リージョンフリーDVDプレーヤーおすすめ15選｜リージョンフリーとは？見分け方も

DVDは、一見世界中どこでも同じサイズと盤面の製品が販売されているように思われますが、世界中のどのDVDプレーヤーでも再生できるわけではありません。一般的なDVDソフトには「リージョンコード」と呼ばれるコードが設定されています。

リージョンコードとは、DVDの発売地域に応じて設定される「地域番号」です。このリージョンコードが合致したプレーヤーでなければ、DVDは再生できません。ただし、すべてのリージョンのDVDソフトを再生できる「リージョンフリー」は、海外のDVDが視聴できるプレーヤーとなります。

そこでこの記事では、リージョンフリーとはどんなものなのか、DVDに設定されているリージョンコードの見分け方やおすすめのリージョンフリーDVDプレーヤーについて詳しく解説していきます。

そもそも、DVDに設定されているリージョンコードとはどのようなものなのか分かりづらいですよね。そこで以下では、リージョンコードがDVDに設定されている意味やリージョンコードの種類、映像方式との関係などについて解説していきます。

リージョンコードは、DVDの販売地域に合わせて地域情報を記録したコードです。DVDにリージョンコードが設定されている理由は、再生可能な地域を限定し著作権の保護をすると同時に、その地域の市場を保護するためです。

基本的に、リージョンコードはDVDが販売されているエリアに設定されているため、他地域へ持ち出して再生しようとしても、通常はコンテンツの視聴はできません。ただし、リージョンフリーのDVDプレイヤーなら再生可能。リージョンフリーのDVDプレイヤーは違法ではなく、販売・購入しても問題ありません。

リージョンコードは以下の9種類が定められており、一部のリージョンコードは一般的なDVDには使用されず、未使用となっているコードもあります。また、リージョンコード「0」は正確には「ALL」と表示され、いずれのリージョンでも使用できるのを示します。以下におおまかな見分け方の表を掲載しているので、参考にしてください。

上記の表でわかるように、1つのリージョンコードには複数の国や地域が設定されています。しかし、リージョンコードが同じだけではDVDの再生はできません。DVDを再生するには「映像方式」も合致していなければならないからです。

世界の映像方式は、主に以下の3種類があります。

• NTSC：日本、アメリカ、韓国、台湾など
• PAL：大半の西ヨーロッパ、中東、ブラジル、オーストラリアなど
• SECAM：フランス、ロシア、東ヨーロッパなど

西ヨーロッパは日本と同じリージョンコード「2」ですが、映像方式がPALまたはSECAMであるため、ヨーロッパで販売されたDVDは日本の一般的なDVDプレーヤーでは再生できないパターンになります。

リージョンコード一覧にも登場したリージョン「0」は「リージョンオール」と呼ばれる場合もある、すべてのリージョンで使用できる「リージョンコードフリー」を意味します。リージョン0のDVDは、どのエリアのDVDプレーヤーであっても、映像方式が合致していれば視聴可能です。

つまり、通常は再生不可能なアメリカ・韓国・台湾で販売されているDVDソフトでも、リージョンフリーのDVDプレーヤーであれば映像方式が共通であるため、再生できるのです。

基本的に、DVDプレーヤーは室内に据え置きのテレビに接続して使用する場合が多い製品です。そのため、据え置きタイプを想定してDVDプレーヤーを選ぶ人も多いものですが、中には外出先でもDVDを見たい場合も出てきます。

外出先でもDVD鑑賞をしたい場合は、据え置きタイプよりも外付けUSBポータブルタイプの方がおすすめです。リージョンフリーのDVDプレーヤーもポータブルタイプの製品が販売されているので、DVD鑑賞をする場所や設置方法で据え置きかポータブルかを選びましょう。

ポータブルDVDプレーヤーを選ぶ際は、ブルーレイディスクに対応しているかもチェックしておきましょう。ブルーレイが再生できるプレーヤーは、DVDやCDにも対応しているのでより多くのメディアが視聴できます。

また、ブルーレイディスクならDVDよりも映像がきれいに映り、市販の映画などでは未公開シーンなどの映像特典も楽しめます。

DVDプレーヤーから映像をテレビに出力するための端子にも、複数の種類があります。その一種である「HDMI端子」で接続すると、1本のケーブルで映像や音声をデジタル信号で伝えられるため、劣化しにくく美しい映像と音声が楽しめます。

HDMI端子は、現在販売されているテレビのほぼすべてに搭載されており、DVDプレーヤーにも搭載されていれば、HDMIケーブルでテレビと接続し、より鮮明で高音質なコンテンツを視聴可能です。

リージョンフリーのDVDプレーヤーは、国内メーカーはもちろん海外メーカー製のものも多く販売されています。国内メーカーであれば問題なく日本語で使用できるところですが、海外メーカーの製品の中には、日本語に対応していない場合があります。

英語で使用できるのであれば特に問題はありませんが、DVDの操作は日本語ではないとわからない、使いにくい場合は、日本語メニューが搭載されているかは、必ず確認しておきましょう。

「CPRM」とは番組を一度しか録画できない、録画した番組を別のメディアにコピーできないなど、デジタル放送を録画する際にコンテンツの著作権を保護するための技術です。CPRM対応のDVDにはこの制限がかけられているため、CPRMに対応したDVDに録画されたコンテンツは、非対応プレーヤーで再生できません。

DVDに録画した著作権保護コンテンツを視聴したいのであれば、CPRM対応のDVDプレーヤーが必要です。

ポータブルタイプのリージョンフリーDVDプレーヤーを選ぶときは特に、持ち運びやすさに直結するサイズや重量を確認しましょう。大きすぎ、重すぎるDVDプレーヤーかどうかはチェックポイントです。

据え置き型の場合も、設置場所に収まる大きさかどうかは確認しておくべきです。別のDVDプレーヤーを使っていた場合、新しいDVDプレーヤーは前のものと同じ、または前よりもコンパクトなサイズを選べば、問題なく設置できます。

持ち運びしやすいポータブルDVDプレーヤーには、車載用のDCプラグが付属されたものや防水仕様など、さまざまな機能があります。そのため、プレーヤーの機能性をチェックして選んでみるのもおすすめです。

防水仕様のものなら、キッチン・浴室・車内などお気に入りの場所でスキマ時間のリラックスタイムにDVDが楽しめます。

リージョンフリーのDVDプレーヤーがあれば、海外で販売された映像ソフトを自由に視聴できます。映画やアニメなどの映像コンテンツのほか、語学学習にも活用できる海外のDVDをリージョンフリーのプレーヤーで楽しみましょう。