老猫におすすめのケージ・キャリーケース7選！代用品はある？

猫は人よりも歳を取るスピードが早いので、13歳で68歳、15歳では76歳に相当します。老猫になるほど行動も鈍くなり、ケージやキャリーケースに入れる必要があっても自分ではなかなか入ってくれないこともあります。

もちろん個体差もあり生活環境でも年の取り方は変わってきますが、いずれにせよ老猫をキャリーケースに入れる際は、猫にとっても飼い主さんにとっても快適に使えるものを選ぶことが大切です。

とはいえ、キャリーケースにはさまざまな種類があるので、何を基準に選ばいいかわからないと困ってしまいますよね。そこで、この記事では老猫用キャリーケースの選び方・おすすめ商品7選・代用品・困ったときのQ&Aなど役立つ情報をご紹介します。ぜひ最後まで読んで役立ててください。

老猫は自分からキャリーケースに入らなかったり、入ると出るのを嫌がったりすることがあります。入れるときも出すときも抱きかかえてあげられるように、フタは大きく開くタイプを選びましょう。また、上に開くタイプでも途中までしか開かないと使いにくいので、全開するかも要チェックです。

中が空の状態でフタを全開にしたとき、本体が軽いとフタの重みでバランスを崩し倒れることがあります。片手で老猫を抱きかかえた状態だと、もう片方の手でキャリーケースを起こし倒れないよう支えるのは至難の業です。中が空の状態でフタを開けても傾かないで安定しているかをチェックしましょう。

自分から進んでキャリーケースに入ってくれるのであれば、無理なく入れるように上下が分解できるタイプをおすすめします。中に入ったら上下を結合させればいいですし、出すときも同じ要領で上下を分解するだけなので手軽です。無理矢理キャリーケースに入れる必要もないので、老猫にストレスをかけずに済みます。

プラスチック製のキャリーケースは耐久性があるので、中で多少猫が暴れても壊れません。また、汚れても簡単に拭き取れる上、水洗いもできるので衛生的に使用できます。しっかりしたつくりであれば体重がある猫にも対応可能です。普段はハウスとしても使えるので、キャリーケースに慣らしておきたいときにもおすすめです。

「普段はほとんどキャリーケースを使用しない」「使わないとき邪魔にならないものを選びたい」といった方には、布製のキャリーケースをおすすめします。使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できますし、柔らかいので老猫の身体にも負担をかけません。ショルダー紐がついていれば肩にかけて持ち運べます。

キャリーケースの中で快適に過ごせるよう工夫したいときは、ベッド付きのキャリーケースをおすすめします。ベッド付きはハウスとしても使えるので、普段から使用しニオイをつけておけば出かけるときの警戒心を和らげられるでしょう。ハウスと兼用したい方にもベッド付きキャリーケースをおすすめします。

猫用キャリーケースでは気に入ったものが見つからないのであれば、プラスチック製のランチバスケットでも代用できます。フタが上に大きく開き、間口も広いので老猫の出し入れもスムーズです。中が空の状態でフタを開けたままにしても倒れません。

身体が大きい猫には若干狭いと感じることもありますが、車で移動中に急ブレーキをかけても中で猫が転がらないのはメリットです。片手で開閉できるので、猫を抱きかかえた状態でもスムーズに扱えます。

動物病院に行くときだけキャリーケースを使用すると、猫にとってキャリーケース=嫌なことをされると印象づけてしまいます。猫がキャリーケースの中に入るのを嫌がる場合は、普段からキャリーケースを置いてハウスや遊び場であると印象づけるのがおすすめです。クッションを置いて居心地を良くしたり、おやつを食べる場所にしたりなど好印象を持たせましょう。

多頭飼いの場合は、1度に数匹の猫をキャリーケースに入れても大丈夫です。ただし、狭くて窮屈だと老猫にストレスを与えてしまうので注意してください。複数の猫を同時に入れる場合は、大きいサイズがおすすめです。また、中が悪い猫同士を同じキャリーケースに入れると喧嘩することもあるので、そういう場合は1匹ずつ別のキャリーケースを用意しましょう。

猫がキャリーケースを嫌がり脱走する可能性がある場合は、飛び出し防止リードを搭載しているキャリーケースを選びしっかりリードにつないでおくのがおすすめです。また、動物病院が苦手で病院内で逃げて暴れる可能性がある猫は、洗濯ネットに入れてからキャリーケースに入れるといいでしょう。

車で長距離を移動するような場合は、途中でトイレができるようキャリーケース内にトイレシートを敷いてください。トイレシートでトイレがうまくできないのであれば、おむつをするという手もあります。ただし、ただでさえ環境が変わり大きなストレスがかかっているため、おむつを嫌がる猫に無理やり使用するのは止めましょう。

猫用キャリーケースを動物病院に行くときしか使わないという場合は、必要に応じてレンタルを利用するのも1つの方法です。日用品からペット用品までさまざまなアイテムを扱うレンタル業者や、ペット用品を扱うお店でもキャリーケースを貸し出しているところがあります。

ただし、使用したい日に貸し出し中となってしまう場合もあるので、使う日が決まっているのであれば早めに手配しておくことをおすすめします。

老猫をキャリーケースに入れて出かける場合は、できるだけストレスにならないよう工夫されている商品を選びましょう。現在購入を検討している方や買い替えを検討している方は、ぜひ紹介した商品を参考に最適なものを見つけてください。