メンズ向け革製ビジネスベルトおすすめ18選｜日本製・ひび割れしない方法も

男性のビジネスシーンには欠かせないスーツスタイルは、合わせるベルトによって大きく印象が変わります。いつもはジャケットに隠れがちでも、ふとした瞬間に見えるベルトは案外注目されているもの。仕事のできるビジネスマンほど、センスのいいベルト選びを怠りません。

そこで当記事では、スーツ合わせに適切なベルト選びのノウハウを紹介します。意外と知られていないビジネスベルトのNGや正しいビジネスベルトの選び方、スーツスタイルに相性抜群のベルト20選など、幅広く解説するのでぜひご参考ください。

ポイントさえ押さえれば、すぐにでも魅力的なスーツコーディネートが完成します。正しい知識を身に着けて、周囲が憧れる "デキる男のビジネススタイル"を手に入れましょう。

メンズスーツに合わせるなら、革素材で両端にステッチが入ったものが基本です。ステッチの色が革の色味と同じであるものが好ましいとされています。また、中央部にふくらみがあるものがビジネスベルトの特徴です。

ビジネスベルトとして使用できるデザインにはいくつか種類がありますが、1つ持つなら表面がフラットなプレーンタイプが無難です。どのようなTPOにも合わせることができます。

スーツスタイルの場合、革製ビジネスベルトの色は靴の色と合わせるのが基本です。この2つを揃えておけばコーディネートに統一感があり、全体のバランスがよく見えます。色味はブラック・ブラウン系がベース。ネイビー系も間違いではありません。黒だとフォーマル感が強く、明るい色になるほどクラシカルな印象を与えます。

ビジネスベルトの幅は3cmがベストです。太くなるにつれて存在感が強くカジュアルな印象になります。3cm以下がフォーマル、4cm以上はカジュアルという認識が一般的です。

細くなるとフォーマルな印象が強まりますが、細すぎるベルトはコーディネートのバランスが難しくなるため、メンズのビジネスベルトの場合は、3~3.5cmの幅を狙っておけば安心です。

カラフルな色や型押しなど、装飾が主張するものはビジネスベルトとしては不適切です。夏用にメッシュ素材のビジネスベルトも存在しますが、使えるシーンがやや限定される傾向があります。また、バックルが奇抜なものもビジネスベルトには向きません。なるべく表面がフラットで装飾がないタイプを選ぶようにしましょう。

先に紹介した「メンズの革製ビジネスベルトの基本」から遠くなればなるほど、ビジネスベルトとしては不向きということになります。改めてご自身のスタイルを見直し、以下に該当する"NG"の要素がないかチェックしてみましょう。

• 布製やスウェードなどカジュアルな印象の素材（合皮は可）
• メッシュやスタッズなど、装飾的な要素ある
• バックルが主張する大きなものであったり、奇抜な形状のもの
• 4cm以上の幅太タイプ
• 色が黒・ブラウン系・ネイビー以外

本革ビジネスベルトは耐久性に優れ、長く愛用することができます。また、使い込むことで起こる経年変化によって深みのある風合いに変化する点も本革ならではの魅力です。

革の種類は主に「牛革」もしくはコードバンと呼ばれる「馬革」の2種類があります。牛革は最もメジャー素材なので、多くのブランドから豊富なデザインが展開されています。コードバンは希少部位なので牛革より高価ですが、ツヤが美しく独特な質感が特徴です。

エコレザーとも呼ばれる合皮(フェイクレザー)ですが、最近ではリアルレザーにも見劣りしない良質な風合いのものも多く誕生しています。本革よりも低価格で手に入ることと、水に強く汚れにくい点がメリットです。

耐久面では本革に劣るものの、「短期間で買い替えて色んなデザインを楽しみたい！」という方には合皮のビジネスベルトがおすすめです。

よく見ないと分からない部分に思いがちですが、ステッチの入り方で与える印象は大きく変化します。細かなで繊細なステッチであればあるほど、フォーマルな場に相応しいベルトです。

本体と革色と同色のステッチであればなお良し。ステッチ自体が目立たず、革そのものの質感を際立たせ、上質な印象を与えてくれます。逆にステッチが全くないもの・大き目のステッチが主張していものはカジュアル感が強くなるので注意してください。

スーツに合わせやすい黒・ダークブラウンは、ビジネスベルトとして鉄板です。特に黒は、冠婚葬祭にも活用できるので、1本目に買う革製ビジネスベルトとしておすすめです。ブラウンを選ぶ場合は、色の深みがしっかり靴色と合うよう慎重に選ぶ必要があります。

「ピンバックル」はベルト本体の穴にピンを挿して固定するタイプを指します。ビジネスベルトからカジュアルベルトまで、幅広く採用されている代表的な形で、使い慣れている方も多いでしょう。

このタイプは穴が広がりやすく、長期間使用していると折り目やシワなどが付くので、常に劣化具合を確認し、コンディションには注意しましょう。

「フィットバックル」は長方形型のバックルで、ベルトに穴をあけず挟み込んで固定するタイプです。バックル式とも呼ばれ、ブランドもののベルトによく見られます。穴の位置を気にする必要がないので、ウエストサイズが変化しても調整が効くのがメリットです。また、穴が広がることもないので長持ちします。

ベルトには、自分で長さ調整できるものとできないものがあります。特にピンバックルタイプのベルトを選ぶなら、ハサミで切るなどして自分で長さ調整ができるタイプか否かを確認してください。

機能的にはどの穴にでも固定できますが、複数ある穴の中央あたりにピンを挿せると調度いいバランスと言われています。たとえば5つ穴があるとして、3つ目の穴で着用できるとベストということです。

ウエストサイズが変化しやすい方にはフリーサイズがおすすめです。穴に頼らずに長さ・バックルの固定位置ともに微調整できます。また、着用するパンツによってウエスト位置が異なる方(ハイウエスト/ローウエスト両方着用する人)にも人気です。

これから新しく革製ビジネスベルトを購入するなら、ビジネスシーンに最適とされる3~3.5cmの範囲で選びましょう。3.5cmはどのようなスーツスタイルでもバランスがとりやすいので、初心者の方にも人気です。また、クラシカルなスタイルがお好みの方には、3cm程度の細身ベルトが美しく見えるためおすすめです。

「イケてる！」と思われるセンスのいい着こなしは、全体のバランスの良し悪しで決まります。高級なベルトを身につけなくても、完璧なバランスさえ取れていれば魅力的なスタイルに見えるものです。

したがって、ビジネスベルトを選ぶ際はベルト単体のデザインに注視するのではなく、スーツや靴の色・形を考慮し全身のコーディネートに統一感が出るよう意識することが大切です。

dunhill(ダンヒル)やVersace(ベルサーチ)、BURBERRY(バーバリー)といった海外の高級ブランドは、世界中のファンから長く愛されてきました。品質やサービスの良さはさることながら、所有欲を満たしてくれるネームバリューも魅力です。日頃のビジネススタイルに高級感をプラスしたいなら、海外ブランドの革製ビジネスベルトをおすすめします。

国産の技術にこだわりたい方には、「栃木レザー」など1つ1つ職人の手作業で生み出される、国内ブランドの革製ビジネスベルトがおすすめです。熟練の職人によって妥協なく作られる上質なアイテムが手に入ります。国内ブランドなら、故障などトラブルがあった時にも丁寧かつ素早い対応が期待できます。

メンズ向けの革製ビジネスベルトは価格帯が幅広く、相場は2,000円～40,000円程度とされています。ハイブランドだと40,000円以上のものもありますが、最近では低価格でもビジネスで使用できる良品が手に入るようになり、2,000円程のベルトも人気上昇中です。

価格は素材やブランドにより異なり、一概に高いからいいとも言えません。好みや使用シーンに合わせて満足できる価格・アイテムを選ぶことが大切です。

ユニクロは、機能性の高いウエアをリーズナブルな価格で販売している人気ブランドです。ユニクロにもビジネスで使用できるメンズレザーベルトがあります。レザーを使用しながらもリーズナブルな価格で、オンオフともに使えるシンプルなデザインが魅力です。コスパのいいベルトをお探しならユニクロがおすすめです。

シンプルな中にも洗練されたセンスが光るアイテムを多く扱う無印良品にも、スーツと相性のいいメンズレザーベルトがあります。良質でありながらコストが抑えられた無印のベルトは幅広い世代におすすめです。

特におすすめなのがヌメ革を使用したベルトで、黒やダークブラウンはスーツとの相性が非常に良く、黒は品切れ続きでなかなか買えないほど人気があります。

高品質の国産ベルトにこだわるなら栃木レザーがおすすめです。栃木レザーは、職人が1つ1つ手作業で制作しています。職人のこだわりが詰まったベルトは体にしっくり馴染み、風合いも良く、本物志向の方にぴったりです。

革製品の専門店なので、ベルトのカラーバリエーションが豊富なのも魅力です。オフィスカジュアルがOKな会社なら遊び心のあるカラーを合わせてみるのもいいですね。

センスのいいベルトで周囲と差を付けたいなら、ポールスミスがおすすめです。ポールスミスはイギリスのファッションブランドで、クラシックなスタイルに遊び心あるアクセントを少々プラスしたデザインの小物類が人気です。ポールスミスの本革ベルトなら、主張しすぎず個性を出せ、さりげないおしゃれを楽しめます。

上級者テクニックの紹介です。革製ベルトと靴の色を合わせるべきということはお伝えしてきましたが、お手持ちの小物と素材や色を連動させると、より全体にまとまりが生まれます。

たとえば時計・名刺ケース・手帳などがベルトの色味と連動していると、持ち物もファッションの一部として取り込むことができます。女性がアクセサリーで華を添えるように、身の回りのアイテムを含めてスタイリングしてみてはいかがでしょう。

使用頻度の高いビジネスベルトは、長く使用するためにも適切なメンテナンスが欠かせません。最低限、1日使用したベルトはパンツから外し、風通しのいい場所に吊るして保管するようにしましょう。

汚れが気になってきたら、表面についているほこりをブラッシングして落としてください。その後、柔らかめの布で革用クリームを薄く均一に塗布し、半日～1日ほど風通しのいい日陰で乾燥させます。また、防水スプレーで仕上げれば雨の日や汗汚れ対策に効果的です。

ビジネススタイルに相応しいベルトは見つかりましたか？メンズ向けのビジネスベルトは価格やデザインがさまざまですが、大事なのは「どのような印象に見られたいか？」ということと、それを実現できる全身のバランスです。紹介したポイントに沿って、理想のビジネスマン像を再現しましょう。