通販のおすすめトマト8選｜安いトマトから高級品まで！

普段の食卓にのぼることも多いトマトは、サラダやパスタなどさまざまな料理に使われる栄養価の高い野菜です。トマトには高級トマトやブランドトマトなどさまざまな種類がありますが、スーパーではなかなか買えない全国の美味しいトマトも、通販を利用すれば簡単にお取り寄せできます。

しかし、トマトは品種の違いに加えて栽培方法が異なるものも多く、実物を手に取って購入できない通販では野菜の購入に不安を覚える方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、通販で購入できるトマトを選ぶ際のポイントのほか、おすすめトマト8選やトマトを使った美味しいレシピをご紹介します。

「美味しいトマトをお取り寄せしたい」「自宅でブランドトマトを食べてみたい」という方は、ぜひこれからご紹介する情報を参考にしてください。

夏野菜の代表でもあるトマトは、夏が旬の野菜と思われがちです。しかし、意外にもトマトは暑さが苦手な野菜で冷涼な気候を好むため、夏が旬ではないのです。トマトは春から初夏、また秋から初冬の時期が旬で、この時期に収穫されたものが最も美味しいと言われます。

現在、トマトは農業技術や輸送手段の発達により夏でも美味しく食べられますが、トマト本来の美味しさを味わうなら旬の時期に味わうことをおすすめします。

トマトの品種は非常に多く、世界中に約8000種、日本国内で品種登録されているだけでも300種以上もあると言われます。多数の品種の中から選ぶのは大変ですが、まずは定番トマトとして以下の3種類から選んでみましょう。

ファーストトマトとは愛知県で生産されているスタンダードなタイプのトマトです。サイズが大きくお尻の部分が尖った形状が特徴の昔ながらのトマトの代表格で、1930年から栽培されているファーストトマトは愛知県では伝統野菜に指定されています。

現在主流の丸玉トマトが品種改良により栽培しやすくなったことから、ファーストトマトは希少な野菜になりました。昔ながらの懐かしさを感じる、酸味と甘味のバランスが取れた味わいが人気です。

正確に言うとフルーツトマトは品種ではありませんが、高糖度トマト全般をフルーツトマトと呼びます。一般的なトマトの糖度が4～5度なのに対し、フルーツトマトは栽培中の水の量をできるだけ少なくしているため、8度以上と非常に甘さの強いトマトになります。

フルーツトマトは甘さの中に濃縮された酸味や旨味を感じられる人気のタイプです。一般的なトマトよりも小ぶりなサイズが特徴で、全国でさまざまな品種が流通しています。

近年人気を集めている「塩トマト」は、主に熊本県沿岸部で栽培されている塩分濃度が高い土壌で栽培されたトマトです。その名称からしょっぱい味と思われがちですが、普通のトマトよりも糖度が高い特徴を持ちます。

サイズは比較的小さめで、フルーツトマトと同様に水分の吸収量を抑えることから甘みが強く、旨味が凝縮された果肉と控えめな酸味が魅力です。高級トマトとして流通されている品種もあるので、贈り物にもおすすめです。

通販でトマトを買う際は実物を手に取れないため、品質や栽培方法をチェックしておきたいところです。品質を見極めるには、検査認証制度をクリアしたかどうかを示すマークや安全にこだわった栽培方法かどうかをチェックするのがおすすめです。

安全性の高いトマトを選ぶには、まず「有機栽培」や「減農薬栽培」のものを選びましょう。有機栽培は化学肥料を使わずに栽培された、いわゆる「オーガニック栽培」のトマトです。有機栽培には農林水産省の検査認証制度が必要であるため、この栽培方法であれば比較的安全と言えます。

減農薬栽培は通常の半分以下の量の化学肥料で栽培する方法です。認証制度はありませんが農林水産省では「特別栽培農産物」としてガイドラインが定められているため、一定の安全性を保てます。

水と液体肥料のみで栽培するのが「水耕栽培」です。土壌栽培のように害虫の被害に遭うリスクが少ないため、農薬を使用する必要が少ないことから水耕栽培のトマトは無農薬で栽培できます。

一般的な土壌栽培のトマトと比較すると、水耕栽培のトマトは強めの酸味とやさしい甘さが特徴です。残留農薬が気になる、または無農薬栽培にこだわるのであれば、水耕栽培のトマトもチェックしてください。

栽培方法に加えてトマトの品質を確認する方法として、「有機JASマーク」の有無が挙げられます。有機JASマークとは農林水産省の検査認証制度において、禁止農薬や化学肥料などに頼らずに自然の力で生産された食品を表すマークです。

有機JASマークが付いているトマトは国の認証制度をクリアしたことを意味します。そのため、このマークが付いているトマトを選べば品質に問題なく安心して食べられます。

生で食べずにトマトジュースやトマトソースなど加工を前提にトマトを購入するのであれば、規格外品や訳ありトマトもおすすめです。規格外品や訳あり品は傷があったり形が崩れたりすることがあるものの、味に問題はありません。美味しさはそのままで激安ということも多いので、トマトを加工するならこのような訳あり品を選ぶとお得です。

全国には多数のブランドトマトがあります。味や栽培方法にこだわって品種改良を重ねた高級ブランドトマトも人気です。高級ブランドトマトは価格が高くなるものの、普通のトマトにはない凝縮した甘みと酸味が楽しめるため、ギフトとしても喜ばれます。贈答用としてトマトを選ぶなら、人気が高くて味にも定評がある高級ブランドトマトがおすすめです。

「YAMITSUKIトマト」は「一度食べたら止まらない」と話題のトマトです。愛知県の「兼弥産業」が販売するトマトで、甘さと酸味のバランスに優れた味わいに加えて、トマト独特の食感が苦手という方でも食べやすい薄皮が特徴です。

独自のスリット鉢と必要最小限の農薬のみを使用する「スリットポット栽培」という方法を採用しています。YAMITSUKIトマトは販売数が限られていますが、全国のスーパーや兼弥産業の公式サイトで購入できます。

トマトは生でそのまま食べても十分美味しい野菜ですが、料理に使うとトマトの風味がさらに引き立ち、生トマトとはまた違う美味しさが楽しめます。そこで、トマトを味わうのにおすすめの簡単レシピを3つご紹介します。

生のトマトの味をダイレクトに楽しめる代表的なメニューがサラダです。トマトは葉物サラダにトッピングとして加えることもありますが、トマトの味を楽しみたいならシンプルなトマトサラダにしてみましょう。

作り方はとても簡単で、輪切りにしたトマトに塩こしょうとオリーブオイルを振りかけるだけです。サッと作れるので、もう一品欲しいときにも簡単に作れます。最小限の調味料のみの味付けだからこそ、トマトの風味が活きるレシピです。

トマトは加熱すると酸味が抑えられて甘さが引き出されます。煮込みに使うと、具材の味とトマトの旨味がマッチした美味しい料理に仕上がります。トマト煮込みはさまざまな肉や魚で楽しめますが、代表的なレシピといえば鶏肉のトマト煮込みです。材料・作り方は以下の通りです。

【材料】

• トマト
• 鶏肉
• たまねぎ
• 塩こしょう

【作り方】

1. 鶏もも肉を焼き色が付くまで火を通す
2. カットしたトマトとたまねぎ、にんにくを加えて炒めてから煮詰める
3. 塩こしょうで味を整え、仕上げにトマトの皮を取り除く

トマトはイタリア料理で多様される代表的な具材の1つなので、パスタとの相性は抜群です。トマトのパスタは生トマトからソースを作っても比較的簡単で、手軽にトマトのフレッシュ感を味わえる一皿になります。材料・作り方をご紹介します。

【材料】

• トマト
• パスタ
• にんにく
• コンソメ
• オリーブオイル

【作り方】

1. みじん切りのにんにくをオリーブオイルで炒める
2. にんにくの香りが出たら角切りにしたトマトとコンソメを入れて煮立たせる
3. トマトソースが煮立ったら火を止め、茹でたパスタに絡める

お好みでチーズを乗せると、トマトの風味とチーズの濃厚な味わいがマッチした味わいのトマトパスタが楽しめます。

通販を利用すれば日本全国で収穫された訳あり品から高級トマトまで、新鮮な美味しいトマトをお取り寄せできます。今回紹介した情報を元にこだわりのトマトをお取り寄せして、食卓で味わってみてはいかがでしょうか。