ホワイトリカーのおすすめ15選｜体に悪い？少量パックや値段の安いものも

ホワイトリカーとは焼酎の一種で、無味無臭に近く「甲類焼酎」に分類されています。単体で飲む機会はなかなかありませんが、梅酒をつける際などに欠かせません。「オリジナルの果実酒や梅酒を作りたい」と購入を検討する方も多いお酒です。

しかし、ホワイトリカーはさまざまな種類が販売されており、使い切りやすい少量タイプや値段が安いもの、そしてそれぞれアルコール度数も異なります。そのため美味しい梅酒・果実酒を作るためにはどのホワイトリカーがいいのか悩んでしまいます。

そこで今回は、ホワイトリカーの選び方とおすすめの商品15選を紹介します。「体に悪い」という噂についてや、ホワイトリカーの代用となるお酒やホワイトリカーで消毒液が作れるのかについても解説をしています。ぜひ最後までご覧ください。

ホワイトリカーには体に悪いイメージを持っている方が多いですが、作り方や使われ方からそのようなイメージがついているだけで体に悪いものではありません。米や麦を使う乙類焼酎とは異なり砂糖を生成した後の残り物から作られるため、体に良くないのではないか思う方が多いようです。

ただし、アルコール度数が高いお酒でもあるため、飲みすぎてしまえば当然体に良くありません。梅酒や果実酒を楽しむ際も、適量をほどほどに楽しむのが大切です。

初めに容量について以下の見出しごとに詳しく解説をします。ホワイトリカーはお酒なので開封をするとアルコールが飛んでしまいます。梅酒や果実酒を作る量に合わせて容量を決めてください。

毎日お酒を飲む人やよく梅酒・果実酒をつける人には「大容量タイプ」のホワイトリカーがおすすめです。少量を小分けにして購入するよりも大容量の紙パックやボトルなどを購入した方がコスパにも優れています。中にはボトルをケース売りしているものもあります。

ホワイトリカーといえば大容量で販売されているイメージが強いですが、中には600mlなどの1回で使い切れるサイズもあります。お試しや少量で梅酒・果実酒を作る方は、ぜひ「小さいサイズ」のホワイトリカーを選んでみてください。

小さいサイズであれば、残ったお酒のアルコールが飛んでしまう心配もありません。また初めて利用するメーカーが口に合うか心配なときなどにも、安価で少量を購入できる小さいサイズのホワイトリカーであれば安心です。

ホワイトリカーの度数は大きく分けて35・45度の2種類から選べます。販売されているほとんどのホワイトリカーが35度で、果実酒を作る際に定められた20度のアルコール度数を守るのに最適な度数です。

45度のホワイトリカーも販売されていますが、焼酎はアルコール度数が45度以下と定められているので注意をしながら購入してください。

ホワイトリカーの値段相場は1.8Lタイプで大体1,000円〜1,500円程度です。しかし、メーカーごとに値段が異なり、1,000円以上差がある商品もあります。

ホワイトリカーはほぼ無味無臭のお酒なので大きな味の違いはないものの、原材料によっては風味やコクが変わります。仕上がりに違いを求めるのであれば、原材料にこだわりのあるやや高価な製品を試してみましょう。

保存のしやすさにこだわるなら「瓶」のホワイトリカーがおすすめです。未開封であれば紙パックと異なりアルコールが飛びづらく、長期間の保存に向いています。しかし、瓶は重くて場所を取るのも特徴です。保管場所をあらかじめ決めておくのも大切です。

大容量のホワイトリカーを検討しているなら「ボトル」がおすすめです。1.8L〜4Lなど大容量サイズで売られているホワイトリカーの容器のほとんどがボトルで、ゴミが出ても潰しやすく軽いため簡単に捨てられます。また、ケース売りもよくされており、コスパを重視して購入したい方にもぴったりの容器です。

ゴミ捨ての簡単さに注目して選ぶなら「紙パック」のホワイトリカーがおすすめです。空になっても折りたたんで捨てるだけなので、かさばらないのが魅力です。しかし、紙パックはアルコールが気化して膨張してしまいます。開封をしたらなるべく早く使い切ってください。

ホワイトリカーの原材料の一つである「水」に注目をして選ぶとすっきりとした味わいの梅酒・果実酒に仕上げられます。特に水にこだわって作られているホワイトリカーであれば、よりまろやかで雑味のない果実酒が作れるので、毎日飲む方におすすめです。

風味やコクを求める方には「乙種焼酎ホワイトリカー」がおすすめです。通常ホワイトリカーは連続で何度も蒸留を繰り返して作られますが、乙種焼酎ホワイトリカーはあえて1回の蒸留で風味を残しています。普段口にする焼酎のような飲み応えがあるので、本格的な梅酒を作りたい方には適しています。

梅酒・果実酒を作るのが初めての方には「ホワイトリカー・瓶・氷砂糖」がセットになっているものがおすすめです。メインの材料を好みで購入するだけなので、すぐに梅酒や果実酒を漬けられます。しかし、セット品といっても限りがあり、ホワイトリカーそのものをこだわりを持って選びたい方は物足りなさを感じてしまう可能性もあります。

ホワイトリカーが瓶に入って販売されている商品もあります。梅酒・果実酒を作る際は、瓶の消毒なども手間に感じてしまいます。あらかじめホワイトリカーが入っていれば、氷砂糖とメインの材料を購入して入れるだけなのでより気軽に梅酒・果実酒を作れます。

お酒といえば思い浮かべる人も多い「サントリー」では、大手メーカーだからこそ叶うお手頃価格のホワイトリカーが販売されています。純水仕立てで作られたすっきりした味わいが特徴で、果実ならではのおいしさを存分に活かせます。

初心者の方であれば「宝酒造」のホワイトリカーがおすすめです。宝酒造は焼酎をメインに扱うメーカーである分、ホワイトリカーにも確かな安心感があります。どんな果物もしっかりと浸かるので、ぜひチェックしてみてください。

ビールのイメージが強い「アサヒビール」のホワイトリカーもおすすめです。「焼酎ダイヤ35度」は大手メーカーならではのリッチな味わいが特徴で、お茶割りなどの果実酒以外にも使用できます。マイルドですっきりとした、口に合いやすいホワイトリカーなのでぜひチェックしてみてください。

誰でも簡単にホワイトリカーを使用して梅酒・果実酒が作れます。ここでは、おすすめの梅酒・果実酒のレシピを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

梅酒を作る際の手順と必要な材料は以下の通りです。

【材料】

• 青梅（ホワイトリカー1.8Lに対して1kg）
• 氷砂糖（ホワイトリカー1.8Lに対して500〜800g）
• 瓶（4Lがおすすめ）
• 竹串

【作り方】

1. 道具を消毒する
2. 水をたっぷり入れたボールで梅をアク抜きする（南高梅では必要ありません）
3. 梅を水洗いし、キッチンペーパーで水気を拭う
4. 竹串で梅のヘタを取る
5. 容器に梅と氷砂糖を入れる
6. ホワイトリカーを入れる
7. 週に1・2回程度氷砂糖が溶けるまでかき混ぜる
8. 半年〜1年程度で完成

ここでは、果実酒の中でもジャムなどにアレンジして使いやすいいちご酒の作り方を紹介します。

【材料】

• いちご（ホワイトリカー1.8Lに対して1kg程度）
• 瓶
• ホワイトリカー
• 氷砂糖（ホワイトリカー1.8Lに対して250g程度）

【作り方】

1. いちごは水洗いをして水分を拭き取る
2. いちごのヘタをきれいに取る
3. いちごと氷砂糖を瓶に入れてホワイトリカーを注ぐ
4. 時折瓶を揺らして氷砂糖を溶かしながら2週間〜2ヶ月程度放置する

ホワイトリカーの代わりに違うお酒を使っても、梅酒や果実酒は作れます。特にウイスキーが代用として用いられる場合が多いです。甘さが混ざって飲みやすくなるので、ウイスキーが苦手な方にもおすすめです。

他にも、米焼酎・麦焼酎・みりんなどがホワイトリカーの代用として使えます。焼酎やみりんを利用した果実酒は、ホワイトリカーでは出すのが難しいまろやかさを味わえるのが特徴です。ホワイトリカーよりもコストがかかるのが欠点ですが、その分極上のおいしさを楽しめます。

ホワイトリカーが余ったとき、そのまま捨ててしまうのはもったいなく感じます。漬け込んで作る以外の使い方をいくつか紹介します。

ホワイトリカーは元々はお酒のため、割材で割って飲んで楽しむことができます。ホワイトリカーをグラスの5分の1入れたところに炭酸水と果実、特にオレンジなどの柑橘系を入れればサワーに、ジュースやお茶などで割っても飲みやすく仕上がります。

ホッピーはビール風の飲料で一般的には焼酎で割ります。なので、ホワイトリカーで割っても問題ありません。ホッピーの味がしっかりしているため、ホワイトリカーに合います。

大きいサイズの瓶を煮沸消毒するのは大変なため、少量のホワイトリカーを入れて瓶を消毒をする方も多くいます。また、スプレーボトルに入れてキッチンの消毒としても使えます。

しかし、ホワイトリカーはアルコール度数が35度程度のため、瓶などが消毒しきれずにカビる可能性があるので気を付けましょう。また、一般の消毒液の方がアルコール度数が高いため、手指の消毒にはあまりおすすめできません。

今回はホワイトリカーの選び方とおすすめの商品をご紹介しました。ホワイトリカーは原材料にこだわって選べば、梅酒や果実酒の仕上がりが大きく変わります。また、容量や容器など使いやすさにも注目して選んでください。