おしゃれな北欧ソファのおすすめ12選｜1人掛けから安い名作ソファまで

リビングにおしゃれなソファを置きたいなら、北欧ソファがおすすめです。北欧ソファは単なるトレンドではなく、今では家具・インテリアの1ジャンルとして確立しています。そのため優良メーカーが多く、製品のバリエーションも豊富です。

特に、最近は自宅で過ごす時間が多くなった方もいらっしゃるでしょう。リビングを中心とした家具・インテリアの重要性はいっそう高まっており、おしゃれで良質なソファはリラクゼーションの質を向上させてくれます。

そこで本記事では、北欧ソファの基礎知識・選び方・おすすめメーカーのほか、おすすめ商品12選をご紹介します。盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

北欧ソファはデザインがおしゃれです。カラフルな華やかさではなく、洗練された品のいい美しさがあります。シンプルなデザインのため木・生地といった素材の魅力を引き出しているのも特徴で、素朴で落ち着きのあるインテリアを求める方にぴったりです。

北欧ソファの基本カラーは白です。張り材に白基調のカラーを配するのが一般的で、オフホワイト・アイボリー・グレーといったものが多いです。単色の明るいカラーはシンプルで清潔感があり、見た目にも落ち着きがあるため親しみやすいと言えます。

北欧ソファは世界的に人気があり、バリエーション・ラインナップともに豊富です。単なるトレンドではなく1つのジャンルとして定着しているため、商品選びの選択肢が沢山あります。輸入家具店が積極的に情報発信しているケースも多く、海外の有名メーカー製品を購入しやすい点でも魅力的です。

ナチュラル調のソファは木が主役です。クッションや張り材は補助的な位置づけで、木製のフレームや脚を強調したデザインが一般的。フカフカのクッションを効かせて、長時間ゆったり座るような用途にはあまり向いていません。

一方、北欧調のソファは木・クッション・張り材をバランス良く配分しているのが特徴。インテリアとしてのデザイン性に加えて、実用性もバッチリです。

ナチュラル調のソファでは木材に無色の塗装を施すのが一般的で、木目本来の味・質感を活かして仕上げます。一方、北欧家具ではブラウンを中心とした色味のある塗料を使って仕上げる場合が多いです。現在は汚れ・水濡れに強いウレタン塗装が主流になっています。

木肘ソファは肘かけを生地で覆わず、露出させたタイプをいいます。木製フレームをそのまま活かしたデザインが多く、木の温もりが伝わりやすいのが特徴です。北欧ソファのスタンダードというべきスタイルで、日本でもカリモク・キタニなど多くのメーカーが採用しています。

カウチソファとは横たわって寛げる広さを持ったソファのことです。元々は肘かけなしのスタイルだったとされるものの、現在は肘かけありのタイプも広まっています。オーソドックスな形状のため多くのメーカー・ブランドで取扱いがあり、比較的探しやすいメリットがあります。

ストレートソファは横一直線に広がるスタイルのソファです。カウチソファがL字型のコーナーソファとしても構成される場合があるのに対し、ストレートソファはあくまで横展開のみです。肘かけが低く設計されたものが多く、ゆったり座るのに適しています。

ローソファは座面・背もたれともに低く設計されたタイプです。ローテーブルとの相性が良く、和室にもマッチします。脚のないタイプもあり床を傷つけずに済むほか、こたつと組み合わせて使うことも可能です。狭い部屋では高さによる圧迫感を抑える効果もあります。

ソファベッドはベッド兼用の2wayタイプです。ロックを解除することで背もたれが座面と地続きになり、ベッドに早変わりします。省スペースに役立つため、空間の限られた一人暮らしの方におすすめです。デザイン上2人掛け以上の横幅があるため、見栄えも良好です。

北欧ソファにおける木はメインフレームのほか脚・肘かけに使われることも多く、デザインの上でも大事な役割です。北欧ソファとしての絶対条件ではないものの、木のもたらす温かみはスチール製・パイプ製のソファにない魅力と言えます。

北欧ソファに使われている木材の種類は、ブナ・タモ・オークなどが代表的です。それぞれ質感・触り心地・耐久性が異なるため、木材の種類にも注目しましょう。経年変化がわかりやすい木材なら、購入当時からの変化も楽しみの1つです。

木材の塗装は風合いを左右します。ほど良い塗装による自然な風合いは工芸品としての味であり、仕上げのムラもヴィンテージ感につながります。合理化の進んだマシンメイドのマットな塗装とは異なり、手作業による木材の塗装は北欧ソファならではの味わいです。

リビング・ダイニングにはコーナーソファがおすすめです。家族で座る際にはお子さんの人数・体格などに合わせて柔軟に対応できます。来客応対時には人数や関係に合わせて着座位置を変えやすいほか、対面で話しやすい点もメリットです。また、視覚的にもインテリアとしておしゃれで、空間を贅沢に使った優雅な気分を味わえます。

寝室のメインとなるインテリアはベッド、もしくは布団です。ソファはあくまで補助アイテムの位置づけであり、1人掛けのタイプが適しています。例えばなかなか寝付けない時にはソファに腰かけて読書したり、音楽を聴いたりと気分転換の用途にもおすすめです。

和室にはロータイプのソファがぴったりです。北欧ソファはシンプルなデザインが多いため、張り材や色合い次第では和室にもマッチします。ローテーブルと組み合わせる場合は座面の高さにも要注意。あまり大型だと和室の雰囲気を壊すため、コンパクトなサイズのものを選びましょう。

一人暮らしには小さめの2人掛け、もしくはソファベッドがおすすめです。1人掛けのソファはチェアとの違いが少なく、また来客時には並んで座ることができません。肘かけなしのソファベッドなら2人座っても手狭にならないほか、ベッドとして使えるため省スペースにも役立ちます。

2人暮らしの場合は3人掛けのソファがおすすめです。座面の広いストレートソファが定番ですが、横幅を抑えたい場合はL字型のコーナーソファでも構いません。シートの低いタイプを選んだ場合、ソファを背もたれにして床に座って寛ぐ使い方もあります。

北欧ソファをテーブルと組み合わせて配置する場合は、座面の高さがテーブルよりも5cm程度低いソファを選びましょう。PC操作・筆記などをスムーズに行えるためおすすめです。食事を想定する場合は、テーブルよりも8cm程度低い位置を目安にしてください。

フリッツ・ハンセンは、デンマークの名匠Fritz Hansenが自らの名前を冠して立ち上げた家具ブランドです。有名な「アルファベットソファ」はパーツや張り材を任意で選んでアレンジできる、モジュールソファシステムの代表格。図書館のような各所の公共施設にもソファを提供しています。

1940年に愛知県刈谷市で創業したカリモクは、「カリモク60」のブランド名で有名なメーカーです。1962年に代表作であるKチェアをリリースし、約60年もの長期にわたりロングセラーを更新中。高品質ながらも良心的な価格帯で幅広い年代に愛されています。

「お値段以上」のキャッチコピーでおなじみのニトリでは、北欧ソファをリーズナブルに購入したい方におすすめです。1人掛けから3人掛けまでの製品をメインに揃えており、選択肢は豊富です。3～9万円台の品が中心ですが、約20万円の高級本革ソファもラインナップしています。

アルテックはフィンランドの家具メーカーです。代名詞ともいえる曲げ木の技術「アアルトレッグ」は、創業者の1人であるデザイナーのアルヴァ・アアルトに由来するものです。マシンメイドでは実現できない、繊細で温かみのある造形美を生み出しています。

フレデリシアはデンマークの老舗家具メーカーです。デザイナーのボーエ・モーエンセンは、早くから外部の若手デザイナーと協業するコラボレーション戦略を積極的採用したことで有名。高品質・高機能にモダニズムが加わった、独特の北欧ソファを堪能したい方におすすめです。

1967年に誕生したキタニは、北欧のデザインと日本人の技術が融合したソファ作りが魅力です。
1994年にデンマークで福祉施設向け家具の製法を学んだことがきっかけで、北欧家具のエッセンスを日本製ソファにフィードバックさせました。2001年より展開している北欧家具の展示会「知の再生」も好評です。

家具専門店イケアでは膨大な数のソファをラインナップしています。中でも2人掛けカウチソファのGLOSTAD、ソファベッドのHAMMARNは9,990円と業界最安クラス。

ただし、フレーム・脚にスチールやプラスチックを採用しており、北欧ソファとしての質感・温かみは薄味です。イケアで北欧ソファを探すなら、2万円以上のものがおすすめです。

最新作にこだわらない方にはアウトレット品がおすすめです。アウトレット品とは在庫処分や一部ダメージがあるなどの理由により、正規価格よりも低く購入できる商品のことです。仮にダメージがあっても中古品より状態良好な場合が多く、上手に利用すれば優良商品を手頃に購入できます。

北欧ソファは非常に間口の広いアイテムです。上を見れば数十万円クラスも当たり前である一方、2万円台のリーズナブルな製品も珍しくありません。本記事で紹介した選び方・おすすめ商品を参考に、ぜひおしゃれで安い北欧ソファを見つけてください。