跳ね上げ式ベッドおすすめ9選｜後悔しない選び方や事故について【ダブルも】

ベッドは部屋の中でも特にスペースを取る家具です。収納が少ない部屋や狭い部屋では、ベッドだけでかなりのスペースを占領してしまいます。そんなベッドのマットレス下のスペースを有効活用できるのが、跳ね上げ式ベッドです。

跳ね上げ式ベッドなら、マットレスの部分を跳ね上げてベッドの下の部分を丸々収納スペースとして使用できます。これまで無駄になっていたベッド設置スペースがそのまま収納となるので、大容量収納の収納ベッドが実現するのです。

そこで、収納量の劇的アップも可能な後悔しない跳ね上げ式ベッドのメリットや選び方、おすすめ跳ね上げ式ベッド9選をご紹介します。人気有名ブランドのシモンズの商品もピックアップしています。また、気になる寿命や跳ね上げ式ベッドによる事故の危険性についても見ていきます。

跳ね上げ式ベッドとは、マットレスの部分を大きく上へ跳ね上げるため、マットレス下の部分を収納スペースとして使用できるタイプのベッドです。ベッドの下を有効活用して収納ができるので、狭い部屋や収納スペースが足りない場合に重宝します。

マットレスを持ち上げて収納をするため開閉が大変な印象がある跳ね上げ式ベッドですが、多くのベッドは車の扉などにも採用されているガス圧シリンダーを搭載しています。ガス圧シリンダーがあれば、重いマットレスも容易に持ち上げられるので、問題なく収納ができるわけです。

跳ね上げ式ベッドの最大のメリットといえるのが、マットレス下のスペースを活用した大容量収納を叶えてくれる点です。マットレス下に引き出しを備えたタイプのベッドもありますが、その場合引き出しを開けるスペースも必要です。

跳ね上げ式ベッドならマットレスが上に跳ね上がるので、収納を開けるためのスペースが必要なく、省スペースで大容量収納が実現します。

前述のように、跳ね上げ式ベッドはマットレスの部分を跳ね上げて収納をするので、開閉に必要なスペースはベッドの上部のみです。引き出し式ベッドのように左右にスペースを開ける必要がないため、ベッドを2台並べやすいメリットがあります。跳ね上げ式ベッドなら狭い部屋でもベッドを2台並べて設置でき、収納スペースも増やせます。

跳ね上げ式ベッドはガス圧でマットレスを跳ね上げるため、重いマットレスが採用されることも多いです。またガス圧の機構もあるため、組み立ては少々難しいでしょう。

慣れていない人が組み立てようとすると大けがにつながる可能性もあるので、専門の業者の利用をおすすめします。絶対に無理をして組み立てないようにしてください。

ベッド下のスペースを有効活用できる跳ね上げ式ベッドは、収納スペースに限りがある部屋で暮らす1人暮らしの方におすすめです。また、衣替えでしばらく着ない洋服がたくさんある方や、意外とかさばる子どものおもちゃの収納にも適しています。したがって、跳ね上げ式ベッドは使わない洋服やおもちゃが多い家庭にも向いています。

縦開きタイプの跳ね上げ式ベッドは、一般的に足側のフレームを持ち上げて開くタイプです。軽い力で開けやすく、横のスペースが不要なので2台並べて設置しやすいメリットがあります。

足型からのみ開けられるタイプは頭側に置いたものを取り出しにくいのがデメリットに挙げられますが、一部の跳ね上げ式ベッドは足側と頭側両方から開けられます。

ベッドフレームのサイドを持ち上げて開くのが、横開きです。縦開きよりも開閉に力を必要としますが、収納スペースが横向きになるので奥に収納したものも取り出しやすいのがメリットです。

ただし、開閉の際にベッドの横側にスペースが必要であるため、ベッドサイドにスペースがない部屋には置きにくいデメリットがあります。

跳ね上げ式ベッドの容量は、収納したいものの量に合わせて選びましょう。たくさんのものを収納したい場合は、容量が大きい深型タイプがおすすめです。しかし、深型になると座面が高くなり、マットレスの位置が高すぎると感じる可能性もあるので注意しましょう。

それほど収納するものが多くない方には、座面が低い浅型が適しています。収納もしやすく、取り出しやすいタイプです。

跳ね上げ式ベッドには、使用中のマットレスをそのまま使用できる場合があります。しかし、収納の際はマットレスごと持ち上げる必要があるため、重すぎるマットレスは開閉に支障をきたすとが考えられます。

そのため、跳ね上げ式ベッドのマットレスには薄型タイプが最適です。可能であれば、マットレスは跳ね上げ式ベッドとの同時購入をおすすめします。

家具や生活雑貨などを幅広く取り扱う「ニトリ」は、リーズナブルな価格のベッドが多数揃うメーカーです。跳ね上げ式ベッドのバリエーションは多く、シングル・セミダブル・ダブルの3タイプのサイズが揃っています。

開き方や容量違いでそれぞれ2タイプを選択可能なので、設置場所・収納量・使い勝手で選びやすいのが特徴です。

さまざまなタイプのベッドをラインナップする日本のベッドメーカー「フランスベッド」では、跳ね上げ式での開閉に対応できる多くのベッドを取り扱っています。

同じモデルのベッドでも縦開きまたは横開き、引き出しや収納なしなど9タイプから選択可能です。マットレスがセットになった商品もあるので、マットレスを同時購入したい方にもおすすめです。

リーズナブルでデザイン性にも優れた家具を取り揃える「モダンデコ」では数は少ないものの、跳ね上げ式ベッドを取り扱っています。畳に跳ね上げ式の収納を備えた畳ベッドは、収納できる小上がりとしても使用可能です。

畳の上で眠る方が好みのや、収納できる小上がりが欲しい方にピッタリの製品が見つかるメーカーです。

ベッド周りのアイテムを数多く揃えるメーカー「ドリームベッド」は、日本で初めて跳ね上げ式ベッドを販売したメーカーとして知られます。

シングルやダブルはもちろん、たっぷりの収納スペースを備えたクイーンサイズまで取り扱っているのが大きな特徴です。大きめの跳ね上げ式ベッドを探しているのであれば、ドリームベッドの製品がおすすめです。

世界が認めるブランドシモンズでも跳ね上げ式 ベッドを取り扱っています。世界中の一流ホテルでも採用されているシモンズのベッドは、高品質な睡眠がとれると人気です。ガス圧式なので、女性でも簡単に1人で跳ね上げられるのもポイント。照明やヘッドボード、コンセントなど便利な機能が満載です。

跳ね上げ式ベッドは一般的なベッドよりも組み立てが難しく、ガス圧シリンダーや重い床板なども搭載しているため、組み立てに失敗して事故となる可能性もわずかですがあります。

また、ガス圧シリンダーのガス圧が下がった場合は交換が必要で、場合によっては業者やメーカーに依頼しなければならない点もデメリットです。そして、収納スペースが大きい方がいいと考え、床板の高さがある跳ね上げ式ベッドを選ぶと、マットレスや布団など置きづらくなります。

高さのある跳ね上げ式ベッドで寝ると、それだけ落下したときの衝撃が大きくなります。怪我につながる可能性も上がるので、適切な高さのものを選ぶようにしましょう。

せっかく購入した跳ね上げ式ベッドは、長く使いたいものです。長く使うためのコツをいくつか紹介します。

• 開閉テストを実施しているかどうかを確認
• できれば横開きにする
• 定期的なメンテナンスを行う

跳ね上げ式のベッドの説明に「1万回の開閉テストに合格」など記載があるものがおすすめです。また、縦開きよりも負荷がかかりにくいので、横開きのものを選んだほうが寿命が長いです。

故障してしまう原因で一番多いのは、経年劣化によるガス圧の低下です。ガスシリンダーを交換すれば問題は解決しますが、ガスの圧力などベッドのメーカーや型番によって異なります。個人で交換するのではなくメーカーや販売店に問い合わせるのがおすすめです。

引っ越しの際、引っ越し業者で跳ね上げ式ベッドをどのように扱ってもらえるのか、疑問に思う方は多いのではないでしょうか。特に1人暮らしの場合は解体や組み立てを1人で行うのは難しいため、できればそのまま運搬、または解体・組み立てを依頼したいところです。

ベッドの運搬や解体・組み立ては、基本的に引っ越し業者におまかせできます。別途料金がかかる場合もあるので、事前に見積もりを出してもらうのがベターです。1人で解体や組み立てをすれば料金節約にはなりますが、その際は必ず手順を守り行ってください。

跳ね上げ式ベッドはベッドの下のスペースを有効活用して大容量収納を実現してくれる家具です。設置場所や収納容量などによって適したタイプが異なるので、今回の情報を参考に最適な跳ね上げ式ベッドを選びましょう。