マウスピース洗浄剤おすすめ9選｜黄ばみ・白い汚れに！落とし方や取れないときは？

マウスピースを装着していると、「マウスピースのお手入れってどうするの」と悩んだ経験はありませんか？歯磨き粉を付けた歯ブラシでゴシゴシと磨くと、マウスピースに傷がつく恐れもあります。

マウスピースのお手入れにはマウスピース用の洗浄剤が適しています。ただし種類豊富のため、何を基準に選べばいいか迷いがち。また正しいサイクルで使用しないと、汚れが取れない・落ちないといった状況を招いてしまうため、予備知識も必要です。

本記事ではマウスピース用洗浄剤の選び方やおすすめ商品を紹介します。入れ歯用洗浄液で代用できるか・黄ばみや白い汚れの原因・落とし方なども解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

マウスピース矯正をしていると、マウスピースに白い汚れが溜まったりマウスピース自体が黄ばんだりします。マウスピースの白い汚れは唾液やご飯の食べ残しから出る垢です。また、タバコや歯磨きの回数などの生活習慣とコーヒーや紅茶などの食習慣が原因となり、マウスピースは黄ばみます。

「マウスピースの洗浄方法は水でサッと洗うだけ」という方もいると思いますが、見た目では汚れが落ちていても細菌が残っている可能性も高いです。歯磨き粉と歯ブラシで磨く方もいますが、歯磨き粉に含まれる研磨剤でマウスピースに傷がつく可能性があるので推奨しません。

マウスピースに傷をつけず、細菌や汚れをしっかりと取り除くためにはマウスピース用の洗浄剤が必要です。

マウスピース洗浄剤に似たアイテムとして、入れ歯洗浄剤が挙げられます。「マウスピースの洗浄は入れ歯用でもいい・代用できる」といった意見もあるものの、あくまでマウスピースにはマウスピース洗浄剤を使うのがおすすめです。

マウスピース洗浄剤・入れ歯洗浄剤とでは成分・洗浄の強さに違いがあり、それぞれの素材に適したものが使われています。たとえばマウスピースに入れ歯洗浄剤を使う場合、マウスピースが損傷する・強度が落ちるといった可能性があるため、おすすめできません。

泡・スプレータイプのマウスピース洗浄剤は自宅だけでなく、外出先でも使いやすいのがメリットです。泡状やスプレー状の洗浄剤をマウスピースに吹きかけるだけなので、洗浄用の容器は必要ありません。吹きかけた後は指で軽く洗って水で流すだけです。

お手入れ自体は1~5分程度で終了するため、手軽にお手入れできます。しかし、泡・スプレータイプの場合は隅々まで洗浄剤が行きわたらない可能性があるのが弱点です。外出時や旅行など洗浄時間をゆっくり取れないシーンで活躍します。

つけ置きタイプのマウスピース洗浄剤はひどい汚れ・臭いを落としたい場合におすすめです。洗浄剤を溶かした水・お湯にマウスピースを入れ、5～30分ほどつけっぱなしにして使用します。

洗浄剤を溶かす水・お湯やコップなどを用意する必要があるため、自宅で使うのがおすすめ。細かな汚れや臭いをしっかり除去したい場合に活躍するタイプです。

マウスピースには、食べかすからできるタンパク質汚れが溜まりやすいです。しかし、酵素入りのマウスピース洗浄剤ならタンパク質汚れもしっかりと落とします。

酵素にはタンパク質を分解する効果があるため、高い洗浄力を期待できるのがメリットです。マウスピースの汚れが気になる方や洗浄力に優れた洗浄剤を求める方は、酵素入りの商品を選んでください。

マウスピースを使っているうちに、黄ばみが気になるようになったら、漂白剤もしくは漂白活性化剤が配合された洗浄剤がおすすめです。漂白剤や漂白活性化剤は高い漂白作用があるため、マウスピースの黄ばみもしっかりと落とします。

黄ばみだけでなく、臭いの元にも効果があるのがメリットです。黄ばみや臭いが気になる方は漂白剤や漂白活性化剤が入ったマウスピース洗浄剤を選んでください。

マウスピースのカビ・バイ菌の繁殖が心配な場合は、銀イオン（Ag+）やIPMP（イソプロピルメチルフェノール）が含まれる洗浄剤がおすすめです。また、パッケージに99.9%除菌の表記がある洗浄剤もカビ・バイ菌の繁殖を抑える効果があります。

5分間のつけ置きでカビ・バイ菌を99.9％除菌できる洗浄剤もあり、手軽にお手入れできるのでおすすめです。

マウスピース洗浄剤を選ぶときは洗浄時間も必ずチェックしてください。商品によって洗浄時間は異なります。毎日の習慣にあわせて使いやすい洗浄時間の商品を選ぶのがポイントです。たとえば、泡・スプレータイプは1~5分で洗浄が完了します。できるだけ手早く済ませたい場合は泡・スプレータイプがおすすめです。

また、つけ置きタイプは5~30分ほどの洗浄時間である場合が多いですが、長時間置くと洗浄効果が高まるものもあります。マウスピースの洗浄は毎日行う必要があるので、ライフスタイルにあわせて選びましょう。

意外と重要なのが、マウスピース洗浄剤の香りです。マウスピースを洗浄したら歯に装着する場合、洗浄剤の香りもダイレクトに感じます。口内に好みでない香りが広がると不快な気分になるため、購入するときはマウスピース洗浄剤の香りもぜひチェックしてください。

ミントのような香りのマウスピース洗浄剤は爽快感もあるのでおすすめです。

マウスピース用洗浄剤は、ダイソーのような100均ショップのほか、ツルハ・マツキヨといったドラッグストアなどで販売されています。ただし店舗によっては扱いがない場合もあるため、Amazon・楽天などの通販サイトを利用するのもおすすめです。

ここでは、洗浄剤を使ったマウスピースの基本的な洗い方を紹介します。まず、マウスピースを洗う前にマウスピースの洗浄剤・ぬるま湯・つけ置きするための容器を用意してください。次に、マウスピース洗浄剤をぬるま湯に溶かしたら、マウスピースを入れます。

つけ置き時間が過ぎたら、最後は中性洗剤でヌメリを洗い流しましょう。つけ置きの時間は洗浄剤によって異なるため、事前にパッケージや説明書を見て確認してください。また、泡・スプレータイプの洗浄剤なら、軽くこすり洗いするだけでお手入れが完了するものもあります。

1. 容器を用意する
2. 容器にマウスピース用洗浄剤を溶かしマウスピースを入れる
3. つけ置き後中性洗剤でぬめりを洗い流す

毎日洗浄剤で丁寧に洗っても臭いや汚れが気になる場合は、超音波洗浄機を使うのもおすすめです。超音波洗浄機は超音波の振動を利用し、細かな汚れを落とすことができます。手洗いだけでは行き届かない隅々の汚れにもアプローチできるのがメリットです。

マウスピースの汚れが気になる方は超音波洗浄機の購入も検討してください。

マウスピースは1日1回は必ず洗浄しましょう。日中装着している間に食べかすや汚れが溜まるため、夜の歯磨きタイムにマウスピースを洗浄するのがおすすめです。洗浄サイクルが2日に1回・3日に1回といったように長引くと、汚れが取れない・落ちないといったリスクも高まります。

なお、マウスピース装着のタイミングは歯磨き後がおすすめ。食べかすや汚れの付いた状態でマウスピースを装着すると、汚れに蓋をする形になり虫歯のリスクが高まるためNGです。

マウスピースのお手入れにはNGがいくつかあります。知らずにうっかりやってしまうと、マウスピースを作り直すはめになる可能性もあるので注意しましょう。以下にNGな洗い方と理由を紹介するので参考にしてください。

• 歯磨き粉で磨く：研磨剤で傷が付き、傷に雑菌がたまる
• お湯で洗う：高温でマウスピースが変形してあわなくなる可能性がある
• 使用時間を守らない：浸けすぎによる変形の可能性・時間が短いとしっかり汚れが落ちない
• 濡れたままケースにしまう：雑菌が繁殖しやすい

上記4点は間違った洗い方です。歯磨き粉ではなく、マウスピース用洗浄剤を使いましょう。洗う場合は45℃以下で洗ってください。浸ける時間は説明書きを読み正しく使用し、洗い終わったら、水気を拭き取り乾燥させてからケースに収納してください。

マウスピースは歯に直接装着するので、清潔な状態で保たなければなりません。間違った洗い方をすると、マウスピースがだめになり作り直しが必要になる可能性があるからです。本記事を参考に、自分にあったマウスピース洗浄剤を見つけてください。