一人暮らしにおすすめの除湿機16選！ワンルームに適した静かで小さいモデルも

一人暮らししている方は、マンション・アパートといった集合住宅にお住まいの場合が多いですね。たとえ鉄筋・SRC造といえども、騒音は気になります。除湿機も運転音の静かな機種が望ましいですよね。

静音性の高い除湿機を選ぶには、4種類ある「除湿方式」に注目するのが大事です。各方式には一長一短があるため、静音性だけでなくパワーや機能も併せてチェックするのがおすすめです。電気代が安いかどうかもそれぞれ異なります。

そこで本記事では、一人暮らしにおすすめの除湿機にフォーカスします。除湿機のタイプ・選び方・おすすめメーカーのほか、おすすめ商品15選もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

室内温度に直接影響を与えるエアコン・ヒーターなどの機器と比べると、除湿機は地味な存在だと思われがちですよね。しかし実のところ、湿度は体感温度に影響を与えることがわかっています。

特に、梅雨の時期はこまめに除湿を行うことで体感温度を効率的に下げられます。部屋干しが多い・カビが気になる・高湿度の地域に住んでいるといった方にもおすすめです。

ルームエアコンの機種によっては、除湿機能が付いているものがあります。除湿機を導入するのはお金がかかる上、スペースの面でも非効率と思われるかもしれません。ところが、エアコンの除湿機能は室温を低下させるため冬季には不向きです。

ただし、最近では再熱除湿機能を搭載した室温を下げないエアコンも登場しているため、興味のある方はチェックしてください。

コンプレッサー方式はエアコンと同様の原理で、湿った空気を取り込んで冷却し、水滴に変えて除湿する仕組みです。除湿性能が高く、梅雨時には大活躍します。

本体が熱を持ちにくいため室温への影響が少なく、夏場での使用に適しています。デメリットとして気温が低い冬場には効果が少ないほか、動作音は大きめである場合が多いです。

デシカント方式は乾燥剤に空気中の水分を吸着させ、ヒーターと熱交換器を利用して水滴に変化させる仕組みです。コンプレッサー非搭載のため、軽量・小型・安価で静音性に優れます。一方、ヒーターを使用するため電気代が高くつくほか、室温も上昇してしまうのがデメリットです。ただし、冬場は室温上昇がメリットに転じます。

ペルチェ方式はヒートポンプ現象と電流の方向管理を組み合わせて温度調節し、空気を結露させて除湿する仕組みです。コンパクトで振動・騒音が少ないため、マンション・アパートで一人暮らししている方に適しています。

サイズがコンパクトなため、クローゼット・サイドベッド・靴箱などの狭い空間やワンルームなどの狭い部屋で使用できるのも大きなメリットです。

ハイブリッド方式はコンプレッサー方式・デシカント方式の2タイプを組み合わせた仕組みです。夏場はコンプレッサー式を、冬場にはデシカント式を使うといったように切り替えられるため、一年を通じて活躍します。

本体サイズが大きいほか価格も高めであるものの電気代は安く、ランニングコストは非常に優秀です。

適用畳数は適用面積とも呼ばれ、除湿機がカバーする守備範囲の広さを表します。部屋の広さに対して適用畳数が狭いと十分に除湿できない一方、反対に適用畳数が広すぎると電気代が無駄になります。

なお、鉄筋・木造といった材質によっても除湿効果は変わるため、事前に部屋の建材もチェックしておきましょう。

除湿機のタンクは運転に伴って集まった空気中の水分を溜めておくための容器です。タンクが満杯になると運転がストップしてしまうため、適宜排水する作業が必要です。タンク容量が大きいほど排水の頻度・回数を減らせる一方、本体も相応に大きくなるため、うまくバランスを取るようにしましょう。

一人暮らしの方の大半はアパート・マンションにお住まいであり、家電の運転音には気を遣う場合が多いものです。除湿機の騒音を抑えたい場合は静音タイプの機種を選びましょう。具体的にはヒーターを利用するデシカント式や、ファン不使用のペルチェ式がおすすめです。

除湿機は運転の過程で汚れた空気も取り込むため、定期的な手入れが必要です。手入れのスパン・方法・フィルターの交換時期などはメーカー・製品によって異なるため、購入前に仕様情報・取扱説明書などを確認しておきましょう。

なお、内部乾燥機能を搭載した機種なら本体内部の湿気も除去できるため、運転後や長時間使用しない場合に便利です。

風向調節機能を搭載した除湿機は時短・省エネに役立ちます。洗濯物全体にダイレクトに送風するので、より素早い乾燥が可能です。機種によっては周囲の温度・温度をセンサーで感知し、風向き・風量などを自動で調節する機能が備わっている場合もあります。

除湿機には消臭機能を搭載したものがあります。パナソニックのナノイー、シャープのプラズマクラスターなどが代表的で、部屋や衣類に染みついた汗・タバコ・食事などのニオイを抑えるのに便利です。部屋干し臭を低減する作用もあるため、衣類乾燥除湿機と相性のいい機能と言えます。

就寝・外出時に除湿機を使用する場合は、タイマー機能を搭載したモデルがおすすめです。設定時間後には電源が切れるため、使い過ぎの心配がありません。なお、就寝時に利用する場合は静音性も要チェックです。目安としては40db以下がおすすめで、ペルチェ式を採用している機種ならまず安心です。

パナソニックの除湿機は軽量・コンパクトなデシカント式のほか、オールシーズンで使えるハイブリッド式が中心です。

ニオイ菌の増殖を抑制する清浄機能「ナノイーX」や、省エネ運転が可能な「エコナビ」「おまかせモード」など高い技術力を活かした独自機能が豊富に揃っています。運転時の静音性に優れているのもポイントで、価格よりも性能・機能を重視する方におすすめです。

アイリスオーヤマは低価格で品質のいい生活用品を幅広く展開しているメーカーです。除湿機ではコンプレッサー式とデシカント式の機種を得意としています。一人暮らし用としては大風量サーキュレーターを搭載したデシカント式のモデルが人気です。衣類を素早く乾燥させるのに適しており、部屋干しにもおすすめです。

世界的に有名なプラズマイオン発生技術を持つシャープは、除湿機においてもプラズマクラスターを活かした空気清浄機能付きの機種をラインナップしています。

コンプレッサー式衣類乾燥除湿機を得意としており、中には脱臭・除菌だけでなく、カビの発生を予防できる内部乾燥機能を搭載したモデルもあります。部屋干しの生乾き臭が気になる方におすすめのメーカーです。

三菱電機の除湿機は業界No.1とも言われる除湿性能が魅力です。機種のタイプはハイパワータイプ・部屋干しおまかせムーブアイ搭載タイプの2種類に分かれます。部屋干しを重視する方には「部屋干しおまかせムーブアイ機能」「夜干しモード」など、部屋干し機能が充実した「サラリ」シリーズがおすすめです。

コロナは家庭用の暖房機器で広く知られているメーカーです。コロナの一人暮らし向け除湿機は
コンプレッサー式が中心で、コンパクトながらパワーがあるため広範囲の除湿に適しています。

電気代を節約するエコーモード・ごわついた衣類をしっかり乾燥させる厚物モードなど、便利な運転モードを搭載しているのも特徴です。パワーだけでなく、機能も豊富な除湿機が欲しい方におすすめのメーカーです。

「型落ち」とはモデルチェンジに伴って商品の新旧が入れ替わり、価格が下がった旧商品です。マイナーチェンジの場合は機能にそれほど変化がないにもかかわらず旧型の価格が安くなるため、かなりお買い得になることも珍しくありません。

amazon・価格ドットコムといったサイトでは、製品の発売日や後継モデルに関する情報も発信されています。気に入った製品があった場合は、最新機種だけでなく型落ち品もチェックしてみましょう。また、ドンキなどでも安い除湿機が売られているのでチェックしてみてください。

一人暮らしでは除湿機が大活躍します。特に梅雨・冬季では部屋干しする機会が多くなりがちなため、静音性の高い機種がおすすめです。本記事を参考に、マンション・アパートでも安心して使えるおしゃれで静かな除湿機を有効活用してください。