珪藻土バスマットのおすすめ8選｜安心の日本製も！割れたときの活用法は？

2番目以降にお風呂に入った後、バスマットに足を乗せると水分が残っていて不快に感じたことはないでしょうか。そんなお風呂上がりの不快さを解消してくれるアイテムとしておすすめしたいのが、「珪藻土バスマット」です。

高い吸水速乾性を持つ珪藻土を使用したバスマットは、濡れた足を乗せてもすぐに水分を吸ってくれるので、いつでもサラサラの状態で使用できます。放湿性も高いためカビや雑菌の予防や防臭効果も期待でき、しかもお手入れが簡単な点もメリットです。

そこで今回は、お風呂上がりにいつでも快適に使える珪藻土バスマットの特徴や選び方、おすすめ製品8選をご紹介します。また、珪藻土バスマットを使う上での注意点も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

珪藻土とは珪藻（ケイソウ）という植物性プランクトンの一種の殻が化石化したものです。ガラスと同じ二酸化ケイ素が主成分で、日本各地で採掘されています。珪藻土には無数の穴が空いており、その穴で湿気を吸い取ったり吐き出したりする調湿機能があります。

珪藻土は高い吸水性能を備えており、さらに臭いの原因となる分子も吸着する防臭機能も備えています。一般的な布製のバスマットとは異なり菌の繁殖を抑えながら防臭できる素材なので、バスマットに最適なのです。また、珪藻土には断熱性や耐火性もあるため、建築資材としても活用されています。

珪藻土バスマットの最大の特徴と言えるのが吸水速乾性の高さです。珪藻土には一つひとつが吸水性を持つたくさんの微細な穴が開いているので、水分を吸収しやすく一定の湿度以上で放湿する性質を持っています。

このような性質を持つ素材であるため、珪藻土バスマットは吸水速乾性が高く濡れた足で使用してもすぐに乾くのです。

珪藻土バスマットは吸水速乾性が高く濡れた状態が長く続くことはなく、雑菌が繁殖しにくい性質を持っています。また、ほとんどの珪藻土バスマットは硬い素材で、汚れは掃除機で吸い取るだけで取り除けるため、他のバスマットのように洗濯の必要がありません。

なお、柔らかな素材でできている一部の珪藻土バスマットの一部には、洗濯可能なタイプもあります。

臭いの元となる分子は湿気に含まれることから、湿気を吸収する作用を持つ珪藻土には脱臭・消臭効果も期待できます。速乾性が高いため臭いの原因となるカビや雑菌の繁殖を抑えやすいことも、珪藻土バスマットが臭いを抑えられる理由です。

なお、臭いの放出スピードは非常に遅いため、放湿する際に臭いも放出されることはありません。

基本的に洗濯不要の珪藻土マットですが、汚れを拭き取ってから陰干しをするなど定期的なメンテナンスは必要です。このメンテナンスを行わないと、徐々に吸水力が落ちることがあります。

もしも、使用中に吸水力が落ちた場合は、珪藻土バスマットの表面を目の細かな紙やすりで削りましょう。表面を削ることで汚れが取れ、吸水力が復活します。

珪藻土バスマットの多くは硬い素材でできているため、落とすと割れてしまい使えなくなる点が他のバスマットにはないデメリットです。

また、普通のバスマットを廃棄する際は可燃ゴミとして出せることが多いですが、珪藻土バスマットは「陶器」または「不燃ごみ」として出すのが一般的です。そのため、珪藻土バスマットを廃棄する際は各自治体の廃棄方法を確認する必要があり、やや手間がかかります。

珪藻土バスマットにはさまざまなサイズがありますが、布製のバスマットのように折りたためません。大きすぎても小さすぎても使い勝手が悪くなってしまうので、使用する脱衣所の広さに合わせたサイズを選ぶのが基本です。

珪藻土バスマットは重すぎると運びにくく、メンテナンスがしづらくなります。持ち運べる程度かどうか、重量もチェックしておきましょう。

珪藻土は世界各地で生産されていますが、近年海外産の珪藻土バスマットにアスベストが混入されていた問題が発生しているため、生産国は必ずチェックしましょう。

海外産の珪藻土バスマットは安価なものが多く見つかりますが、異物混入などの問題のほか質が悪い珪藻土が使用されていることもあります。価格が高くなるものの、品質と安全性を考えれば国産の珪藻土バスマットがおすすめです。

珪藻土バスマットは重いものですが、足を乗せたときにズレてしまうことがあります。滑り止めが付いている珪藻土バスマットなら、使用時のズレを防止してくれるので安全に使えます。

また、硬い素材の珪藻土バスマットを置いていると床を傷つけてしまう場合もあるため、傷を防止したい方は保護シートが付いているものを選びましょう。

珪藻土バスマットは定期的に陰干しをする必要がありますが、その際に便利なアイテムが「珪藻土バスマットスタンド」です。

これは珪藻土バスマットを立てた状態で干せる専用ツールで、壁にそのまま立て掛けておくよりも風通しを良くできるため効率的に乾燥させられます。省スペースで設置できるので、珪藻土バスマットを使用するならぜひセットで購入しておきたいアイテムです。

洗濯が不要な珪藻土バスマットですが、長く清潔に使うためには定期的なお手入れが必要です。脱衣所に置きっぱなしにしていると内部にカビが発生することがあるため、週に1回は陰干しをして乾燥させるのがおすすめです。

また、硬い素材がほとんどの珪藻土バスマットは、段差のある場所で使用すると割れる原因となってしまいます。裏面全体が床に付く平らな場所で使用しましょう。

毎日珪藻土バスマットを使っていると、吸水力が落ちたと感じることがあります。これは、表面に溜まった皮脂や石けんなどの汚れが珪藻土の小さな穴を塞いでしまうことが原因です。

陰干しをするだけでは表面の汚れは落とせないので、吸水力が落ちた場合は紙やすりを使ってお手入れをしましょう。紙やすりが付属している珪藻土バスマットもありますが、別途購入する場合は#240の紙やすりがおすすめです。

たとえ割れてしまっても珪藻土としての機能は残っているので、砕いた珪藻土をクローゼット・棚・引き出しの中に入れておくことで消臭効果が期待できます。

大きめの破片なら、消臭・除湿のため靴の中に入れるのもおすすめです。さらに、消臭効果の高い珪藻土はゴミ箱の底に入れておくとイヤなゴミの臭いも脱臭してくれます。

珪藻土のコースターは多数市販されていますが、割れた珪藻土バスマットも形を整えればコースターとして再利用できます。コースターとして使う場合は、まずコースターに適したサイズに整えましょう。

そして、珪藻土の表面と周囲を紙やすりで削りなめらかにします。サイズが大きめの珪藻土は、洗面所に設置する歯ブラシの水切りとしても活用できます。

高い吸水速乾性を持つ珪藻土バスマットはサラサラの状態を保てるため、いつでも快適に使用できます。今回ご紹介した情報を参考にして、脱衣所に適した珪藻土バスマットを選びお風呂上がりを快適に過ごしてください。