買ってはいけないスマホ｜見分ける方法を徹底解説！

毎年、性能や機能がアップデートされた新機種が発売されるスマホ市場。さまざまな値段帯でたくさんの製品が販売されていますね。いろいろな製品を見比べ、自分の所持しているスマホの機種変更を考える方もいるのではないでしょうか。

ただ、「機種変更でコストを抑えた格安スマホを選んだものの、使いにくくて後悔した…」といった声も。「今回こそはスマホ選びで失敗したくない！」「機種変に際して避けるべき機種の特徴を知りたい」方もいますよね。

この記事では、選んではいけないスマホやその特徴を詳しく解説します。また、スマホを比較する際のポイントや、機種変更におすすめのスマホについてもご紹介。機種変更の際に押さえるべき要点をしっかり把握したい方は、ぜひご覧ください。

評価が低くなる要因はさまざまですが、特に多いのは電源が勝手に落ちる・再起動する・動作が重いといった点。また、画面の色味がおかしくなる・サポートの対応に不満がある・マイナーなOSになじめないとの報告もよく見られます。

まず注目するポイントは値段です。あまりにも値段が安いものは警戒しましょう。CPUのランクが低く、搭載されているメモリが少ない傾向にあるため、最初は問題なくてもすぐに動作を重く感じるようになります。

近年、大手メーカー以外からも各所からオリジナルスマホが販売されています。安く手に取りやすいものが多いですが、こちらも注意。

使い始めは問題ない場合が多いですが、アプリの起動に時間がかかるようになったり、通話時に相手の声が聞こえなくなったりと、コスト削減による不具合が出るようになります。

画面や本体の大きさもチェックしましょう。大画面のスマホはどうしても重くなり、操作に両手を使うため操作性が悪くなります。

逆に、コンパクトなものはバッテリーが小さく持ちが悪い傾向があります。また、画面が小さすぎると見づらく感じる場合もあるため、ほどほどのサイズ感を選びましょう。

コンデジに迫るような高画質の写真を撮影できるのも、スマホの持ち味ですね。カメラ機能にこだわる人は、広角レンズが搭載されているか確認しましょう。広角レンズがないと、室内のような狭い場所で画角の広い写真が撮れません。

レンズのみ後付けも可能ですが、カメラ機能重視の人には不便に感じる可能性があります。

折りたたみスマホも、避けた方が無難です。折り畳み部分はどうしても耐久性が低くなるため、故障の原因になります。また、操作のためにいちいち開く動作をするのもストレスになりやすく、過去に発売された際もあまり受け入れられませんでした。

スマホの形状としてもまだ洗練されておらず、ストレスなく使えて満足感のある製品を求める人には向きません。

購入前にレビューを見た際に初期不良の報告が目立つ製品にも警戒しましょう。サービスセンターとのやり取りが面倒なうえ、当たり前ですが修理期間はスマホが使えません。

スマホを複数台所持しているならカバーができますが、1台しか持っていない場合は各所に重要な連絡ができなくなる・データが消えるリスクが高くなります。

近年よく名前を聞くようになった中華メーカー製スマホも要注意。OSに馴染めず使いづらく感じたり、以前使えていたアプリが使えない可能性があります。中華メーカーに関しては後の項目でも詳しく解説するので、そちらもチェックしてくださいね。

SONYから発売されているスマホ「Xperia」シリーズに、あまりいい評判がない印象を持っている方もいるのではないでしょうか。これは、以前海外メーカーから安く高品質なスマホが発売され出した時期に

• 価格の割にスペックが悪い
• 画面サイズが微妙
• 通話品質が悪い(よく途切れた)

といった評価の悪い機種の発売が重なったので、相対的に評判の悪い口コミが広がってしまったためだと思われます。現在は、価格帯は高いものの機能や性能は申し分ないスペックのため、過度に警戒する必要はありません。

ここでは、あまり良くない評価が集中している機種とその口コミをご紹介します。

以上、この機種の悪い口コミをまとめると、

• 突然再起動する
• 本体が熱を持つ
• 動作が遅い

このような点で不満を覚える方が多く見受けられます。

以上、この機種の悪い口コミをまとめると、

• 処理速度が遅い
• 操作に対するレスポンスが遅い
• 液晶の性能がいまいち

このような点で不満を覚える方が多く見受けられます。

以上、この機種の悪い口コミをまとめると、

• 動作不良が頻発
• レスポンスが悪い

このような点で不満を覚える方が多く見受けられます。

連絡用に使うだけだからと格安スマホを選ぶと、その分快適性が落ちる傾向にあります。スマホの性能には、以下のスペックが大きく関わっています。

• CPU
• RAM
• ストレージ

フリーズ・再起動・電源が落ちる・動作が重いなどの動きに関わる不具合はほぼこの3つのスペックが不足しているために起こり、動作が安定しないためバッテリーの持ちにも影響します。

【AndroidスマホのCPU一部】

※Snapdragonは数字が大きいほどスペックが高いですが、そのほかのOSは必ずしもそうとは限りません。

【iPhoneのCPU一部】

RAMは、ゲームを快適に楽しみたいなら8GB・ストレスなく日常使いするなら6GB・ライトな使い方でも4GBは確保しましょう。

また、ストレージは本体システム含めての内蔵容量を示しています。カメラで写真をたくさん撮る・いろいろなアプリをダウンロードしたい・データの整理・移行が苦手な人はストレージ容量が大き目なもの（最低でも64GB程度）を選ぶと、長期間快適に使うことができます。

ハイスペックな機種は、さまざまな機能や快適なレスポンスが魅力的な代わりに、バッテリー持ちが悪くなる傾向にあります。これは、本体に搭載されている機能やスペックにバッテリーが追いついておらずに起きる現象で、ある程度は割り切りが必要です。

バッテリーの持ちを重視するなら、省エネ性能を謳う製品を選ぶ・ファームウェアの更新を待つなどして対処しましょう。

機種変の際は、本体・画面のサイズもしっかり確認しましょう。特に今まで片手で操作していた人が、大きいサイズのスマホに買い替えたい場合は要注意。

想定より画面が大きかった場合、文字入力やブラウザの操作が片手でしづらくなりストレスを感じる場合があります。選ぶ際には、自分が使っているスマホのサイズを確認しましょう。実店舗で実際に手に取れれば最善です。

買い替えの際に盲点になりがちなのが、本体の重さ。片手で操作していたり寝スマホしたりすると疲れる・長時間通話すると手や腕がだるくなるなど、普段の生活の中で地味にストレスに感じる場合があります。

また、カバーを付けて使用する場合はカバーの重さも加えて考えなければなりません。数字だけでは実感しにくいので、こちらも実際に手に取って比較するのが理想。ただ、軽量なスマホはバッテリー容量が少ないものが多いため注意です。

欲しい機能が搭載されているか・液晶面のデザインもチェックしましょう。

＜例＞

• 防水性能
• おサイフケータイ
• USB-TypeC（オルタネートモード対応）
• ベゼル・ノッチの大きさ
• 物理ホームボタンの有無　　…

スペックだけではなく、総合的に見て判断することが大切です。自分の使い方を考えて、仕様をきちんと見極めましょう。

購入前に、レビューサイトで口コミをチェックするのも有効です。フリーズや再起動が頻発するなどの不具合がある場合は、レビューで報告される場合が多いためです。

チェックしたいポイントとして、

• バッテリー消耗・消耗具合
• 初期不良報告がないか
• 液晶の破損しやすさの報告がないか

などが挙げられます。不具合に悩まされないように、口コミのリサーチもしっかり行いましょう。

まず狙いやすいのは、機種変更（MNP）のタイミング。各種通信業者のキャンペーンでスマホの本体価格が割引されることが多いため、通信料やプランの見直しと同時に、新しいスマホをお得に手に入れることができます。

一括での支払いに抵抗がある時も、本体の分割払いが通信料の支払いと同時にできれば手間がかからないのもメリットですね。その他にもさまざまなキャンペーンが各社から発表されているので、よく比較して決めましょう。

中古ショップを覗くのも1つの手です。型落ちモデルや多少使用感があるものの問題なく動作するモデルを、通常の値段帯より安く購入することができます。また、店舗によっては保証が付けられる場合があり、故意の場合を除けば修理・バッテリー交換などが可能です。

最近よく耳にするオークションサイト・フリマサイトでの個人間のやり取りは、動作確認不足や取引の際のトラブルなどのリスクが高いため、おすすめしません。

「スペックは低くていいから、とにかく安いスマホを！」「2台目を安く購入して補助的に使いたい」という方もいますよね。その場合は、この記事で述べたような低スペックスマホの特徴とリスクを理解したうえで購入しましょう。

ここ最近、Googleの中国締め出しでHUAWEIが独自OSになったのをご存じの方もいますよね。HUAWEI独自のHUAWEI Mobile Service(HMS)では、

• Google Playストア
• Gmail
• Google Chrome

などのGoogleの提供する各種サービスの、アプリ上での利用ができません。ブラウザを介すれば利用できる場合もありますが、利便性は大きく落ちます。

出荷時の段階でGoogleサービス（GMS）がインストールされている中華スマホなら今後も問題なくGoogleのサービスを利用することができますが、ライセンス失効後のGMS非搭載端末は今後どのような動きがあるか不透明です。

また、その他の中華スマホメーカーであるxiaomi（シャオミ）・ASUS（エイスース）なども、今後規制がどのように影響するか分かりません。検討の際は、十分注意して選びましょう。

さまざまな製品が溢れるスマホ市場。スマホ選びを失敗しないためには、事前に下調べをしっかり行い口コミ情報を集めることが必要です。この記事を参考に、自分に最適な機能とバランスの取れたコストのスマホを選びましょう。