犬用ドライヤーおすすめ9選｜ダイソン・アイリスオーヤマも【業務用】

トリミング代を節約したいとき、またトリミングまでの間に自宅でもシャンプーしたいとき、愛犬がドライヤーを嫌がって困った経験はありませんか？そんなときに便利なのが犬用ドライヤーです。

トリミングサロンで使用されているような本格派から、家庭でも手軽に使えるものまで犬用ドライヤーにはさまざまな種類があります。大切なのは愛犬に合うものを選ぶことです。とはいえ、何を基準に選べばいいかわからないと困ってしまいますよね。

そこでこの記事では、犬用ドライヤーの選び方やダイソン・アイリスオーヤマなどのメーカー・業務用おすすめ商品をご紹介します。記事の最後には犬用ドライヤーを使うコツも紹介しているので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

人間用ドライヤーと犬用ドライヤーは、設定温度が違います。犬を自宅でシャンプーして乾かすとき、人間用ドライヤーを使う人も多いようです。しかし、犬の皮膚は人に比べてとても薄くデリケートなため、高温になる人間用ドライヤーでは犬の皮膚に負担をかけます。

また、全身を被毛で覆われた犬を乾かす場合、毛を巻き込みやすいので思わぬ怪我や事故に繋がる可能性もあります。一方、犬用ドライヤーは毛を巻き込みにくい構造のため安心です。さらに、聴覚が優れた犬には人用ドライヤーの音が大きくストレスになる可能性もあるため、犬には犬用ドライヤーをおすすめします。

ブロアーは強力な風で水分を飛ばしながら乾かすことができます。元々はトリミングサロンで使われていた業務用でしたが今は家庭向けのブロアーも登場しており、大型犬や毛量の多い犬も短時間で乾かせるのが特徴です。温度は犬用に低く設定されていますが、音が大きく風量が強いので臆病な犬には不向きです。

大きな音や強い風がストレスになる場合は、ドライヤータイプをおすすめします。風量は人用ドライヤーと同じ程度ですが、犬用ドライヤーは温度が低めに設定されているので安心です。ブロアーに比べるとパワーが弱い分乾かすまでの時間はかかりますが、音のストレスを軽減できます。風を怖がる場合は、風量を設定できるかチェックしましょう。

スタンドタイプは、テーブルや台に置いて使用するので両手を自由に使えます。ドライヤー中に動き回る犬を押さえてタオルドライしたり、ブラシをかけながら乾かしたりもできます。

ドライヤー慣れしていない子犬にもおすすめです。ただし、スタンドタイプは風が当たる範囲が限られるため角度調節機能の有無も確認しましょう。

ハンディタイプは、人用ドライヤーと同じ感覚で使えます。角度を自在に調節できるので、脇やももの内側など風が当たりにくい部分を乾かしたいときに便利です。風量や音が小さく、臆病な犬にもおすすめです。犬の動きに合わせてドライヤーを動かせるため、ドライヤー中にじっとしていられない犬に向いています。

くし一体型は乾かしながらブラシがけができます。動き回る犬も片手で身体を押さえながらドライ＆ブラシができる上、ブラシヘッドを取り外せるタイプはドライとブラシの使い分けも可能です。毛の多い部分もしっかりと乾かせます。ドライヤーとブラシを同時に行えるので、時短を目指したいときにおすすめです。

大型犬や長毛種は乾かすまでに時間がかかるので、風量調節機能をチェックしてください。臆病な犬には初めだけ弱風で徐々に強くしたり、ドライヤー慣れしている犬であれば強風で一気に乾かしたりできます。また、ノズルでも風量が変わるので付属のノズルも確認しましょう。

犬用ドライヤーは人用に比べて温度が低めに設定されていますが、皮膚が薄いので温風を当て続けると皮膚に負担をかけることがあります。ある程度乾いたら低温に切り替えられると安心です。季節によっても室温が変わるので、夏は冷風・冬は温風を切り替えられるよう温度調節機能もチェックしましょう。

犬用ドライヤーは音へのストレスを配慮した静音設計のものが多く見られますが、それでもパワーがあるものほど大きな音がするのは否めません。音を怖がりドライヤーがストレスになるのが心配なときは「長いホース」が付いたものがおすすめです。ホースを使うことで送風口から距離が生まれ音が少し和らぎます。

ダブルコートの犬は綿毛のようなアンダーコート（下毛）が舞い、ドライヤー中に毛を巻き込んでしまうことがあります。内部に毛が入ると、熱で焦げたり故障の原因になったりするので注意が必要です。換毛期は特に抜け毛が増えるので、毛が入りにくい構造かもしっかりとチェックしてください。

メトロは、創業80年以上を誇るアメリカの有名メーカーで、プロのトリマーも愛用している業務用製品として親しまれています。ニューモデルの「クイックドライヤーQD-1」は小型サイズで454gと軽く、片手でホールドしながらや肩に掛けて使用できるのが特徴です。

ハイパワーながらワンちゃんに優しい温度の風が出るので速乾性があり、小型犬から大型犬まで幅広く使用できます。

強力な吸引力を発揮する掃除機でおなじみのダイソンでは、羽のない安全なドライヤーをラインナップしています。人間用ですが従来のドライヤーと異なりスクリュー部分がないため、ワンちゃんにも安心して使用できるのが特徴です。

掃除機や扇風機のパワーを応用した強力な風量で、温度設定も28〜78度まで設定できるので、用途やワンちゃんの体型に合わせて使用できます。

低価格で高クオリティな生活雑貨や家電などを販売するアイリスオーヤマでは、コンパクトで静音性の高いペットドライヤーをラインナップしています。据え置き型なので両手が使えて、怖がりな小型犬などでもスムーズに使用できるのが特徴です。

温風と送風の2WAY式になっており、ホースが伸縮できるので角度や高さ調節も自由自在です。

ドライヤー嫌いな犬には、念入りにタオルドライをすればドライヤー時間を短縮できます。初めから強風で乾かそうとすると音や風の勢いに驚きますます嫌がるので、弱風から始めてドライヤーに慣れさせるといった工夫も取り入れましょう。

ドライヤーを当てるときは身体から20cm～30cmくらい離すこと、同じ場所に当て続けず全体に均一になるよう風を当てることが大切なポイントです。また、顔に風が当たると嫌がることもあるので、手やタオルで顔に直接風が当たらないようにしましょう。

<ドライヤーのコツ>

• タオルドライを念入りにすればドライヤーの時短になる
• 無理矢理乾かそうとしない
• 弱い風から徐々にパワーを上げる
• ドライヤーは身体から20～30cm離す
• 顔に風を当てない工夫をする

自宅で愛犬のシャンプーをするときは、犬用ドライヤーを使いましょう。種類によって使い勝手は変わりますので、愛犬の性格や乾かすときのシチュエーションに合わせて、紹介したおすすめ商品や使い方のコツを参考に最適と思えるものを見つけてください。