猫ケージおすすめ15選｜コンパクトから2匹以上の広いタイプも！

基本的には放し飼いで飼育するのが多い飼い猫ですが、お留守番や来客時に役に立つのが「猫用ケージ」です。特に活発で悪戯好きな猫は、見ていぬ間に怪我をしてしまったなんて事態を防ぎたく、猫用ケージの購入を検討する方もいます。

猫用ケージといっても高さやサイズなど種類は豊富です。せっかくなら愛猫が居心地のいい快適な猫用ケージを選びたく思う飼い主も多いです。しかし「自分の猫にはどのようなケージがいいのか？」「インテリアの雰囲気を邪魔しないおしゃれなケージが欲しい」など目的もさまざまで悩んでしまいます。

今回は、猫用ケージの選び方とおすすめの商品をご紹介します。記事の最後には、2匹以上ケージに入れる際のポイントや自作ケージについてもご紹介しているので、ぜひご覧ください。

猫にケージは必ずしも必要ではありません。しかし、お留守番の怪我や誤飲による事故防止だけでなく、猫にとって落ち着ける場所を作れるので、置いておくのがおすすめです。ケージを購入しても扉を閉めずにいつでも入れるようにしておくなどの工夫をすると猫にとって落ち着ける場所になります。

また、猫用ケージのなかでも段差がついているものなら、キャットタワーの代わりとしても使えます。1日中ケージに閉じ込めてしまうのは猫にとってストレスや運動不足を引き起こしてしまうため、おすすめできません。

木製ケージは、枠部分が木でできているタイプのケージです。全てプラスチックやステンレスで作られているケージよりも温かみがあり、おしゃれさもあります。部屋のインテリアの雰囲気に合わせて選びたい方におすすめです。しかし、水に弱く木が腐ってしまう場合もあるので定期的な買い替えが必要です。

掃除のしやすさ重視ならプラスチック製のケージがおすすめです。木製のように枠部分や底部分がプラスチックで作られています。汚れてしまってもさっと濡れた雑巾で拭けるので、木製のように木が傷む心配が要りません。しかし、プラスチックが割れてしまったり、耐久性が弱かったりするのがデメリットです。

自宅以外でケージを使用するならソフトケージがおすすめです。柔らかい素材でできていて、その場で広げればすぐにケージを作れます。折りたたみで扱いやすく、素材も布やメッシュで猫にとっても快適です。しかし、段数のあるケージは販売していないため、あくまでも外出先や災害時の避難所として購入するのがおすすめです。

ケージを選ぶ際は、初めに設置場所のサイズを測ってください。メジャーを使用して縦・横・幅のサイズを測り、購入するケージの目安を作るのがポイントです。扉を開けるのも想定してサイズを測ると無理なく開閉できます。一人暮らしでワンルームの場合は、横幅が広いケージよりもスリムで高さのあるタイプが圧迫感がなくおすすめです。

ケージを選ぶ際は、トイレやベッドが入るサイズのものを選んでください。特に長時間のお留守番でトイレができない状態は猫の体に良くありません。また、冬場に暖かいベッドがないと猫が体調を崩してしまう原因です。普段使いのトイレに加えて、ケージ用に小型のトイレを購入するのもおすすめです。

扉の位置や大きさも猫が快適に出入りするためには大切なポイントです。必ず扉がしっかりと開く位置にケージを設置するのはもちろん、段数があるケージの場合は上段にも扉があると猫を出し入れしやすいです。また、大型の猫の場合は扉が大きいと出入りがしやすいのでチェックしてください。

子猫の場合は1段タイプのケージを選んでください。段数があるケージの場合、まだうまく登り下りができない子猫は落下の危険性があります。骨折などの怪我につながる恐れがあるので、高さのないケージがおすすめです。段数があるケージを選ぶ場合は、2段目までの高さが低いスリムなタイプをチェックしてください。

猫は高い場所を好むので、成猫の場合は2段・3段タイプのケージがおすすめです。長時間のお留守番で狭いケージに閉じ込められるのは、猫にとって大きなストレスになります。十分に運動ができるケージをチェックしてください。大型猫の場合は、さらに十分な広さのあるケージを選ばなければなりません。段数が高いかつ床の面積が広いケージを選んでください。

老猫の場合は、段差かつ入り口も高さのないケージがおすすめです。体力のない老猫にとって段差のあるケージは子猫のように怪我につながる恐れがあります。上扉が開くケージなら介護の際に出し入れや掃除もスムーズになります。

噛み癖がる猫には、頑丈で壊れにくいステンレス製のケージがおすすめです。一般的に販売されているケージの網部分は金属に塗料が塗られています。かじってしまうと塗料が口に入るだけでなく、金属が錆びて折れてしまう可能性もあります。

大型の猫の場合、段差の天板が破損してしまう可能性もあるため必ず壊れにくく頑丈なケージを選んでください。耐荷重に注目して選ぶと、大型の猫でも安心して過ごせるケージを見つけられます。大型の場合は耐荷重10kgを目安にしてケージを選んでください。

猫ケージといっても高さのあるタイプは、重量もあり組み立てるのに一苦労する場合もあります。特に女性1人の場合は大変なので、できるだけ組み立てが簡単なケージがおすすめです。しかし、組み立てやすさばかりに注目をすると耐久性が高くないケージを購入してしまう可能性もあります。組み立てやすさをチェックする際は、必ずネジの種類などの耐久性も確認してください。

キャスターがついていると部屋の掃除やケージの移動にも便利です。キャスター付きならケージの周辺に溜まりがちな抜け毛や猫砂などの汚れも、すぐに移動させて簡単に掃除ができます。また、普段は目に見える場所にケージを置いて、来客時は猫の安心する場所にケージを置いてあげるなどシーンに応じで移動できるのも魅力的です。

猫を2匹以上ケージに入れる行為に問題はありませんが、十分な広さを確保した上で入れてください。猫にとって狭い空間かつ自分のスペースがないのは大きなストレスです。喧嘩を引き起こさないためにも大きめのケージを選びましょう。また、相性の悪い猫同士を同じケージに入れるのは避けてください。

猫が自分のスペースを確保するために、高さのあるケージを選ぶのもおすすめです。猫にとって1匹で落ち着ける場所を作ってあげてください。この際に、それぞれの場所に猫がお気に入りのベッドを入れてあげるなど休息場所をきちんと作ることが大切です。

ケージの設置は壁で囲まれている部屋の隅がおすすめです。反対にキッチン・テレビの近く・窓の近く・扉近くは騒がしく猫にとって落ち着けない場所なので避けるのが無難です。また、ケージに大きな布を被せてあげると暗くなりより落ち着ける空間になるためぜひ試してください。

ケージを使用する際は、トイレの位置やベッドの位置などレイアウトに気をつけてください。トイレと寝床が近いと猫のストレスになるだけでなく、猫砂から出るホコリを猫が寝ている合間に吸い続けてしまうため危険です。

ベッドを置くスペースを確保できない場合は、ハンモックを吊るしてあげるのもおすすめです。また、水は常に新鮮で飲みやすい位置に設置をしてあげ、食事とトイレは1番遠い距離に置いてください。

猫は寒がりな動物ですが、夏場は熱中症になる危険性もあります。ケージは必ず温度調節がしやすい位置に置いてください。風通しがよく、じめじめしない場所を猫は好みます。また、エアコンが直接当たる場所はお腹を壊したり、風邪を引いたりする原因に繋がるので気をつけてください。

猫用ケージは100均で販売されているワイヤーネット・結束バンド・連結ジョイントなどを使用して簡単に自作が可能です。急に子猫を拾った場合などの応急用として自作ケージはおすすめです。しかし、成猫用としてや多頭飼い用として大きいサイズを作ろうとすると、耐久性が落ちたり、材料費が高くなったりするのでケージの購入を検討してください。

今回は、猫用ケージの選び方とおすすめの商品を紹介しました。猫用ケージといっても猫の大きさや性格で選べるだけでなく、飼い主にとっての使いやすさや目的でも選べます。猫が快適に過ごせるゲージはもちろん、飼い主が掃除しやすいなど機能性にも注目して探してください。