芋けんぴのおすすめ人気7選｜高知県の有名商品や人気商品も

高知県の郷土菓子である芋けんぴは、昔ながらのお菓子として多くの方に親しまれています。サツマイモを油で揚げて砂糖蜜をからめただけのお菓子ですが、硬めの食感と口に広がる素朴で優しい甘みが特徴です。しかし、若い方をはじめ、商品は知っているけど食べた経験がない方もいますよね。

実は芋けんぴは、美味しいのはもちろんサツマイモを使っているため食物繊維が豊富でビタミンが含まれており、ヘルシーなお菓子です。また、芋けんぴは芋屋金次郎などの有名店もあり、最近ではデパートで販売されているギフトにぴったりの高級な芋けんぴもあります。

本記事は、そんな芋けんぴの魅力・塩けんぴなどの味付けや鹿児島などの芋の産地などから選ぶ方法・お取り寄せできる「澁谷食品」や「南国製菓」などの人気メーカーや有名店を詳しく解説します。さらに、スーパーにも売っているかといった解説とあわせておすすめ商品4選も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください

今でこそ全国どこでも食べられている芋けんぴですが、元々は高知県の郷土菓子です。小麦粉を使用する堅干(けんぴ)から派生して作られたと言われています。地域により芋かりんとうの別称もあります。また、手軽に食べられてカリカリと美味しい芋けんぴには体にいい食物繊維やビタミンC・E、カリウムが含まれているのが魅力です。

さらに、芋けんぴには精神安定の効果があります。芋けんぴは歯ごたえがありよく噛むため、そのリズム運動やサツマイモに含まれるビタミンB群により、心を穏やかにする神経伝達物質「セロトニン」が分泌されたり自律神経の安定につながるためです。

ただし、揚げ調理をして砂糖でコーティングしているためカロリーは高く糖質も多いです。また、体にいい食物繊維もとり過ぎると逆に便秘になるため、食べ過ぎには気を付けましょう。芋けんぴは1日40gを目安に食べると、美味しく健康効果も期待できます。

一般的に芋けんぴと呼ばれるものがこの糖蜜味です。スティック状にカットしたさつまいもを油で揚げ調理を行い、揚がったさつまいもを砂糖を溶かした糖蜜に漬けます。カリカリとした食感が楽しい昔ながらの芋けんぴです。

非常にシンプルですがそれだけに奥が深く、さつまいもの品種で味が変わるのはもちろん、カットするさつまいもの太さ・揚げ調理に使用する油の種類・糖蜜に漬け込む時間によっても大きく味わいが変わってきます。ぜひ自分の好みの芋けんぴを探してみてください。

体にゆっくり吸収され血糖値が上がりにくい希少糖を糖蜜に使用したものや、整腸作用のあるオリゴ糖を使用した商品もあり、健康に気を使っている方にもおすすめです。

高知県の芋けんぴの名店、四万十郷 水車亭が発祥の塩けんぴは、塩をほんのり効かせた絶妙な甘さが特徴です。室戸海洋深層水から精製した華塩と、オリジナルブレンドの植物油が採れたてのさつまいもの甘みと旨味を引き立たせます。

糖蜜に塩を混ぜて糖蜜も浸透しやすくなり、外側は糖蜜でコーティングされたパリパリ感、中は糖蜜が染みたしっとりとした仕上がりになっています。

揚げたおイモに砂糖と塩が合わないわけもなく、あまじょっぱさがとにかくクセになる美味しさでひとくち食べたら止まりません。芋けんぴが好きな方ならぜひ一度試してほしい商品です。ページ下部で実際の商品を紹介していますので、商品選びの参考にしてみてください。

昔ながらの糖蜜味と最近人気の塩けんぴの他にも、いろいろな種類の芋けんぴが販売されています。葡萄蜜を使った洋風な芋けんぴや紫芋を使用した、見た目にインパクトのある商品です。

葡萄蜜はレーズンを絞ってできる果実蜜で、葡萄蜜を使用した芋けんぴは糖蜜とは全く異なる風味を持つ洋風の芋けんぴです。香り高く甘酸っぱい味付けは特に女性に人気が高く、女性へのちょっとしたプレゼントにおすすめです。

紫芋の芋けんぴは、味付けそのものは昔ながらの芋けんぴと変わらぬ糖蜜味ですが、芋の品種が違うため風味もまた変わってきます。他の芋けんぴと食べ比べがおすすめです。

芋けんぴは高知県の郷土菓子ですが、紫イモで有名な鹿児島県・サツマイモの品種「鳴門金時」で有名な徳島県産のものもあります。各産地で品種が違いそれぞれ魅力的な特徴があるため、芋けんぴの味も変わってきます。鳴門金時などを使った芋けんぴはやや高級ですが、産地にこだわって選ぶのもおすすめです。

芋けんぴの太さはすべて同じように見えますが、実は商品によって違いがあります。芋けんぴならではのカリカリとした食感を楽しみたい方・食べ応えを重視する方は太切りの芋けんぴがおすすめです。しかし、太めは噛む力が必要なため、小さいお子様やお年寄りはサクサクと食べられる細切りの芋けんぴを選びましょう。

芋けんぴは長さも種類があります。長い芋けんぴは1個当たりの満足感が高く、短いタイプは一口で食べられる手軽さがあります。しかし、一口タイプはその手軽さからつい食べ過ぎてしまう場合もあるため、決めた量をお皿などにうつしてから食べるのもおすすめです。

芋けんぴは日常的に食べるものから贈り物として使えるものまで、幅広い商品があります。さらに、価格の安い訳あり品も販売されており、予算と用途に合わせた商品選びが可能です。

芋けんぴの製造過程では、どうしても割れてしまい短くなってしまうものがあります。一般的には割れてしまったものは流通せず廃棄となりますが、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングといったネットショップでは店頭に並ばない訳あり品として割安な値段で購入できます。

形が悪いだけでもちろん味は変わりません。正規品よりも安く購入可能なためお得度が高く、芋けんぴをよく食べる方には訳あり品がおすすめです。一袋で大容量のパッケージが多いのもよく食べるには嬉しいですね。

形が悪いため来客時用のお茶菓子などにはあまり向きませんが、日常的に自分が食べるおやつやお茶うけとしては十分です。

貰って嬉しいものは、贈っても喜んでもらえるものです。お土産品・内祝い・お返しなどさまざまなギフトとして使える缶入りパッケージの芋けんぴもあります。

缶入りパッケージは価格帯が少し高くなってしまいますが、その分材料や製法にこだわって作られた一つ上のグレードの商品です。贈り物として芋けんぴ好きにはこれ以上ないほど喜ばれます。もちろん自分へのご褒美として買うのもおすすめします。

缶入りパッケージで有名なのは、高知に芋屋金次郎の店舗を構える澁谷食品です。テレビなどのメディアでもよく紹介されている澁谷食品の缶入りパッケージは、Amazonなどのネットショップでも購入できます。

芋けんぴの本場、高知県には芋けんぴの専門店「芋屋金次郎」があります。地元の人にも愛される超有名店で県外からわざわざ芋けんぴを買いに来るお客さんもいるほどです。そんな芋屋金次郎の母体となるのが澁谷食品です。

澁谷食品は昭和27年創業から芋けんぴ一筋の職人気質なメーカーで、今なお新たなファンを増やし続けています。創業当時から素材と製法は変わっておらず、合成甘味料や保存料などの添加物は一切使用していません。

芋屋金次郎の店頭では、できたての芋けんぴを購入できます。できたての芋けんぴは美味しさも格別です。高知の本店の他、日本橋や福岡にも店舗を出店しています。また、芋けんぴの他に焼酎やソフトクリームも大人気です。オンラインショップからお取り寄せもできるので、ぜひチェックしてみてください。

芋けんぴの本場高知県には、もう一店有名な芋けんぴ専門店「 四万十郷 水車亭(しまんときょう みずぐるまや)」があります。こちらの母体は南国製菓です。澁谷食品に勝るとも劣らない芋けんぴメーカーの大手です。

現在の南国製菓の1番人気は、絶妙な塩味が甘さを引き立てる「塩けんぴ」です。南国製菓が商標登録も行っているオリジナルの商品で、発売するやいなや大人気となりました。もちろん通常の糖蜜味も抜群の美味しさで、何を選んでもハズレはありません。

こちらも公式通販サイトからお取り寄せできるので、ぜひチェックしてみてください。

ヨコノ食品は兵庫県神戸市にある食品メーカーです。国産野菜を使った食品を多く製造・販売しているのが特徴です。そんなヨコノ食品の芋けんぴはシンプルな材料を使って作られています。

とくにおすすめが、紫いもを使った「紫いもスティック」です。素朴な味わいのお菓子で、子どもから高齢者まで幅広い人に食べられています。

芋けんぴは、日本全国のコンビニやスーパーで購入できます。実際に芋けんぴで最も有名な澁谷食品株式会社の芋けんぴ商品は、全国のほとんどの場所で購入可能です。

コンビニやスーパーで買う芋けんぴは、専門店で売られているでき立てよりは美味しさは劣るものの、保存できるのでいつでもどこでも食べられます。もちろん、味も十分に美味しい芋けんぴが最近ではたくさんあります。

美味しい芋けんぴの選び方や、おすすめの芋けんぴをご紹介しました。スーパーやコンビニで手軽に買えるものからお取り寄せできるものまで、さまざまな芋けんぴがあります。どれも美味しそうな芋けんぴばかりで悩んでしまいますが、ぜひ本記事を参考にして自分のお気に入りを見つけてください。