播種機のおすすめ12選｜メーカーや種類ごとのおすすめを解説！

家庭菜園やガーデニングなど広い範囲の種まきに便利な播種機（はしゅき）。別名「種まき機」とも呼ばれ、農作業シーンで使用される農具です。しかし、播種機にもさまざまな種類があり、対応できる種子の種類や作業工程はそれぞれに異なります。

大切なのは用途に合わせて選ぶことですが、見た目で判断するのがむずかしい機種もあるので迷ってしまいがちです。そこで、この記事では用途別に播種機の選び方やおすすめ商品を紹介します。

農作業はもちろんのこと、小さい花壇やプランター栽培にも活用できますので、ぜひ参考にして役立ててください。

播種機を使うメリットは、広範囲での種まき効率を上げ作業の時短になることです。また、播種機の種類によっては、立ったまま使用できるので腰への負担を軽減できます。

限られた範囲であっても手でまくとムラになることがありますが、播種機を使えば誰でも簡単にきれいにまけるのがポイントです。農作業向けの大型サイズから、家庭菜園に最適なコンパクトサイズなど用途に合わせたせた選択肢が揃っています。

播種機にはいくつかのタイプがあり、用途によって選択肢は異なります。播種機を選ぶ際は用途に合わせて最適なものを見極めてください。種類別に特徴を見ていきましょう。

条播式は、本格的な農作業や大きめの家庭菜園におすすめです。条播式は、押していくだけで一定間隔にすじ状に種をまくことができます。条数の多い大きい畑でも効率よく作業が進められるのがポイントです。

ただし、サイズが大きいものが多いため、狭い畑には不向きとなることがあるので注意してください。また、商品によって種をまく間隔が異なるため、間隔を確認しておくことが大切です。種に合わせて使い分けたいのであれば、間隔の調節が可能かどうかもチェックしましょう。

散播式は、高速回転する円盤が種を均一にまきます。主に水稲の苗を作る稲箱に使用されており、商品によっては育稲箱全メーカーに対応しているものも。腰をかがめるのが辛いときにも重宝します。また、散播式は牧草や穀物など広範囲に種をまきたいときにも便利です。

点播式は1粒か数粒ずつピンポイントに種をまきたいときに便利です。スティック状のものが多く、立ったまま種まきができるのもポイント。あらかじめ間隔を開けてまけば、後から間引きする手間を省けます。

ただし効率はあまりよくないので広い場所ではなく、狭い範囲や家庭菜園におすすめです。初めて家庭菜園に挑戦する方や、種を無駄にしたくないときにも向いています。

播種機を選ぶ際は、種子のサイズ・作業工程・扱いやすさを確認しましょう。それぞれのポイントについて詳しく解説します。

野菜が穀物にはさまざまな種類がありますが、種類ごとに種子の大きさが違います。播種機によって対応できる種子のサイズが異るので、まきたい種に対応しているかを確認しましょう。

種子の送り出し口のサイズを調節できるもの、種子に合わせてケースを使い分けるものなどもあります。数種類のサイズに対応できるとしても、まきたい種に対応していないと使用できないので注意してください。

種まきの工程には、種をまくスペースを作る「溝付」、種をまく「播種」、まいた種に土をかぶせる「覆土」、土をならす「鎮圧」があります。シンプルに播種だけに対応しているタイプは、残りの工程を手作業で行わないといけません。

家庭菜園であれば可能でも、広範囲では不便に感じることがあります。播種機によって対応できる作業工程は異なりますので、用途に合わせて作業工程もチェックしておくといいでしょう。

播種機は便利に思えても、使いにくいと結局使わなくなる可能性があります。機能性だけでなく、取り回しや持ち運びのしやすさ、使わないときの収納性なども考えて選ぶのがおすすめです。

種子ケースは透明の方が中が見えるので便利です。特に大量にまきたいときは、残量を確認しながらできるので作業効率アップにもつながります。複数の種を少量ずつまきたいのであれば、少量ケースの方が便利なことも。種子ケースは用途に合ったものを見極めてください。

播種機はサイズが大きくなるほど重量が増えるので、持ち運びや取り回しのしやすさも要チェックです。種類によってもサイズや重量は異なりますし、播種機を扱う人やスペースなども考えて使いやすいものを見極めてください。女性や高齢の方は軽くて取り回しのしやすいものがおすすめです。手で押しながら使うタイプは、タイヤ径が大きい方が操作性は高まります。

初心者が家庭菜園のために播種機を選ぶという場合、操作が複雑だったりメンテナンスが面倒だったりすると、使いこなせない可能性があります。初心者はメンテナンス不要のものか、メンテナンスが簡単で操作しやすいものをおすすめします。まずは簡単なもので使いこなせるようになってから、買い替えを検討するといいでしょう。

播種機は毎日使うものではないため、使わないときの収納スペースも考えて選ぶのがおすすめです。庭の片隅で家庭菜園をするというのであれば、コンパクトサイズでも十分なので置き場所も取りません。

広範囲に使用する大型のものは、サイズが大きくなるほど収納スペースも必要です。大型を選ぶ場合は、収納スペースを確保できるか事前に確認してください。

播種機のメーカーとしては、「みのる産業」と「向井工業」が有名です。両社ともにいくつかの播種機を発売しており、農作業から家庭菜園まで幅広い用途に使用されています。

みのる産業から発売されている「ベジタブルシーダー菜々子」は、幅広い種子に対応しており、すべての作業工程を播種機でできるのがポイントです。向かい工業から発売されている「ごんべえ」シリーズは、ベルト繰り上げ式で初心者にも使いやすく、すべての作業工程にも対応します。

迷ったときは、人気メーカーの商品をチェックしてください。

播種機は本格的な農作業から家庭菜園やガーデニングまで、用途に合わせて選べます。誰でもきれいに効率よく種まきができて、作業効率が格段に高まるなどメリットもあります。紹介した選び方とおすすめ商品を参考にして、最適と思える商品を見つけてください。