アルコールチェッカーおすすめ9選｜タイプや用途に合わせたものをご紹介！

付き合いや仕事の疲れを癒すため、お酒を飲む機会は多いものです。しかし、ドライバーの人にとって飲酒運転は避けたいものです。特に事業用自動車を運転する方にとって、飲酒運転は絶対に避けなくてはいけません。そこで、酒気帯び運転にならないために役立つアイテムがアルコールチェッカーです。

アルコールチェッカーは機器に息を吐くだけで、呼気中のアルコール濃度を簡単に測ってくれます。しかし、アルコールチェッカーと一言でいっても種類がさまざまあり、目的やシーンによってどれが合っているのかわからない方も多いです。

そこで今回は、アルコールチェッカーの選び方とともに、おすすめの商品を9選を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

アルコールチェッカーは種類があります。まずは、自分に合った製品に絞るためにアルコールチェッカーの選び方をみていきましょう。

アルコールチェッカーの形状は大きく分けると携行型・使い捨て型・据置型の3種類です。それぞれで特徴が異なるので、簡単に解説します。

長距離運転をする方や、外出先で検査したい方におすすめなのが携行型です。ポケットに入るサイズが多く持ち運びやすく、PCやスマホのアプリと連動するモデルもあります。検知したデータは本体やアプリ内に記録しておくなどなど多彩な点も魅力です。携帯しやすいからこそ仕事用だけでなく個人用としても使えます。

使い捨てタイプのアルコールチェッカーは、いつでもどこでも気軽に使用できるのが特徴です。簡易アルコールチェッカーとも呼ばれ、使用後は捨てるので衛生的です。ただし、精度は携行型や据置型よりも低く、正確な数値が必要な場合には向いていません。業務や仕事用よりも個人用として使うのが最適なタイプです。

タクシー・運送業など、運転を生業とする事業の事務所に設置されているのが据置タイプのアルコールチェッカーです。高性能なモデルが多く、精密に検査ができます。PCと接続すれば検査結果をデータとして保存・プリントできるのも魅力です。

ただし、サイズが大きいため持ち運びしにくく、価格帯も高めの設定なので個人で利用するには不向きなタイプです。

アルコールチェッカーに内蔵されているセンサーは燃料電池（電気化学式）センサー・半導体ガスセンサーの2種類です。精度の高いアルコールチェッカーが欲しい方は特にセンサーのタイプについても知っておきましょう。

燃料電池（電気化学式）センサーは、アルコールを酸化させて水素イオンを生成し、それに伴って生じる電流の強さによってアルコール濃度を測ります。精度が非常に高く、タバコや薬など、アルコール以外の成分に影響されにくいのが特徴です。

精度が高い分、価格帯も高くメンテナンスコストもかかります。普段から運転をする機会が多い方におすすめです。

半導体ガスセンサーは、呼気中の酸素にガスが反応した抵抗値によってアルコール濃度を計測します。価格帯はリーズナブルで、個人で使うあるいは運転する頻度がさほど多くない方におすすめです。

ただし、半導体ガスセンサーはセンサー部分の劣化が早く、定期的に交換をしなければならないので、意外にもコストがかかります。また、タバコなどの煙や他のガスにも影響されやすい点もデメリットです。

アルコールチェッカーは使いやすさや利便性の高いモデルも販売されています。特に連携機能やストロー・マウスピースの有無は選ぶ上で重要です。では、それぞれのポイントについてみていきましょう。

従来のアルコールチェッカーはPCやプリンターにしか接続できませんでしたが、最近のモデルはスマホやアプリと連携できます。連携機能を使えば測定結果をそのままアプリに保存できるため便利です。

Bluetooth接続ができるモデルなら、ケーブルで繋ぐ必要もなく個人でも事業用でもスムーズな管理が可能になります。

モデルによってはストローやマウスピースが付いたものもあります。ストローやマウスピースを使えば、空気などの呼気以外の影響を受けにくく、より正確な数値を計測可能です。また、使った後は使い捨てになるため衛生的でもあります。

呼気とストローやマウスピースの両方に対応したモデルもあり、状況によって使い分けられるのも魅力です。

アルコールチェッカーはモデルごとに「検査回数」と「耐用年数」が表記されています。この表記がいわゆる寿命であり、使用頻度やセンサーによって異なりますが大体1〜2年です。長く使いたいなら必ず検査回数・耐用年数はチェックしておきましょう。

特に安いアルコールチェッカーは、耐用年数を越えて使用するとアルコールが検知されなくなるなどの不具合が生じやすいです。常に正確な数値を計測するために、使用するアルコールチェッカーの寿命は把握しておいてください。

アルコールチェッカーを使って数値を計測する上で、どこまでが酒気帯び運転あるいは酒酔い運転に該当するのか知っておかなくてはいけません。そこで、酒気帯び運転と酒酔い運転の違いと罰則を受ける数値について解説をします。

酒気帯び運転と酒酔い運転は、具体的な数値か行動かによる違いです。呼気中のアルコール濃度が0.15g以上検出された場合に酒気帯び運転となります。一方、酒酔い運転の場合は、0.15g未満だとしてもまっすぐに歩けない、会話ができないなどの状態を指します。

つまり、例え受け答えが正常であるにも関わらずアルコール濃度が0.15g以上検出されてしまい、たとえ0.15g未満でも運転に支障をきたすくらい酔っているなら罰則を受けるということです。

罰則を受ける数値は酒気帯び運転のみで、呼気1リットルあたり0.15g以上のアルコールが検知されることで適用されます。酒気帯び運転の場合、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が課されるので注意が必要です。

また、酒酔い運転の場合はさらに重く、5年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。免許も90日間の停止または取り消しになるため、車を運転するなら夜にお酒を飲んでから数時間経っているとはいえ、油断せず違反しないように心がけてください。

アルコール検知器が誤反応をしてしまうケースもあり、お酒を飲む機会が少ない、あるいは全く飲んでいないのに出ることで、困っている方も多いです。実は、アルコール検知器は、お酒に含まれるアルコールだけではなく添加物や消毒目的で使用されるアルコールにも反応するのです。

実はアルコールが含まれている食品や薬は多く、花粉症対策の鼻スプレーや栄養ドリンク、酒粕や奈良漬、洋菓子やまんじゅうなどもアルコールが含まれている可能性があります。運転をする際は、お酒だけでなく薬や食べ物にも注意が必要です。

アルコールチェッカーは飲酒運転の危険を事前に回避できる立派なアイテムです。今回は、さまざまなタイプのアルコールチェッカーを紹介しました。ぜひ、自分の利用用途に合ったアルコールチェッカーを選び、飲酒運転ゼロを目指してください。