バンコンキャンピングカー人気おすすめ10選｜普通車サイズや普段使いにも！

バンコンキャンピングカーは、市販のバンタイプの車やワンボックスカーをベースに作られています。見た目は普通の車と同じです。しかし、内装はキャンピングカーになっているので、車内でキャンプを楽しめます。

バンコンキャンピングカーは普段使いの車としても利用でき、価格も比較的安いので人気が高いです。しかし、中には「バンコンキャンピングカーを購入しなければよかった」と後悔する声もあります。なぜバンコンキャンピングカーには賛否両論の意見があるのでしょうか。

バンコンは運転しやすく、快適に過ごせるキャンピングカーです。目的や選び方を間違わなければ、後悔せずに快適なキャンピングカーとして利用できます。今回はバンコンキャンピングカーの魅力やおすすめ車種10選を紹介します。レンタルや中古に関しても解説します。

バンコンキャンピングカーは、ハイエース・ワンボックス・ミニバンなどを改造（コンバージョン）したキャンピングカーです。ベース車のバンに、キッチンやベッドなどの設備を取り付けて、キャンピングカーに改造してあります。

一般的なキャンピングカーのキャブコンに比べて、バンコンキャンピングカーは走行性・機動力が優秀で強度・安全性も維持できます。運転がしやすく、普段使いもできるのでキャンピングカー初心者におすすめです。

バンコンキャンピングカーの値段は、ベース車・カスタム内容・搭載エンジンによって異なります。車中泊をメインとした一番シンプルなもので400万円程度、カスタムにこだわった8ナンバーなどは500万円～650万円程度が目安です。当然ながら、装備の快適さを追求すればするほど価格の幅が広がります。

バンコンキャンピングカーは見た目が乗用車と変わらないので、街中でも気軽に運転できます。買い物や送迎など日常生活の中でも活躍してくれます。1台でアウトドアにも普段使いにもできるので、別の乗用車を購入する必要はありません。費用の面でも負担が軽いのが、バンコンキャンピングカーならではの特徴です。

キャンピングカーは、ベース車によって価格は異なります。キャブコンタイプの相場は500～1,000万円、バスコンタイプの相場は1,000万円～です。バンコンタイプは200～700万が相場なので、キャンピングカーの中で最も手が出しやすい価格です。

キャブコンとバンコンの違いは、ベース車の違いです。バンコンはバンやワンボックスをベース車にしているのに対し、キャブコンのベース車はトラックです。キャブコンを安全に運転するには、速度を抑える必要があります。

キャブコンは高さも充分にあり快適に過ごせますが、乗用車としては向いていません。キャンピングカーのベース車としては、バンコンがおすすめです。

「3」「5」ナンバーは、座席を横向きにできないのが共通点です。2017年から法改正がなされ、横向きのシートは座席として認められません。普通乗用車扱いになっているのも、もう1つの共通点です。普通乗用車なので、レイアウトが限られます。「3」「5」ナンバーの違いは、車のサイズや排気量によって決められます。

8ナンバーは、特種用途車両に分類されます。税金では優遇措置がとられ、他のナンバーよりも車税が安いです。しかし任意保険の種類が少なく、一定の条件を満たさないと8ナンバーを取得できません。構造用件は以下のとおりです。

• 天井高1.6m以上のキッチンを装備
• 乗車定員の1/3以上の就寝スペースの確保

サイズも小さく座席の配置替えもできないバンコンキャンピングカーに、トイレやお風呂をつけるのは難しいです。しかし、バンコンキャンピングカーはどの駐車場にも駐車可能なため、コンビニ・スーパーなどトイレのついている施設を利用できます。

お風呂は銭湯や温泉を利用して汗を流す方もいます。就寝スペースの確保が難しいバンコンキャンピングカーの設備は、最低限度のものしかついていません。目的地の周りに温泉や銭湯をあるかチェックしてください。

バンコンキャンピングカーのベース車両は、1t積み、750kg積みの商用バンを使ったものもあります。大きなサイズのバンコンを使ったキャンピングカーは、駐車スペースを確保するのが難しく、普段使いができないようです。

また、立体駐車場には高さ制限があるので、ライトバンや軽ワゴンをベースとしたバンコンキャンピングカーをおすすめします。

購入前は「キャンピングカーを買ったらキャンプや釣りを楽しみたい」と想像が膨らみます。以前からアウトドアで楽しんでいる方なら、手軽に購入できるバンコンキャンピングカーはおすすめです。しかし、日頃からアウトドアを楽しんでいない方は、キャンピングカーを購入しても使う機会は少ないかもしれません。

中には一度使っただけで満足する方もいます。

ベース車によっては居住スペースを確保できないものもあります。就寝スペースが狭いと、長期間の車中泊には適しません。また、収納スペースが少ないため、荷物が多いと居住スペースが狭くなります。さらに、バンコンはキャブコンよりも車高が低いため、車内ではひざを曲げて過ごす必要があります。

バンコンはナンバーによって、車内のレイアウトに制限が設けられています。「8」ナンバーは自由にレイアウトできます。また、法改正によりシートを横向きにすると、座席として認められなくなりました。自由にレイアウトできない「3」ナンバーのバンコンキャンピングカーは使いにくい場合があります。

バンコンのボディは熱伝導率が高い鋼材や鉄が使われているので、外の気温に影響を受けやすいのがデメリットです。スライドドアを開けたときの面積が大きいため、乗降車する際は必ず車内の空気が一気に逃げます。夏場は特に注意が必要で、ドアを開けただけで車内の温度が上昇し、より暑さを感じやすいです。

車中泊利用を行うなら商用バンをベース車に選んでください。商用バンは使い心地や走行性に優れているので、長距離移動に向いています。車内が広い車種を選ぶのがおすすめです。トヨタのハイエースや、日産キャラバンが向いています。この2つはベース車としての人気も多く、サイズも豊富です。

アウトドアだけでなく、普段使いの車としても使えるのがバンコンキャンピングカーの特徴です。小回りの利くライトバンや軽ワゴンなら、送迎や買い物にも使えるためとても便利です。ただし、このタイプのキャンピングカーは1～2人での利用となるので、大人数で使用する場合にはおすすめできません。

夏場以外にもアウトドアを楽しみたいなら、FFヒーターが装備されているベース車を選びましょう。エンジンを止めても使えるので、エアコンよりも短時間で車内を温めてくれます。冬場のアウトドアでも、夏とは違う楽しみ方ができます。しかし、寒いからといってエンジンをつけっぱなしにするのは危険です。

アウトドアでは自宅のようにコンセントもないので、携帯やタブレットを充電できないのが困ります。そんなときにはシガレットヒーターに挿しこみ、走行充電できる充電器がおすすめです。現在では、普段使いの乗用車で利用している人も多いです。走行充電器はACアダプタータイプのものを選べば、自宅でも充電できます。

ベンチレーターは、自然換気を行うものです。車内にこもった食べ物の臭いや、春先に少し暑さを感じるときに活躍します。バンコンキャンピングカーは太陽熱を逃がすのが苦手なので、ベンチレーターで一気に熱を排出させましょう。もちろん開閉自由なので、必要なときに換気が行えます。

キャンピングカーの乗車定員は、ベース車の乗車定員とは異なります。キャンピングカーの乗車定員と就寝人数にも違いがあります。多くの場合は乗車定員よりも就寝人数の方が少ないです。カタログにも記載されているので、必ず確認してから購入してください。軽ワゴンをベースにした乗車定員・就寝定員は以下のとおりです。

• 乗車定員は軽自動車と同じ4人乗り
• 就寝定員は2～3名

最近はではアウトドアを楽しみたいときだけ、キャンピングカーをレンタルしている方もいます。購入する前にレンタルするのも、おすすめです。バンコンタイプのレンタル料は1泊2日で14,000円前後なので、ぜひ検討してください。

本格的なバスコンキャンピングカーも18,000円前後でレンタルできます。長期休暇や週末はレンタル料が高くなるので、平日に利用するのがお得です。

バンコンキャンピングカーを安く購入したいなら、中古もチェックしましょう。中古で購入すれば、新車と比較して数十万円～100万円ほど低価格で購入できる場合が多いです。人気車と不人気者の価格さもあまりないので、人気車でも安く購入できます。

中古ならFFヒーター・ソーラーパネルなどのオプション装備込みで安い車が多く、納車までの期間が短いのもメリットです。ベース車が一般的な乗用車より耐久性が高いので、中古でも整備すれば長く乗れます。

バンコンキャンピングカーはスーパーで食材を購入し、そのままキャンプ場で釣りやバーベキューが楽しめるのが魅力です。春～秋までアウトドアを楽しんでいる方なら、普段使いもできるバンコンキャンピングカーがおすすめです。