回転座椅子おすすめ16選｜肘掛けタイプやリクライニングも！

ローテーブルに合わせられる座椅子を購入するなら、回転機能付きの製品がおすすめです。一般的な座椅子の場合は立ち上がってから方向転換する必要がありますが、回転座椅子は座ったまま向きを変えられるメリットがあります。

また、ハイタイプの回転座椅子なら着座姿勢から立ち上がりやすいため、腰痛をお持ちの方や高齢者やにもおすすめ。2つに折りたためるタイプなら不使用時に収納できます。さらに、肘掛け・リクライニング機能付きのタイプは休憩時のリラックス効果も抜群です。

そこで本記事では、回転座椅子の選び方・おすすめメーカー・おすすめ商品16選をご紹介します。記事後半では回転座椅子のDIYに関する情報も提供するなど、盛りだくさんの情報をまとめましたのでぜひ最後までご覧ください。

回転座椅子の魅力を簡単にまとめると、回転台を付けることによって据え置き型座椅子のデメリットをカバーしている点です。一般的な座椅子の場合、体の向きを変えるには床を擦りながら回転するか、一度立ち上がる必要があります。

基本的には立ち上がってから方向転換する場合がほとんどで、動線や体の動きに無駄が生じてしまいがち。しかし、回転座椅子ならば椅子ごと方向転換できるため、動線や体の動作もスマートで合理的です。

回転座椅子に採用される座面の高さはハイタイプ・ロータイプの2通りです。各タイプの特徴・メリット・デメリットについて詳しく解説します。

ロータイプは座面を低く設計した座椅子のことです。座面と床が近くハイタイプよりもコンパクトなため、あぐらを組んで座る場合や圧迫感を抑えたい場合に適しています。またローテーブルと相性がいいため、テレワークの際に座布団を敷いて作業していたような方におすすめです。

また、傾向としてハイタイプよりも価格が安いため、入門用にぴったり。敷居の低さが魅力のタイプです。

ハイタイプは座面を高く設計した座椅子のことです。着座時の腰の位置が高いので、立ち上がりやすく座りやすいのがメリットです。足腰が不安な方や高齢者の方に適しています。また、傾向として背もたれが高いものが多く、リクライニング機能を活かすのにぴったりです。

デメリットとして設計が大がかりになる分サイズもかさばるため、設置スペースには十分な余裕が要求されます。また、ロータイプと比べて価格も高額です。

回転座椅子に採用される背もたれのタイプはローバック・ミドルバック・ハイバックの3通りです。各タイプについて詳しく解説します。

ハイバックは背もたれを高く設計し、肩甲骨の上までサポートするタイプです。背中を広くカバーできてゆったり座れるため、大柄な方におすすめ。長時間の作業でも疲れにくいほか、リクライニング機能を有効に活かせるメリットがあります。

また、ハイバックの椅子は高級感があり、デザイン・インテリアの面でも見栄えが良くおしゃれです。

ミドルバックはローバック・ハイバックの中間に位置づけられるタイプです。主にローテーブルを前提としたパソコン・勉強などの作業に適しています。また、ローバックよりも背もたれが高い分、リクライニング時のリラックス効果も得られるのが特徴です。

座面の厚みがあるモデルが多いため、ローテーブルを利用する場合はバランスに注意する必要があります。ローテーブルの目安としては、座面の高さより30～35cm程度高いものがおすすめです

ローバックは背もたれを低く設計したタイプです。高さを抑えることで全体のサイズがコンパクトに収まるため、設置の際に場所を取りません。また、ハイバック・ミドルバックと比べて価格はリーズナブルです。

ローバックは肘掛け・リクライニング機能を搭載したものが少ない一方、ローデスクと組み合わせて使いやすいメリットがあります。テレワークの作業環境がローデスクの方にはぴったりです。

回転座椅子に使われる張り材はファブリック・籐(ラタン)・レザーの3種類が代表的です。各素材の特徴について詳しく解説します。

ファブリックは耐久性が高く経年劣化に強いため、長期利用に適しています。通気性もメッシュ素材には及ばないものの、レザーと比べれば良好です。また、価格も安いためランニングコストに優れています。

デメリットとしては他の素材と比べて汚れが目立つほか、静電気をまといやすいためホコリも付きやすく、こまめな手入れが必要なことが挙げられます。特にジュース・アルコールなどの液体が付いた場合は、素早くケアしないとシミになってしまいます。

籐(ラタン)は熱帯・亜熱帯地域で採取されるツル性の植物です。軽量ながら非常に丈夫で、和風座椅子のフレームに使われることが多いです。主にコンパクトなロータイプに適しており、女性でも軽々動かせる手軽さがあります。

また、通気性も優れているため夏でも快適に座れます。素材の性質上リクライニングには不向きなので、あくまでシンプルな造りの回転座椅子が欲しい方におすすめです。

レザーの魅力は所有欲を刺激する高級感と満足感です。実用性・インテリア性を兼ね備え、おしゃれで贅沢な気分を味わえるため日々のモチベーションにつながります。また、撥水性が高いので汚れが付いても落としやすく、手入れしやすいのも利点です。

デメリットとしては温度の影響を受けやすいほか、通気性が悪く蒸れやすい点が挙げられます。また、安価なPUレザーは経年劣化しやすい点にも要注意です。

座面のクッション性に関わる要素として、ポケットコイル・ウレタンのタイプ・ヒップポケットの有無が挙げられます。以下で詳しく解説します。

ポケットコイルは円柱状のコイル1つ1つを不織布の小さな袋に入れ、クッション内に敷き詰めたものです。コイルは独立して動き、それぞれ体を点で支えることから効率的な体圧分散効果を得られます。

耐久性にも優れており、へたりにくいのもメリット。長時間の着座でお尻が痛くなってしまう方や、耐久性の高い回転座椅子を探している方におすすめです。

高反発・低反発ウレタンを投入したクッションは、長時間の着座に適しています。高反発ウレタンは反発力が高く沈み込みにくいため、お尻を動かしたり姿勢を変えたりしやすいです。

低反発ウレタンは体が柔らかく沈むため、優しく包まれているようなフィット感が欲しい方におすすめ。デメリットとしては通気性が低く、蒸れやすい点が挙げられます。

ヒップポケットとは座面のお尻部分に作られたくぼみのことです。一般的に着座が長引くとお尻がだんだん前にズレていき、姿勢が崩れて腰にかかる負担も大きくなりがちです。

ヒップポケットがあればお尻を支えやすく、正しい姿勢をキープして腰にかかる負担を和らげるのに役立ちます。長時間着座する場合や腰痛の悩みがある方には、ヒップポケットが付いた回転座椅子がおすすめです。

座椅子のリクライニング機能は進化しており、休憩時にリラックスしやすくなっています。リクライニング機能の主なポイントとして、多段階のリクライニングと手元レバーについて解説します。

6～14段階のリクライニングに対応した回転座椅子はフルフラットにならないものが一般的です。主に腰部分のみリクライニングするタイプで、ローテーブルでのパソコン作業に適しています。傾向としてコンパクトで軽量なものが多く、価格も安め。仮眠を想定せず、ロータイプのリクライニング座椅子をお探しの方におすすめです。

14～42段階に調整できる回転座椅子は、6～14段階対応タイプよりも深い角度のリクライニングを楽しめます。頭・脚部分の角度調整もできるタイプもあり、映画・オーディオ・ゲーム・休憩・仮眠まで幅広く使えるのが特徴です。

傾向としてはハイバックタイプの製品が多く、サイズが大きいため設置スペースには要注意。休憩やリクライニングを重視する方におすすめです。

従来は座椅子をリクライニングさせる場合、いったん背もたれのロックを解除してフラットにし、そこから好みの位置まで背もたれを起こすといった手順が必要でした。手元レバー付きの座椅子なら、背もたれをフラットにする手順が要りません。

つまり座面に腰かけたまま角度調整できるため、手軽なだけでなくリクライニングのスペースも最小限でOK。片手で操作できるのも大きなポイントです。

360°回転機能は座椅子の底部に取り付けた回転盤を利用して、本体を全方位に向けられる機能です。軽く体をひねったり、つま先で反動をつけたりするだけで体の向きを変えられるため、高齢者や腰痛に悩む方に適しています。

また、立ち座りも楽に行えるため細かく動くことが多い方にもおすすめ。歩き始めるまでの動線を減らせるので、狭めの部屋で使う場合にもぴったりです。

肘掛けは肘置き・アームレストとも呼ばれるもので、着座時に肘や腕を置くことで腕・肩の負担を和らげるパーツです。高さ・向きなどを調節できるタイプがあり、特に3D可動タイプは上下・左右・前後の3次元で動かせるため、汎用性が高くおすすめです。

3次元可動タイプのアームレストはゲーミング座椅子に搭載されている場合が多いため、気になる方はチェックしてください。

ランバーサポートとは背もたれの腰部分に取り付ける小ぶりなクッション・緩衝材のことです。背もたれに体を預けても、腰には少なからぬ負担がかかるもの。そこでランバーサポートがあれば、負担を和らげて猫背・腰痛の防止にも役立ちます。

チェアタイプと比べると初めから備え付けられた製品は少ないため、必要に応じて座椅子のサイズに適合するランバーサポートを見つけて取り付けるようにしましょう。

フットレストはいわゆる足置きのことで、オットマンとも呼ばれます。足を伸ばした姿勢で腰かけたり、足を投げ出して休憩したりするのに便利。チェアタイプとは異なり、座椅子の場合は脚部分のリクライニングを調節してフラットにする要領が多いです。

なお仮眠時にフットレストを利用すれば、より質のいいリラクゼーションを図れます。仮眠を想定する場合は、フットレスト機能付きの製品も検討するのがおすすめです。

回転座椅子のサイズを決める際には、組み合わせて使う予定のデスク・テーブルを念頭に置きましょう。せっかくデザインや機能を気に入っても、デスク・テーブルとの相性が悪いと台無しになってしまいます。

具体的には着座時に足を伸ばせるよう、テーブルと足の間に十分なスペースが生まれるように計算しながら選ぶのがポイントです。座面の厚み・高さ・幅などがサイズオーバーしないよう注意しましょう。

座面の広さは着座時の姿勢・体勢を左右します。余裕をもって座りたい場合や体格のいい方には、幅が大きめの座面がおすすめです。座面幅が55～58cmのワイドサイズならソファのように寛げるほか、座面上であぐらを組める場合もあります。

また、あぐらを前提とする場合は肘掛けの有無・形状なども影響するため、合わせてチェックしましょう。

カバーが取り外せるタイプなら、洗濯やクリーニングで衛生的に使えるためおすすめです。またカバーを別売りしている製品の場合は、季節やインテリアに合わせて模様替えするといった楽しみ方もあります。

カバーの取り外し対応・別売り品の有無については仕様情報に記載されていない場合があるため、必要に応じてメーカーに問い合わせてみましょう。

折りたためる回転座椅子は、背もたれを倒して座面にくっつけられるタイプを指します。仕組みの都合上、ロータイプ・ローバックの製品がほとんどです。不使用時はしまっておき、必要なときだけ出して使えるため来客用としてもおすすめです。

折りたたみ時はコンパクトで持ち運びしやすいため、場所を移して回転座椅子を使いたい場合にも役立ちます。

アイリスオーヤマの回転座椅子は豊富なラインナップが魅力です。ロータイプ・ハイタイプどちらもカバーしているだけでなく、リクライニング機能や肘掛けの有無・張り材のタイプなど、条件に応じて希望に合った製品を選べます。自社で製造・販売しているため、価格もリーズナブルです。

「お値段以上」のキャッチコピーで人気のニトリは、おしゃれでコスパのいい回転座椅子を多数ラインナップしています。中でも背中・首・脚といった複数の部位でリクライニングできる「クレシエ」、和室にマッチするロータイプの「コラン」がおすすめ。自社製品のため、店頭で直接チェックできるのも大きなメリットです。

ヤマザキは人間工学（エルゴノミクス）をテーマに、芝浦工業大学と共同開発した椅子「産学連携シリーズ」を次々リリースしているメーカーです。バランスチェア「背中を支える美姿勢座椅子」のほか、有名モデルも多数。回転座椅子では背骨のS字カーブに注目し、体重圧の分散を図れるよう設計しているのが特徴です。

結論から述べると、回転椅子は自作可能です。既に座椅子を所有しており、わざわざ回転座椅子を買い直すことに抵抗をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。要領としてはDIYで既存の座椅子に回転盤を取り付ければOKです。

ただし、材料・工程ともに複雑な上に、専用の工具も必要なため初心者にはおすすめしません。リスクを回避するには既製品を購入する方が無難です。それでも回転座椅子の自作にチャレンジする場合、テレビの回転盤は耐久重量が足りないため使用を控えましょう。

回転座椅子は据え置き型座椅子のデメリットをカバーする便利アイテムです。チェアタイプと比べて価格の安いものも多く、メリット満載です。機能的で便利な回転座椅子を購入して、公私に役立ててください。