防鳥ネット（防鳥網）おすすめ15選｜ベランダ・軒下の鳥よけネットの張り方は？

軒下や果樹に鳥が集まってしまい、困った経験はありませんか。防鳥ネット（防鳥網）を使えば、鳥がベランダや畑に侵入するのを防ぎ、作物やゴミをついばまないように対策できます。防鳥網は鳩やカラスによる被害を減らしたい方におすすめのアイテムです。

防鳥ネットは使う場面によって3種類に分類ができ、それぞれの特徴を押さえると自分の用途に合ったものを選びやすくなります。また、どの鳥に対して対策できるかチェックするのも大切です。

こちらの記事では、防鳥ネットの選び方のコツや具体的な鳥よけネットの張り方・付け方について解説します。さらに、専門的な防鳥ネットを購入できる信頼性の高いメーカーやおすすめ製品15選、ダイソーなどの100均で購入できるのかも紹介するので、鳥の侵入対策をしたい方はぜひ参考にしてください。

畑の作物はそのままでは野ざらしになってしまい、鳥によって食害が起こる場合があります。作物や果樹を覆うように防鳥網をぴんと張れば、鳥が入り込まない・鳥がついばまないように対策が可能です。

防鳥網は鳥の侵入を小さな網目によって防ぐだけでなく、鳥のくちばしが作物に届かないように防止する効果があります。防鳥網を取り入れれば、糸やテグスなどで囲いを作る手間なく、鳥対策専用の網を配置できるのが魅力です。

ごみをそのままにしていると、カラスによってついばまれたり荒らされる恐れがあり、ごみが散乱した不衛生な状態になります。ごみ捨て場に被せるタイプの防鳥網を活用すれば、ごみをカラスから守れます。

また、ハトやスズメがベランダに入り込むと、フンの汚れが付く場合もあります。ベランダの天井付近からカーテンのように防鳥網を張れば、鳥が侵入してフンを落とさないよう対策できます。

ベランダ用の防鳥網は、外から見た時に目立ちにくい地味な色合いの製品が多いです。防鳥網がより目立たないようにしたい方向けに、透明なタイプの販売もあります。

また、目立たない防鳥網を取り入れれば、部屋の中からの眺めを損ねずに設置が可能です。糸がやや太めに作られている製品を選べば、近くを飛んでいた鳥がネットに絡むケースもないように対策もできます。

ゴミステーション用の防鳥網は鳥のくちばしが入り込まないように目が細かく作られているのが特徴です。カラス対策として黄色いカラーを取り入れ、カラスにとって中のごみ袋が見えづらい状態にできる製品もあります。

また、ゴミステーション全体を覆うために、大型の製品が多いのもポイントです。長期的に使うために、網目には穴が開きづらい頑丈な素材が使われているものを、選ぶのがおすすめです。

家庭菜園用の防鳥網はさまざまなスペースに対応できるようサイズの種類が豊富にあります。あらかじめ設置したい場所の面積を測っておくと適した防鳥網を選びやすいです。また、製品によっては鳥以外に小動物による食害を防ぐためにも役立つ網もあります。

設置場所よりも大きすぎる防鳥網を買ってしまうと網が余りぴんと張りづらくなるので注意しましょう。カットして使える製品がおすすめです。

防鳥網の糸の太さをチェックすれば、糸が破れにくいか・鳥が絡まないかを確認できます。太目の糸を用いた防鳥網であれば、カラスといったパワーがある鳥に対しても破損せずに設置しやすいです。

また、鳥が細い糸に絡まってしまうと逃すのに苦労したり、網へのダメージが蓄積しやすくなったりします。定期的に買い替えるコストを抑えるためにも糸の太さはしっかりチェックしましょう。

網目の大きさを確認すれば、どの鳥の対策ができる網なのかを判断できます。対象の鳥の種類の記載があれば、より具体的に使う際のイメージが湧きやすいです。

具体的には、ハトやカラスなどの大きい鳥の侵入防止には40mm程度の大きさの網を、ムクドリやスズメなどの小さな鳥理の対策には30mm未満の大きさの網を選びましょう。ただし、網目が細かすぎると通気性や視認性が損なわれる点には注意が必要です。

防鳥ネットは透明・有色の2タイプに分かれます。できるだけ目立たないように設置したい場合は透明タイプがおすすめです。透明タイプは外から目立ちにくくするだけでなく、内側から見た時にも圧迫感を減らせます。

ただし、透明な網を全面に張ると鳥が気付かずに突っ込んでしまう可能性があるため、網が太く絡まりにくい網を選びましょう。有色タイプでは黒が目立ちにくい点でおすすめ。ちなみに、人気が高いのは緑色です。

結び目がある防鳥網はよりほつれにくく、長期的に使っても劣化しづらい魅力があります。結び目がある防鳥網の中にはカットして好きなサイズにして使えるものもあり、設置場所に合わせやすいのがメリットです。軽さも重視したい場合は、網目の交差部分が融着されているタイプを選びましょう。ほつれづらく軽い防鳥網として活躍します。

防鳥網の耐用年数は3年から5年が一般的ですが、紫外線がよく当たる場所・雨が入り込みやすい場所では劣化しやすくなる場合もあります。屋外に常時設置する使い方を検討している際には、ポリエチレン素材が採用された耐用年数が長い防鳥網を選びましょう。

また、ベランダ用の製品を家庭菜園用に使うなど、対応していない用途に用いると耐用年数よりも早く劣化してしまうケースがあります。必ず用途に適した製品を選んでください。

鳥からの侵入・被害を防ぐための防鳥網ですが、火事や災害が起きたときに逃げ道を防いでしまったり、すぐに逃げられなかったりする設置方法は危険です。たとえばベランダに設置するなら、取り外しが簡単にできる張り方にしておきましょう。

そして万が一火災が起きても燃えにくい材質の防鳥網を選んでおけば、燃えにくいので災害時に役立ちます。防鳥網を購入する際には、燃えにくい「難燃材」が含まれている防鳥網を選ぶのがおすすめです。いつ起こるか分からない火災・災害には日ごろから備えておきましょう。

日本マタイはマルソルといった通販サイトで、園芸用品を専門に取り扱っているメーカーです。さまざまなサイズの防鳥網を販売しているので、より自身の用途に適したアイテムを探しやすいメリットがあります。また、農業用の丈夫な防鳥網も購入できるため、本格的な用途に役立てたい方にもおすすめです。園芸用品を1つのメーカーで揃えられます。

ミツギロンは家庭用品をメインに販売するメーカーで、プラスチック素材を用いた防鳥網を販売しています。カラス博士と称される教授と共に開発されたごみ用のネットも購入でき、家の周りの環境美化につなげやすいです。

家庭用の価格設定が安い防鳥網を探している方に特に適したメーカーでもあります。設置しやすい防鳥網がほしい場合にもおすすめです。

ダイオ化成は日本で初めて化学繊維を用いた網戸用防虫網を販売した歴史があり、古くから防鳥網の販売を行っているメーカーです。網を用いた工業・農業用品も販売していて、屋外でも安心して設置できる丈夫さが魅力です。また、網のサイズ縫製やハトメ加工を1枚から注文でき、製品についても問い合わせて確認できるのが強みです。

フジナガは法人・個人向けの鳥害対策アイテムを提供している専門メーカーです。ハト・カラスに効果の高い建物向け防鳥ネットが有名で、防炎タイプ・ステンレスタイプを取り扱っているのも高ポイント。日差しの強いバルコニーでも劣化しにくい防鳥ネットをお探しの方にぴったりです。

100均ショップのダイソー・セリア・キャンドゥで手に入る鳥よけグッズを紹介します。

【ダイソー】

• ぶらぶら猫おどし
• 鳥よけイーグル
• 鳥よけネット
• 防鳥ネット
• 鳥よけCD

ダイソーにはいろいな種類の防鳥ネットが販売されています。鳥が嫌がる猫やイーグルをモチーフにしたぶらぶら猫おどしや鳥よけイーグルはぶら下げておくだけの防鳥ネットです。マンションなどでは鳥による糞被害にも効果があります。

防鳥ネット・鳥よけネットのようなスタンダードなネットタイプは、入ってほしくない場所に設置するだけでなく家庭菜園の防御にも使えます。CDタイプはキラキラと光る特徴を活かして鳥を防ぐアイテムです。軽くて扱いやすい点がメリットです。

【セリア】

• 防鳥ネット
• レインボー風車

セリアではスタンダードなネットタイプのほかに、風車タイプが販売されています。CDタイプと同じでキラキラと光る力で防御した上、風車なのでクルクルと回るため鳥を遠ざける効果があります。

【キャンドゥ】

• 鳥よけ4枚入り

キャンドゥでは鳥をモチーフにしたものを麻の紐にぶら下げるタイプの防鳥ネットが販売されています。鳥の部分は鳥の嫌がるキラキラと光る材質です。CDのような無機質なデザインでなく、鳥がモチーフなのでかわいいデザインがメリットです。ビニールひもではなく麻の素材の紐がおしゃれにしてくれます。

天井に張りたい場合、カーテンレールを設置してぶら下げれば手軽に防鳥網を配置できます。カーテンレールにランナーを配置し、防鳥網を通して取り付ければ、使わない時にはたたんでおけるので便利です。

天井から吊り下げる開閉式の防鳥網を張れば、換気を確保しつつ鳥の侵入を防ぎやすくなります。より安価に済ませたい場合、耐久性は下がりますがワイヤーにリングを通して防鳥網を取り付けるのも1つの方法です。

ベランダにネットを張る場合、ケーブルクリップを天井と横壁部分に強力タイプの両面テープを用いて取り付ければ、四方からぴんと防鳥網を張りやすくなります。ケーブルクリップは狭い間隔で配置するように意識すれば、クリップ1つにかかる負担を減らせます。

賃貸のベランダに張りたい場合は、ケーブルクリップではなく長いつっぱり棒を用いてフックに防鳥網を吊り下げましょう。天井や横壁を傷付けづらくなります。

ブルーベリーなどを栽培している、屋根がない果樹・菜園に張る場合は、支柱を立てて果樹よりも高い位置から防鳥網を張るようにします。高さがある果樹に対しては、支柱を四方に立ててから紐を括り付ける手順を挟み、被せるように防鳥網を張ると、網がたわまないように設置可能です。

菜園にトンネル状に防鳥網を張りたい場合には、トンネル用のポールを用いてアーチを作ってから防鳥網を張るようにしましょう。

地域のゴミステーションに防鳥ネットを使用する場合のポイントを見ていきます。

1. 網の目が細かいものを使用する
2. 防鳥ネットを固定する
3. サイズはゴミの量に合わせる

防鳥ネットの網の目は5mm以下のものがおすすめです。網目が大きいとカラスのくちばしが入り、小動物も網の間を抜けてしまいます。防鳥ネットを設置したら風にあおられたり、下から入ってこないように縁に錘を置くなどし、固定してください。

防鳥ネットの大きさはゴミがはみ出ないようなサイズにします。ゴミを出す世帯が少ない場合は、小さいものにすれば取り扱いがしやすくなります。

手間をかけずに確実に網を張りたい方は、業者に頼んで張ってもらうことも可能です。その際の価格は約2万円と、コストがかかります。防鳥網を自分で張る場合は5千円以下で済むので、コスト重視の方は、自分で張ったほうが費用は安くなります。

防鳥網に鳥よけテープを併用すれば、防鳥効果をさらに高められます。使用方法はとても簡単で、網を張った付近に、テープを垂らすだけです。好みの長さに切ったり、CDなどに貼ったりしてもいいですね。カラスが嫌いな成分を使用したテープも販売されています。

防鳥網をしっかり固定して、鳥害対策をしましょう。防鳥網は防鳥網の糸の太さ・網目の大きさ・透明タイプか・結び目の有無・耐用年数をチェックして選ぶのが大切です。自身の用途に適した防鳥網を活用し、鳥の侵入やついばみを防ぎましょう。