテックスなど多彩なので、選ぶのが大変です。

この記事では、初心者向けのエアブラシの選び方やおすすめ商品を紹介します。エアブラシの使い方やコンプレッサーやエアブラシセットについても解説するので、最後までご覧ください。

幅広い用途に使いやすいエアブラシが欲しいなら、ダブルアクションがおすすめです。ボタンを押すとエアーが出て、ボタンを引く操作で塗料の量を調節します。塗装しながら塗料の量を調整できるので、細かい塗装からベタ塗や広範囲の塗装まで使えます。

簡単に細かく塗料の量を調整できますが、指が疲れやすいのがデメリットです。塗料の量を調整しながら塗装できるエアブラシが欲しいならおすすめです。

シングルアクションのエアブラシは、広範囲の塗装がしやすいです。ダイヤルで塗料の量を調整し、ボタンを押すとエアーが出るタイプです。シングルアクションと呼ばれますが、ダイヤルとボタンを扱うので操作が複雑になっています。

塗装中に塗料の噴出量を調整できない、エアーが止まってもダイヤルを閉めないと塗料が漏れるなどの点がデメリットになります。ただし、塗装中は塗料とエアーの量が変わらないので、広範囲を均一に塗装しやすく、価格が安いのもメリットです。

トリガーアクションのエアブラシは、シンプルに操作できて疲れにくいです。トリガーを引くと塗料とエアーが噴出します。トリガーを引く以外の操作は不要で、トリガーの引きが大きくなるほど塗料の噴出量が多くなります。

塗料の噴出量を調整が難しいのがデメリットですが、操作が単純で指が疲れにくいのがメリットです。長時間使用しても疲れにくいエアブラシが欲しいならおすすめです。

スプレーガンを選ぶ際は、用途に合ったノズル口径のものを選びましょう。ノズル口径とは塗料を出す先端の穴の大きさを指しています。ノズル口径の大きさは、主に0.2・0.3・0.5mmです。ノズル口径が小さいほど細かい部分を正確に塗装でき、大きいほど広範囲の塗装がスピーディーです。

ノズル口径の大きさによって仕上がりも変わってきます。0.3mm口径は細かい塗装から、ある程度広い範囲の塗装まで利用できるので初心者におすすめです。

ピンポイントで正確に塗装したいなら、ノズルキャップは先細型がおすすめです。先細型は、ノズルキャップの先端が細長くなっています。塗料が細く強く出るタイプなので、狙いを付けやすくラインもシャープになります。細かな塗装をしたい場合や繊細な表現したいなら、ノズルキャップは先細型を選びましょう。

広範囲を均一に塗装をしたいなら、円筒型のスプレーガンを使いやすいです。ノズルキャップの先端が円形で広いので、広い範囲に塗料が均一に広がり、ぼかし表現をするのにも適しています。均一なベタ塗りやふんわりしたラインを引きたい時には、円筒型がおすすめです。

王冠型（クラウン型）は塗料の跳ね返りが少ないので、近い距離で塗装するのにおすすめです。ノズルキャップの先端に切れ込みが入って王冠のような形状になっています。 切れ込み部分から空気が抜けるので、塗料の跳ね返りを軽減できます。ネイルアートで爪に近づけて使用してもキレイに仕上がります。

一体型はエアブラシと塗装カップが一体化したタイプで、メンテナンスがしやすいのが特徴です。エアブラシと塗装カップの間に繋ぎ目がないので目詰まりが起きにくく、エアブラシごと洗えます。 コンパクトで小回りが利くので、狭い場所の塗装がしやすいのもメリットです。

ただし、カップの容量が少ないため広範囲の塗装には向いていません。複数の塗料を使う場合は、色を変えるごとに洗浄する必要があるのもデメリットです。

分離型はエアブラシと塗料カップを分離できるタイプです。大容量のカップが利用できます。また、同じ塗料の入ったカップを複数利用できるので、広範囲の塗装に向いています。複数のカップに異なる塗料を入れておけば色の塗りわけも簡単です。

ただし、エアブラシとカップの接続部分に塗料が残りやすいので、キレイにしておかないと塗料が混ざる原因になります。接続部が固まる場合もあるので、メンテナンスに手間がかかるのがデメリットです。

エア缶式は噴射ガスの入ったエア缶をエアブラシに接続するタイプです。エア缶は使いきりで容量も少ないですが、コンパクトでどこでも使える手軽さが魅力です。小型で携帯するのにも便利なので、ちょっとした塗装をするのに使えます。

ただし、エア缶が使い捨てなのでランニングコストは割高になります。使用頻度が低く、手軽に使えるエアブラシが欲しいならおすすめです。

コンプレッサー式はコンプレッサーと接続するエアブラシです。コンプレッサーはタンク内の圧縮した気体をエアブラシに供給して、塗料を吹き付ける機械です。エア缶よりも容量が大きく、繰り返し利用できます。

圧力を調整できるので、エアの強さを替えられるのもメリットです。一方で、エア缶に比べて動作音が大きい点がデメリットです。

ガソリンエンジン式はガソリンエンジンで動くコンプレッサーを使用するタイプです。ガソリンを用意する必要がありますが、パワフルで業務用に使われる場合が多いです。

自動車の塗装や大きなイラストを描くなど、広範囲の塗装作業に適しています。ただし、パワーが強いので給電式のコンプレッサーと比べてもかなりの騒音が発生します。

持ち運んで利用するなら、充電式のコンプレッサーがセットになったエアブラシが重宝します。通常のコンプレッサーはコンセントのないところでは使えませんが、 充電式のコンプレッサーならコンセントのない場所でも使えます。

充電式コンプレッサーが付属するエアブラシは使用場所を選ばないので、持ち運んで使うのにおすすめです。製品よって充電時間や稼働時間は異なるため、購入前にチェックしておきましょう。

初心者にはエアブラシを使うための製品が揃ったフルセット・エアブラシセット商品もおすすめです。エアブラシを使うためには、コンプレッサーなどの関連機器を揃える必要があります。必要なものを選ぶのも、初心者のうちは大変でコストもかかります。

フルセットなら必要なものが揃っているので、購入後にすぐ使えるので便利です。ただし、フルセットでも付属品は製品ごとに異なるので、どんなものが付属するのか確認してから購入しましょう。

タミヤはミニ四駆・RCカー・プラモデルで有名なタミヤは海外にも法人を持つ世界的な総合模型メーカーです。ホビー関連に強く、エアブラシはフィギュアやプラモデルの塗装に適したものが多いです。サブ用にも購入しやすい安価なエアブラシも販売されています。

コンプレッサー・エア缶・エアホース・バルブなどの付属品を揃えやすいです。細かな塗装をするエアブラシが欲しいならおすすめです。

CGIクレオスはさまざまな事業を展開する企業でホビー部も立ち上げています。エアブラシのバリエーションが豊富で、ダブルアクションタイプはかなり充実しているのが特徴です。独自のエアアップ機構で内部のエア圧を安定させ、低い圧力でも安定した噴出量を可能にしています。

一般的な2.0mmよりもノズル口径が小さい0.18mmのエアブラシも販売しており、より精度の高い塗装が可能です。

エアテックスはエアブラシの専門メーカーで独自仕様の製品を展開しています。エアレバ仕様のエアブラシはダブルアクションに近い構造ですが、引くだけの操作で噴出量とエアーの両方を調整可能です。

他にもノズルサイズを変更できるエアブラシ・噴出の粗い砂吹き専用モデル・子供用の小型モデルなどがあります。ユニークな製品が多いのが特徴です。

アネスト岩田は塗装機器や空気圧縮機などを扱う世界的な企業です。入門用から本格的な業務用まで、さまざまなシリーズのエアブラシを販売しています。初心者向けの使いやすいものからハイスペックなものまで、自分の目的に合ったものを選べます。

エアブラシを使用するためには、塗料とうすめ液に加えてコンプレッサーなどのエア源が必要です。安全に使用するために、塗料の吸引を防ぐ防毒マスクや塗料の飛散を防ぐ塗装ブースも用意しましょう。塗料の色や希釈状態を確かめる試し拭きのために、不要な紙を用意しておくとスムーズです。

他にもエアブラシを置けるエアブラシスタンド、使用後に洗浄するクリーナーなどが販売されています。

塗料はそのまま使えるものは少なく、基本的にうすめ液で希釈してから使用します。希釈する割合は2倍～3倍などと言われていますが、塗料の種類やメーカーによってかなり異なります。塗料とうすめ液の割合を覚えるよりも、塗料の粘度が牛乳くらいになるまで希釈すると覚えた方が簡単です。

希釈したら、不要な紙などに吹きつけてテスト塗装を行います。濃度が濃いと表面がザラつき、薄すぎると液だれが起こります。適正な状態に希釈した塗料は、ザラつきや液だれが起きずにすぐに乾燥します。濃度が適正でない場合は、塗料やうすめ液を足して調整しましょう。

エアブラシの塗装は、少し離れたところからさっと吹き付けるようにします。同じ箇所にずっと塗料を吹き付けると液だれするので、薄く何度も吹きつけるのがポイントです。違う箇所を塗装している間に最初に吹きつけた部分は乾燥しているので、少しずつ塗り重ねます。

何回か吹き付けて、色の薄い部分や塗装ムラがないなら完成です。塗装する箇所とエアブラシを近づけすぎないようにしましょう。塗装中はマスクをつけ、室内で行う場合は必ず換気を行います。

作業が終わったら、塗装カップを洗浄します。カップ内に塗料が残っている場合は、残りを塗装皿の方に移します。洗う前にカップの中を軽く拭き取りましょう。拭き取りに使うものは、キッチンペーパーのように繊維の出ないものにします。

洗浄方法はうがい洗浄と分解洗浄の2種類です。うがい洗浄はツールクリーナーかうすめ液を使用して、カップ内のみを洗う方法です。カップ内に別の塗料を入れる前に行うか、エアブラシの作業を終える前に行います。

分解洗浄はエアブラシをパーツごとに分解して丁寧に洗う方法です。長期間使わない場合や汚れや塗料を完全に取り除くなら、分解洗浄を行いましょう。