高級日本酒のおすすめ13選｜市場に出回らない幻の日本酒も解説！【まずい？】

高級な日本酒は1本1万円を超えるものや、最高級なものになれば10万円以上のものも珍しくありません。高級日本酒は瓶で購入する前に、お店で見つけたら飲んでみたいという人は多いです。高価な日本酒はお店で飲んでも高いので、失敗したくないという声もあります。

お店で飲むメリットは、市場に出回らない日本酒を楽しめるということです。幻の日本酒と呼ばれている、十四代や百光などにも出会える可能性があります。そこまでレアなものでなくても、獺祭や久保田などもタイミングが合えば購入可能です。

今回の記事では、高級な日本酒を特集していきます。自宅用とプレゼント用に分けておすすめをご紹介し、珍しい日本酒についても解説。ぜひ、自分にぴったりの日本酒を見つけてください。

日本酒には一般的に販売されているものと、滅多に出会えない幻の日本酒があります。幻と言われる理由とレアな高級日本酒をご紹介します。

幻となる日本酒は生産量が少ないので、市場に出回りにくいです。生産数が少ない日本酒が美味しいと評判になると、注目度が一気に高まり、需要と供給のバランスが崩れて、欲しいのに手に入らなくなり幻と呼ばれるようになります。

幻の日本酒と呼ばれる物の中には、全国的に流通していない銘柄も多いです。その日本酒を作っている地元を中心に販売されているため、通販では変えないことも。その結果、なかなか手に入らなくて幻の日本酒となってしまいます。

幻の日本酒の中には、生産が終わっていて商品がないパターンもあります。現在進行形で商品が生産されていない場合、プレミアがついてしまうことも。市場に出回っていない日本酒でもお店にはあるという場合があるので、居酒屋さんで見つけたらぜひ飲んでみてください。

幻の日本酒の中には、ナンバリングされているものがあります。ナンバリングされている日本酒は、当たり前ですがその数しか生産されていないので、販売当初の事前販売の時期で完売してしまうことも珍しくありません。そのため、メディアに注目された時には手に入りにくくなってしまっています。

幻の日本酒の中には、長期間の熟成が必要なものがあります。長期熟成が必要な日本酒は、当然1本の生産に時間がかかります。そのため、流通量があまり多くなくプレミアがつくことが多いです。中には定価よりも高価な値段でしか手に入らないものもあるため、幻の日本酒と呼ばれています。

十四代は、日本酒ファンなら知らない人はいないくらい有名な高木酒造さんが製造しています。十四代が製造販売された時、日本酒といえば辛口がブームでした。その流れをかき消したのがフルーティーで甘みのある十四代です。

十四代が人気となってから、山形県のプレミア日本酒の代名詞となっています。十四代のどの種類を飲んでも美味しく後味のいいものになっているので、日本酒ファン以外にもおすすめできる銘柄です。

磯自慢 アダージョは磯自慢の中で唯一の熟成酒です。ゆっくりという意味を持つアダージョの名前の通り、ゆっくりと熟成させた日本酒。磯自慢中取り純米大吟醸35を使って熟成させていくので、高級品をさらに熟成させることで、最高級品に仕上げられました。

磯自慢 アダージョは、熟成によって豊潤な香りが特徴です。そのため、日本酒ですがワイングラスで飲むとより香りが楽しめます。また、冷酒だけではなく常温でも美味しく飲むことができます。

黒龍 純米大吟醸 石田屋は、純米大吟醸を低音熟成させて作られたお酒です。低音熟成を行うことで、うまさとまろやかさが加わって、穏やかな香りとなっています。おすすめの飲み方は、冷やして飲む冷酒です。

甘さと辛さがバランスよく保たれていて、グラスの中に四季を感じられる日本酒。黒龍 純米大吟醸 石田屋に合うのは、魚介系です。鯛や伊勢海老などと合わせるとお互いの良さを感じられます。

世界中で愛される日本酒を作りたいと愛発されたのが「獺祭　磨きその先へ」。獺祭　磨きその先へが開発されることになった背景には、高級日本酒へのニーズの高まりです。スタンダードな獺祭でも十分高級ですが、その先を目指す日本酒を作りたいという意味が込められています。

ただ高価な日本酒を作るだけではなく、高級である理由をしっかりと持ったお酒を作るという酒蔵さんの思いを背負ったお酒。10年以上構想と開発に費やした高級日本酒です。

久保田萬寿は、発売以来常により美味しいものを作るために進化を続けています。久保田萬寿の特徴である深みのある味わいと香りの調和をより追求したものとなっていて、日本酒に火入れする際に、温度が上がったらすぐに冷やすことで貯蔵温度を従来よりも5℃下げることに成功。

その結果、上品な華やかさを失わない日本酒に仕上がりました。特別なシーンにぴったりの味わいです。

冷やして飲むとより美味しさを味わえる日本酒です。素材の味を生かした料理に合うように作られていて、特に魚介系の料理との相性は最高。兵庫県三木市で取れた山田錦を原料にしていて、まろやかな喉越しが特徴の日本酒です。

高級な日本酒なので、大切な人へのプレゼントに選んでも喜ばれます。低温で3年間熟成させた大吟醸です。

苦労して入手した幻の日本酒なのに「実際飲んでみたらまずかった」というケースがあります。高級な日本酒にもかかわらず、「まずい」と感じるのはなぜなのでしょうか。

ひと口に日本酒といっても実にさまざまな種類があります。飲み口や喉越し、アルコール度数も多岐に渡り好みが分かれやすいのが特徴です。また、長期熟成した日本酒は甘くて濃厚な香りが魅力ですが、飲み慣れていない方は「まずい」と感じてしまうこともあります。まずはオーソドックスなものや、口コミで評価の高いものを選ぶのがおすすめです。

日本酒には辛口と甘口があります。どちらも美味しい日本酒であることに変わりはありませんが、自分の好みの方を選ぶとより美味しく楽しめます。

日本酒度がプラスである程、味わいとしては辛口となります。日本酒度は、数字で+3や-1などの数字で表されます。基準になるのが、日本酒の比重です。糖分をはじめとするエキス分が多いほど比重が重くなるので、マイナス表記になります。すっきりとした日本酒が好みの人は辛口を選びましょう。

日本酒の甘口は、口当たりがよく飲みやすいです。料理の味を邪魔しない味なので、お酒があまり強くない人でもチャレンジしやすいのが特徴。食前酒として日本酒を楽しむなら、芳醇甘口を選ぶのがおすすめです。お米の甘さを最大限に生かした日本酒のコクを楽しめます。

日本酒の味を決める大切な要素の一つが香りです。香りを表す表記としては以下の4つがあります。

• 薫酒…香りが高く淡い味わいのもの（大吟醸・吟醸系）
• 熟酒…香りが高く味が濃い（長期熟成・古酒系）
• 爽酒…香りが弱く淡い味わい（普通酒・生酒系）
• 醇酒…香りが弱く味が濃い（純米酒・生酛（きもと））

この4つの中から自分の好みのタイプを選べば、美味しい日本酒に出会えます。高級日本酒に多いのは、薫酒タイプです。

日本酒は日本全国で作られていて、産地によって味や香りが異なります。日本三大酒どころといえば、兵庫県の灘・京都の伏見・広島の西条です。好きな地域のお酒を飲んでみるのもおすすめですが、好みの味によって地域を選ぶと好きな日本酒に出会いやすいと言えます。

酒どころが多い関西でも、辛口なら大阪・兵庫、甘口なら京都・滋賀・奈良・和歌山がおすすめです。

日本酒には有名ブランドと呼ばれる銘柄がいくつもあります。今現在特に好きな銘柄がなければ、ブランドで選ぶのがおすすめです。

• 八海山…新潟の淡麗辛口日本酒
• 久保田…新潟の口当たりが優しい味わいの日本酒
• 寫楽…福島県のフルーティで上品な味わいの日本酒
• 獺祭…山口県のまろやかでとろりとした甘さの日本酒

これら以外にも有名なブランドはたくさんあるので、迷ったら有名どころから試してみてください。

日本酒の種類として使われているのが、特定名称酒です。特定名称酒には、大吟醸・吟醸・本醸造・普通酒がありますが、高級日本酒のほとんどが大吟醸または純米大吟醸となっています。純米というのは、お米と米麹のみを使っているものです。

そして、大吟醸になると精米歩合が50%以下のものを言います。先ほどから紹介している高級日本酒の多くが、大吟醸または純米大吟醸となっています。

高級日本酒の価格は1万円以上と1万円以下に分けられます。どういう用途で日本酒を選ぶのかによって価格を決めましょう。

自分用に高級日本酒を選ぶなら、1万円以下のものから試しましょう。日本酒のサイズは一般的に1800mlと720mlがありますが、どちらでも1万円を超えるとかなり高価な銘柄です。高級日本酒と呼ばれるものでも、720mlで3000円前後から購入できます。自分で飲む日本酒であれば、高すぎないものの方が試しやすいです。

高級日本酒と呼ばれる銘柄には1万円を超える銘柄がたくさんありますが、自分ではなかなか手が出しにくい価格帯なので、日本酒好きな人にプレゼントするととても喜ばれます。高級日本酒では、720mlで5万円以上するものもありますので、誰かにプレゼントする際には1万円以上の高級日本酒を選ぶことがおすすめです。

日本一高いと言われている日本酒、零響をご存知でしょうか？零響は究極の日本酒とも呼ばれているくらい、こだわって作られている美味しいお酒です。蔵元は宮城県にある新澤醸造店で、米の旨味を最大限引き出せるよう、精米歩合0％台を実現しています。気になる方は、ぜひ検索してみてください。

高級日本酒は、タイミングが合わないと購入できないものが多いです。そのため、試してみたい銘柄があったとしてもなかなか買えないことも珍しくありません。しかし、そこで諦めるのではなく、日本酒にこだわっている料理屋さんに足を運んでみてください。

通販では買えなかった珍しい銘柄を揃えているお店もたくさんあります。また、お店にいくとこだわりの日本酒に合わせた料理を出してくれるので、家で飲むよりも日本酒の良さを感じながら楽しめるのでおすすめです。

高級日本酒を飲むと、とても幸せな気分になれます。今まで日本酒にこだわっていなかった人にこそ、ぜひ高級日本酒を体感してください。自分にぴったりの日本酒に出会うと、自宅での晩酌を至福の一時にできます。