クイーンベッドおすすめ13選｜ニトリ・IKEA・無印も紹介【値段相場も】

1つのベッドに2人で並んで寝る時に、窮屈さを感じた経験はありませんか。2人以上でゆったり眠りたい時には、クイーンサイズのベッドがおすすめです。

クイーンサイズのベッドは通常のベッドよりサイズが大きい以外にも特徴があり、メリットやデメリットも存在します。また、クイーンサイズのベッドを購入する際は、自身の部屋や用途に合っているかを確認するのが大切です。

こちらの記事では、クイーンサイズのベッドとはどんなものなのか、メリットやデメリットについてご説明します。さらに、自分好みのクイーンサイズのベッドを選ぶためのコツに加えて、マットレス付きも含めたおすすめベッドフレーム13選や、無印のクイーンベッドについてもご紹介しているので、ぜひご覧ください。

クイーンサイズのベッドとは具体的にどんなベッドを指すのか。こちらでは、以下の2つの疑問点に分けてクイーンサイズのベッドとはどんなものなのかご説明します。

クイーンサイズとは一般的に横幅160cm・縦幅195cmです。ただし、製品によっては横幅が170cmとよりワイドに作られている場合もあります。また、縦幅は基本195cmですが、ショートタイプは180cm・ロングタイプは205cmと異なるサイズが存在します。

他のベッドサイズとの違いは以下の通りです。

クイーンサイズよりも大きなサイズにはキングサイズがあり、シングルサイズの2倍の横幅で高級ホテルなどに採用されています。クイーンサイズの横幅はセミシングルサイズの2倍、もしくはシングルサイズの1.5倍で、ゆったりくつろげる設計です。

キングサイズよりも一回り小さなクイーンサイズは高級感を与えつつ、搬入のハードルを下げられる強みがあります。

クイーンサイズのベッドはダブルサイズのベッドよりもゆとりがあります。クイーンサイズはダブルサイズよりも横幅が20cmほど長いので、2人で並んで寝てもスペースに余裕があるのがメリットです。

1人あたりの面積がセミシングルと同等のクイーンベッドであれば寝返りを打ちやすくなるので、窮屈さを感じずにぐっすり眠りたい方に適します。

クイーンサイズのベッドにはセミシングルサイズのベッドを2つ連結して使えるタイプがあります。場面に応じてセミシングルサイズのベッドとして使えるよう分けられるのがメリットです。

搬入する時のサイズが小さくなる分、好きな位置に動かして配置しやすくなります。しかし、連結した時の真ん中部分には窪みができるものが多く、寝づらくなる可能性があります。

クイーンサイズは2人の大人が寝ても真ん中のスペースに余裕があるため、小さなお子さんと3人で寝る用途にも活躍します。お子さんが産まれた後を考えて、長く使えるベッドを探したい場合におすすめです。小さいお子さんもパパやママと一緒に寝るので、落ち着いて眠れます。

ただし、大人2人と小さなお子さん1人では、個々の寝相や体格によって若干窮屈さを感じる可能性もあります。お子さんが気になって熟睡できない方もいるので、慎重に選んでください。

クイーンサイズのベッドを配置すると部屋が狭く見える場合があるのがデメリットの1つです。クイーンサイズのベッドはシングルサイズのベッドと比べると圧迫感があり、設置には広いスペースを必要とします。

ベッドを置いても部屋の中をスムーズに移動できるように、最低でも6畳以上の部屋に設置するのがおすすめです。ベッド以外の家具の設置も検討している場合には、12畳以上の部屋が適します。

クイーンサイズのベッドはシングルサイズやダブルサイズと比べると製品の種類が少なく、対応しているマットレスやシーツの種類も少なめになるのがデメリットです。選択肢が少ない分クイーンサイズのマットレスやシーツの価格が高く感じられる可能性もあります。

クイーンサイズのベッドを搬入する際には、通路も含めてスペースが必要になるのがデメリットです。クイーンベッドのフレームは解体された状態で持ち運べてもマットレスはサイズを小さくして運ぶのが難しいため、事前に搬入できるかどうか判断する必要があります。

具体的には、以下のような4種類の通路に搬入ができるかどうかをチェックしてください。クレーンで吊り上げて搬入する方法もありますが、費用は高くなります。

• 階段
• 廊下
• エレベーター
• 玄関

クイーンベッドに使われているフレームに着目すれば、自分が重視する特徴を持ったベッドを選べます。フレームの種類は以下に紹介する2つです。

すのこフレームはすのこのように隙間を空ける配置で板を並べた構造になっており、通気性がいいのが特徴です。寝ている間の汗やマットレスに含まれた湿気がベッドフレームのカビの原因となりますが、通気性がいいすのこフレームは湿気がこもりにくくカビ対策が可能です。

また、熱気がこもらない分夏場の寝苦しさの解消にも繋がります。しかし、冬場はすき間風が通って寒さを感じる場合があるため、冬用のパジャマ・マットレス・布団を取り入れる工夫が必要です。

収納付きフレームはベッド下部の隙間を有効活用して小物などを収納できるので、部屋をすっきりさせられます。フレームの収納機能は引き出し式と跳ね上げ式があり、前者は棚のように小分けにしまえる・後者はふた部分が大きく開くのでサイズが大きな収納物もしまえるのがメリットです。

2段の棚の収納が付いたベッドフレームはよりたくさんのアイテムを収納可能ですが、高さが出る分圧迫感を与えるのがデメリットとなります。ヘッドボードに小さな棚のような構造が採用されたデザインもあり、枕元に小物を配置可能です。

ベッドフレームは、木製・スチール製・レザー製・畳など、さまざまな種類があります。それぞれに特徴や使いやすさ、メリットなどがあるので、選ぶ際は部屋のインテリアやカラーなどに合わせてみましょう。

以下の表では、フレームごとの特徴やメリットなどをまとめています。ぜひ参考にしてください。

ベッドとマットレスがセットになった製品を選ぶ時には、マットレスの種類をしっかりチェックしましょう。マットレスの種類は以下の2つに分類が可能です。

マットレスのクッション層に硬鋼線やピアノ線などを使っていないノンコイルタイプは、コストを抑えた製品を探せるのが利点です。ノンコイルタイプは、以下のような種類に分類ができます。

ファイバー素材は価格が安いですが、長期間使うマットレスとしてはあまり向いていません。ウレタンフォームは安く作られたものだと耐久性が低いので、評判を確認するのが大切です。

コイルマットレスは硬鋼線・ピアノ線のバネといった丈夫な素材をクッションに使用した構造が特徴的で、耐久性が高いマットレスを探している方におすすめです。コイルを使用したマットレスの種類は、以下のように3つあります。

いずれも体重がかかってもへたりづらく、寝返りを打った時は元のマットレスの形に自然と戻るのが特徴です。

ベッドの硬さは柔らかく包まれるタイプから硬い質感でしっかり支えるタイプまで、さまざまな種類があります。硬いベッドは仰向きで寝るのが多い方や、体格がいい男性の方におすすめです。また、柔らかいベッドは横向きなど特定の箇所に重心が集中する寝方が多い方や体の凹凸がはっきりしている女性の方に適します。

ベッドに使われているマットレスが高反発か低反発かどうかも重要なポイントです。高反発のマットレスは必要以上に沈み込みにくいので寝返りを打ちやすい・熱気がこもりづらいといった魅力があります。しかし、フィット感を求めている方には物足りなく感じるかもしれません。

一方、低反発のマットレスは体重がかかった後ゆっくりと跳ね返る作りが特徴的で、体にかかる負担を分散させられる・衝撃を吸収してフィットするメリットがあります。ただし、体に密着する分熱気がこもりやすく、凹凸が少なめな体型の方は寝返りを打ちづらいのがデメリットです。

薄めの床材やすのこを敷き、フレームで囲って作られているフロアベッドは、使用されている部材の量が少ないためコストパフォーマンスに優れます。高さのないタイプなので圧迫感は少ないですし、布団を敷いて寝るのと同じ感覚で使えるので、寝相の悪いお子さんと一緒に使用する際にもおすすめです。

ローベッドは一見するとフロアベッドと見分けがつきませんが、マットレスをフレームが囲う形のフロアベッドとは違い、フレームの上にマットレスが乗る形になります。高級感のある作りのモデルも多いので、ブランドマットレスとの相性もいいです。フロアベッド同様、開放感のあるお部屋にしたい方におすすめです。

脚付きベッドはベッド下に空間ができるので通気性がよく、足の長さによっては収納スペースとしても活用できるのが特徴です。一般的なベッドでもあるので数が多く、さまざまな種類のものが販売されているので自分の好みにあったデザインのベッドを見つけやすいです。

マットレス付きのベッドも販売されています。ベッドフレームとマットレスを統一感のあるデザインで揃えられますし、マットレス選びで悩む必要もないので手間をかけたくない方にはおすすめです。ベッドフレームとマットレスをそれぞれ買うよりもコスパが高いのも大きなメリットになります。

せっかくお気に入りのクイーンサイズのベッドを見つけても、すぐ壊れるようではいけません。頑丈なベッドを選べば長く使えるので結果的にコスパも高くなります。床板の厚いものはもちろん、安定性の増す重心の低いものや圧力の分散が可能な脚の数が多いベッドが頑丈なのでおすすめです。

枕元にライトが配置されたベッドであれば、寝る前に読書をしたい時やちょっとした調べものをしたい時などに便利です。白熱電球などの寒色系の照明よりも、暖色系の照明の方がリラックスしながら過ごせます。

また、手元や足元が柔らかいライトで照らされるので、寝る前や朝日が昇っていない暗い時間帯、朝早くに起きる時にも周囲の状況を確認できるのが利点です。

コンセント口が配備された設計であれば、ベッドから出ずにコードを繋げてスマホなどの充電ができます。複数人で利用するクイーンサイズのベッドの場合、複数コンセント口があるか・手軽に使える位置にコンセント口が設置されているかチェックしましょう。

コンセント口にほこりがたまらないよう、ほこり防止カバーを付属している製品もあります。

折りたたみに対応したベッドであれば、使わない時にスペースを節約できるのが大きなメリットです。日中は部屋を広く使いたい方・部屋の生活感を解消してスタイリッシュに見せたい方などに適します。

急な来客の宿泊に備えて、折りたたんだ状態で保管できるベッドとして取り入れるのもおすすめです。また、インテリアの配置替えがしやすいのも魅力です。

クイーンベッドを探す際には、組み立ての簡単さを確認するのも大切です。クイーンベッドは通常解体された状態で運び込まれるので、設置したい場所で組み立てなければなりません。

設置に専門的な工具が必要なベッドは組み立てに時間がかかりますが、組み立ての手順が少ないシンプルな作りのベッドであれば組み立て作業の手間を省けます。また、製品によっては搬入や組み立てを業者に任せられるサービスが利用できる場合もあります。

木のぬくもりを感じられる美しいデザインのベッドや高級感の漂うレザーのベッド、またはクールなデザインのスチールベッドなど一口にベッドと言ってもそのデザイン性は多岐にわたります。

クイーンサイズのベッドは大きさもあり存在感があるので、お部屋に合ったデザイン性の高いものを選ぶとおしゃれに決まります。日本のもの以外にも海外のベッドにもおしゃれなデザインのベッドが多数あるのでチェックしてみるのがおすすめです。

クイーンベッドの値段相場はメーカーや商品によってまちまちです。スタンダードな木製のクイーンベッドは家具店では10万円～12万円の価格帯になります。ただ、ニトリで販売されているオリジナル商品であれば、少し安い価格で手に入ります。

楽天・Amazonのネット通販でもクイーンベッドが購入可能です。値段相場は6万円～11万円くらいで家具店よりリーズナブルです。ベッドを専門的に扱うお店なら、さらに安く5万円～11万円が相場になります。しかし、シモンズやシーリーなど高級ブランドのクイーンベッドは、50万円～100万円と高額です。

無印良品で販売されているベッドはカスタマイズ性が高く、自分好みのベッドフレーム・マットレスを使ってクイーンベッドを設置可能です。

シンプル設計でソファのようにも使える脚付きマットレス・木製ベッドフレーム・ベッド下に収納スペースを作り出すためのパーツなど、さまざまなインテリアがクイーンサイズに対応しています。居心地よく過ごせる寝室作りにこだわりたい方におすすめです。

ニトリにはさまざまなタイプのベッドが販売されています。素材も木製・パイプベッドの両方があり、ロー・フロア・脚付き以外にも2段ベッドや折り畳みベッドまであるので好みに応じたモデルを選べます。また価格も手ごろなものが多いので一度見てみるのがおすすめです。

リーズナブルな価格でおしゃれな北欧家具が購入できるイケアでは、木製やファブリック、収納付きなどさまざまなタイプのベッドがラインナップされています。また、後付けできる収納やサイドテーブルなども豊富で、製品に合ったぴったりのものが選べるのも嬉しいポイントです。

リネンやマットレスも同時にそろえられ、たくさんのデザインから選べるのも特徴です。古いマットレスは引き取ってくれるサービスも実施しているので、買い替えの際の処分にも困りません。

クイーンサイズのベッドを活用して、ゆったり眠りましょう。クイーンサイズのベッドを探す際はメリットとデメリットを把握するだけでなく、フレームの種類やベッドの硬さ・反発性・組み立ての難易度・マットレスの種類・機能性を確認するのが大切です。自分好みのクイーンサイズのベッドで大切な方といい睡眠をお過ごしください。