【2023年最新】高燃費のSUVおすすめ12選｜人気モデルを紹介！

軽自動車が好調な一方で、SUVの人気も加熱しています。国内メーカーはもちろん海外メーカーも注力しており、今やSUVは世界的なトレンドになっているのです。さらに、近年ではメーカー各社が相次いでハイブリッド車やディーゼル車を投入し、燃費性を競うようになってきました。

今までSUVの弱点とされていた燃費性は、今やかなり改善されています。そこで本記事では燃費をテーマとして、今人気のかっこいいSUVにフォーカスしました。燃費表記の基準・燃費のいいSUVの選び方といった基礎知識を紹介します。

さらに、記事後半では燃費のいいSUVのおすすめモデルを国産車と外車・輸入車に分けてピックアップします。SUVに興味がある方や選び方に悩んでいるという方は、ぜひ最後までご覧ください。

燃費は「JC08モード」と「WLTCモード」という2種類の基準に則って表記されるのが一般的です。JC08モードは課題点が浮上した10・15モードを改善する目的で2011年に施行された測定方式で、エンジンが冷えた状態から平均速度・最高速度・所要時間・走行距離を測定します。

WLTCモードとは2014年3月に国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラムで採択された、国際的な測定方式です。より実態に近い数値が算出できることから、2018年に日本でも導入が決定されました。

燃費のいいSUVを選ぶには、燃費性能の基準・エンジンの駆動形式といった基礎知識を元に考えるのがおすすめです。ここでは選び方として、4つのポイントを紹介します。

実態に近い数値が計測できるといわれたJC08モードでも、依然として実燃費との乖離が課題になっていました。そんな中、2018年に導入されたのが国際的な燃費計測方式であるWLTCモードです。WLTCモードでも、数値が高いほど優れた燃費性を表す点はJC08モードと共通です。

数値を客観的に判断するには、達成率を参考にするのがおすすめ。達成率とはメーカー公表のWLTCモード燃費に対し、実燃費との割合を算出したものです。達成率は「e燃費」のような、ユーザー参加型のデータベースを参照することで確認できます。

燃費を重視する場合は、国産車から探す方が効率的です。国産車は世界的にも最高水準とされる省エネ基準をクリアしており、ガソリン車でも高い燃費性能があります。一方、外車・輸入車でも、ハイブリッド車を中心に燃費性能は改善傾向です。

また、外車・輸入車はデザイン性やブランド力が高く、所有欲を刺激する魅力に優れています。両者の長所を見極め、自分の志向に合う車を選びましょう。

ディーゼル車は軽油を燃料とする点でコストパフォーマンスに優れています。1990年代以降、各メーカーとも排ガス規制に合わせる形でディーゼル車の生産を縮小していました。しかし、近年ではマツダの「クリーンディーゼルエンジン」のようにエネルギー効率を改善し、排ガス規制基準をクリアしたディーゼル車が登場しています。燃費を重視する場合はディーゼル車も要チェックです。

「燃費を重視するなら4WDより2WD」というのが従来の定説でしたが現在では4WDも低燃費化が進んでいます。動かすタイヤが多い分基本的には2WDには及びませんが、雪道や参道などを走行する場合は4WDの方が効率的です。ただし、一般道以外を走行する予定がないなら、2WDを選ぶのがおすすめです。

ヤリスクロスは、2020年に誕生したトヨタSUVの新機軸です。ヤリスのラインアップの中でも初期のヴィッツおよびヴィオスの流れを汲むデザイニングで、街乗りや普段使いにも重宝します。2WDハイブリッド仕様車はとにかく車重が軽く、燃費性に優れているのが特徴です。

※提示した価格はあくまで目安であり、実際の販売店では価格が異なる可能性があります

ホンダ ヴェゼルハイブリッドは、クーペ・ミニバン・SUVの特徴をミックスさせたユニークなデザインのコンパクトSUVです。2013年のリリース後、2014・2015・2016・2019年と、国内SUV販売台数No.1を計4回達成。2021年4月に新モデルをリリースし、人気にいっそうの弾みがついています。

※提示した価格はあくまで目安であり、実際の販売店では価格が異なる可能性があります

スズキの看板商品、ハスラーは軽ワゴンとSUVのクロスオーバー車です。欧州車を思わせる明るいデザイン・キャッチーなCMも手伝って、日本の軽自動車をリードする代表モデルに成長しました。元々エネチャージによる優れた燃費性能を持っていましたが、2020年1月のモデルチェンジに伴い、ハイブリッド仕様車としてのカラーを前面に打ち出しています。

※提示した価格はあくまで目安であり、実際の販売店では価格が異なる可能性があります

トヨタのC-HRハイブリッド 2WDは、新世代プラットフォーム「TNGA」を採用したコンパクトSUVです。ダイヤモンドをモチーフにしたクーペ調のデザインは、後発のヤリスクロスとも異なる独特のスタイル。WLTCモードで25.0～25.8km/Lの数値は、競合車を上回る燃費性能です。

※提示した価格はあくまで目安であり、実際の販売店では価格が異なる可能性があります

マツダのCX-3は、2015年に発売された気鋭のクロスオーバーSUVです。車用のキャッチコピーとしては珍しい「人馬一体」は、走行性能にこだわりを持つマツダならではの設計コンセプト。ディーゼル仕様車であるCX-3 XDは、19.0～23.2km/Lの優れた燃費を実現しています。

※提示した価格はあくまで目安であり、実際の販売店では価格が異なる可能性があります

日産のエクストレイル ハイブリッドは、日産SUVの代表モデルです。2WDと4WDを簡単に切り替えられるロックモードの搭載、汚れや水濡れに強い防水シートの標準装備は、本格的なオフロードを想定した商品設計。上質な外観と悪路に負けない走破力を併せ持った、個性あふれるクロスオーバーSUVです。

※提示した価格はあくまで目安であり、実際の販売店では価格が異なる可能性があります

DS AUTOMOBILESのDS 3 CROSSBACKは、「美学と工学が見事に融合する新しいSUV」を謳い文句にしたDSの新機軸です。ダイヤモンドをモチーフにしたモダンアートを思わせる造形は、フランス車らしく品のあるデザイン。ガソリン車ながら18.2km/Lの燃費は、外国製SUVとしては非常に高い水準です。

※提示した価格はあくまで目安であり、実際の販売店では価格が異なる可能性があります

BMW X1 ディーゼル xDrive18dは、X1シリーズ初のディーゼルエンジン車です。最先端の排出ガス処理技術を活かしたクリーンディーゼルを実現、世界最高水準といわれる日本の「ポスト新長期規制」をクリアしています。ラインナップで一番コンパクトなSUVである上、右ハンドルのため、日本人にも馴染みやすい1台です。

※提示した価格はあくまで目安であり、実際の販売店では価格が異なる可能性があります

アウディのQ2は、ラインナップの中でも「プレミアムコンパクトSUV」と銘打った1台です。多角形と多面体を利用した室内は、コンパクトながら必要十分なゆとりあるスペースを実現しています。レーダーセンサーを活かし、車間距離を保って走行する「アダプティブクルーズコントロール」機能を搭載。デザイン性と安全性を備えた、アウディらしい造りのSUVです。

※提示した価格はあくまで目安であり、実際の販売店では価格が異なる可能性があります

T-Crossは、小型車を得意とするフォルクスワーゲンの新機軸です。全長4,115mmのサイズは、SUVのラインナップ内で最小クラス。新開発のTSIエンジンは999ccの排気量でも低回転から力強いトルクを生み出します。燃費性も優れており、ガソリン車ながらディーゼル車に迫る水準を達成しています。

※提示した価格はあくまで目安であり、実際の販売店では価格が異なる可能性があります

ルノーのキャプチャーは、2020年に欧州で全SUVのトップセラーとなった人気モデルです。日本での販売は2014年からで、2021年2月にリニューアルモデルがリリースされました。1クラス上のセグメント層を取り込むことを狙いとした商品設計で、外観やサイズ以上のパワフルな走りが魅力の1台です。

※提示した価格はあくまで目安であり、実際の販売店では価格が異なる可能性があります

ボルボ XC60 Recharge プラグインハイブリッドは、電気モーターとガソリンエンジンを効率よく使い分ける仕組みのハイブリッド車です。ガソリンエンジンを停止したまま電気モーターのみで走行する「Pure」モードを搭載。次世代の車のあり方を提示する、意欲的なSUVです。

※提示した価格はあくまで目安であり、実際の販売店では価格が異なる可能性があります

本記事ではSUVの新車に絞って紹介してきましたが、SUVをもっと安く手に入れたい方には中古車がおすすめです。以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

SUVは多機能・多目的が魅力の車です。特にコンパクトSUVは取り回しがいいこともあり、つい予定より多く走ってしまう方も。手軽にたくさん運転・走行するには、良好な燃費性が大切です。本記事を参考に、ぜひ燃費のいいSUVを見つけてください。