リクライニングチェアのおすすめ20選！おしゃれでコンパクトなタイプも

ゆったり寛ぎながら座れる椅子をお探しなら、リクライニングチェアがおすすめです。リクライニングチェアとは背もたれのリクライニング機能が付いたチェアスタイルの椅子のこと。座ったままレバー操作で簡単に角度を変えられるため、手軽に扱えるのが魅力です。

最近ではテレワークを中心に在宅勤務の機会が増え、自宅で長時間デスクに向かうことが多くなった方もいらっしゃるでしょう。リクライニングチェアなら仕事の合間に着座したまま手軽に休憩できるほか、フルフラットにして仮眠できるタイプもあります。

そこで本記事では、リクライニングチェアの選び方・おすすめメーカー・おすすめ商品20選をご紹介します。盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

オフィスチェアはパソコン操作・事務作業といった、デスク上で手を動かす仕事を前提に設計されたタイプをいいます。リクライニング付きのオフィスチェアは休憩を想定しているため、アームレスト・フットレストが付いている場合もしばしばです。

一部の高価な製品の中には、前傾に伴って姿勢が悪化しないような前傾チルト機能の付いたものもあります。長時間の作業が想定される場合は、こういった高機能が搭載されているタイプを選ぶとより快適です。

リビング・来客用にはソファタイプが適しています。素材は高級感のあるファブリック、もしくはレザー製がおすすめ。注意点としてリクライニング機能付きの製品はチェア・ソファ兼用である場合が多く、可動パーツが多いためややメカニックな印象を与えがちです。

純粋なソファと比べて温かみ・リラックス感が薄れてしまうため、機能面とのバランスに気を付けましょう。また、インテリアの雰囲気と合わせることも重要です。

ゲーム用には長時間のゲームプレイを想定して設計されたゲーミングチェアが適しています。アームレストの可動性・座面の昇降機能といったパーツ各所のカスタム性が高く、安価な製品でもヘッドレスト・ランバーサポート・フットレストといったオプション用パーツが充実している場合が多いです。

そのため、一般的なオフィスチェアよりもコストパフォーマンスがいい場合も珍しくありません。最近は企業オフィスのほかテレワーク用として自宅に導入する動きも盛んで、密かなトレンドになっています。

アウトドア向けのリクライニングチェアは、雨・砂ぼこり・泥汚れなどを想定した造りになっています。そのため張り材にナイロンを採用することが多く、薄くて軽いのが特徴です。コンパクトに折りたためるものが一般的で、持ち運びに適しています。

価格が安いのも魅力の1つで、室内で簡易的なリクライニングチェアとして使うのもOK。ただし安定性は室内用に設計されたチェアと比べて低く、長時間の使用には不向きです。

ファブリックは耐久性が高く経年劣化に強いため、長期利用に適しています。通気性もメッシュ素材には及ばないものの、レザーと比べると良好です。また、価格も安いためランニングコストに優れています。

デメリットとしては他の素材と比べて汚れが目立つほか、静電気をまといやすいためホコリも付きやすく、こまめな手入れが必要なことが挙げられます。特にジュース・アルコールなどの液体が付いた場合は、素早くケアしないとシミになってしまいます。

PUレザーとは合成皮革のことです。本革には及ばないものの高級感があり、手軽におしゃれと贅沢感を味わえます。撥水性が高いため汚れが付いても落としやすく、手入れしやすいのも利点です。

デメリットとしては温度の影響を受けやすいほか、通気性が悪く蒸れやすい点が挙げられます。また、安価なものは経年劣化しやすいです。

メッシュは生地を薄く設計するとともに、通気用の穴も作るタイプです。空気を循環させて熱を逃がすため、通気性に優れており蒸れにくく快適に使えます。一方、熱が逃げる分冬場に寒さを感じやすい点がデメリットです。

生地の厚みを抑えて穴を作る分、投入する原材料の分量は少なめ。そのためレザー・ファブリックと比べて重量は小さい一方、相応に強度・耐久性も低くなりがちです。

本革の魅力は所有欲を刺激する高級感と満足感です。実用性・インテリア性を兼ね備え、おしゃれで贅沢な気分を味わえるため日々のモチベーションにつながります。またPUレザーよりも質感が高く、座り心地も抜群です。

事務用チェアよりもソファに使われることが多く、リビング・ダイニングや応接室用の椅子に適しています。またエグゼクティブチェア、いわゆる「社長椅子」にもおすすめです。

化学繊維であるナイロンは少量で高い強度を得られるため、生地を薄く作れるのが特徴です。そのため柔軟性に富んでおり、折りたたみ式のチェアにぴったり。また撥水性に優れており、汚れにも強いためアウトドア用チェアの張り材に適しています。

重量が小さく持ち運びやすい一方、生地が薄い分クッション性は高くありません。安定性も室内用チェアの生地と比べると低いため、長時間の使用には不向きです。

リクライニングチェアに備わっているリクライニング機能の角度は主に150～160°・170°・180°の3タイプです。各タイプについて詳しく解説します。

150～160°のリクライニング角度は小休止に適しています。パソコン作業・デスクワークに疲れた時、少し背もたれを倒してコーヒーを飲みながら寛ぐような使い方におすすめ。自宅利用の場合は、リラックスしながら読書や音楽を楽しむのにぴったりです。

170°のリクライニング角度は仮眠を取るのに適しています。フルフラットにできない製品でも、170°までなら対応しているものは多いです。オットマンがあれば足を伸ばして休むのにぴったりで、本格的な睡眠を取らなくとも高いリラックス効果を得られます。

背もたれを180°倒せるリクライニングチェアは、いわゆるフルフラット対応のタイプです。小休止ではなく仮眠・睡眠を取れる環境が前提になるため、テレワーク・在宅勤務の方におすすめ。注意点として、十分な耐荷重があることを確認しておきましょう。

リクライニングチェアに採用される背もたれの高さは、ミドルバック・ハイバックの2種類です。各種類について詳しく解説します。

ミドルバックはローバック・ハイバックの中間に位置づけられるタイプです。主にパソコン・勉強用など、前傾の姿勢で作業する方に適しています。ローバックよりも背もたれが高い分、リクライニング時に高いリラックス効果を得られるのが特徴。ハイバックよりも価格が安い点も魅力の1つです。

ハイバックは背もたれが高く、肩甲骨の上までをサポートするタイプです。背中を広くカバーできてゆったり座れるため、大柄な方におすすめ。長時間の作業でも疲れにくいほか、リクライニング機能を有効に活かせるメリットがあります。

またハイバックの椅子は高級感があり、デザイン・インテリアの面でも見栄えが良くおしゃれです。

耐荷重は製品としてのリクライニングチェアの寿命に関わります。体重が耐荷重ギリギリの場合は故障の危険を伴うだけでなく、パーツ各所の寿命を縮めてしまう可能性が高いです。また、耐荷重をオーバーすると設計された通りの姿勢を維持できず、体に思わぬ負担をかけてしまう可能性もあります。

耐荷重は製品情報としてオープンになっている場合が多いため、確認の上で自分の体重よりも十分に大きいものを選んでください。

リクライニングチェアのオプション機能として主なものはオットマン・アームレスト・電動アシストの3つです。各機能について詳しく解説します。

オットマンはいわゆる足置きのことで、フットレストとも呼ばれます。足を伸ばした姿勢で腰かけたり、足を投げ出して休憩したりするのに便利です。最近はチェア本体と一体型のタイプが多く、座面下のスペースに格納する要領が一般的になっています。

なお仮眠時にオットマンを利用すれば、より質のいいリラクゼーションを図れます。リクライニング機能利用時に仮眠を想定する場合は、フットレスト付きの製品も検討するのがおすすめです。

アームレストはいわゆる肘かけのことで、腕・肩の疲労を軽減するのに役立ちます。高さ・向きなどを調節できるタイプがあり、特に3D可動タイプと呼ばれるタイプは上下・左右・前後の3次元で動かせるため、汎用性が高くおすすめです。

3次元可動タイプのアームレストはゲーミングチェアに搭載されている場合が多いため、気になる方はチェックしてください。

電動タイプとはリクライニングの角度やオットマンの展開・収納を電動操作できるタイプです。レバーではなくボタンで操作するため、手軽なのが特徴。複雑な操作や力を入れるのが苦手な高齢の方に適しています。注意点としては手動操作のタイプと比べて価格が高いものが多く、またサイズも大きめです。

世界的な高級椅子メーカーであるハーマンミラーは、初めてメッシュ素材を採用した製品と言われるアーロンチェアを開発したことで有名です。現在はリニューアルモデルであるアーロンチェアリマスターを展開中で、エグゼクティブ層を中心に絶大な人気を誇ります。

12年もの長期保証を行っている点でも知られており、正に一生もののオフィスチェアを提供しています。

オカムラは日本の椅子メーカーの中でも最高級の製品を提供する企業です。横浜を拠点としており、産業機械や医療機器なども取り扱う優れた技術力を誇ります。主にオフィス向けのデスクチェアを得意としており、中でもコンテッサシリーズは高度な機能性とデザイン性で有名。グッドデザイン賞を獲得したこともある実力派メーカーです。

「お値段以上」のキャッチコピーで人気のニトリは、シンプルでおしゃれな生活用品を得意とするメーカーです。自社ブランド品のみながら圧倒的なラインナップを誇り、リクライニングチェアの品揃えも豊富です。

ニトリのリクライニングチェアは、低価格ながらPUレザーを採用したモデルが魅力的。5年間の長期保証が付くのも高ポイントです。

ペン・ノートなどの文具で知られるコクヨは、デスクと組み合わせて使いやすいワークチェアのラインナップも豊富です。複数のモデルを展開しており、10万円前後するものも珍しくありません。主力商品はベゼル・イング・デュオラの3つで、中でもおしゃれなデザインのデュオラシリーズが有名です。

良品計画が展開しているブランド、無印良品ではおしゃれなデザインのリクライニングソファを取り扱っています。チェアとソファの中間的な製品設計で、ローチェアを探している方や北欧調の椅子を探している方にもおすすめ。背もたれ・ヘッドレストそれぞれの角度を調節できる点もユニークです。