可変式ダンベルおすすめ13選｜安いダンベルや40kg・60kg以上のダンベルも！

自宅でトレーニングを行う際のアイテムが、「ダンベル」です。ダンベルは重量によって身体に負荷をかけられるので、筋力アップやダイエットなどさまざまなトレーニングに用いられています。

「可変式ダンベル」とは重量が固定されている「固定式ダンベル」とは異なり、重量を調整できるタイプのダンベルです。1つのダンベルで複数の重量を使用できて重量別にダンベルを揃える必要がなく、自分に合う重さに調整できるため女性にもおすすめです。商品は安いものから上級者向けの高価なものまでさまざまあります。

この記事では、そんな可変式ダンベルの特徴・選び方・メリットやデメリットを解説します。さらに、40kg以上・30kg前後・20kg以下の重量別おすすめの可変式ダンベル13選を紹介しますので、トレーニングでよく使う方はもちろん、初心者の方も自分に合うダンベルを選んでください。

可変式ダンベルには、固定式にはないいくつかのメリットがあります。住環境やトレーニング内容によっては可変式の方が適している、またはるかにメリットが大きい場合もあるので、固定式との違いを知っておきましょう。

可変式ダンベルの最大のメリットといえば、重量を変えられる点です。トレーニング内容によっては、複数の重さのダンベルが必要になる場合もあります。そんなときでも、可変式ダンベルならある程度自由に重さを変更できます。

さまざまなトレーニングを行っている、または家族で共有している場合に、重量が変更できるのは大きなポイントです。

固定式ダンベルは重量が決まっているため、複数の重さで使いたいときはその分ダンベルを購入する必要があります。一方、重量を変えられる可変式ダンベルは1つあれば事足りる場合も多く、ダンベルを買い足す必要がありません。複数のダンベルを用意するコストや収納スペースを削減できるのも、可変式ダンベルのメリットです。

可変式ダンベルのデメリットは、固定式よりも価格が高い点です。何本もダンベルを購入する場合と比較すれば安くはなりますが、1本あたりの価格で比較すると可変式の方が高くなります。

また、重量の変更は自分ですべて行う必要があり、重量の調整にも手間がかかるのもデメリットです。取り扱いに慣れていないと、重量変更だけで時間がかかってしまう場合も考えられます。

可変式ダンベルは、着脱式のプレートを調整して重さを変えます。複数の重量も1セットで済むため、設置スペースが少ない方・重量を変えたさまざまなダンベルトレーニングをしたい方におすすめです。

一方で固定式ダンベルは重さが決まっているので、重量の調整をする必要がありません。重量を変えたいときは複数のダンベルが必要となるものの、重量調整の手間が不要なのでスムーズにトレーニングメニューを進めたい方に適しています。

可変式ダンベルは一定の範囲内で重量の調整ができますが、調整できる最大重量が定められています。トレーニングに慣れていない女性や初心者とトレーニング上級者では適したダンベルの重量も異なるので、レベルに合わせて重量を選択しましょう。

重いダンベルは、初心者にとっては扱いにくいものです。自分で重量調整をする必要がある可変式ダンベルの場合は特に、重すぎると取り扱いが難しくなるばかりか、ケガの原因になる恐れもあります。

ダンベルの重量は、レベルに合わせて選ぶのが基本です。初心者であればいきなり重いダンベルを選ぶのではなく、30kg以下のダンベルから使ってみましょう。女性や高齢者はまず20kg以下のダンベルから使用するのがおすすめです。

ダンベルの扱いやトレーニングに慣れている上級者なら、ある程度の筋力も付いているはずです。さらに筋肉を付けるためトレーニングを継続する上級者には、重量40kg以上のダンベルがおすすめです。

40kg程度では物足りない場合、海外の可変式ダンベルであれば40kgを超えるものが見つかります。継続的にダンベルを使ったトレーニングを行う上級者向けには、60kg程度のダンベルを選ぶのもおすすめです。

可変式ダンベルは、重りを着脱して重量を変更します。重りの付け外し方法は2種類が存在し、付け外し方法の違いで重量変更にかかる手間・時間・価格など多くの要素が変わってくるため、2種類のどちらを選ぶかもポイントです。

最もオーソドックスな付け外し方法が、「カラー式」とも呼ばれる「着脱式」です。ダンベル両側に付いたピンで重りを固定するシンプルな方法なので、耐久性が高く壊れにくいメリットがあります。また、製品価格も安価なので初心者におすすめです。

付け外し方法がシンプルな分、重りとなるプレートの付け替えに手間や時間がかかりがちな点がデメリットです。初心者向けに適したタイプではあるものの、調整に慣れないと正しい重量に調整できなくなってしまう恐れがあります。

「ダイヤル式」とも呼ばれる「アジャスタブル式」は、ダンベルに搭載されたダイヤルを専用の台座に置いた状態で回し、重りの付け外しを行います。ダイヤルに表示されている数字に合わせて回すだけで、手軽に重量調整が可能です。

着脱式よりも簡単スピーディーに調整ができるのが大きなメリットで、トレーニング中でも素早く重量を調整できます。価格が高めな点がデメリットですが、使用しないプレートは台座に収納されるため、設置スペースがコンパクトで済みます。

ダンベルを握る部分である「シャフト」も、2種類に分けられます。着脱式の可変式ダンベルはシャフトの種類によっても重りの付け外し方法が変わってくるので、シャフトの種類と2種類の違いについても把握しておきましょう。

スクリューシャフトとは、シャフトの両端に溝があるタイプです。この溝にカラーを締め付けてプレートを固定するので、多少カラーが緩んだとしてもプレートが外れにくく、安全にダンベルを使用できます。

カラーを溝にねじ込んで固定するので着脱に時間がかかりますが、初心者でもスクリューシャフトならプレートが外れる心配が減るので安心してトレーニングできます。

ノーマルシャフトもスクリューシャフトと同様にカラーでプレートを固定するタイプですが、シャフトに溝がないのが大きな違いです。スクリューシャフトのようなネジ式ではないカラーを用いるため、プレートの交換が短時間で済みます。

プレート交換が容易な分、ノーマルシャフトはスクリューシャフトより安定性が劣ります。また、カラーが緩んで劣化するとプレートが落下する危険性もあるのでしっかりとした確認が必要です。

ダンベルの素材として最も一般的なのが、コーティングがされていない金属製のアイアンです。リーズナブルで購入しやすい価格の商品が多く、まずは可変式ダンベルを購入して使ってみたいというとき気軽に購入できます。

価格の安さが魅力ですが、床を傷つけやすく錆びやすいのがデメリットです。そのため、床に置くときや汗・水などの水分が付着した際は気を付けてください。

ラバーコーティングとは、金属製のダンベルのプレートにゴム素材をコーティングしたものです。床に置いたり転がしたりしても傷つきにくく、しかも床に置いたときの音も小さめで静音性にも優れています。

賃貸アパートやマンションでダンベルを使用する方や、音が響きやすい深夜や早朝にトレーニングをする方にはおすすめのタイプです。

金属製のダンベルの表面にメッキを施したものが、クロムメッキです。光沢感のあるメッキはスタイリッシュな見た目で、しかも錆びにくく高い耐久性を持ちます。見た目にこだわる方には、クロムメッキがおすすめです。

メッキが施されているだけなので、床に置いた際に傷付きやすく音が響きやすい点はアイアンと同様です。また、メッキが剥がれると腐食しやすくなります。

一部の可変式ダンベルは、シャフトを長くしてバーベルとして使用できるタイプもあります。ダンベルとは異なりバーベルは両手で持ち上げるため左右均等にバランスを取りやすく、ダンベルより高重量に対応可能です。

ダンベルとバーベルを兼用できればトレーニングアイテムの収納スペースが少なく済み、さらにコストもかかりません。より負荷の高いトレーニングをしたい場合は、バーベルに形を変えられる可変式ダンベルを選びましょう。

「IROTEC」は、トレーニング器材を専門に販売する日本のメーカーです。ジム向けの本格的なアイテムも数多く販売しているので、本格的で高性能な可変式ダンベルが見つかります。

性能が高いため価格も高めですが、ジムユースが多いメーカーだけあり高品質です。デザイン性にも優れたダンベルが多く、性能だけではなく見た目にこだわる方にもおすすめです。

「NUO」は、スウェーデン生まれのトレーニング機器メーカーです。北欧デザインを思わせるスタイリッシュなデザインが特徴で、スピーディーにプレートの付け外しがしやすいアジャスタブル式の可変式ダンベルを取り扱っています。

カラー式ダンベルよりも素早くプレート付け外しができるので、重量変更をスムーズに行いたい場合におすすめのメーカーです。

Motions（モーションズ）は、バーベル・トレーニングベンチなどのさまざまなトレーニングアイテムをを扱う日本のメーカーです。Motionsの可変式ダンベルは、2kg刻みで最大で32kg・最小で2kgまで重さを調整できます。さらに、シャフトを回して片手で簡単に重さを変えられます。

また、スタイリッシュなデザイン・コンパクトなサイズも魅力的な特徴です。しっかりトレーニングをしたい方はもちろん、女性・子供など幅広い方におすすめのメーカーです。

YouTen（ユーテン）は、トレーニング機器・子供の遊具・作業工具など幅広く展開している日本のメーカーです。YouTenが取り扱うダンベルは、20kgの2個セットで7,000円ほどと価格が安くコスパが高い点が特徴です。

価格は安いものの、しっかりグリップする「ダイヤローレット」・床に置いた際の音を軽減する「ポリエチレンコーティング」など使いやすさにもこだわっています。左右のダンベルを繋げてバーベルでも使用できるため、上級者はもちろん価格の安さから初心者にもおすすめのメーカーです。

日本のトレーニング・フィットネス機器メーカー「カワセ」の可変式ダンベルは、リーズナブルながら品質が高いのが大きな特徴です。

購入しやすい低価格なので、初めて可変式ダンベルを使う人や試しに使ってみたい方におすすめです。シンプルなデザインは初心者はもちろん男女問わず使いやすく、汎用性の高いダンベルといえます。

ダンベルのトレーニングは両手で持ってあげる腕や肩のトレーニングだけでなく、全身を鍛えられます。ベンチに寝て両手でダンベルを持ち上げると大胸筋・三角筋前部・上腕三頭筋などの胸のトレーニングが可能です。

ダンベルを持ち脚を肩幅に開いた姿勢でスクワットを行えば、大腿四頭筋・ハムストリングス・大臀筋が鍛えられます。脚を前後に開いてダンベルを持った腕を下げた状態でゆっくり腰を下ろすトレーニングも同じ効果です。ダンベルは腕だけでなく下半身も鍛えられます。

購入したばかりの新品のダンベルは、油の臭いやぬめり、ラバーコーティングのゴム臭を強く感じる場合があります。臭いが気になってトレーニングにならない方もいるほどです。

油やゴムの臭いは、時間の経過とともに薄れていきます。しかし、すぐにダンベルを使いたいときは洗剤を使って洗い流し、通気性のいい場所に置いておきましょう。

重量を変えられる可変式ダンベルが1つあれば、使いたい重量ごとに複数のダンベルを用意する必要がなくなります。ぜひ今回の記事を参考にして可変式ダンベルを導入し、最適な負荷をかけながら効率的にトレーニングを行いましょう。