ワイヤレスギターシステムおすすめ14選｜プロ仕様・BOSSも【ワイヤレスシールド】

「シールドケーブルが絡まりやすくて面倒くさい…」「シールドは持ち運びに不便…」音楽活動をしている方で、そういった悩みがある方は多いですよね。ギターワイヤレスシステムを使用することで、ケーブルの煩わしさから解放されます。

この記事では、ワイヤレスシールドとして使えるギターワイヤレスシステムの選び方やエレキギターやベースにぴったりなプロ仕様のおすすめ商品をご紹介します。現在、ワイヤレスシステムの購入を検討している方には必見の内容です。

この記事を見ると、ギターワイヤレスシステムをどういう視点から選べばいいのかがわかります。さらに、ギターワイヤレスシステムにどういったメリット・デメリットがあるのか、具体的にはどういった製品があるのかも知れますので、ぜひ最後までご覧ください。

ギターワイヤレスシステムとは、シールドケーブルを使わずにワイヤレスにギターとアンプを繋ぐことができる製品です。ギターの音を電波に乗せてアンプに届けることで、無線での使用が可能になっています。ギターワイヤレスシステムを使うことで以下のようなメリット・特徴があります。

• 絡まりやすく面倒なシールドケーブルから解放される
• ライブでの動きに自由度が上がる
• 最近では一般化され、プロだけではなくアマチュアでも使用されるように

基本的には、ギターワイヤレスシステムを使用しても、音痩せや音の質はほとんど変わることはありません。しかし、高価なシールドを最短距離で繋いだ場合と比べると、音痩せしてしまうことがあります。しかし、その変化もギターを弾いている本人にしか分からないレベルでの変化と言えます。

そのため、ライブではワイヤレスシステム、レコーディングではシールドと使い分けるのがおすすめです。

ギターワイヤレスシステムでは微々たる遅延はありますが、ほとんどゼロです。それぞれの機種のスペック表には、レイテンシーという名前で音の遅延時間が記載されています。

レイテンシーとは、データーの処理に伴う発音の「遅延」のことで、単位はms（1000分の1秒）で表示されます。ほとんどのワイヤレスシステムが10ms以下の性能を持っていますので、音の遅延は気にする必要はありません。

ギターワイヤレスシステムは、音が途切れる可能性がないとは言い切れません。やはり電波に乗せて音をアンプに届けているので、障害物や電波の混み具合によっては音が途切れてしまう場合があります。

ただ、数年前のワイヤレスシステムと比べ、古いモデルよりも音途切れも改善しています。そのため、電波干渉をしない環境を作ったり、バンドのメンバーで同じモデルを使うなど混線対策で防ぐことが可能です。

ワイヤレスの周波数にはA帯・B帯・C帯・2.4GHz帯があります。その中で個人で使用される免許不要の一般的な周波数が、B帯と2.4GHz帯の2種類です。それぞれのメリット・デメリットについて順番にご紹介します。

2.4GHz帯のメリットとデメリットをまとめました。

【メリット】

• 最大チャンネル数（最大同時運用数）が多い
• B帯よりも高音質
• 価格が安いモデルが多い
• スタジオ・自宅で1人で練習する際に適している

【デメリット】

• Wi-FiやBluetoothと同じ周波数なので、ノイズや音飛びが発生しやすい

B帯のメリット・デメリットをまとめました。

【メリット】

• Wi-FiやBluetoothに電波を妨害されることが少ない
• 障害物に強く、電波を遠くまで飛ばせる
• ホール・ライブハウスなどの広い空間で使用する際に適している

【デメリット】

• 最大チャンネル数（最大同時運用数）が少ないため、電波が混雑しやすい

ギターワイヤレスシステムを選ぶうえで重要なチェックポイントになってくるのが、チャンネル数です。チャンネル数とは、同じ周波数帯で同時に接続できる楽器の数を表しています。各機器のスペック表に「チャンネル（ch）」や「波」という単位で記載されています。

しかし、最大チャンネル数は環境にも左右されやすいです。そのため、想定しているメンバーや楽器の数よりも最大同時運用数が多いモデルを選んだ方が使い勝手がよくなります。

次にワイヤレスシステムを選ぶ際に、確認すべき項目は混線回避機能の有無です。混線回避機能タイプを使用すると、他の信号がギターの電波に干渉しないよう自動的に回避し、ノイズ・音飛び・混線などを防止できます。

ライブなどで、ノイズや音途切れといったトラブルを絶対に回避したい方は、混線回避機能を搭載したモデルを選んでください。

ライブでワイヤレスシステムを使用したい方は、通信可能範囲もチェックしておきましょう。どれだけ優秀なワイヤレスシステムを使っていても、通信可能範囲を越えれば音途切れが起こってしまいます。そのため、使いたいシーンに合わせたモデルを選んでください。

1. スタジオでワイヤレスシステムを使用したい場合：15m前後
2. 小さなライブハウスでワイヤレスシステムを使用したい場合：20〜30m
3. 大きなステージでワイヤレスシステムを使用したい場合：40〜60m

ギターワイヤレスシステムには以下の2種類があります。

1. 電池式
2. 充電式

それぞれの特徴を見ていきましょう。

《電池式の特徴》

• 電池が切れたとしてもコンビニで購入できる
• 手間がかからない
• 充電式と比べ費用がかかる

《充電式の特徴》

• その都度充電するだけなのでコストパフォーマンスがいい
• 使用前に充電をしておく必要がある
• 充電の残量の確認が必要になる

使用状況に合わせた電源方式を選んでくださいね。

ギターワイヤレスシステムは持ち運ぶものなので、サイズや重さも重要なポイントになります。ライブで頻繁に使いたい方は、簡単に持ち運べるコンパクトで軽いモデルがおすすめです。しかし、大きいものに比べて機能が省かれているものや、耐久性が低いものもあります。

自分の求める基準を満たすモデルの中で、なるべく軽くてコンパクトなモデルがおすすめです。

Xviveは「いい製品を手頃な価格で出す」、この点に情熱を注ぐミュージシャン達によって2012年に誕生したメーカーです。元々音楽のプロにしか手の届かなかったギターワイヤレスシステムを、アマチュアでも購入できる価格帯で出した第一人者です。

Xviveのワイヤレスシステムはギタリストからも大好評です。初心者の方は、Xviveでワイヤレスシステムを購入しておけば問題ありません。

スピーカーでも有名なBOSSですが、リーズナブルで高性能なワイヤレスシステムを出しています。特にBOSSのWLシリーズは、複雑な設定をする必要がなく誰でも簡単にセッティングが行えるのが特徴です。

また、小型で軽量という特徴もあり、なるべく携帯しておきたい方の期待にも応えています。持ち運びしやすく、それでいて機能や質を落としたくない方におすすめのメーカーです。

LINE6は高いモデリング技術を誇っています。モデリングとは、さまざまなアンプやギタリストのサウンドをデジタル技術で再現し収録したアンプのことです。

通常モデリング技術で再現された音は、本物のサウンドと完全に同じとまではいきません。しかし、LINE6のワイヤレスシステムでは、演奏した通りの音をアンプから出しやすいです。

また、軽量で持ち運びが容易というメリットもあるので、自分に合ったメーカーからワイヤレスシステムを選んでみてください。

最もプロが使っているものがSHUREのワイヤレスシステムです。数多くのプロが使っているということは、それだけ信頼できるメーカーということに他なりません。

しかし、その分コストは高くなってしまいます。予算は高くなっても、安心できるワイヤレスシステムを購入したい方におすすめのメーカーです。

ammoonが採用している2.4GHz帯周波数は、テレビやラジオなどの通信機器の干渉に対して安定しているので、自宅で演奏する方におすすめの商品です。より安定性を求める方は、5.8GHz対応モデルもあるので、そちらを検討してみてください。

また、弾いてから発音までの反応もよく、大容量バッテリー搭載・軽量など、さまざまなメリットがあります。高い性能に対して安価なのも魅力です。

充電式のワイヤレスシステムを選ぶなら、バッテリー寿命の長さも大切です。LEKATEのギターワイヤレスシステムは、バッテリー寿命が長いリチウムイオンバッテリーを内蔵したモデルがあり、1回の充電で使用できる時間が長い点が特徴です。

また、入力ジャックを使用して楽器のさまざまな位置を調整できる、回転可能なヘッドピースを採用しています。さらに、5,000円ほどで購入できるモデルもあり、価格の安さを重視する方にもおすすめのメーカーです。

少し前までは、ギターワイヤレスシステムはプロにしか普及していない製品でした。しかし、最近では、高機能モデルがコスパよく手に入るので、アマチュアにも幅広く使用されています。ギターワイヤレスシステムを使って、自由な音楽活動を送りましょう。