テント収納袋のおすすめ10選｜代用品はある？破れたときの補修方法も

初めてのキャンプで使用したテントを撤収後、「たたんで付属の収納袋に入れようとするも入らない。買ったときはきれいに収まっていたのになぜ？」これはキャンプ初心者の多くが経験します。

無理に押し込もうとしても袋からはみ出してしまったり、最悪の場合収納袋が破けたりする可能性もあるので注意が必要です。とはいえ、テントはしっかり収納袋に入れないとかさばってしまい、持って帰るのが大変です。

そこで今回は、テント収納のコツや万が一収納袋が破れたときの代用品、収納場所や手作り収納袋、おすすめのテント収納袋・収納バッグ・収納ケースについて解説します。さらに、意外な便利グッズも紹介するので、テント収納にお困りの方はぜひ最後まで読んで役立ててください。

テントをたたんで収納袋に入れようとしても入らない理由は、たたみ方に問題がある可能性が考えられます。当然ですが使用後もテントのサイズは変わらないので、たたみ方のコツを覚えるのをおすすめします。

ポイントは最初にたたみやすいよう四角形にしてから収納袋に入る幅に整えます。その後、空気を抜きながらたたむと簡単です。では具体的な手順をご紹介します。

1. テント・フライトシートを地面に広げる
2. 端の飛び出ている部分を内側に折り四角形になるよう整える
3. 収納袋に入るサイズになるよう外側から折りたたむ
4. 横幅が決まったら空気を抜きながらまとめ収納袋に入れる

ポップアップテントは、収納袋から出して広げるだけで簡単に設営できます。設営は簡単なもののフレームの反発力があるため、たたむのに苦労する人も多いようです。たたみ方には少しだけコツが必要ですが、自宅で何度か練習して本番までにスムーズにたためるようにしておきましょう。

1. シートを中に入れフラットにする
2. 底部を足で抑えながら上部を手前に折り曲げる
3. 底部と上部が重なり合った部分を足で押さえながら左右のフレームを持ち内側にたたむ
4. はみ出たシートを内側に入れながら形を整え収納袋に入れる

※注意：音が出ます

キャンプ中に雨が降った場合はテントが濡れる上、雨以外にも夜間に結露が発生してテントが湿る場合があります。収納袋を選ぶ際は、濡れたテントを入れても大丈夫なように防水性をチェックしましょう。濡れたテントを収納した袋をそのままにしておくと、中にカビが生えるので裏返してしっかり乾燥させてください。

荷物をコンパクトにまとめたいのであれば、圧縮できるコンプレッションスタッフバッグをおすすめします。テントをたたんでバッグに収納した後、ベルトや紐でまとめておくと大型テントも小さくなり、持ち運びに便利です。各アウトドアブランドでも発売されているので、気になる人はチェックしてください。

手頃な収納袋が見つからない、または毎回小さいサイズにたたむのが面倒な場合は、収納ボックスに入れる方法もあります。収納ボックスにもいくつか種類がありますが、折りたたみ式のコンテナボックスであれば、使わないときはコンパクトになるので置き場所を取りません。さらに、キャンプ道具一式を入れて持ち運べるので便利です。

キャンプ直前にテント収納袋が破けたり、テント収納袋を探しても見つからない場合は、代用品で間に合わせる手もあります。バレーボールやバスケットなど、複数のボールを収納できるボール用バッグや、スキー・スノーボードケースでも代用可能です。

コンパクトなテントであれば、セリアの「連結できるコーティング袋」や、ダイソーの「ドライバッグ15L」でも代用できます。いずれも多少濡れても対応でき、価格が安いので取り入れやすいのが魅力です。

既製品には気に入ったデザインがなく、ミシンが使える人はテント収納袋を手作りするのもいいかもしれません。生地の色・柄・デザインは好みに合わせて選べますし、オリジナル感が出ておしゃれに見えるメリットもあります。

キャンプ場でも人とかぶらないのでおすすめです。ただし、丈夫な生地は割高のため、既製品を買うよりも高くつく場合があります。既製品と比較した上で、予算と相談しながら決めてください。

テントの収納袋は自作でも作れるので、補修も自分でできます。小さな破れの場合は、市販のテントリペアシートを購入して貼るだけです。ジッパー部は大きく引っ張る力がかかるので、裂けてしまいがちな場所です。

大きく破れた箇所の補修は、布やリペアシートをあててミシンで縫って補修する人もいます。破れた箇所よりも大き目のあて布を用意するのがポイントです。多少引っ張ってもほつれないように念入りに縫って補強してください。

オフシーズンに自宅でテントを収納する際は、風通しのいい湿気の少ない場所で保管しましょう。湿気が多い場所で保管するとカビが生える可能性があるからです。大きさがあるので屋外に収納したくなりますが、屋外の物置は湿気が多く、屋外に出しっぱなしでは紫外線で収納袋やテントが劣化する可能性があります。

そのため、できるだけ室内の風通しがよく湿気が少ない場所で保管しましょう。また、収納時にはテントをしっかりと乾かした後に乾燥剤を入れておくと安心です。長い間キャンプをお休みする場合は、時々テントを出して日陰干しするのもおすすめです。

テントの種類によっても収納方法は変わりますが、コツさえ覚えておけば撤収時に収納袋に入らないと頭を悩ませずに済みます。収納袋は汎用品もありますし、代用品でも十分使えます。紹介した収納アイデアを参考にして、それぞれのキャンプスタイルに最適と思えるテント収納方法を見つけてください。