屋外物置のおすすめ16選｜庭用の倉庫に！高コスパの安い物置も

屋外物置は、置けるスペースがあるなら設置しておくとたくさんのメリットがあります。たとえば、年に数回ほどしか使わない、アウトドア用品やスキーやスノボーなどを収納したり、車のタイヤを保管したりする場所にもなります。サイズ別や機能性に合わせてさまざまな大きさがあるので、用途に合わせて選びましょう。

自転車を収納できるサイズの屋外物置なら、自転車の汚れやサビ防止だけではなく盗難防止にも役立ちます。また、捨てられない思い出の品や、使う機会があまりない物などを保管しておけます。劣化が心配な人には、虫が入らないものもおすすめです。

さらに、いざという時の防災用品を保管しておく場所としても最適です。今回は、口コミと共に、大手メーカーのイナバやヨドコウ・タクボなどのおすすめ屋外物置を大型・小型に分けて紹介します。この記事を参考にし、庭・倉庫に合わせた野外物置を見つけてください。

屋外物置は購入する前に、設置場所の環境をしっかりチェックしておくのをおすすめします。配置する際は、安全面を考えて地盤が柔らかい庭や風当たりが強い場所は避けましょう。 エアコンの室外機や給湯器付近も避けた方が無難です。

屋外物置のサイズは、設置する場所の寸法を基本にしますが、ピッタリサイズではなく、壁やフェンスなど壁から少し隙間を開けて設置するのが基本です。メーカーによっては、左右と後方ともプラス約10cm～20cmの隙間が必要としているところも多いようです。

設置場所の寸法は、この隙間を開けた箇所を目安に測りましょう。大きさは、収納する物の大きさだけではなく、長く使う場合を考えライフスタイルに合った余裕のサイズで選ぶのがおすすめです。サイズは、家族構成や引っ越しの予定なども目安にしましょう。

屋外物置の設置場所のスペースが広く、ワイドで大型の屋外物置が置けるなら広い間口のタイプがおすすめです。大型の屋外物置なら、ゴルフバックやスキー板などの高さがあるものから、横幅のスペースをとる自転車やタイヤまで倉庫感覚で使えるので中の物を出し入れする時は間口が広いと使いやすいです。

屋外物置も大きなタイプになると、扉も3枚扉やシャッター式などが主流です。大きく扉が開くので、特に毎日使うような自転車を出し入れするのもかなり楽です。ただ、間口も広い大型の屋外物置は十分なスペースのある設置場所にしましょう。

屋外物置には、高さがあるものを入れられるスペースと、何段かの棚が付いているハーフ棚タイプの商品があります。高さがあるものと小さめのものを一緒に収納する場合におすすめの物置です。

さらにハーフ棚にには左右どちらかに高さがある物を入れられるタイプと、奥に棚があり手前に高さがある物を入れられる前後タイプの物置があります。たとえば、収納する物がクーラーボックスや灯油タンクなど奥行きがある物なら左右にスペースがあるタイプがおすすめ。

逆に奥行きのない物が中心なら、手前にスペースがある前後のタイプにするなど収納する物に合わせると使いやすいです。また、前後タイプは間口が広い屋外物置なら頻繁に使う自転車などを手前に収納するのがおすすめです。

ガーデニング用品や子どもの砂場遊び用おもちゃなど、庭で使う小物をちょっとしまっておきたい場合には小型物置がおすすめです。中でも可動式の棚板が付いていて整理整頓しやすい全棚タイプが使いやすいです。

特に薄型物置は奥行きが狭いため収納したものをすぐに取り出しやすく、設置スペースも少しで済みます。また、付属している棚板の枚数も事前にチェックしましょう。もしも足りなくなった場合には追加注文できる場合がほとんどです。

屋外物置の定番は、片側を開くともう片側が閉まる2枚扉タイプです。昔からのスタンダードな物置なので馴染みやすさは抜群です。取り扱いの種類も豊富で幅広い価格から選べるという特徴も。ただし、2枚扉の物置は真ん中に収納したものが取り出しづらいデメリットもあります。

屋外物置には3枚扉の商品もあります。2枚扉は一般的で小さいサイズから大きいサイズまで幅広い屋外物置に対応していますが、2枚扉は真ん中に収納している荷物の出し入れに少々手間がかかります。

一方、3枚扉の場合は扉が2/3で開くので、真ん中の荷物も端の荷物でも出し入れしやすいメリットがあり、間口の広さで選ぶなら3枚扉がおすすめです。3枚扉なら、かなりオープンになるのでいろいろな物を出し入れするのに使いやすいです。

ストッカータイプの物置は、ベランダや屋外だけに限らず、屋内や庭先・玄関先などに置くのも可能で、普段使わない季節用品やレジャー用品・ガーデニング用品をしまっておくのにおすすめです。横長なものや低いものを選べば、スペースも取りません。

また、ある程度の密閉性があって臭いが漏れないものであれば、ゴミ収集日までの仮置き場に使用するのもおすすめです。さらに、耐重性がしっかりしているものであれば、踏み台や椅子代わりに使えます。

片引き込み式2枚扉タイプの物置は、扉の3分の2を開ける仕様。選ばなかった方の扉は固定されてしまいますが使いやすいように左開き・右開きのどちらかをあらかじめ選べます。

また、比較的サイズ感は大きいので、物置の中に入って物の出し入れや整理ができますよ。自転車やタイヤなど、大きめの荷物が多い方におすすめです。

引き戸タイプと違い、全面オープンで間口を広げて出し入れできるのが、両開き戸タイプの屋外物置です。手前に開ける一枚扉のものもあります。ガーデニング用品など、中にある物を頻繁に出し入れするのにおすすめのタイプです。

扉が全開するので、どんな物でも出し入れしやすく、中に入っている物が一目瞭然で整理整頓しやすいです。また、ガーデニングで使うスコップなど、かさばらない物なら扉の内側にフックを付けて吊るしておくなどの使い方もできます。

木製の屋外物置の中には、観音開きタイプで天板部分が開くものもあります。天板部分が開くタイプも必要な物だけを取り出しやすく使いやすいです。

開け閉めが簡単なシャッタータイプの物置は自転車や原付など、日常的に使うものを入れておきたい方に特におすすめです。屋外に物置を設置する場所がない場合でも、このシャッタータイプであれば扉の開閉スペースを確保せずに置けます。

ただし、強風が吹いた場合にめくれあがる可能性があります。また、物置の種類によってはシャッターのすべりが悪かったり重かったりする場合もあるので、購入前に確認するのがおすすめです。

屋外物置を耐久性で選ぶなら金属製のものがおすすめです。主にスチールやガルバリウムなどが金属製の物置で使われていますが、腐食に強く雨があたる場所に設置しても劣化しにくいといわれています。

また、雨だけでなく日光や紫外線にも強いとされているため、屋外物置では金属製を選ぶ方が多い傾向です。金属物置の中にはさびを予防するためのパウダーコーティングが施されているものもありますよ。

木製の屋外物置のメリットは、なんといっても自分好みにアレンジ・リメイクできる点です。もちろんそのままの状態で使ってもいいですが、色を塗り替えたり何かを付け加えたりと使いやすい仕様にできるのは嬉しいですよね。

また、木製の屋外物置はおしゃれなデザインのものが多い特徴もあります。そのため、外観にこだわりたい方や家のデザインと統一したい方は木製の屋外物置がおすすめです。

ただし、木製はダメージを受けやすく雨や紫外線・害虫などの影響に気を付けなければなりません。定期的なメンテナンスはもちろんですが、屋根に水がたまらないよう天板に傾斜が付いているものや防水加工が施されているものを選びましょう。

プラスチック製の屋外物置は、ほかの素材の物置と比較しても圧倒的に軽いです。そのため、物置の場所を定期的に移動したい方はこのプラスチック製を選ぶのがおすすめだと言えます。

また、腐食やサビの心配がなくお手入れが簡単なのも特徴の1つ。水洗いもできます。ただし、紫外線には弱いので、なるべく紫外線のあたらない場所に設置するのが理想的です。

屋外物置も雪が多く降る地域は注意が必要です。一般的に屋外物置の天板は、60cm以下までの積雪に対応した商品になっています。

雪が多く降る地域は、積雪に耐えられる屋外物置にするか、天板がやや傾斜しているタイプで雨水や雪が溜まらないような構造になっている商品がおすすめです。積雪に耐えられるタイプは、最大100cmまで対応できる商品もあります。

また、天板が傾斜されているタイプは、隣の家の敷地に雨水や雪が落ちてしまわないように設置場所も注意しましょう。他にも天板の結露を防ぐタイプや、地下の水分が凍って霜柱のようなものができ地面が盛り上がるなどの寒冷地独特の風土に対応した屋外物置もあります。

濡れて困る機材などを収納したい場合には、防水性の高い材質の物置を選びましょう。ただし、完全に濡れないわけではなく湿気の影響は受けますし、炎天下では室内温度も50℃を超える場合もあるので収納するものは素材などを確認してください。

防水性能のある材質は、アルミニウム製・スチール製・ガルバリウム製・プラスチック製があります。どれも完全防水なわけではありませんが、雨風には強いのでおすすめです。

玄関の脇や庭など、家の外観や庭の雰囲気を壊さない屋外物置ならデザイン性のある商品もおすすめです。おしゃれな屋外物置には、木製のウッドタイプやアンティーク調でガーデニングの雰囲気などにもなじみやすい物置もあります。

おしゃれなタイプは、縦長から横幅が広いタイプなどさまざまですが、それほど場所をとらず玄関先や庭のスペースにも置きやすいタイプが多いです。ただ、木製などのウッドタイプなどは耐久面や防水性が低い商品もあります。

素材によっては、陽があたる場所や直接雨があたるような場所では使えないタイプもあるので、外観だけではなく実用性のあるタイプを選ぶのがベストです。

屋外に設置する物置は防犯面も配慮が必要です。タイヤなどの盗難やいたずらなどの心配があるなら鍵付きの屋外物置がおすすめです。最近は、ほとんどの物置に鍵が付いていたりしますが、鍵は別売りでも取り付けられるような構造になっています。

また、鍵ほどしっかりしたものではありませんが、風などの自然の力で扉が開いたりしないように、ボタンやレバー操作でロックできる屋外物置もあります。毎回、開けるたびに施錠するのが面倒なときや小さいお子さんが開けないようにするときなどにおすすめです。

購入する際は、組み立てが必要かどうかもチェックしておきましょう。通販で買う場合は組み立て式であるケースが多いです。自分で組み立てるのが困難な方は、すでに組み立てられた状態の物置であるかを確認してください。

100人乗っても大丈夫といったキャッチフレーズでお馴染みのイナバ物置。オフィス倉庫やガレージなどを取り扱う老舗、稲葉製作所を代表する商品です。

イナバ物置に使われている素材には厚い鉄板が用いられており、耐重性にかなり優れているため、豪雪地帯での使用にもおすすめされていますよ。また、独自でおこなわれている耐久・安全テストにクリアした物置ばかりなのも安心です。

溶融亜鉛や鋼板を取り扱う淀川製鋼所で取り扱われているヨド物置には、耐久性に優れているガルバリウム鋼板が使われているといった特徴があります。このガルバリウム鋼板は、耐久性に優れているだけでなくサビにも強いと言われている素材です。

そのため、屋根のない場所に物置を設置したい場合に特におすすめできるブランドだと言えます。ガルバリウム鋼板は自然にも優しい素材で、その点でも高ポイントですね。

自転車置き場やパイプ棚などを取り扱う田窪工業所のタクボ物置は、ペアリング入りローラー方式を採用している屋外物置が多いです。

ペアリング入りローラーの物置は、開閉がなめらかでスムーズといった特徴があるため、快適に物の出し入れをしたい方や頻繁に物置を開ける方に特におすすめだと言えます。また、開閉のなめらかさだけでなく取っ手部分の握り心地もいいと評判です。

屋外物置は、実店舗であればカインズなどのホームセンターで購入できます。また、コストコや個人の金物店などでも取り扱っている場合があるのでチェックしましょう。幅広い商品を比較して購入したい場合にはネット通販がおすすめです。組み立ては自分で行うケースが多いです。

屋外物置を設置するタイミングは、新築で一戸建てを建てたあとやリフォーム時など事前に準備しておくのがベターです。また、ものや趣味が増えた際にも検討してみましょう。

少しでも安く物置を購入したい人は、アウトレットで購入するのもおすすめです。フジ産業などアウトレット展示場に力を入れている物置メーカーも多いので、ぜひチェックしてみてください。いいものが安く購入できる場合があります。

物置に隙間があると、中に虫が入り込んで住み着いてしまう可能性があるため、利用した後はきちんと戸締りをしておきましょう。より入念に虫対策をするなら、物置用の虫よけを設置しておくと安心です。

物置を設置するにあたって、台風の際の安全性も考慮しなければなりません。屋外物置の種類によっては扉がめくれてしまったり倒れてしまったりといった可能性があるので、あらかじめ固定したり万が一倒れてしまっても大丈夫な設置場所を決めておきましょう。

おすすめな方法としては、物置を設置する場所の下にコンクリート基盤を作る・家の外壁や屋根と物置をワイヤーで固定するなどが挙げられます。また、隣家がある場合は隣家側ではなく、住宅の裏などに設置するようにしておくと被害が抑えられるのでおすすめです。

ここまで屋外物置のおすすめ商品を紹介してきましたがいかがでしたか。屋外物置は、大小に関わらず1つでも設置しておくとさまざまな使い方ができます。普段使わない物から外で使うものまで屋外物置に収納しておくと、玄関や家の周りの雑然とした雰囲気がなくなりスッキリとした印象になりますよ。