腰痛に負担が少ない椅子おすすめ12選｜ニトリの腰が痛くならない椅子やリビング用も

テレワークは体を動かす必要性が少なく合理的である一方、同じ姿勢・体勢のまま作業してしまいがちです。長時間となると体にかかる負担は軽視できず、腰痛・腱鞘炎といった症状につながるおそれもあります。

自宅で長時間椅子に座る方におすすめなのが、腰痛に負担が少ないタイプです。腰痛に負担が少ない椅子は医療品ではないため、店頭やネットで市販品を購入できます。腰が痛くならない椅子・腰にいい椅子など種類が多く、どのような品を選べばいいかわからない方もいます。

そこで本記事では、腰に負担が少ない椅子の選び方・おすすめ商品12選をご紹介します。ニトリの腰に負担のかからない椅子や、リビング・ダイニング用の商品もピックアップしました。ぜひ最後までご覧ください。

オフィスチェアは主に企業オフィスでのPC作業・事務作業などを想定して設計されたタイプを指します。座面の高さを調節できたり、アームレストを前後左右に動かせたりといった柔軟な造りが特徴です。

高価なものほどヘッドレスト・ランバーサポート・フットレストといったオプションパーツをたくさん装備しているほか、リクライニング機能も充実しています。最近はテレワークでの使用も増加傾向です。

本革・木製チェアは見栄えが良く、リラックスして寛ぐ用途に適しています。リクライニング機能や可動式のアームチェアが付いたものはあまりなく、事務作業・テレワークには不向き。インテリアとしてもおしゃれなため、リビング・ダイニング・応接室におすすめです。

バランスチェアは体勢・バランスを整えて着座に重きを置いたタイプです。正しい姿勢を維持しやすいため、腰痛対策にぴったり。最近注目されているエルゴノミクスチェアもバランスチェアの1種であり、総じてラインナップが多く選びやすくなっています。

ゲーミングチェアは長時間のゲームプレイを想定して設計されたタイプです。アームチェアの可動性・座面の昇降機能といったパーツ各所のカスタム性が高く、安価な製品でもヘッドレスト・ランバーサポート・フットレストといったオプション用パーツが充実している場合が多いです。

最近は企業オフィスのほか、テレワーク用として自宅に導入する動きも盛んになっています。

デュオレシリーズ共通の特徴として、背もたれが2つに分かれている点が挙げられます。ニトリ独自の「体圧分散設計」によるもので、2つの背もたれが独立してサポートし最大30kgの体圧減少を図ります。腰への負担も軽減されるため、腰痛に悩む方には非常におすすめです。

デュオレシリーズは背もたれ以外にも細かく調節できるパーツがあります。例として、人気商品「デュオレDX」の調整可能部位は下記の通りです。

• ヘッドレスト上下可動
• アームレスト上下可動
• 座面上下可動
• ロッキング機能付き

パーツの可動域・柔軟性が広いため、体格に合わせて調節しやすい点が魅力です。

腰痛に優しい椅子のほかに、おしりが痛くならない椅子も市販されています。ニトリの「高反発シートクッション（立体タイプ）」は代表的で、 正しい姿勢の維持をサポートするほか、長時間座ってもおしりが痛くなりにくい優れものです。気になる方はぜひチェックしましょう。

ローバックは背もたれを低く設計したタイプです。高さを抑えて全体のサイズがコンパクトに収まるため、設置の際に場所を取りません。また、ハイバック・エクストラハイバックと比べて価格はリーズナブル。ファミリー用のダイニングにセットで揃えるのに適しています。

ハイバックは背もたれが高く、肩甲骨の上までをサポートするタイプです。背中を広くカバーできてゆったり座れるため、腰痛持ちの方にもおすすめ。長時間の作業でも疲れにくいほか、リクライニング機能を有効に活かせるメリットがあります。またハイバックの椅子は高級感があり、見栄えが良くおしゃれです。

エクストラハイバックはハイバックよりもさらに背もたれが高く、首までしっかり支えるよう設計されたタイプです。3タイプで一番快適に座れるため、ヘッドレストが付いていなくとも問題ない場合もあります。造りが豪華なためサイズがかさばるほか、相応に高額なのがデメリットです。

椅子のサイズ・重量は設置場所に合わせる必要があります。特に、リクライニング・フットレストといった機能やパーツを十分に活用するには、+αのスペースが必要です。

また、キャスターを利用して動かすのも想定し、設置場所に対して余裕のあるサイズの商品を選びましょう。キャスターなしの場合は、本体の搬入時や移動時の重みも考慮する必要があります。

耐荷重・耐久性は製品としての椅子の寿命に関わります。体重が耐荷重ギリギリの場合は故障の危険を伴うだけでなく、体に思わぬ負担をかけてしまう可能性も否定できません。

耐荷重がオープンになっており、自分の体重よりも十分に大きい製品なら安心です。また、耐久性の低いものは長持ちしません。素材の種類・パーツの品質にも目を向けるようにしましょう。

座面の高さはかかとが自然に着く程度を目安にしましょう。体重を両足に分散させれば腰への負担を軽減できるほか、姿勢を正しく保てるため一石二鳥です。製品によっては座面の高さを変えられるものがあります。メーカーの製品公式ページで、可動域に関する図面や画像を確認しておくと安心です。

テーブルと座面の高さの差の理想は、「（身長×0.55）÷3cm」で計算できます。ぜひ参考にしてください。

腰痛にいい椅子の中には座面の高さを調整できるものがあります。市販品はオーダーメイドではないため、利用者の身長や体格に合致しない場合がしばしばです。しかし、座面の高さ調節機能があれば個人差による問題を解消できるだけでなく、姿勢の悪化を防ぐ効果も得られます。

アームレストはいわゆる肘かけで、腕・肩の疲労を軽減するのに役立ちます。高さ・向きなどを調節できるタイプがあり、特に3D可動タイプと呼ばれるタイプは上下・左右・前後の3次元で動かせるため、汎用性が高くおすすめです。

3次元可動タイプのアームレストはゲーミングチェアに搭載されている場合が多いため、気になる方はチェックしてください。

チェアタイプの椅子の中には、ヘッドレスト・ランバーサポート・フットレストといったサポート用パーツを装備している、もしくは後付けできる製品があります。腰痛対策を想定する場合、特に大事なパーツはランバーサポートです。

ランバーサポートとは背もたれに取り付けて正しい姿勢で座れるようにサポートする小型のクッションです。固定式が一般的ですが、後付けできる取り外し式だと位置調整しやすいためおすすめです。

モールドウレタンとは金型にウレタン液を注入し、発泡・成型させる要領で作られたウレタンクッションです。クッション性が高くへたりにくいため、長時間着座しても疲れにくい点が優れています。デメリットとしては他の素材と比べて座面が固く、座り心地に慣れるには多少の時間が必要です。

PUレザーとは合成皮革です。本革には及ばないものの高級感があり、手軽におしゃれと贅沢感を味わえます。撥水性が高いため汚れが付いても落としやすく、手入れしやすいのも利点です。

デメリットとしては温度の影響を受けやすいほか、通気性が悪く蒸れやすい点が挙げられます。また、安価なものは経年劣化しやすいです。

メッシュは生地の厚みを抑えて薄く設計するとともに、通気用の穴も作るタイプです。空気を循環させて熱を逃がすため、通気性に優れており蒸れにくく快適に使えます。一方、熱が逃げる分冬場に寒さを感じやすいほか、強度・耐久性もほかの素材より低いです。

本革の魅力は所有欲を刺激する高級感と満足感です。実用性・インテリア性を兼ね備え、おしゃれで贅沢な気分を味わえるため日々のモチベーションにつながります。また、PUレザーと同様に汚れが付いても落としやすく、手入れしやすいのも利点です。

実用的なオフィスチェアよりもソファに使われる場合が多く、リビング・ダイニングや応接室用の椅子に適しています。

製品によっては自身で組み立てる必要があります。特に、通販で購入した椅子は組み立てを前提とする場合が多いです。不安を感じる場合は、組み立て・持ち運びが容易なものを選びましょう。

また、特別な工具が必要だったり椅子が重すぎたりすると、組み立てや持ち運びの際に一苦労です。製品によっては仕様情報や取扱説明書に組み立て方法を記載しているものがあるため、購入前にチェックしてください。

腰に悪い椅子の例としては下記のようなものが挙げられます。

• サイズが使用者の体格にフィットしていない
• 背もたれが低すぎる
• 座面のクッション性が低い
• ガタつき・グラつきがある
• パーツの品質が悪く低耐久

サイズの不一致は品質によらず致命的な問題です。また、価格が極端に安い製品はパーツの品質に不安が伴います。見た目の良さ・価格の安さだけで選ぶのは避けましょう。

椅子は日々使い続ける身近なアイテムであり、ミスマッチは避けたいものです。店頭やショールームで試座できる椅子なら、座り心地や使用感に納得してから購入できる安心感があります。また、販売スタッフから詳しい説明を聞いたり、疑問点について質問したりといった直接的なやり取りも可能です。

腰が痛くならない椅子を選ぶのは難しくありません。設置・フィッティングといった物理的なポイントと、製品ごとの装備・機能性を正しく把握できればクリアできます。本記事でご紹介した情報を参考に、ぜひ腰が痛くならない椅子で快適にお過ごしください。