チェーンソーのおすすめ17選｜充電式＆電動など！使用感最強で評判が高いものは？

山林業・DIYにチェーンソーは欠かせない工具です。庭木の枝打ちや薪作りなど、家庭でも役立つ機会がたくさんあります。ノコギリでは切断するのが大変な太い木材でも簡単に切断できるため、木材を扱うなら持っておいて損はありません。

しかし、チェーンソーには動力の種類や大きさなどさまざまな種類があります。搭載されている機能も違うため、何を基準にモデルを選べばいいか悩みますよね。またチェーンソーを扱うには、資格がいるのか気になっている人も多いとおもいます。

そこで本記事では、チェーンソーの種類や選び方を初心者にもわかるようにまとめました。また、資格の有無・チェーンソーのデメリット・人気商品の評判なども解説します。さらに、小型の電動タイプや最強の充電式ハンディチェーンソーも紹介するので、製品選びに役立ててください。

電動チェンソーは電源に接続して使用するチェーンソーです。本体が軽量で女性でも扱いやすく、初心者向けです。また、燃料を補給したりバッテリーを充電・交換したりする手間がないため、思い立ったときにすぐに使用可能です。

排気ガスもないため屋内のような換気しにくい場所でも使用でき、音も比較的静かです。しかしコードが届く範囲でしか使用できないのがデメリットです。作業中もコードが邪魔になって作業に集中できないかもしれません。

チェーンソーはエンジン式が一般的です。パワフルなモデルが多く、排気量の多いモデルは他の動力では出せないくらい高いパワーを持っています。燃料が補給できるなら長時間の作業も可能で、大量の木材を切る人におすすめです。

しかし、エンジンを搭載している分重量があり騒音も大きいため、扱いにくいのがデメリットです。燃料の準備が必要で、安全に配慮して保管する必要があるため、慣れていない人は注意しましょう。また、排気ガスが出るので換気や環境への配慮も必要です。

充電式チェンソーはバッテリーを搭載しているチェーンソーです。電源不要で、取り回しに優れています。振動や騒音も少ないため快適に作業でき、排気ガスが出ないので屋内での使用もおすすめです。

しかし、エンジン式のようなパワフルなモデルがありません。また、バッテリーを搭載している分本体が重いのもデメリットです。また、電動チェンソーと比べると価格も高く、長時間作業をしたいならバッテリーを複数購入する必要があるため初期費用がかかります。

多くのメーカーでチェーンソーは「プロ向けモデル」と「一般向けモデル」で分かれています。プロ向けモデルは一般向けモデルより高性能で、長時間の作業・ハードな使用にも耐えられるのが特徴です。プロ向けモデルの特徴を紹介します。

【特徴】

• 防振性能が高い
• 耐久性も高い
• メンテナンスが簡単にできる
• 排気量が多く、パワフルな作業ができる

価格が高いのがデメリットです。DIYや庭の手入れなどで年数回しか使わない人はオーバースペックな場合が多いです。自分の使用頻度を考えてどちらを購入するか決めましょう。

小型チェーンソーは庭木の枝打ちのような軽作業におすすめです。コンパクト・軽量で作業しやすく、チェーンソーの使用経験が少ない人や初心者向けを探している方におすすめです。小型チェーンソーを購入するなら充電式がおすすめです。バッテリーを含めても軽量で使いやすく、コードがなく排気ガスも出ないため快適に作業できます。

中型はパワフルなチェーンソーを使いたい人におすすめです。大体の木は問題なくカットでき、重さと性能のバランスが優れています。庭での作業から山林での使用まで幅広く使えるため、ある程度チェーンソーの扱いに慣れているなら中型を購入しておくと便利です。

ラインナップが多いので、使用場所に応じた動力のタイプを選べます。電源が近くにあるなら電動式を、電源を確保できない場所でも作業をしたいならエンジン式を選びましょう。

業者の人や大木を切る必要がある人は大型チェーンソーがおすすめですが、重くてパワフルなため初心者が扱うのは危険です。チェーンソーの扱いに慣れるまで使用するのは避けましょう。大型チェーンソーを使うならパワーが出るエンジン式がおすすめです。大型が必要になるケースは屋外が多いため排気ガスや騒音も気になりません。

チェーンソーのハンドルには「トップハンドル型」と「リアハンドル型」の2つがあります。それぞれのメリット・デメリットを紹介するので、自分に合うハンドルのモデルを選びましょう。

本体上部にハンドルがついているタイプです。小型のチェーンソーに採用されているハンドルで、取り回しがよく軽作業に適しています。コンパクトなタイプが多いので、女性や初心者向けです。DIYや庭木に使用するならトップハンドルのモデルがおすすめです。力を入れにくい持ち方で、太い木を切るのには向いていません。

本体後部にハンドルがついているタイプです。中・大型のチェーンソーに採用されている場合が多く、力を入れやすいため太い木を切るのに向いています。トップハンドル型に比べると細かい作業には使いにくく、DIYや枝打ちでの使用には向いていません。

切断する材料の長さに合ったガイドバーの長さを選ぶのも重要です。ガイドバーの長さと同じくらいの切断長だと負担が大きいため、ガイドバーの長さは切断する材料より長めのものを選びましょう。ガイドバーを交換できるモデルなら、切る材料に合わせたガイドバーを使用できます。

【ガイドバーの特徴】

チェーンソーを使って丸太を切断する際は、下に向かって動かすことが多いため、ある程度の重量があるほうが楽に作業できます。しかし、自分に合わない重量のものを選んでしまうと、正しい姿勢で扱いづらくなって危険です。

購入する前にはできるだけ商品を手に取って重量を確認し、使いやすい重さのものを選ぶと失敗しません。

チェンソーにはオレゴン社製のチェーンが使用されており、種類は21BPX・25AP・73LP/LPX・90PX・91PX・91VXL・95TXなどがあります。チェーンの仕様で使用する分野が変わるので確認しておきましょう。

チェーンソーを選ぶ際には、チェーンスピードも確認しましょう。チェーンスピードが高速であると、切断スピードやパワーに優れていますが、騒音レベルも大きくなるというデメリットがあります。

逆に低速なチェーンスピードは、騒音レベルを抑えやすく住宅街などでの使用に適していますが、切断スピードやパワーが落ちることにも注意しましょう。

安全機能として大切なのがチェーンブレーキです。事故を防ぐためにも、チェーンブレーキが装備されたチェーンソーを選ぶようにしましょう。

チェーンソーを使用中に予期せぬキックバックが発生した場合など、緊急時にはハンドガードを前方に押すことでチェーンブレーキを作動できます。チェーンブレーキが装備されていないチェーンソーでも、ハンドガードはついていますが回転を停止する機能はありません。

チェーンソーは使用すれば汚れていくため、定期的なお手入れが必要になります。そのため、お手入れのしやすさも選ぶ際に重要です。カバーを外す際に工具類を必要とせず、ナットが落ちないタイプはスムーズにお手入れが可能になります。

また、チェーンの張り具合を調整する際も、調整するネジの部分が回しやすい場所にあるかどうかがチェックポイントです。正面に調整ネジがあれば操作がしやすいので、選ぶ際の参考にしてください。

充電式のチェーンソーのバッテリーの電圧をチェックしましょう。充電式チェーンソーのパワーとガイドバーの長さは、パッテリーの電圧にほぼ比例します。14.4Vならガイドバーの長さは100mmほど、18Vは100〜250mm、36Vは250〜400mmに対応しています。切断するものに合わせて電圧を選びましょう。

また、すでにバッテリーを持っている方は、手持ちのバッテリーが使用できるモデルを選ぶのをおすすめします。メーカーや電圧などを確認して購入しましょう。

スチールは世界中で人気のトップメーカーです。ドイツのメーカーで、日本でも愛用者がたくさんいます。エンジン式だけでなく電動式のラインナップも豊富です。スチールの製品は高品質・高耐久ですが、対面販売しかしていないため、Amazonや楽天で購入できないのがデメリットです。

造園機器や農林機器の老舗メーカーです。小松ゼノアと合併したため、社名が「スクバーナ・ゼノア」になっています。環境に優しい製品が多く、静音性や排出ガスの少なさを重視したい人におすすめです。シンプルで、メンテナンスのしやすさ・切れ味・耐久性も優れています。

共立と新ダイワはやまびこのブランドです。共立は日本向けのブランドで、プロ用モデルからDIY用モデルまで充実しています。新ダイワはカラーリングやロゴが違うだけの共通モデルも多いです。品質が高くコスパに優れたモデルが欲しい人におすすめのメーカーです。

マキタは、愛知県に本社を置く総合電動工具メーカーです。2021年に満充電時のバッテリー電圧が40Vのハイパワーな充電式チェーンソーを発売しましたが、2022年にエンジン式のチェーンソーや草刈り機の生産を終了すると発表しています。

充電式チェンソー「MUC254DZ」は、23mLのエンジン式チェーンソーと同等の使用感を実現しているとされています。さらに、標準モードに加えて太枝モードを搭載し、太い枝でもØ100mmまでの高速切断が可能です。

使用頻度が少ない方には、チェーンソーのレンタルサービスを利用するのをおすすめします。エンジン式・充電式・サイズなどその時々の目的に合ったものを選べるのがメリットです。

カインズなら、電源コード式のチェーンソーが1泊2日で1,500円でレンタル可能です。公式サイトから簡単に申し込めて、自宅から近い店舗で受け取れます。

チェーンソーは危険な工具なので、扱うのに資格がいるのか気になる人もいますよね。基本的に自宅でチェーンソーを扱うときは資格・免許は不要です。DIYや枝打ちなどに使用したいならチェーンソーを購入するだけで問題ありません。

チェーンソーを使った作業を仕事・業務にする場合は、特別教育を受ける必要があります。しかし、試験やテストはなく、学科・実技の講習を受けるだけでいいためハードルは高くありません。

チェーンソーの手入れの仕方を紹介します。毎回分解してメンテナンスをする必要はありませんが、できる限りこまめに行いましょう。故障するのを防げて、長期間愛用できます。

1. 使用前にチェーンオイルの補充をして焼きつきを防ぐ
2. 使用後は本体の内外に付着している切りクズを取り除く
3. 専用の棒やすりを使ってソーチェーンの目立て(研磨)を行う

ソーチェーンの目立ては、切れ味が落ちていると感じたら行いましょう。2、3回研ぐだけで十分切れ味がよくなります。しかし、誤った目立てをすると刃がダメになるので注意してください。

チェーンソーがあれば大きな木材もカットできるため幅広い作業ができます。DIYでも活躍する場面がたくさんあるので、使いやすいモデルを1台持っておくと便利です。チェーンソーを使用するときは保護具を着用して、安全に配慮して作業しましょう。