ヒップシートおすすめ11選｜耐荷重20kgの商品・2歳でも使える商品も！

台座部分に子供を座らせるように抱っこできるアイテムが「ヒップシート」です。ウエストポーチの形をした商品もあり、体への負担が少なく使いやすいのが特徴です。「もっと気楽に抱っこをしたい」と購入を検討するパパ・ママが増えています。

ヒップシートは腰巻き・肩掛けなどタイプがあり、赤ちゃんの月齢やどこに負担をかけたくないかで選べます。快適に使うための機能も豊富なので、どの商品を選べばいいか迷っている方も多いはず。

そこで今回は、ヒップシートの選び方とおすすめ商品11選をご紹介。耐荷重20kgのものや2歳・3歳まで使えるもの、日本製などさまざまな商品を紹介します。記事の最後には、ヒップシートを試してから購入したい方におすすめの、レンタルやスリングや抱っこ紐についても詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

ヒップシートは種類を上手に選べば肩や腰の負担を減らせます。ウエストポーチのように腰に巻くタイプなら肩にベルトなどが食い込まないため、肩への負担が気になる方でも気軽に赤ちゃんを抱っこしやすいのがメリットです。

より肩や腰の負担を軽減するなら、ベルトが太い商品を選ぶのがおすすめです。素材もクッション性があり柔らかい商品が多く、抱っこする人も快適に過ごせます。また、乗せ下ろしが簡単な商品が多く、歩くと抱っこを繰り返すような時期でも使えます。

メーカーによって差があるものの、通常の抱っこ紐よりもヒップシートの方が重量が重い場合が多いです。台座などサポート力がある分、重たくなる傾向にあります。また、抱っこ紐よりもかさばってしまうのも特徴で、購入する際は重量や折りたたんだ際のサイズに注目すると使いやすくなります。

ヒップシートはほとんどの商品が、腰がすわってお座りができるようになる6ヶ月頃から36ヶ月頃まで使えるようになっています。商品によっては新生児から使用できるヒップシートもあるので、寝かしつけの時に活躍します。

また、20kgまでの子どもに使えるヒップシートなど48ヶ月頃まで長く使えるタイプもあります。ヒップシートを購入するときは、いつからいつまで使用できるのかを確認するようにしましょう。

抱っこ紐があればヒップシートは必要ないのではないかと考える方もいますよね。絶対に必要なものではありませんが、抱っこが好きなお子さんや子どもを抱っこするのが大変になってきたパパママにはおすすめのアイテムです。

ヒップシートは抱っこしたり降ろしたりを楽にできるので、歩き始めの時期に重宝します。子どもの体重も増えてくる時期なので、手で抱っこするよりも負担を軽減できますよ。ヒップシートは値段がそれほど高くないので、気になっている方は購入してみるといいですね。

腰巻きタイプはヒップシートの中でも定番で初心者に扱いやすい種類です。ウエストポーチのように腰に装着するため、肩への負担が気になるパパ・ママにおすすめです。しかし、赤ちゃんを台座に座らせている状態で、絶えず両手で赤ちゃんを支えなければなりません。

「腰巻きタイプは安定感が気になる」といった方には、肩掛けタイプのヒップシートがおすすめです。ショルダーバッグのように肩に掛けるタイプで、赤ちゃんの体重を分散させて抱っこできます。しかし、どちらかの肩に負担がかかりやすいのも特徴なので、肩への負担が気になる方は休憩を挟むなど工夫が必要です。

抱っこ紐タイプは、通常の抱っこ紐に座面がついたタイプです。安定感に優れていて、両手を離して赤ちゃんを抱っこできます。両手が空く分、家事をしたり荷物を持ったりしやすいです。また、通常の抱っこ紐に使い方が類似しているため、初めてヒップシートを使う方でも扱いやすくておすすめです。

首が座らない0ヶ月（新生児）〜の赤ちゃんにヒップシートを使うなら、首をしっかり支えられる商品がおすすめです。抱っこ紐タイプのような安定感がある種類は0ヶ月から対象月齢に入っている場合が多いので、ぜひチェックしてください。

3ヶ月〜1ヶ月の赤ちゃんには、行動に応じてしっかり抱っこできる商品を選んでください。首が座り始めた赤ちゃんは体重が増えて活動量が増えます。歩いていて急に抱っこになってもすぐに対応できる商品がおすすめです。3ヶ月〜1歳を対象月齢にしている商品は豊富なので、ぜひ使い心地に合わせて選んでください。

2歳前後の子供はイヤイヤ期に突入し、歩くと抱っこを頻繁に繰り返します。対象月齢が2歳なのはもちろん、乗せ下ろしのしやすい商品を選ぶのがポイントです。抱っこ紐タイプよりも腰巻きや肩掛けタイプは装着しやすく、すぐに抱っこできます。

36ヶ月以降でヒップシートを使用する場合は、対象月齢に加えて耐荷重が大きいものを選んでください。耐荷重を超えていると、抱っこする人への負担が増すだけでなく金具が破損し落下の危険もあります。

ヒップシートを購入する際は、耐荷重もきちんと確認してください。ヒップシートの対象月齢は0ヶ月〜36ヶ月までです。36ヶ月の子供の体重が男女ともに15kg程度で、耐荷重も15kg以下の商品が多いです。

大きめの体格・体重の赤ちゃんを抱っこするなら、耐荷重が20kg・30kgを超える商品も販売されているのでぜひチェックしてください。

おむつ・おしりふき・飲み物・ハンカチなど、赤ちゃんを連れての外出は荷物が多くて、カバンにしまうと取り出しずらさも感じます。ヒップシートの中には収納ポケットが付いた商品もあり、ちょっとした赤ちゃんグッズをしまえます。

赤ちゃんを抱っこしながら簡単に取り出せるのも魅力的です。台座部分にポケットが付いている場合が多く、収納量はメーカーや商品によって異なります。

外出時でも持ち運びやすいのが「折りたたみ式」のヒップシートです。歩く・抱っこを繰り返す場合、使わない時は収納してコンパクトに持ち歩ける商品が便利で使い勝手がいいです。

ヒップシートはかさばって重い商品が多いため、できるだけ軽い商品を選んでください。また、着脱が簡単だと、より外出時でも使いやすくなります。

赤ちゃんは吐き戻しやよだれが多く、ヒップシートを汚してしまいがちです。丸洗できる商品であれば、万が一汚れてしまってもすぐに洗濯して清潔に保てます。丸洗いできるヒップシートは、洗濯機もしくは手洗いのどちらかです。

丸洗いができるかに加えて洗濯機洗いの可否もチェックしてください。また、丸洗いできなくてもベルトや台座を外して洗濯できる商品も販売されています。

ヒップシートは、通常の抱っこ紐よりも抱っこする人と距離があり蒸れづらいのが特徴です。しかし、それでも夏は熱がこもりやすく、蒸れて赤ちゃんにとって抱かれ心地が悪くなってしまいます。夏も快適に抱っこするならメッシュ素材の商品がおすすめです。

また、抱っこする人と接触面の多い抱っこ紐タイプや肩掛けタイプよりも腰巻きタイプが涼しいので、ぜひチェックしてください。

ヒップシートは、さまざまなメーカーから豊富なデザインで販売されています。見た目にもこだわって選ぶならデザイン性もしっかり確認してから購入してください。しかし、見た目ばかりにこだわりすぎてしまうと使い心地が悪くなってしまいます。機能性も考慮しつつ選ぶのが上手に購入するコツです。

赤ちゃんを抱えるため、ヒップシートを選ぶ際は安全面もきちんと考慮して購入してください。特に、価格の安さにばかり注目して選んでしまうと、留め具が外れやすかったり、破損しやすかったりする場合があります。

安い商品も高い商品も1度屋内で着用して、試しに赤ちゃんを抱っこして安全か確認してから屋外で使用するのがおすすめです。

POLBAN（ポルバン）は1934年創業の老舗抱っこ紐メーカー「ラッキーインダストリーズ」のブランドです。腰巻きタイプに肩紐を装備して肩掛けタイプとして使用でき、シーンや成長に合わせてアレンジしやすいのが特徴です。

ポルバンのヒップシートはコンパクトサイズで、ベビーカーや抱っこ紐を出すほどでもない時に活躍します。たとえば、検診や予防接種など人が多い場所や移動をスムーズにしたい時におすすめです。

POGNAE（ポグネー）は2005年にお出かけ用品専用ブランドとして韓国で誕生しました。腰の動きにフィットして姿勢をキープする「コルセットボーン」や、赤ちゃんを起こさず取り外しができる「サイレントバックル※」など、長時間の抱っこが楽になるさまざまな機能を搭載しています。

赤ちゃんが快適なのはもちろん、抱っこする側も使いやすい機能性に優れたヒップシートを探している方におすすめです。

※製品によって搭載の有無は異なります

ergobaby（エルゴベビー）はアメリカのベビー用品を販売するメーカーです。デザイン性に優れたヒップシートが多く、男性でも使用しやすいものを選べます。インサートなしでも新生児から使えるヒップシートも販売していて、使い心地と見た目どちらも重視する方におすすめです。

ケラッタのヒップシートキャリアはSNSで使いやすいと人気になり、店舗によっては売り切れてしまった所もあります。人気の理由は価格が安い・装着が簡単・子供をのせた時の安定感・腰や腕の負担軽減などです。

また、向かい合わせて抱っこ・前向きに抱っこ・ヒップシートとして使うなど成長やシーンによって使い方が変えられます。抱っこ紐に比べて長く使え、赤ちゃんにとっても視界が広くなるなどメリットがたくさんあります。

使い心地を試してからヒップシートを購入するならレンタルサービスを視野に入れるのもおすすめです。POLBAN（ポルバン）で有名な「ラッキーインダストリーズ」でもレンタルサービスをおこなっており、実際に販売されている商品を試してから購入できます。

レンタル料1,100円（税込）で、10日間使い心地をしっかり確認できます。レンタルサービスによっては3ヶ月〜半年ほど貸し出してくれるところもあるので、ぜひチェックしてください。

西松屋などのベビー用品メーカーをチェックするのもおすすめです。ベビー用品メーカーはブログなどで人気のある商品を取り揃え、さまざまなメーカーのヒップシートを比較しながら選べます。

店舗があるメーカーなら実際に手に取って選べるのも魅力的です。また、安い商品も豊富に扱っているため、ヒップシート初心者の方にもぴったりです。

ヒップシート以外にもスリングや抱っこ紐を使うのもおすすめです。スリングは肩からかけて赤ちゃんを包み込むように抱っこする、装着が簡単なアイテムです。抱っこ紐はヒップシートと違いおんぶにも対応できるので、併用するとよりシーンに合わせて抱きやすくなります。

今回はヒップシートの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。ヒップシートは種類によって抱っこする人の負担のかかり方が異なります。また、機能に注目すれば外出時や夏でも快適に使えます。ぜひ、こちらの記事を参考に、親子で使いやすいヒップシートを購入してください。