【バンド・初心者にも】おすすめの電子キーボード12選｜小型・安いモデル・88鍵盤も

「ピアノを弾いてみたいけど賃貸だから騒音が気になる」という方も多いですよね。そんな方におすすめなのが電子キーボードです。電子キーボードはバンド演奏や初心者にもおすすめの楽器であり、アコースティックピアノと違って、音量を調整したりイヤホンやアンプから音を出力したりできます。

また、電子キーボードの中には音色づくりを楽しんだり、ピアノ以外の音を出したりできる「シンセサイザー」という楽器もあります。しかし、電子キーボードには種類がありそれぞれ得意なジャンルが違うので、やりたいことに合わせて商品を選ぶ必要があります。

そこで本記事では、電子キーボードの選び方や、49鍵盤の小型のもの・安いモデルなどおすすめ12選を詳しくご紹介します。ピアノタッチに近いものや人気メーカーにも注目です。電子キーボードの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

電子ピアノはアコースティックピアノの練習をしたい方におすすめです。アコースティックピアノは弦をハンマーでたたいて音を出します。そのため、鍵盤を押せば音が鳴る電子キーボードでは形は似ていても感覚が大きく違います。しかし、ハイエンドな電子ピアノであれば音だけでなくタッチの再現性も非常に高いです。

【特徴】

• アコースティックピアノに近いタッチ・音
• 88鍵盤のモデルが多い
• 3本のペダルを搭載

ステージピアノもアコースティックピアノに近い音・タッチの電子キーボードです。電子ピアノと違い、ステージで弾けるように持ち運びがしやすくなっています。

【特徴】

• 73鍵盤以上のモデルが多い
• ピアノの音だけでなくほかの楽器の音も出せる
• 音色を調整できる機能がある
• ステージで演奏することが前提のデザイン
• 安価なモデルが少ない

シンセサイザーはバンドで使用する電子キーボードです。サックスやバイオリンなどほかの楽器の音を担当することもあるため、さまざまな音色を演奏できます。また、音色を細かく調整できる上、あらかじめ用意されているプリセットも充実しています。

【特徴】

• 自分好みの音色を作れる
• 49鍵盤のような鍵盤数の少ないモデルも充実
• 軽量で持ち運びが簡単
• キーボードだけでは音が出ないモデルが主流
• タッチが軽い

ポータブルキーボードは持ち運びやすさに特化したキーボードです。ピアノやキーボードとしての表現力よりも、光るキーボードや範奏機能など楽しく演奏することが重視されています。

【特徴】

• 鍵盤数は少ない
• 範奏機能や光るキーボードなどの機能が充実
• 価格が安い
• 音色やタッチはチープ

クラシックのようなアコースティックピアノで弾く曲を演奏したい方は、88鍵盤のモデルを選びましょう。鍵盤が多い方が出せる音が多くなるため、弾ける曲は多いです。

鍵盤が多いデメリットは持ち運びが大変になることと場所を取ることです。大きさや重さに問題がないなら、鍵盤の多いモデルを選ぶのがおすすめです。

88鍵盤のキーボードを部屋に置くのが難しい方は、76鍵盤のモデルがおすすめです。76鍵盤でも多くの曲を弾けます。コスパも高いので、これからキーボードを始める初心者にも適しています。また、88鍵盤のモデルより持ち運びやすいため持ち出す予定がある方にもおすすめです。

61鍵盤のモデルはロックバンドで演奏する方におすすめです。本格的なクラシックを弾くには鍵盤が足りませんが、ロックやポップスの曲なら対応できます。電子キーボードの中では主流の鍵盤数で、選択肢が多いのもメリットです。持ち運びやすいためバンド演奏に持っていくときも役立ちます。

49鍵盤以下のモデルは子供用やDTM用に使われる機会が多いです。価格が安く、電池で動くモデルもあります。ただし、鍵盤が少なすぎるので本格的な演奏には向きません。使い道がはっきりしている場合は問題ありませんが、練習用や入門用として購入する場合はもっと鍵盤が多いモデルがおすすめです。

電子キーボードには最大同時発音数があります。この音の数を超えると古い音から順番に音が消えていって余韻がなくなるため、できるだけ最大同時発音数が多いモデルを選ぶのがおすすめです。本格的な演奏で使用するなら、64音以上のモデルを選びましょう。

電子キーボードは場所を取るため、収納のしやすさや持ち運びやすさも重要です。収納ケースが付属しているモデルなら持ち運びやすいです。

また、電子キーボードの中には鍵盤を折りたたみできるモデルや、折りたたみ式スタンドの上に設置するモデルもあります。しかし、電子ピアノは折りたためないスタンドに乗せてアップライトピアノのように使用するモデルが多いです。

楽しく練習したい方は、自動演奏機能が搭載されているモデルがおすすめです。ロック・ジャズ・リズムパターンなどが記録されていて、伴奏に合わせて演奏できます。自動演奏機能が搭載されているモデルを選ぶときは、どのような音楽が内蔵されているかチェックしましょう。

すぐにキーボードを弾いてみたい方は、光る鍵盤機能が搭載されているモデルを選ぶのがおすすめです。押さえるべき鍵盤が光るため、楽譜を読む練習をしなくてもすぐにキーボードを演奏できます。ただし、ハイエンドモデルには搭載されていないことが多いです。

キーボードがうまくなりたい方は、タッチレスポンス機能が搭載されているモデルを選びましょう。鍵盤を押す力に応じた音が鳴るため、タッチの感覚を練習できて表現力を高める練習になります。特に、アコースティックピアノを弾く方は必須の機能です。

電子キーボードをパソコンに接続したい場合は、外部端子を確認しましょう。MIDIやUSBなど製品によって搭載されている端子が異なるため、接続方法はさまざまですが、この端子がないとパソコンへの接続は不可能です。音符入力やピアノレッスンをしたい場合は必ずチェックしましょう。

ローランドはアコースティックピアノよりもシンセサイザーとして使用したい方におすすめです。音質を作りこんだり、スマホやスマートスピーカーなどの外部機器と接続したりするのに向いています。電子楽器が得意で、鍵盤の弾きやすさや高音質が人気のメーカーです。

ヤマハはピアノやエレクトーンなどさまざまな楽器を制作しています。ヤマハの電子キーボードはアコースティックピアノのようなタッチ・音色が特徴です。アコースティックピアノの練習をしたり、クラシックの曲を弾いたりしたい方におすすめです。

カシオはこれからピアノを始める初心者や子どもに向いているメーカーです。光る鍵盤機能のような、入門者でも楽しく演奏できるピアノが充実しています。また、他のメーカーに比べて価格が安いのが特徴です。電子楽器のほかにも時計や電子辞書も取り扱っています。

コルグは見た目にこだわりたい方におすすめです。電子楽器が有名で、特にシンセサイザーは高い人気を誇っています。ハイエンドな機種が充実しているシンセサイザーに対し、電子ピアノはコンパクトで安価なモデルが充実しています。カラーバリエーションも豊富です。

電子キーボードは楽器店・中古楽器店・ECサイト・フリマサイトなどで購入可能です。はじめて購入する方には島村楽器などの楽器店で購入するのをおすすめします。楽器店なら楽器に詳しい店員がいろいろとアドバイスをしてくれます。

とにかく安いものがほしいなら、中古楽器店・フリマサイトなどがいいでしょう。いいものが安く売られている場合があります。ただし、傷の具合などの目利きがある程度必要なので、初心者にはおすすめしません。多くのラインナップから商品を比較しながら選びたい方は、ECサイトがおすすめです。

電子キーボード初心者あるいはブランクが空いた方におすすめの練習方法と上達のコツを紹介します。まず、キーボードを購入するときに初心者は鍵盤数が多いタイプを選びがちですが、重さが20～20Kgにもなるためセッティングが大変です。したがって、最初は61～64鍵を選び、上達したら鍵盤数を増やすようにしましょう。

また、キーボードを購入したからと無理に練習すると挫折してしまうので、時間があるときに練習するようにしましょう。途中で投げ出さないためには好きな曲を選んで練習するもの大切です。譜読みも無理せず楽しみながら音やリズムを拾いましょう。

なお、独学で弾くよりも先生に習う方がおすすめです。その人に合った練習方法を的確にアドバイスしてくれるので、挫折や初心者から抜け出せる近道になります。

中古の電子キーボードを購入するときは、きちんと弾くことができるか・製造年月日はいつかを確認しましょう。特に年式が古いと安いものが多いですが、安易に選ぶとすぐ故障したり、最悪の場合は部品がなくて修理不可能な場合もあります。

キーボードは見た目が似ていても全く違う音色と機能を持つので、自分に合ったモデルを選ぶのが大変です。メーカーによっても特徴が異なるため、ぜひ本記事を参考に目的に合ったモデルを選んでキーボードの演奏を楽しみましょう。