【2024年最新】香油のおすすめ12選｜使い方・作り方も解説！

髪の毛や肌のお手入れに使うと、とてもいい香りがすると人気なのが香油です。香油はアルコールを使っていないので、肌に優しいのが特徴です。香油は油脂の中にエッセンシャルオイルや香料を加えたもの。用途としては、ボディに使うものと香り付けのためにポイント使用するものがあります。

自分好みの香りに包まれれば、とてもいい気持ちで1日を過ごせます。しかし、どんな種類の香油があるのか、どうやって選べばいいのかわからないという声もあります。そこで今回は、自分にぴったりの香油を選ぶ方法とおすすめの香油を12選紹介します。

また、香油は自分で簡単に作れるので、その作り方も紹介します。香油を生活の中に取り入れて、素敵な香りに癒されましょう。

香油と似たアイテムといえば、香水やアロマオイルです。香油と香水・アロマオイルの違いを解説します。

香油はアルコールを使っておらず、直接肌や髪に付けられるのが特徴です。さまざまな香りがするエッセンシャルオイルを天然油脂に混ぜて作られているので、美容目的での使用がメインです。オイルの保湿効果で、髪や肌を乾燥から守ってくれます。香りが長く続くのも香油の特徴なので、いい香りと美容の両方気になる人におすすめです。

香油が最初に誕生したのは、古代メソポタミア・エジプト時代だといわれています。古代エジプトでは、ミイラが腐らないよう香料を防腐剤代わりに使っていました。また、古代エジプトの人々は部屋を香りで満たすだけでなく、体からいい匂いがするように香油を塗っていたそうです。

その香油がエジプトからギリシャへ伝わって、エッセンシャルオイルができるきっかけになりました。香油はクレオパトラにも愛用されていたアイテムだと伝えられています。

香水はアルコールを使っているため、揮発性が高いのが特徴です。香水のボトルはミストのように使えるものが多く、広範囲に香りを広げられます。ただし、敏感肌の人の場合は肌に直接付けると、アルコールの刺激によって肌が荒れる恐れがあります。また、香水はアルコールが揮発する際に香りが飛ぶため、長い時間香りを維持するのが難しいです。

精油はアロマオイルやエッセンシャルオイルとも呼ばれていて、純度がとても高いです。そのため肌に直接付けると、刺激が強すぎて肌荒れの原因となります。肌に直接つける場合、濃度が1%以下の精油である必要があります。

アロマオイルとエッセンシャルオイルの違いは、天然の香料のみで作られているかどうかです。天然香料にこだわりたい人は、エッセンシャルオイルを選びましょう。

初めて香油を使う際は、手首や首筋などの目立たない場所に使いましょう。初めて使う香油が肌に合うかどうかは使うまでわからないので、いきなり顔に使うのは避けてください。おすすめの使い方は、香油を1滴程度肌や髪の毛に広げることです。

髪や肌に香油をつけると、保湿効果を得られます。香油は少しずつ香りが広がり、長続きするので付けすぎないように注意しましょう。肌に直接つけるのに抵抗がある人は、服につけるのがおすすめです。

香油の選び方を紹介します。香り・用途・オイルの種類の3点に注目して選ぶと、自分にぴったりの香油に出会えます。

香油の香りには、大きく分けて3種類あります。フローラル系・シトラス系・オリエンタル系の中から自分が心地いいと思うものを選びましょう。

フローラル系の香油は、甘い香りが多いのが特徴です。有名なのはローズやジャスミンなどです。天然香料を使っている香油は、1滴のオイルを抽出するのに多くの花が必要になります。例えば、ローズなら50個もの花びらを使ってようやく1滴のオイルが取れます。

高級な香りのローズは、心を癒す効果が期待できます。フローラル系の香りは女性らしさを出したいときにおすすめです。

シトラス系の香りは、レモンやオレンジなどの柑橘類の未完熟の実から抽出します。柑橘系の爽やかな香りが特徴で、甘い香りが苦手な人におすすめです。シトラス系の中でも男女共に人気なのが、ベルガモットの香りです。

男女どちらにも合う香りで、気分を一新したいときに向いています。また、性別や人を選ばない香りなので、家族で使いたい人にもおすすめです。

オリエンタル系の香りは、個性的なイメージが強くスパイシーなものが多いです。有名なのは、サンダルウッドで、アンバーやバニラがブレンドされていることが多いです。フローラルやシトラス系の香りに飽きたときや、少し気分を変えたいときにおすすめの香りです。

香油には、ボディ用とポイント用があります。それぞれのおすすめの用途を紹介します。

ボディ用の香油は、伸びがよく塗りやすいのが特徴です。肌と髪両方に使えるので、全身のケアができる便利なアイテムです。ボディ用の香油を選ぶ際は、香りだけでなくベースオイルの効果効能にも注目してください。

後ほど紹介しますが、ベースのオイルに何を使っているかで美容効果が変わってきます。ただし、顔に使えるかどうかは商品によって変わりますので、取扱説明書を確認してください。

ポイント用の香油は、香水感覚で使うものです。手首や首筋などの動脈の上に1滴垂らすと、より香りを長く楽しめます。ポイント用は1つの内容量が少ないので、香りだけを重視して選んでください。なお、香油は香りが長続きするものなので、付けすぎには注意しましょう。

香油のベースに使われているオイルの種類によって美容効果が変わります。主に使われているのは、ホホバオイル・アルガンオイル・米ぬか油・ナッツ系オイルの4種類です。1つ1つ解説します。

ホホバオイルは、肌の弾力と潤いを保ってくれます。ホホバは砂漠地域に多く生息する植物で、高温にも乾燥にも強いのが特徴です。そのため、オイルにしても劣化しにくく安定しているため、長期間保存が可能です。

ホホバオイルは、肌の角質層に元々含まれているワックスエステルという成分を多く含みます。そのため、肌のハリや乾燥が気になる人におすすめです。

アルガンオイルは、天然のオレイン酸とビタミンEが豊富に含まれているので、保湿力がとても高いです。オイルですが、ベタベタせずさらさらしているのが特徴で、髪の毛に使うのがおすすめです。乾燥肌の人に向いていますが、オレイン酸がニキビの原因となる可能性があります。そのため、少し使ってニキビができたらすぐに使用を中止してください。

米ぬか油は、紫外線が原因の乾燥対策にぴったりです。色々なオイルがありますが、米ぬか油だけに含まれているγ-オリザノールが、紫外線を吸収してくれるという報告があります。

紫外線は肌を劣化させるので、外で仕事をする人やアウトドアが好きな人は米ぬか油を使ったものがおすすめです。そのほかにも、トコトリエノールやフェルラ酸などが含まれているので、保湿力重視の人にぴったりです。

ナッツ系オイルには、アーモンドオイル・ひまわりオイル・ククイナッツオイルがあります。ナッツ系オイルは共通して保湿力が高いのが特徴で、それぞれの特徴は以下のとおりです。

• アーモンドオイル…ビタミンE・オレイン酸が豊富。抗酸化作用が強い
• ひまわりオイル…ビタミンE・ビタミンAなどが豊富。皮脂のバランスを整えてくれる
• ククイナッツオイル…リノール酸・α-リノレン酸・ビタミン類が豊富。保湿力が高い

香油を手作りする際は、ベースオイルと精油を用意しましょう。作り方は以下を参考にしてください。

• ビーカーに精油を8滴程度入れる。ブレンドする場合は合計8滴になるようにする
• 好みのベースオイルを入れる
• 精油はオイルとのバランスが2%以下になるように調節する
• 好みの容器に入れれば完成

精油の使用量は2%までと決められていますが、お肌が弱い人は少なめにするのがおすすめです。精油は刺激が強いので、肌に刺激を感じたら薄めるか使用を中止してください。

香油はベースのオイルによって美容効果が変わります。好きな香りの香油を肌や髪に使うことで、美容効果だけでなく癒し効果も得られます。自分にぴったりの香油を選んで、肌や髪をきれいにケアしましょう。