猫捕獲機おすすめ10選｜野良猫・子猫を安全に捕獲する方法は？

「飼い猫がふとした拍子に家から逃げ出してしまった」「家の近くに住み着いている野良猫が避妊去勢手術してないのでどんどん増えてしまっている」といったお悩みはありませんか。猫を捕まえようとしても運動能力が高いので、なかなか捕まえられませんよね。

猫も人間も傷つかない安全な捕獲を行うために、猫捕獲機という商品が販売されています。そこで、この記事では猫捕獲機の選び方やおすすめの商品10選をご紹介します。

猫捕獲機を使うときの注意点や購入ではなくレンタルする方法も解説しています。また、猫捕獲機を使ってもなかなか捕まえられない場合の対策もあるので、飼い猫や野良猫を捕獲したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

猫をどうしても捕獲したいと思うあまり、色々な場所に猫捕獲機を設置しようと考える方がいるかもしれません。しかし、猫捕獲機を設置できるのは私有地のみです。他人の庭で捕獲したい猫を見かけた場合は、設置してもいいか必ず許可を取りましょう。

また、公園や河川敷などの公共の場所にも勝手に猫捕獲機を設置するのは禁止されています。該当する市町村に問い合わせをしてから設置してください。

猫は保護する目的でのみ捕獲が認められています。動物愛護法によって猫は愛護動物とされているので、傷つけると法律違反になります。どうしても野良猫の被害に悩まされているといった場合は、近くの動物愛護団体に引き取ってもらえないかどうか問い合わせをしてみてください。

飼い猫の中には放し飼いにされている場合もあります。首輪が付いていないからといって、野良猫と決めつけることはできません。たとえ自分の私有地に猫が入ってきたとしても、他人の猫を捕獲して遠くに逃がしたり傷つけたりすることは禁じられています。

どうしても私有地に猫が入ってきてしまう場合は、猫を捕獲するのではなく飼い主と直接話をして解決策を見つけてください。

踏板式とは、猫捕獲機の奥に設置された板を踏むことでストッパーが外れて扉が閉まり猫を捕獲する仕組みです。踏板の奥にエサを設置することで、猫を捕獲機の中におびき寄せることができます。

ただし、成猫や頭のいい猫は板を踏まないようにエサだけを食べて逃げてしまうこともあります。まだ経験の少ない子猫を捕まえるのに踏板式は適しています。

吊り下げ式とは、猫捕獲機の奥にあるフックにエサをぶら下げておき、猫がフックに触れることで扉が閉まる仕組みです。警戒心の強い猫は前足でエサを触って確かめる習性がありますが、その反動でも扉が閉まるので踏板式で捕まえられない猫を捕まえる時におすすめです。

ただし、体が小さい子猫だとフックに届かずに捕まえることができない場合もあります。また、フックが猫を傷つけてしまうこともあるので、捕獲したらすぐに猫を出してあげられるよう側に待機しておくことをおすすめします。

猫は箱や袋など狭い所が好きな性質なので、なるべく細長い捕獲機の方が捕まえやすいです。ただし、猫の体が入りきる前に扉が閉まってしまうと、足やしっぽを扉で挟んでしまいます。できるだけ奥行きのある猫捕獲機を選び、猫の体が全て入ってから扉が閉まるようなサイズを選びましょう。

猫捕獲機は国内メーカーや海外メーカーで販売されています。海外メーカー製の商品は国内メーカー製の商品よりも値段は安いですが作りが悪い場合があり、せっかく捕まえた猫が脱走してしまったり猫にけがをさせてしまったりする可能性があります。

また、猫捕獲機は仕組みを理解してから組み立てや使用を行わないと、設置する人間も扉に挟まれるなど危険があります。国内メーカーであれば日本語の説明書が付いてきますので、猫捕獲機を使う際も安心ですね。

猫捕獲機は通販だけでなく、カインズやコメリなどのホームセンターでも取り扱いがあります。実際の商品を見てから購入したいと考えている場合は、店頭で商品を確認してみてください。意外と種類が豊富なので、複数の商品を比較するのもおすすめです。

住んでいる地域の保健所や動物愛護センターでは、猫捕獲機をレンタルしていることがあります。ただし、それぞれの自治体によってレンタルの条件や金額が異なりますので、電話やメールでの問い合わせを行いましょう。

意外と猫捕獲機の取り扱いがあるのは、ペットショップや動物病院です。飼い猫が逃げてしまった場合は、「探しています」というチラシなども掲載してくれることもあります。レンタル料金は一日数百円程度とリーズナブルな場合も多いため、一度行きつけの店舗や動物病院に聞いてみてください。

民間の会社での猫捕獲機のレンタルは、1日の利用料金が高くつく場合が多いです。しかし、一緒に猫を探してくれるサービスや捕獲のための相談にのってくれるサービスも提供していることがあります。どうしても猫捕獲機では捕まらないとお悩みの場合は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

動物愛護のNPO団体でも猫捕獲機をレンタルしていることがあります。野良猫の捕獲を行い去勢・避妊手術を行って野生に戻すという活動を行っているので、猫の捕獲に関する知識も豊富です。猫を捕獲したい地域のNPO団体に一度相談してみましょう。

飼い猫が逃げてしまった時に捕獲したい場合は理由が明確なので問題となることはありません。一方、野良猫を保護するための場合は、理由と捕獲した後の動向を説明する必要があります。野良猫の去勢避妊手術を行う・猫の里親になる・譲渡会に連れていくなど明確な理由がないと、レンタルが認められないことがあるので注意してください。

猫捕獲機をレンタルする場合は、万が一何かあったときの責任の所在を明らかにするため、身分証明書を提示する必要があります。また、野生動物を捕獲する際は狩猟免許が必要となりますが、飼い猫や野良猫の場合は特に資格は必要とならないことがほとんどです。

猫捕獲機の中に入れるエサが魅力的でないと、猫は捕獲機の中に入ってくれません。市販のキャットフードなどを試してみてもうまくいかない場合は、人間が食べている刺身や鶏のささみを蒸したものを置いてみましょう。塩分や油分は猫には良くないので、食材の味付けはしないよう注意してくださいね。

野良猫の場合、警戒心が強く慣れていない場所ではエサを食べないこともあります。そこで、エサを食べても扉が閉まらないように猫捕獲機を設置して、まずは猫捕獲機の中でエサを食べることを覚えさせることから始めるのも一つの手です。何度か猫捕獲機の中でエサを食べている様子を確認してから、捕獲するための機能を付けてみてください。

猫捕獲機は市販品が最低でも7000円はするので、「自分で作れないだろうか」と考える方もいるでしょう。段ボールや100均の金網を使ってDIYすることは可能です。しかし、耐久性に不安があり警戒心が強い猫には効果が低いことを踏まえると、猫捕獲機は購入やレンタルすることをおすすめします。

飼い猫が脱走してしまったり、野良猫を保護したいと考えていたりする場合は、猫捕獲機を使うと人間も猫も傷つかずに捕まえることができます。購入だけでなくレンタルすることも可能なので、目的に応じて猫捕獲機を使用してください。