リクライニング機能付きオフィスチェアおすすめ20選｜仮眠・昼寝にも最適！

「オフィスチェア」といえは執務用のイメージが強いですよね。しかし、最近ではオフィスチェアにもリクライニング・ロッキング機能といった、リラクゼーション用の機能が搭載されることが多くなっているので、ちょっとした仮眠・昼寝にも向いています。

企業でも休憩を積極的に取得することで生産性の向上を図る動きがあるほか、リモートワークの普及に伴い、自宅にオフィスチェアを導入する方も少なくありません。リクライニング機能による小休止を肯定的に捉える機運は大いに高まっていると考えられます。

そこで本記事では、リクライニング機能付きオフィスチェアの種類・選び方・おすすめメーカーをご紹介します。記事後半ではコスパ最強のものなどおすすめ商品20選もピックアップしますので、ぜひ最後までご覧ください。

リクライニング機能付きのオフィスチェアには、どんなメリットがあるのかについてご紹介します。また、それを踏まえたうえで、どんな人におすすめなのかもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

リクライニング機能付きのオフィスチェアの大きなメリットは、着座したまま休憩できる点です。作業中にちょっと休憩するといったことが可能なので、部屋を移動せず短時間休憩するのに便利です。また、深い角度まで倒せるチェアなら仮眠も可能になってくるので、ちょっとだけ昼寝して気分転換するといった使い方も可能です。

座ったままで休憩がとれるので、長時間着座することが多い人の中でも、同僚の目がなかったりWebカメラもOFFの環境など、好きなタイミングで休憩できて仮眠もOKといった場合に、リクライニング機能付きのオフィスチェアのメリットを活用できます。

特に、就労時間の管理が自由にできるリモートワークに従事している方には非常にマッチしていると考えられます。

リクライニング機能が付いたオフィスチェアは、おおよそ15,000円程度がスタート価格です。特に集中しているのが25,000～35,000円の価格帯で、目安としては3万円程度の予算があればリクライニング付きで水準以上の品質が期待できます。

さらに、上質の座り心地やエルゴノミクス・パーツのカスタム性などを追及する場合は、4万円以上の予算が必要です。

事務用チェアは、最もスタンダードなオフィスチェアです。アームレスト・ヘッドレスト・リクライニングといったパーツや機能を付けずにコストカットを図る場合が多く、1脚当たりの価格が安いため、導入費用を安く済ませられるメリットがあります。

新規開業・オフィス開設といった機会に合わせて大量導入する際、有力な選択肢になるタイプです。

エグゼクティブチェアとは、いわゆる「社長椅子」のようなエグゼクティブ層向けの高級椅子を指します。背もたれはハイバック・エクストラハイバックがスタンダードで、インテリアとしての見栄えも抜群です。

総じて価格は高額ですが、最高級の素材を投入する分手触り・クッション性・耐久性なども廉価品とは大きく異なります。有名メーカー品では10年以上の長期保証を付けている場合もあり、正に一生ものというべき製品が多いです。

高機能タイプはエゴノミクス（人間工学）に基づき、着座時の負担軽減や体圧分散を計算して設計されたタイプです。近年特に注目されている分野であり、メーカーによっては体の特徴に合わせて背もたれの形状も変化するといった独自技術を開発しています。

リクライニング・ロッキングといったリラクゼーション面での機能も充実しており、ON・OFFのメリハリを付けて効率的に作業したい方におすすめのタイプです。

ゲーミングチェアは長時間のゲームプレイを想定して設計されたタイプです。アームチェアの可動性・座面の昇降機能といったパーツ各所のカスタム性が高く、安価な製品でもヘッドレスト・ランバーサポート・フットレストといったオプション用パーツが充実している場合が多いです。

最近は企業オフィスのほか、リモートワーク用として自宅に導入する動きも盛んになっています。

ハイバックは背もたれが高く、肩甲骨の上までをサポートするタイプです。背中を広くカバーできゆったり座れるため、大柄な方におすすめ。長時間の作業でも疲れにくいほか、リクライニング機能を有効に活かせるメリットがあります。

またハイバックの椅子は高級感があり、デザイン・インテリアの面でも見栄えが良くおしゃれです。

ローバックは背もたれを低く設計したタイプです。高さを抑えることで全体のサイズがコンパクトにまとまるため、設置の際に場所を取りません。オフィスチェアを複数配置する場合はローバックの方が適しています。また、ハイバック・エクストラハイバックと比べて価格はリーズナブルです。

エクストラハイバックはハイバックよりもさらに背もたれが高く、首までしっかり支えるよう設計されたタイプです。着座時・リクライニング時ともに3タイプで一番快適に過ごせるため、ヘッドレストが付いていなくとも問題ない場合もあります。造りが豪華なためサイズがかさばるほか、相応に高額なのがデメリットです。

ファブリックは耐久性が高く経年劣化に強いため、長期利用に適しています。通気性もメッシュ素材には及ばないものの、レザーと比べると良好です。価格もメッシュと同程度に安く、ランニングコストに優れています。

デメリットとしては他の素材と比べて汚れが目立ちやすく、ホコリも付きやすいためこまめな手入れが必要です。

レザーの魅力は所有欲を刺激する高級感と満足感です。実用性・インテリア性を兼ね備え、おしゃれで贅沢な気分を味わえるため日々のモチベーションにつながります。また、撥水性が高いため汚れが付いても落としやすく、手入れしやすいのも利点です。

デメリットとしては温度の影響を受けやすいほか、通気性が悪く蒸れやすい点が挙げられます。また、安価なPUレザーは経年劣化しやすいです。

メッシュは生地の厚みを抑えて薄く設計するとともに、通気用の穴も作ることから通気性に優れます。熱を逃がし空気を循環させるため、蒸れにくく快適です。また、価格もほかの素材と比べるとリーズナブルな場合が多いです。デメリットとしては熱が逃げる分、冬場に寒さを感じやすい点が挙げられます。

オフィスチェアには座面やアームレストの高さ調整に対応したものがあります。オーダーメイドでない市販品のオフィスチェアは、利用者の身長や体格にぴったり合致しない場合がしばしばです。しかし、高さ調節できる椅子なら個人差による問題を解消できるだけでなく、姿勢の悪化を防ぐのにも役立ちます。

ランバーサポートとは背もたれの腰部分に取り付ける小ぶりなクッション・緩衝材のことです。背もたれに体を預けても、腰には少なからぬ負担がかかるもの。そこでランバーサポートがあれば、負担を和らげて猫背・腰痛のケアにも役立ちます。

製品によってはランバーサポートも着脱・位置調整できる場合があるため、有無だけでなく機能性もチェックするようにしましょう。

「ロッキングチェア」とは重心を移動させることで前後に動かしながら寛げる椅子のことで、一部のオフィスチェアにもロッキングチェアと同様の動きを再現する機能が搭載されています。

ロッキングチェア機能はゆったりしながら休憩するのにおすすめ。チェアを揺らしながら音楽を聴いたり、読書したりするのにぴったりです。

ヘッドレストとフットレストは、着座が長時間に及ぶほど効果を発揮するパーツです。ヘッドレストは頭と首を支えるクッションで、頭部の形状に沿ってデザインされているほかリクライニングの角度に関係なく使えるメリットがあります。

フットレストはいわゆる足置きのことで、オットマンとも呼ばれます。標準搭載されているもののほか別売りの場合もあるため、製品の購入前に確認するようにしましょう。

リクライニングの角度には種類があるので、自分がどんな風に使いたいかにあったものを選びましょう。自分の好みの姿勢で作業するなら、10～20度で角度を細かく設定できる「無段階リクライニング」がおすすめです。休憩時にも自分にとってベストの姿勢を設定できます。

休憩時に仮眠を取りたい方は「170〜180度リクライニング」するものを選ぶと快適です。

長く快適に使いたいなら、修理などのアフターケアや保証期間についても注目して選びましょう。特に、高額な買い物になるオフィスチェアは、最低でも1年は保証期間のついたものを選ぶのがおすすめです。期間後の修理についてどのようになっているかも確認しておくのがポイントです。

たとえば「日本オフィス家具協会(JOIFA)」の認証を受けたものなら、外観は1年・可動部は2年・構造部は3年間の保証期間が定められているので、長く安心して使いたい人に向いています。

お部屋のデザインの一部として考えるなら、デザイン性に富んだおしゃれなモデルをチェックしてみましょう。機能性に富んだモデルだと、ブラックのシンプルなデザインのものばかりといったイメージを持つかもしれませんが、実は人間工学に基づくモデルの中にも、女性に人気のかわいいものから明るいカラーのものなどが増えています。ぜひ自分にあったものを探してみてください。

オカムラは日本の椅子メーカーの中でも最高級の製品を提供する企業です。横浜を拠点としており、産業機械や医療機器なども取り扱う優れた技術力を誇ります。主にオフィスチェアを得意としており、中でもコンテッサシリーズは高度な機能性とデザイン性で有名。グッドデザイン賞を獲得したこともある実力派メーカーです。

2005年にスタートしたエルゴヒューマンは、㈱関家具の高級椅子ブランドです。人間工学に基づく高機能オフィスチェアをモットーとしており、長時間のデスクワークに堪えられる製品を販売しています。

ランバーサポート・背もたれ・ヘッドレストが独立しており、背もたれ・ヘッドレストの高さ・角度を調節できる点もユニークです。

ペン・ノートなどの文具で知られるコクヨは、オフィス向けのワークチェアのラインナップも豊富です。複数のモデルを展開しており、10万円前後するものも珍しくありません。主力商品はベゼル・イング・デュオラの3つで、それぞれ機能・デザイン・価格帯が異なるため、好みの機種を選びましょう。

世界的な高級椅子メーカーであるハーマンミラーは、初めてメッシュ素材を採用したことで有名なアーロンチェアの生みの親です。現在はリニューアルモデルであるアーロンチェアリマスターを展開しています。12年もの長期保証を行っている点でも有名で、一生もののオフィスチェアを提供するメーカーです。

「お値段以上」のキャッチコピーで人気のニトリは、シンプルでおしゃれな生活用品を得意とするメーカーです。自社ブランド品のみながら圧倒的なラインナップを誇り、オフィスチェアの品揃えも豊富です。

ニトリのオフィスチェアは、低価格ながらPUレザーを採用したモデルが多く揃っています。5年間の長期保証が付くのも高ポイントです。

「エルゴノミクス」とは「人間工学」を意味します。さまざまなアイテムで見聞きする言葉ですが、作業環境・機械の設計に使われます。エルゴノミクスとは「人と機械の関係を最適化し、働きやすさ・使いやすさを目指す」といった概念です。

エルゴノミクスに基づくオフィスチェアとは、長時間座って作業しても疲れにくい工夫が施されたオフィスチェアです。人体工学に基づいて、人体の背中のカーブに合う形状・首や腰への負担を軽減する設計がされています。

自分に合ったオフィスチェアを選んだうえで座り方にも気を配れば、快適に作業を行えます。まずは座面の高さを調節しましょう。足の裏が地面についた状態で、腰・太もも・ひざを90度に保てる高さが理想です。床から座面の高さを、身長×0.25にした値が目安です。ひじ掛けのついたタイプなら、ひじ掛けの高さは机と同じ高さにしておきましょう。

また、座るときは骨盤を立てるように意識すれば猫背の予防にも繋がります。その状態で顎を軽く引いた姿勢は首への負担も軽減できるので、長時間の作業でも身体への負担を軽減できます。

リクライニングタイプのオフィスチェアの魅力をお伝えしてきましたが、他にもオフィスチェアにはさまざまな種類があります。自分の環境や好みに合わせて、他のタイプもチェックしてみたいと考える人には、以下の記事がおすすめです。

以下の記事では、疲れない・腰痛向け・かわいいといった、さまざまなテーマに合わせたオフィスチェアを詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

人間の集中力はおおよそ40分程度でピークを迎えると言われています。デスクに長時間向かい続けることは、むしろ能率を落とす結果につながる場合もあるのです。オフィスチェアのリクライニング機能を活用し、上手に休憩して能率アップにつなげましょう。