シティサイクルおすすめ15選｜安い・おしゃれ・内装3段・日本製も

昔ながらのママチャリと区別して、「シティサイクル」の呼称が浸透していますよね。シティサイクルは街乗り・買い物だけでなく、ある程度スピードを出せて長距離走行もこなせるのが特徴です。

シティサイクルの用途で特に多いのが通勤・通学で、年単位の運用が前提となるため高耐久で頑丈・安価でコスパのいいものが最適。そのためブリヂストン・あさひといった日本製で、かつ内装3段・ベルトドライブなどの上質な機構を備えた車種が人気です。

以上を踏まえ、本記事ではシティサイクルの基礎知識・選び方・おすすめメーカーを解説します。記事後半ではおしゃれで安いおすすめ商品20選もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

「シティサイクル」とは街乗りに適した一般的な自転車を指します。シティサイクルはいわゆる通称であり、分類上は「ママチャリ」と同じとみなされることもあります。しかし、最近は一般車でもスタイリッシュな車種を指す場合が多く、昔ながらのママチャリとは区別されることもしばしばあります。

シティサイクルの標準的な装備は、おおよそ車体前方からカゴ・ライト・リング錠・変速ギア・スタンドです。荷台・ドレスガードの有無は車種によってさまざまで、おしゃれなデザインの場合は付かない場合が多いです。

また、近年はスタンドに片足タイプを採用する傾向があります。理由として両足スタンドよりも軽量化を図れるほか、スタイリッシュに仕上げられるためと考えられます。

スポーツバイクとはロードバイク・マウンテンバイク・クロスバイクの総称です。シティサイクルと大きく異なる点として、スポーツバイクでは一部例外を除き、前輪・後輪の両方に変速機能が付いています。

そのため、状況に応じてシティサイクル以上に高度な走行スタイルを実現でき、スタミナ管理と長距離走行を考慮した戦略的な運転を追及するのに適しています。

アップハンドルは「M字ハンドル」とも呼ばれ、左右のハンドルが乗り手側にせり出す形で設計されたタイプです。ハンドルまでの距離が近いため、脇を閉じて上体を起こしたまま運転できることから疲れにくいメリットがあります。

反面、オールラウンダータイプのように前傾しないことから、スピードを出す目的には不向きです。

オールラウンダーハンドルは「T字ハンドル」「バーハンドル」とも呼ばれ、ハンドルが横一直線になったタイプです。上体が前傾するため車体に体重がかかり、スピードが出やすくなるメリットがあります。一方、アップハンドルよりも疲れやすいため、長時間の連続運転には不向きです。

シティサイクルのサイズを表す際には「インチ」が採用されていますが、基準はタイヤのサイズによるものです。シティサイクル・ママチャリの代表的なサイズは24・26・27の3種類で、各サイズに対する身長の目安は下表の通りです。

Vフレームは主にママチャリ に採用される形状で、ヘッドパーツ付近からフレームを斜め下方向に長く通す要領で配置します。他タイプと比べてフレームの位置が低く、乗り降りの際にまたぎやすいのが特徴です。

スカートを履いていても気軽に乗れるため、女性におすすめ。V字状よりもさらに低く設計したU字フレームも、広い意味ではV字フレームに分類されます。

ダイヤモンドフレームは主にスポーツバイクに採用される形状で、横から見るとフレームがダイヤ状に設計されているのが特徴です。走行時の安定性と衝撃吸収性に優れており、長距離を高速で走る用途に適しています。

一般的な街乗り用の車種で採用されることは稀であるものの、一部のスポーティなシティサイクルに採用されています。

変速ギアはクランクの回転に必要な負荷の大きさを調節することにより、車体の走行スピードを変化させる機構です。ギアを軽くすると少なく軽い力で漕げるため、漕ぎ出し・登坂時に役立ちます。反対にギアを重くするとたくさんの力が必要である一方、大きな動力を生み出せるため長距離走行時に便利です。

変速機能の有無・ギアの段数については、自転車の用途や普段使う経路に合わせて判断しましょう。

電動アシストは動力を感知して増強する機能です。自動車やバイクのエンジンとは異なり、ペダルを漕いでクランクを回転させない限り動作しません。わずかな力で大きな推進力を得られるため、坂道を登る際に真価を発揮します。

電動アシスト付きの機種は総じて高額であるものの、充電式のため経済的です。ガソリン高の現代では有力な選択肢と言えます。

シティサイクルのタイヤは、耐パンク仕様の丈夫なタイプがおすすめです。運転の距離や時間が長い方にとっては大事なポイントで、特に通勤・通学時のパンクは遅刻・欠席・欠勤に直結します。

標準タイヤからの交換も可能ではあるものの、費用や手間を考えると耐パンクタイヤを標準装備している車種を選ぶ方がおすすめです。

シティサイクルはオートライトを搭載しているものがおすすめです。道路交通法により、夜間は自転車もライト点灯が義務付けられています。ダイナモタイプは手動操作する必要があり、安全のためにも停車時に操作するのがセオリーです。

一方、オートライトならば自動で点灯するため手間いらず。ダイナモライトのような摩擦に伴う減速も生じません。

ブリヂストンは日本製シティサイクルのパイオニア的メーカーです。カジュアルに街乗りを楽しめるカジュナ・ティーン層をターゲットにしたロングティーンなど、人気車種が揃っています。2003年にはアルミフレームとベルトドライブを採用したアルベルトを発表、同社の代表シリーズとして定着しています。

あさひは全国に約500もの店舗を展開する、日本最大規模の自転車専門店です。シティサイクルだけでなく、子ども用・電動車・スポーツサイクルなども網羅した圧倒的な商品ラインナップを誇ります。

シティサイクルでは内装3段・外装6段の両方を扱う、通勤通学用のトラッドラインが人気。メンズ向けのオフィスエクスプレス・レディース向けで価格の安いフェリークも好評です。

Celestenoはヨーロッパ車を思わせる、都会的でおしゃれなデザインのシティサイクルをラインナップしています。目を引くデザインとカラーリングに比してシンプルな製品設計で、リーズナブルなのも特徴の1つ。おしゃれでそれなりに性能のいいシティサイクルが欲しい方にぴったりです。

21Technologyはロードバイク・シティサイクル・折りたたみ自転車など多様なラインナップを誇るメーカーです。シティサイクルでは特に大型の折りたたみ自転車に強みを持ち、一見すると折りたたみ式とわからないほどに精度の高いデザインを実現しています。

YAMAHAは静岡県浜松市を中心に展開している、楽器やバイクなど非常に幅広い製品を取り扱っているメーカーです。自転車分野では、電動アシスト付き一筋にこだわっており、用途にあわせたバリエーションの豊富さで高い人気を誇っています。

近年では、自転車のフレーム素材にアルミを採用する動きがトレンドになっています。アルミは軽量な上に錆が目立ちにくく、メリット満載のイメージが強いですよね。しかし、アルミは衝撃に弱いためスチール・ステンレスと比べて耐久性で劣ります。

強度を上げるためにはより多くのアルミ素材を投入することになるため、結果的にフレームの重量・太さとのトレードオフになるのです。この点はメーカー間でも共通の課題であり、研究・改善が期待されています。

シティサイクルは気軽かつ軽快に運転できるのが一番の魅力です。ある程度のスピードで徒歩圏内を上回る距離を走行でき、買い物にも便利。デザインもおしゃれなら申し分ありません。本記事を参考に、ぜひお気に入りの1台で街に出かけてください。