ベビーシートおすすめ10選｜安全性が高いのは？新生児から使えるものやレンタルも

ベビーシート（チャイルドシート）は、0歳～1歳前後の新生児や赤ちゃんが車に乗るために必須のアイテムです。日常的に車を使用する方はもちろん、病院への通院・家族でのお出かけ・実家への帰省など、赤ちゃんを連れてのドライブには欠かせません。

ベビーシートは大切な赤ちゃんを衝撃から守る大事なアイテムです。ベビーシートには安全性に優れた機能だけでなく、回転機能や取り外して持ち運びできる便利な機能の他、さまざまな性能が備わっています。

この記事ではベビーシートがどんな商品なのか、選び方・人気のメーカー・おすすめベビーシート10選・口コミ情報までまとめてご紹介します。「安全性が高いのは？」「レンタルは？」といった気になる疑問にもお答えしていますので、ベビーシート選びで迷っている方は参考にしてください。

チャイルドシートは子供の年齢や体重によって種類があり、新生児用のチャルドシートが「ベビーシート」と呼ばれます。ベビーシートは赤ちゃんの体型にもよりますが、新生児～1歳くらいまで使用できます。目安としては身長70cm・体重13kg未満までです。それ以上成長するとチャイルドシートに移行します。

道路交通法で6歳未満の子供はチャイルドシートの使用が義務付けられています。1歳くらいまではベビーシート・3～4歳まではチャイルドシート・6歳まではジュニアシートと年齢や身長に応じて使い分けましょう。

多くのベビーシートが採用しているのが「シートベルト固定式」で、後部座席のシートベルトをベビーシートに通して固定するタイプです。低価格の商品はシートベルト固定タイプが多く、リーズナブルに購入できます。

固定は難しくはないものの装着には少し手間がかかり、赤ちゃんが寝ていたりぐずっていたりする時にはセットにやや苦労するかもしれません。スムーズに使いたい方は、取り外しせず固定したままにしておく方法もあります。

「ISOFIX固定式」は車に専用のベースをセットし固定するタイプです。取り付けが簡単でしっかり固定できるのが魅力で、シートベルトタイプのように手間がかからず取り付けミスも防げます。

しかし、ISOFIX固定式の場合古いタイプの車にはベースが取り付けられないこともあります。さらに、シートベルトタイプより価格が高めなのはややデメリットです。

Eマークとは国交省の安全基準を満たしている証です。2012年6月30日以前に製作された少し古いタイプには「自マーク」、最近のものには「Eマーク」が付いています。Eマークは丸の中に「E」と「数字」が記載されています。認可された国によって番号が異なり、日本で認可された商品は「E43」です。

ヨーロッパの新しい安全規格である「i-Size（アイサイズ）」には「ECE R44」「ECE R129」などもあるのでチェックしておきましょう。

ベビーシートは両肩と股部分をつなぐハーネスで赤ちゃんの体を固定します。ハーネスの本数は商品によって異なります。一般的なのは多くの商品が対応している3点ハーネスです。

さらに、腰の部分にもハーネスを付けてよりしっかり固定できる5点ハーネスもあります。5点ハーネス商品は少数ですが、気になる方はチェックしておきましょう。

ベビーシートを購入するときは、自家用車に対応しているかを必ずチェックしましょう。シートベルト固定の場合、車の年式が古いとシートベルトの長さが足りず、ベビーシートを固定できないこともあります。また、SOFIX固定の場合も古い車や後部座席が狭い車には設置できない場合があります。

ベビーシート販売メーカーの公式サイトに適合車種の確認方法が掲載されているので、購入前に確認しておきましょう。

一般的に多くのベビーシートが採用しているのが「常時装着タイプ」。一度車に取り付ければそのままにできて便利です。常時装着タイプは大型で機能性が優秀な商品が多く、高価格帯のベビーシートに採用されています。

ただし、赤ちゃんを乗せないときは外しておきたいといった場合は要注意です。大型なだけに重量もあるので、女性には手間がかかってしまう可能性があります。

「トラブルシステムタイプ」はベビーシート部分だけ取り外して持ち運びできる機能です。ベビーシートに赤ちゃんを乗せたままベビーカーに乗せたり、ベビーキャリーとして使用することもできます。

車で赤ちゃんが寝てしまっても、起こさずに移動できるのが最大のメリットです。特に車での買い物や外食時など、店舗に入る時にとても重宝します。軽量な商品が多く、女性でも扱いやすいのも魅力です。

ベビーシートはベビーシート単体のタイプの他、赤ちゃんが成長すればチャイルドシートやジュニアシートとして使えるタイプもあります。ベビーシートは基本的に新生児から1歳前後までしか使えませんが、チャイルドシートは4歳くらいまで使用できます。価格は高くなるものの、長い期間使えてコスパがいいのが魅力です。

ベビーシートにリクライニング機能があれば、赤ちゃんの角度を細かく設定できます。まだ月齢が小さい赤ちゃんは、角度が急になると体に負担がかかってしまいます。さらに、ぐずった時でも直ぐに角度を変えられると便利です。

また、お尻や背中の部分にインナークッションが付いて、姿勢を楽にできるタイプもあります。クッション性が高く作られている商品は、その分衝撃にも強いので安全性が高くおすすめです。

ベビーシートは基本的に赤ちゃんが後ろ向きになるように設置します。しかし、赤ちゃんを後ろ向きに抱っこして乗り降りさせるのは、意外に手間がかかるものです。特に、パパ・ママ1人の時は大変です。回転機能があれば前向きに座らせてからベビーシートを回転させられます。ボタン一つで回転できるタイプもあり、スムーズに乗り降りができるようになります。

赤ちゃんをベビーシートに乗せるとき、ぐずっていたり荷物が多かったりすると手間取ってしまいます。さっとベビーシートから乗り降りできるように、バックルは「ワンタッチスライド式」になっているものがおすすめです。

ヘッドレストと赤ちゃんのベルトの肩位置調整がワンタッチで完了します。さらに、成長に合わせてサイズ調整できるものがいいでしょう。

赤ちゃんは身体が熱くなりやすく、汗をかくことも多いです。ベビーシートに座っているときに汗で蒸れないように、メッシュ素材など通気性のあるものを選んでください。シート部分を取り外して丸洗いできる商品なら、さらに衛生的に使えます。

「お母さんと赤ちゃんのコンビを応援する」をコンセプトに、ベビーカーや哺乳瓶など数々のベビー用品を手掛ける「コンビ(Combi)」。東京に本社を置く日本のメーカーで、アメリカなどの海外でも販売を広げています。

ベビーシートは赤ちゃんの頭を守り、楽な姿勢をキープできるように設計されているのが特徴です。機能性が高く、価格帯も幅広く揃っています。

数々のブランドを取り扱うニューウェルブランズ・ジャパン合同会社のベビー用品ブランドが「アップリカ(Aprica)」です。ベビーカーを中心に、チャイルドシートや抱っこひもなどおしゃれなデザインの商品が揃っています。

ベビーシートはトラベルシステム機能搭載でベビーカーと一緒に活用できる商品が人気です。軽量タイプが多く、女性でも扱いやすいのが魅力です。

イギリスのベビー用品メーカー「カトージ」のベビーブランドが「ジョイー(joie)」です。チャイルドシート・ベビーシートは豊富な種類が揃っており、価格帯も比較的リーズナブルです。

ベビーシートはトラベルシステムタイプ対応やISOFIX固定できる商品が多く販売されています。ベビーカーとベビーシートのセット商品もあり、コスパよく利用できます。

インペタス（impetus）からは、成長しても使用できるタイプのベビーシート・チャイルドシートが販売されています。使用できる年齢は0歳から12歳と、一般的なシートよりも使用期間が長いのが特徴です。

ベビーシートやチャイルドシートを、子供の成長に合わせて買い替えるのは負担や手間がかかるので、長い目でベビーシートを使用するなら、インペンタスがおすすめです。

レカロ(RECARO)は、自動車の高級シートで有名なブランド・メーカーです。特に車が好きなパパ・ママから好まれており、認知度も高いです。

レカロのベビーシートのデザインは、パッと目を引くようなお洒落なデザイン・カラーで、外国製ならではのハイセンス製品です。ヨーロッパの安全基準（R129等）もクリアしています。

ベビー用品の大手チェーン店の「西松屋」にもベビーシートは販売されています。リーズナブルなベビー用品が揃う西松屋ですが、低価格で複数の種類のベビーシートを取り扱っています。近隣に店舗がある方チェックしてみましょう。

ベビーシートに取付できる、温かいタイプや通気性がいいタイプのマルチシートも販売されているので、一緒に購入するのもおすすめです。

自家用車を持っていない家庭でも、旅行や帰省などでレンタカーや親戚の車を借りる場合でもベビーシートは必要です。そんなときはベビーシートをレンタル業者で借りる手もあります。車を持っていても、赤ちゃんを連れて車のお出かけはほとんどしない、という家庭にもおすすめです。

人気メーカー品を1週間2,000～3,000円ほどで借りられるので、信頼できるレンタル業者を見つけて利用しましょう。

「ベビーシートとチャイルドシート、どっちを買えばいいの？」と迷っていませんか。ベビーシートには成長しても使用できる製品もあり、たとえば新生児から1歳児ごろまでベビーシートとして、1歳から4歳ごろまででチャイルドシートとして兼用できます。

また製品によっては、4歳以降もジュニアシートとして使用できるシートもあり、なかには10歳ごろまで使用できる製品も。ベビーシート・チャイルドシートの長期間使用を考えている方は参考にしてみてください。

以下の記事でもチャイルドシート・ベビーシートについて詳しくご紹介しています。「ネビオ」の安全性が気になる方にもおすすめですので、ぜひあわせてご覧ください。

ベビーシート・チャイルドシートは、新生児・赤ちゃん・子供と車に乗るなら必須のアイテム。好みに合ったデザインのシートを選べば、カーライフもより快適になります。ぜひこちらの記事を参考に選んでみてください。